YUKI

言語、言語で表現できることすべて

にわかアドレリアンの群れ

2016-03-01 23:31:45 | Weblog
ギリシャ哲学の研究者であるという
岸見一郎によるアドラーネタの本が売れている。

かれこれ15年以上前、アドラーにたどり着き
専ら野田俊作の著作に親しんできた者にとって
この現実は隔世の感がある。

云うまでもなく、アドラーは大家であり巨人なのであろう。
その全貌は本人にもよく把握できていないというか
学者的な体系を求めた人ではなく実践家であったようだ。

当人の著作を読んでも、よく分からないのである。

ソクラテスやキリストのように、
弟子がまとめた著作に見られるアドラーの方が
「生きて」いるのである。

私自身、仏教(日蓮宗)に生まれた時というか
生まれる前からどっぷり浸かっているので
偉大な思想と仏教の類似性に思いを馳せたものであるが…

一言、云いたい。

何それ?と異端視扱いされてきて無視され続けた
15年以上の歳月にわたる苦しみは、
「にわか」には分かるまい!

アドラー心理学の基礎 (Adlerian Books)
クリエーター情報なし
一光社
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