ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

お家でも作業します

2008年11月30日 | ゆきちゃんの日記
先週から日曜日には宿題として作業をすることにしています。 
 
日曜日の時間の使い方がわからない由紀子に 
課題を与えることで戸惑いをなくそうという作戦です。 
 
まずはボールペンの分解と組み立て。 


先週やった時には、
学校の作業で使ったボールペンと先の色が違うといって 
パニックになりましたが、
今日はすんなりです。 
 

私が用意したボールペンは先がクロの部品なのですが、 
学校で使ったものはシルバーだったらしいのです。 
 
「それくらい、いいじゃん!!」 

と、言いたいところですが、
そう行かないのが自閉症です。 

「確認ミスした私が悪かったよ!!ごめん!」 

と、謝ってなんとか納得してもらったんです。(笑) 
 

でも、一回納得すれば
今日は問題なし! 

よかったです。 
 

課題の10本をクリアして次の作業へ・・・。 
 

次はゴミ箱折です。 

完成品はこちら 
 

全部を折るのはむずかしいので、途中まで私が折って 
続きを由紀子が折ります。 
 

今日は5個のゴミ箱を作りました。 
その内、一人で全部の過程を折れるようにする予定です。 
 
 

※ここで、土曜日の藤家さんの講演会での話の続きですが・・・。 
 

学校に通っていた頃に先生にやって欲しかった対応は? 

という質問の答えに、 
 
何かを指示する時には、 
それが終わったら何をしたらいいのかまで言って欲しかった。 
 
と、いう話がありました。 
 

いつも言いつけられた作業が終わった後、 
何をしたらいいのか分からなくて
戸惑っていたのだそうです。 
 

私も事前に予告をすることは気をつけていますが、 
その後のことまでは意識したことがありませんでした。 

やっていたような、なかったような・・・・(笑) 
 
これからはちゃんと気をつけていこうと思っています。 

今日も作業の後はパソコンをしていいと約束をして始めました。 
 

私たちが気付かないところで、
由紀子たちはいっぱい戸惑っているんですよね。


=END=
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講演会に行って来ました。

2008年11月29日 | ゆきちゃんの日記
今日はまーまーに由紀子のことをお願いして
講演会に参加してきました。 

岩永竜一郎先生と藤家寛子さんの
「続・自閉っ子,こんな風にできてます」の講演会です。 
 

藤家さんは自閉症スペクトラムの方です。 

高機能で一見何も問題が無いように見えますが、
内面はかなりの感覚過敏で 
小さな頃からつらい思いをされていたそうです。 
 

以前、ニキ・リンコさんの講演を聞いたことがありますが、 
由紀子はニキさんよりも、
藤家さんと共通することが多いような気がします。 
 

講演会は岩永先生が質問をして、
藤家さんが答えるという形で進んで行きました。 
 

たくさん印象に残ったことがあるのですが、
中でも
藤家さんは由紀子と同じように絶対音感を持っていて 
言葉が音階やリズムになって耳に入ってくるそうです。 
 

そして、気になるリズムの言葉が聞こえると、 
その言葉に捕らわれて頭から離れなくなってしまい 
他のことが解らなくなると言います。 
 

由紀子もそんな感じがします。 
言葉遊びの対象になるものにはリズムを感じます。 
 
しかも、私が叱るときに「だめ!」という言葉を使うと 
「だ~め!」と言い直せといいます。 

私の叱る言葉にまでリズムを要求するんです。(笑) 
 

他にも、夏のセミの鳴き声は私たちと違って、 
一匹一匹の声として聞こえてくるそうです。 

考えてみれば、
それぞれ鳴き声の音程が違うからそうなんでしょうね。 

でも、それって・・・うるさくてつらいかも! 
 

自分の脈の音も常に聞こえているそうです。 

本にはご両親のお話も載っていましたが、 

小さな頃に耳鼻科に連れて行ったけれど 
音の原因が分からなかったと、書いてありました。 
 

感覚過敏はそれだけ認知されていない障害ということです。 
 

講演会の話を書くときりがないので、
何度かに分けて書こうとおもいます。 
 
 
さて、我が家の感覚過敏のお嬢さん。 

私が帰宅して、
車から降りた瞬間に聞こえてきたのは 
そのお嬢さんの泣き声でした。(笑) 
 
いつものようにまーまーとバトルのようです。 

部屋に入ってみたら、
パソコンを取り上げられて泣いている最中でした。 
 

机を叩いて叱られて、
もう叩かないと約束したのに 
さらに叩いて叱られて・・・。 

大暴れをして、
最後にはパソコンを撤去されたということです。 
 

まーまーは一階にある納戸にパソコンを隠したのですが、 

由紀子は2階に持って行かれたと思って、
探しに上がって行ったそうです。 
 

実は由紀子は我が家の2階が苦手で、
引っ越してきて4年になりますが 
3・4回しか2階に行ったことがありません。 

それ程、嫌いな場所に自分から行くなんて・・・(笑) 

相当なことです。
(⌒▽⌒) ケラケラ 
 

私が戻って、姉妹のバトルは一応終了。 

由紀子に謝らせて、
パソコンを返してもらいました。 
 
それまで、まーまーに押され気味だった由紀子ですが、 

私がそばにいると、
強い見方が帰ってきたとばかりに強気な由紀子。
 
 
やっぱりお母さんは甘い!!
"(-""-;) ブー" 
 
と、今度は私が叱られる羽目に・・・。(笑) 

いつの間にか娘に叱られる立場になっちゃいました。
ヾ(;´▽`A``アセアセ

=END=
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ストライキ

2008年11月28日 | ゆきちゃんの日記
全体的には落ち着いた生活が送れるようになってきました。 

本来はPMS期のはずなのですが、
こんな誤算なら大歓迎です。(笑) 
 
それでも、時々はイライラもあるわけで・・・ 

今日は学校で国語の授業のときに、
なにかあったらしく 

授業中にパニックになって廊下に出てしまい、 
教室に入ることを拒否したようです。 
 
かなりの時間廊下でがんばっていたようですが、 

気持ちを立て直して
結局は自分で教室に戻ったのだそうです。 
 

何があったのかよく解らないのですが、 

以前、国語の時間に大きなパニックを起こしてから、 
国語の授業を受ける教室そのものにも
こだわりを作ってしまって、 
なかなかうまく馴染めずにいるようです。 
 

由紀子なりの理由があると思うのですが、 
それは由紀子が語ってくれないので解りません。 
 
 
でも、自分で気持ちを立て直せるようになったことは
誉めてやりたいと思います。 

それだけ、心に余裕ができてきたということでしょう。 
 
でも、国語の担当の先生方には
本当にお世話をおかけして申し訳ありません。 
 

由紀子のお気に入りの言葉の中に
「がんこちゃん」というのあります。 

NHKの教育テレビの中の
「ざわざわ森のがんこちゃん」のことですが、 

この言葉のリズムが気に入っているようで、
何かにつけ「がんこちゃん」 
と、言います。 
 

最近の由紀子はその言葉通り、
かなりの「頑固ちゃん」です。 
 
そして、体型もよく似てます。(笑)

=END=
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オウム返し

2008年11月27日 | ゆきちゃんの日記
自閉症の子どもによく見られるオウム返し。 

相手が言った言葉をそのまま言い返すことですが・・・ 
 

由紀子もやはり小さいころはほとんどがオウム返しでした。 

何を聞いても、私が言った言葉を同じアクセントで返してくる。 
 
それが、昔はもどかしくて・・・ 
 

由紀子にしてみれば、
言葉の意味がわからないから、 
とりあえず同じ言葉を返しちゃえ! 
って感じだったかも知れないんですけどね・・・(笑) 
 
 
由紀子は今でも会話は苦手ですが、 
オウム返しはあまり聞かれなくなりました。 
 
でも、それは言葉の意味を理解できるようになったと言うよりも、 
質問のパターンを学習したって感じがします。 
 
だいたい、こんなことを聞かれているんだろう・・・ 
ならば、こう返事をすればOKだろう・・・
そんな感じです。 
 
 
でも、ときどきつい出ちゃうんですよ! 
オウム返しが・・・。(笑) 
 

夕飯の時のことです。 

今日は皿うどんを作ったんですけど、 

過保護なyukiパパがソースをかけてやってました。 
 
そして、yukiパパが 

「これくらいでいいか?」 
と、聞いたら 

「これくらいでいいか?!」 

と、yukiパパの口調そっくりで返事をしてました。(笑) 
 
yukiパパは苦笑い! 


そして、由紀子も自分で返した言葉が変だと思ったようで、
妙な顔をしてました。 
(-^〇^-)アハハハ 
 
由紀子は絵本やビデオで習得した言葉をいっぱい持っていて、 
場面場面でうまく使うので、
言葉には問題ないように思われることがありますが、 

本当は由紀子のコミュニケーションの一番の課題は
言語にあると思うんです。 
 

自分が知っている言葉の言い回し以外で質問をされると、 
理解できないことがいっぱいです。 
 

由紀子が環境が変わって戸惑うのは、
対応してくれる人が変わるからです。 

人が変われば、
言葉の使い方が変わりますからね・・・。 
 
ゆきちゃんは生きて行くのが本当に大変なんですよ!! 

最近、本当にそう思います。 
 

でも、由紀子の言葉の使い方はとても楽しくもあります。 

今日だって・・・。 

私が 
「ゆきちゃん、大好きよ!」 
って言ったら、 
 
「愛は地球を救う!!」 
 
と一言言い残してトイレに行ってしまいました。 
この絶妙なせりふのタイミング!!・・・すばらしい!! 
 
 
そうね・・・愛は大事よね!(笑)


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ご機嫌です。

2008年11月26日 | ゆきちゃんの日記
久しぶりに由紀子が落ち着いています。 

学校でもスムーズに活動しているようで、
朝の運動も元気に走っているそうです。 
 
いつも苦手なラジオ体操も最初みんなと一緒に動こうとして、
 
アッ!(*・。・*) 

と、言うような感じで動きを止めたとか・・・。(笑) 

それでも、いつもよりは少しだけ動きが多くなったと
先生が言ってました。 

こだわりが緩んでいく時って、
こんな感じかもしれません。 
 

病気の症状がひどい時は薬を忘れないのに、 
治ってくるとついつい飲み忘れてしまう。 

そんな感じ?
(*⌒ー⌒*) 
 
由紀子が高等部の生活を受け入れ始めている・・・
 
そう思いたい!!
(*^人^*) おねがい 


=END=
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