YUKI

言語、言語で表現できることすべて

Babymetalについて知っているニ三の事柄…市場と反マーケティング

2016-05-04 01:17:12 | Weblog
音楽市場において、プロによる分業制が
シンガーソングライター信仰によって崩壊したんだが…

いわゆるシンガーソングライターたちは
狭い世界で、マ〇ターベーション的拡大再生産に走りがちで
聴くに堪えず

分業制を維持していたアイドル業界も、
肉体的接触業務を取り入れた不届き者のせいで
これはもう、見るに堪えz…

それでも日本の音楽市場規模は米国に次ぐ
世界第2位なんだとか…

ある程度人生を過ごしてきた者にとって
巷の「音楽」が聴くに堪えない
雑音ににしか響かなくなって、どのくらいの時が経ったのか

90年代前半までは良かったのかもしれないので…
かれこれ20年、不毛な時代が続いたわけだ。

ベビメタは企画先行と云われるが、ちょっと違う。

「中元すず香」という規格外の天才の周りに
一流が吸い寄せられてきた、という側面が確かにある。

ゆいもあは、すでに生物的双子ではないのに
運命的なペアで、black babymetalとして、
二人同時に歌う際、まったく声がずれないのだとか。

2nd アルバム収録は二人が同時に歌っているそうで、
Kobametal曰く、全くずれない、ぶれない。

その信じがたいハーモニーを持つ二人でも
Su-metal一人の歌唱、ダンスに圧倒されるのである。

神バンドの中の、さらに真の神業ベーシストBOHでさえも
Su-metalのリズムキープ、ピッチの正確さをリスペクトし
彼女の歌声がバンドをリードするとさえコメントするのだ。

まぁ、あまりの規格外ぶりに、どう売り出していいものか
模索するうちに、開き直って、コバ自身が好きな
メタルでやってみようと「重音部」が
反マーケティング的手法wで出来たのだと思っている。

しかし、それ以降の展開は、すぐれて21世紀的だった。
シアトリカルな映像作品としては、既に頂点に達していた
Legend 1997のギミチョコがYoutubeでブレイクしたのだ。

次に、イギリスのメタル・コミュニティが
縮小するコミュニティの起死回生策として乗ってきた。

きゃりーぱみゅぱみゅも云っていたが、
夢は世界征服w

今の世の中、世界征服=アメリカ征服 である。

Kobametalは策士であるがやっているのは、正攻法だ。
ライブパフォーマンスを磨き上げ、敵地の小箱を廻っている。
まぁ、ドサまわりです。

しかし、ここで既に感覚が狂ってくる。

外国でドサ周りと言っても、2000前後のキャパが
各地ですべてsoldoutなのだ。

同じことを日本でできるアメリカのバンドがいくつあるのだろうか?

全米中継のTVでやったライブの動画は、再生数3.6 millionで
音楽ライブ動画としてはダントツで、
その番組の動画では再生数、歴代 top 10 に入っている。

まさに、異常な規格外の出来事なんだが…

これさえ頂点ではなく、今、粛々と
何かに向かう階段を一歩一歩着実に上っている感がある。

日本というガラパゴスから生まれたんだが、
ガラパゴス基準では、とうに頂点を遥かに過ぎているのに
まだまだ加速しているというのは…

海外メイトが、確信しているのである。
2020年 Tokyo Olympic でbabymetal が歌い踊ることを。

まぁ、日本というガラパゴスでは、大人の事情ってもんがありますがね…
Babymetalの踏み絵機能が最大限に発揮されているのが日本で、
最大のアウェイが、日本のフェス、富士ロックだというのも
日本の後進性を象徴していますなぁ…SIGH

マーケティングという名の、反知性主義・権威主義が
日本社会の性に合っているんだろうなぁ。

BABYMETAL×キバオブアキバ
クリエーター情報なし
重音部RECORDS

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