ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

15.構造化について

2017年10月15日 | 強度行動障害
注)これは私が由紀子の事を理解するための勉強の記録です。
私は専門家ではありませんので、間違った解釈をしている場合があります。
ご理解の上お読みください!




しばらくお休みしていましたが
今日から勉強を再開します。

前回から
環境を整えることの大切さについて
学んでいますが

今回は「構造化」についてです。


「構造化」と言えば
TEACCH(ティーチ)プログラムですよね?!

私も由紀子が小学生の頃に
勉強をしました。

ただ、このプログラムを
本格的に取り入れようとすると
とても難しくて大変だったので

由紀子に使えそうなことだけを
「いい所どり」して生活に
取り入れてきました。


ここで改めてお勉強です。



まずは「構造化」とは何かというと
自閉スペクトラム症の人の周囲の環境を
分かりやすくするということです。


まずは
※物理的な構造化

視覚的にその場所とその場所での活動を
理解しやすくすることということなのですが・・・・


たとえば、ワークスペースと休憩のスペースは
完全に違う場所にするとか

集団が苦手な人の活動の場所は
つい立やパーティションで仕切って
隣の人が気にならないようにする


と言うように
目的ごとにスペースを決めるというものです。


確かに場所の目的が分かりやすくすることで
自閉スペクトラム症の人は
落ち着いて活動ができることは理解できます。


でも、そのスペースを確保するのは
なかなか難しいですよね?!



テキストには、スペースの問題が
ある時には

活動によって机の位置を変えたり、
テーブルクロスの色を変えたりすると
書いてありました。



でも・・・、
やっぱり家庭ではむずかしいかも!!
( ̄ェ ̄;)



我家は転勤族だったので
由紀子を連れて何度も引っ越しをしました。

その度に、環境が大きく変化して
由紀子にとっては大きな負担だったと思います。

構造化とはかけ離れた環境を
強いてしまって・・・
申し訳なかったです。


でも、生活をして行く為には
これは避けられないことでした。


だから、むずかしいんですよね?!
┏(_ _;)┓ガックリ




そんな環境で育ったせいか
由紀子は活動の場所へのこだわりは
それほどないのですが

ただ、必ず必要なのはテリトリーです。


大きなスペースが必要と言うわけではなく
集団の中でもいいので
ここが「由紀子の座る場所」と
はっきり決められた場所の事です。


家庭では食卓の一角に
由紀子のテリトリーがあって
その場所にしか座らないし

自分が居る時には
他の家族がその場所に座ることを許しません。


由紀子はこの場所で
食事も趣味の活動もやります。



それと、もう一か所
由紀子のパソコンの前もテリトリーの
一つですね!(笑)





デイサービスでのテリトリーは
テレビの前の椅子です。


寝てるし!(笑)


活動以外はこの場所に座っています。

今は椅子が違っているし
場所も微妙に違うのですが
それでも大丈夫!!

ただ、ここが「由紀子の場所」と
はっきり決めてもらわないと
落ち着かなくてパニックになります。


今のデイサービスに通いだして
由紀子が落ち着いてきたのは
そのテリトリーが確保されたのも
大きな要因の一つだと思います。


今日はここまでにして

明日は由紀子が構造化の中で
一番活用している
「スケジュールの構造化」を勉強します!



この本を使って勉強をしています。


行動障害のある人の「暮らし」を支える 第2版:
強度行動障害支援者養成研修[基礎研修・実践研修]テキスト


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