YUKI

言語、言語で表現できることすべて

「答え」を求めて

2007-05-21 23:41:41 | Weblog
日本における学校教育は「正解主義」一辺倒ですね。
あらかじめ「答え」が用意された問いの答えに
いかに速く正確に到達するか!!
クイズ王決定戦みたいなものです。

この「正解主義」の反動で高校入試なんかでは
「何を書いても正解」とせざるを得ないような
くだらな~い問題も見うけられます。

「答え」って日本人にとっては「呪縛」なのかも知れません。

私が「人生の答え」を意識させられたのは 井上陽水の歌にある一節
残念ながら曲名が特定できませんが…
「答えが出ずに 生きてることはため息だけの生活」
まさに、時代の閉塞感を先取りしてますなぁ。

「答え」の呪縛から抜け出せたのは Wittgenstein のおかげです♪
彼は非常に論理的に、次のような主旨のことを述べています。

「問いがなければ、答えはない」
「うまくできた問いは、答えを既に含んでいる」
「人生の問題は解決しない。無意味なものとして消滅するだけだ」

うまく問うということは、正しく考えるということに他なりません。
また、問いの意味は、文字通りの意味とは違うのです。
たとえば、「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いが
「私は淋しい!!」というメッセージだったりしますねぇ。

さて、UVERworld endscape 『地球へ』オープニング曲
歌としては非常によいのでしょうが
「ねぇ…答えはないよ」が歌い出しです。
まぁ『地球へ』はいくら名作とはいえ、既に大昔の物語ですものね。

The animation ジャイアント・ロボ では
最終話 梁山泊師範の台詞に、こういうのがあります。
「問うことにこそ意味がある」
問うことが生きることとすれば、しかしど~も無目的な感じが残ります。

『答えはそういつもここにある』

これは天元突破グレンラガンのオープニング曲
『空色デイズ』の歌詞♪
正しい認識と強い意志を感じさせる言葉です。
エヴァで為された「問い」に対する正攻法の「答え」ですね!!

しょこたんのヴォーカルもいいよ~とっても(V^-°)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 伊織コンプレックス | トップ | ライト・ノベル コバルト・... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事