YUKI

言語、言語で表現できることすべて

英語って言語はスゲー特殊なんですよ

2016-06-11 08:23:33 | Weblog
単語が屈折というか語尾変化することで
文中の役割を示すドイツ語とかフランス語とかの屈折言語。

助詞(てにをは)がくっついて語の文中における役割を示す
日本語とかの膠着語。

英語って、どちらでもありません。
語尾変化にとぼしく、語順で文中の役割を示す言語…孤立語なんですねぇ。
中国語もそうだったりします。

イギリス人なら1066年ノルマンコンクェストという大事件は
誰でも知ってる常識なのだとか。

日本で言えば関ケ原。

イングランドがフランス人に支配されてフランス語が公用語になってしまい
英語は、学校で正式に教えられなくなり、
庶民のあいだで自由に発達することになりますた。

ブロークンなわけです、ハイ。

とりあえずSVOで意味の骨組みを示し
前置詞を使って、味付けするわけですね。

そしてフランス語や、その他もろもろを取り入れて語彙をゆたかにしました。

こう考えると、韻を踏まないブランクヴァースと多彩な語彙を駆使し、
庶民に大人気だった劇作家・役者である
シェークスピアこそは、まさに英語の申し子なわけですね。

文法がブロークンで、語彙が多彩でなんでも受け入れるという特徴こそが
今日のビジネス英語隆盛につながったと考えるべき。

ここで、日本人として思うことは…
文法がブロークンで、外来語を取り入れやすいって、
まんま日本語じゃね?ということ。

なんで日本語が、もっとグローバルにならないのかって?
そりゃぁ日本の良さ=非西洋のガラパゴスだからじゃないのかなぁ。

で、色々矛盾はあるのだが
今後の日本と日本語を占ううえでもベビーメタルに注目している次第なのです。


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外国語はなんのために?…安易な留学は身を亡ぼすのにね…

2016-06-11 07:57:11 | Weblog
外国語学習=英語学習という、これまた変な定式?があるガラパゴス日本。
ガラパゴスでいいんだけど、語学学習について少し言いたい。

まず、どんなバイリンガル・トリリンガルでも
むずかしいことや抽象的なことは母語で考えているらしいということ。

母語以外で日常的に、生存のために、生活するために
使う言語を(狭義の)第二言語といいます。

母語以外で、日々を生きるためには使わない言語を
外国語といいます。

こういった区別があること自体、曖昧にされていますねぇ。

生きるために使う第二言語なら、
具体的に必要とされる場面で、必要な言いまわしが
日々鍛えられるわけです。

問題は外国語。

なんのために外国語を学ぶのか?
第二言語を学ぶ目的は、その人がおかれた環境自体が
既に目的を限定・具体化していますが…
外国語の場合、学ぶ本人が目的意識を強く、明確に持っていないと
上達は望めません。

外国語を学ぶ目的は何でもいいんです。
例えば…
好きな文学作品を原語で読みたい!
ベビメタの最新ニュースを知りたい!
スカイプで、海外の人と話したい!
自分の考えを世界に広めたい!


目的=意味

人は意味のないことは、やり遂げられないものです。

また、はっきりとした目的がないと
どこまでやればいいのかさえ分からず、徒労感だけ残るものです。

語学留学なんて、やってるの日本人とかの国だけでしょ?

なんとなく、英語が好きだから勉強・留学するのもいいんだけど
たかが語学にエネルギー注ぎ過ぎだと思う。

語学はブラックホールみたいなもので、
無限の労力・無限の時間を吸い込んでしまう。

人生の時間は限られている。

学習法に踏み込む前に、その言語を使って、自分は何がしたいのか
虚心に見極めることこそが最も大切なのではないか?


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