YUKI

言語、言語で表現できることすべて

中川翔子の「にゃんそろじー」

2014-06-25 23:13:36 | Weblog
俄然、読書家になった?
中川翔子が厳選した(ことになっている)ネコにまつわる短編集
「にゃんそろじー」なんだが…

残念なことに、中川の「あとがき」までも
すべてが「面白い」のである。

中川翔子は、世間一般からすれば「猫屋敷」で
生まれ育ったわけで、筋金入りのネコ好きなのであろう。

ネコの可愛さ、切なさは、
人間よりも短命にできているところに由来するのだと思う。

ネコ好きは、
ネコとの出会いと別れ・死別を幾度となく経験してきているが、
この短編集は、人生ならぬネコ生を堪能できるだけではなく

「半藤末利子/漱石夫人は占い好き」で、
漱石門下生の恩知らずぶりが暴露されている。

…それにしても、なぜ最終話がこれなんだ?

*********************************
しょこたんが選んだネコエッセイ・ネコ短編集「にゃんそろじー」発売
 村上春樹、星新一、筒井康隆など収録
「猫好きには悪い人はいない」という思いのもと選んだ20作家20作品。
[ねとらぼ]

 タレントの中川翔子さんが選んだネコエッセイ・短編集「にゃんそろじー」が
5月28日に新潮社から発売された。

画像 愛猫家・しょこたんがネコ文学を20タイトル厳選!

 中川さんは自宅でネコを10匹飼い、
最新音楽アルバム「9lives」のジャケットにも飼いネコを登場させるほどの愛猫家。
「にゃんそろじー」では中川さんが「猫好きに悪い人はいない」という思いのもと、
ネコをテーマにした文学作品を20作家20タイトル厳選している。
収録作品は夏目漱石の「猫の墓」や宮沢賢治の「猫の事務所」、
星新一の「ふしぎな猫」、筒井康隆の「『聖ジェームス病院』を歌う猫」など。
日本近代・現代文学が中心だ。


 またあとがきでは中川さんが、
「私の一族は『猫』と『文学』に深い縁がある」という書き出しで、
自らの血筋とネコ、文学との関わりについて7ページに渡ってつづっている。
書籍の発行形態は新潮文庫、価格は637円(税別)。

収録作家/作品

夏目漱石/猫の墓
宮沢賢治/猫の事務所
島木健作/黒猫
幸田文/子猫
井伏鱒二/猫
内田百間(※「間」の正式表記は門構えに月)/クルやお前か
遠藤周作/猫
星新一/ふしぎな猫
吉行理恵/雲とトンガ
筒井康隆/「聖ジェームス病院」を歌う猫
北杜夫/怪猫物語 その一、そのニ
金井美恵子/猫と暮す 蛇騒動と侵入者
青木玉/ネコ染衛門
角野栄子/白猫さん
町田康/猫について喋って自死
光野桃/猫
保坂和志/生きる歓び
村上春樹/猫の自殺
加納朋子/モノレールねこ
半藤末利子/漱石夫人は占い好き

にゃんそろじー (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする