YUKI

言語、言語で表現できることすべて

TOEICは日本製

2007-06-19 16:41:35 | Weblog
written test には限界があります。リスニングや面接試験も同様。
テストを有効に活用するには、どんな能力を測定しているのか、
ということを明確に認識することが大事なのです。
特に、そのテストが実は、違う能力を測定していた、というのはありがちなこと…

教育に企業の論理を取り入れることを「改革」だと勘違いしている
教育行政の「?」な御仁たちのせいで
5カ年研修…という 世にも希なほど低レベルの研修において
英語教師ほぼ全員に、TOEIC受験が強制されています。
序列化でもする気かね?
教材研究以外に、受験勉強せい!とでも?

TOEIC をやってみると、文法とリスニング、特に文法!
やはり傾向と対策が必要になります。

一方、学習指導要領とその解説では文法は
「必要に応じて」つまみ食い的に教えるようにとあり、
文法を組織的・体系的に教えてはいけないことになっています。

矛盾っていうのかな、このことを。

英語という言語の本質は「批判精神」にあると思うけど
TOEICスコアを名刺代わりにしてる人は、どうなのかねぇ?

さて、例によってwikiですが…
TOEICが日本製だということがよ~く分かると思います。

言語の力は、その国の経済力・政治力と比例するのは
歴史上証明されてる気がします。
日本製テストの力も、日本の力とちょっとは関係あるかもね。

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TOEICの 歴史
日本の経団連と通商産業省(通産省;現在の経済産業省)の要請を受けて、
米国の教育試験サービス(Educational Testing Service;ETS)が、
自らのTest of English as a Foreign Language (TOEFL) に基づいて開発した。
試験の原案を考案したのは日本人のチームであると言われ、
1979年10月4日付の朝日新聞夕刊は、日本人チームで中心的な役割を果たした
北岡靖男のインタビュー記事を掲載している。

60カ国で実施されていて、毎年延べ450万人が受験する国際的な試験であるが、
受験者の大半は日本人(150万人)と韓国人で占められている。

そのためか現時点では日韓の2国と一部のアジア諸国以外では
重要視する国も少なく、先行するTOEFLほどには
国際的な評価も知名度もなかったが、フランスのエリート養成校である
グランゼコールの中にはTOEICで750点以上のスコアを取ることを卒業要件として
課すところが現れるなど、TOEICの影響力がヨーロッパにも徐々に浸透しつつある。

設問内容は主に海外や日本の外資系企業のビジネス現場を想定している。
語彙や語法に関する設問には日常生活に不必要なものも含まれ、
英語の母語話者でも満点を取ることは難しい。

企業のグローバル化に伴い、TOEICスコアが企業の採用や
人事評価において用いられるようになっている。
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まぁ、フランスって結構、日本の隠れファンだったりするし。




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