ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

からだ探検隊 準備編

2003年07月31日 | ゆきちゃんの日記
今日は8/11.12に参加する予定になっている
性教育の合宿「からだ探検隊」の
リーダーのお兄さんやお姉さんに会いに行って来ました。

この「からだ探検隊」は
由紀子が性教育でお世話になっているM原先生たちの主催で、

大学生がリーダーになって
子ども達にからだや性について学習をします。


今年で5回目の開催だそうですが、
由紀子のような障害を持つ子どもの参加は初めてということで、

事前にリーダーの大学生と顔合わせをさせてもらったんです。


初めての場所なので緊張するかな?と思ったんですが
きょうのゆきちゃんはリラックスしてました。

どちらかというとお兄さんやお姉さんの方が緊張していたかも・・・(笑)

お願いしていつもの準備を進めていただく事にしました。

ゆっくりとでいいから
ここのムードに慣れてくれれば・・・と思って

「ねぇゆきちゃん!」と話し掛けたら
なんとすっかりくつろいでソファーに横になっていました。(笑)


このソファーがすっかり気に入ってしまって、
帰る時間になっても寝転がって動かないゆきちんでした。

=END=
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療育手帳

2003年07月29日 | ゆきちゃんの日記
今日は療育手帳の更新日でした。

2年に一度知能テストと生活状況の聞き取りがあって
障害の等級を決めます。

今までの等級はB2・・・
一番軽い障害の等級で手帳によって援助される事が少ない。

将来障害者年金を受ける事もこの等級ではなかなか難しいのです。

障害が軽くなると将来が心配・・・・変な話です!

そんな複雑な思いを持ちながら
児童相談所へ検査を受けに行ったのですが、

この日のゆきちゃんの機嫌はかなり悪いかった。

まぁ、もともと最近は機嫌のいい日の方が少ないんだけど・・・。(笑)

まず生活状況の聞き取りがありました。

この2年間でいろいろな問題が出てきていることを
正直に話をしました。

そして、知能テスト・・・

私が検査官に由紀子の問題点を話しているのを聞いていた
由紀子はますます不機嫌!

(だから本当は別室で検査して欲しかったんだけどなぁ・・・。)


横で見ていても集中できないのがわかりました。

そろそろ知的に急な伸びを示す年齢が終わろうとしているせいもあるけれど、

2年前のテストの時にできなかった事が
そのままできない項目が多くありました・・・。


苦手な短期記憶の項目の時にも
「わからない!」と答える事が多かったし、

他の項目も検査官の質問がわからなくて
横に居る私に助けを求める目をしていました。

でも、テスト中は私はけっして口出しをしない。

私が質問を噛み砕いて伝えてやれば
答えられる問題が多い事は解っているんだけれど、
それでは検査の意味が無い!


結果、知能指数は2年前よりも数値が落ちました。

それに加えて思春期の入り口で
自傷やこだわりが強くなった事も加味されて、

等級がB1に変更になりました。


検査官の方は結果を伝える時に言いにくそうにしていたけれど、

私は正直な所、
心の中で「よかった!」と思いました。(笑)

これで、由紀子への援助が大きくなるぞ!(笑)

そして、将来の年金への距離も近くなった。

等級が下がってよろこぶのはおかしいと言われるかもしれないけど・・・


この複雑な障害児の母の気持ち・・・
わかってくれと言っても難しいですよねぇ・・。

(;^_^A

この日の検査で笑っちゃった事!

ボートにお父さんと子ども達が乗っている絵を見て
何をしている場面かと聞かれた由紀子の答え

「カヌーだ!」(笑)

その絵はかなり昔の絵で古臭いのですが、
正直ボートがカヌーみたいに見えました。(笑)

正直な由紀子の答えはピンポーンです。


他にもキューピー人形を抱えた
おかっぱ頭の女の子に和服に割烹着姿のお母さん・・・。

ねぇ!
そろそろ新しい絵に変えた方がいいんじゃなですか?(笑)


=END=
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海水浴

2003年07月27日 | ゆきちゃんの日記
ずっと雨が降り続いて
なかなか海に連れて行ってやれなかったのですが
やっと海水浴へ・・・。

長崎から船で19分の伊王島という所に行ってきました。

ここは五島からジェットフォイルで長崎に来る時に
いつも窓から見えていた島です。

島中の建物の屋根がオレンジ色で
いかにもリゾートって感じの島だった。

テレビでも宣伝しているので
由紀子はいつも窓にへばりつくようにして見ていました。

引越しをしたら連れて行ってあげると
約束をしていた場所なのです!

でも、去年そのリゾート観光を経営していた会社が
経営不振でこの島から手を引いてしまいました。

建物はそのままだけど町営に変わってしまったので、
なんだか高級リゾートって感じはしなくなっていました。

まぁ、私たち庶民には行きやすくなったけど・・・。


日曜日で島へわたろうとする人がいっぱい。

みんな海水浴の準備をしてルンルンだ!

思いはみんな一緒なのね!(*^-^*)


島について桟敷を借りていざ海へ~~~!

海が大好きな由紀子は何の迷いも無く海の中へ突進です。

幸福そう!o(*^▽^*)o~♪


今日はYUKIパパが一緒に海に入ってくれたので、私は見学!

砂浜で貝殻を拾いながら海を見ていたけど、
故郷の五島の海とは色が違う。


引越しをして忙しかったせいもあって
五島に帰りたいと思ったことも無かったけれど、
さすが海に来たらあの透き通った海が懐かしくなりました。


由紀子はどんな海であろうとも海に来ると
ずっと水の中に入っていたいらしいです。(笑)

休憩を取らせても、
「海に行っていい?」
「休んだら海に行っていい?」
と落ち着かない。

ご飯を食べさせても上の空でした!(笑)

よほど海の中は心地いいのでしょう!

おかげでYUKIパパも
ずっと海の中に居る羽目になってしまいました。

本当にお疲れ様でした。


=END=
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まーまーと

2003年07月26日 | ゆきちゃんの日記
今日は午後からまーまーと3人でプールに行きました。

少し疲れ気味の母に代わって
まーまーが由紀子と遊んでくれることになったので、

母は冷房の効いた部屋で見学させてもらいました。

ラクチンo(*^▽^*)o~♪

由紀子とまーまーはちょっと微妙な関係・・・

9歳も離れた姉妹なのになぜか上下関係が逆なのです!

まーまーいつも由紀子にこき使われている。

ねーねーという最強の長女には絶対服従の由紀子なのに・・・。(笑)

でも、最近ちょっとこの関係に変化が見えてきました。

由紀子がまーまーを頼りにし始めているような気がするのです。


以前は出かける時にまーまーが同行するのも嫌がっていたくせに、

最近は母と2人だけで出かけると
乗り物の中で「まーまーは?」とよく聞きます。

先日も寂しそうに聞くので

「まーまーに逢いたいの?」

と聞き返したら慌てて

「逢いたくない!」

と答えた由紀子。(笑)


でも、その慌て方が
完全にまーまーが一緒の方がいいと言っているように見えたんです。

気の強い由紀子はその気持ちを認めたくないらしいのですが・・・。

(^◇^)ハハハ

きっと、短大生になって
自閉症の子ども達の行事の時には
ボランティアとして関わるようになった
まーまーの由紀子への接し方が変わってきたのだと思います。


今日もプールの中で
まーまーに甘えている由紀子の姿を見ながらそんな気がしました。

存在感のあるねーねーの横で
ちょっと影が薄かったまーまーも
やっと大人になって来たってことでしょうか・・・。

この三姉妹、
この先どんな関係になっていくんでしょう?

楽しみです。

=END=
               
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再会

2003年07月25日 | ゆきちゃんの日記
昨日の夢サイトでのハプニングです。
県立図書館の帰りに○サイトでアイスクリームを食べている途中でのことです。
由紀子が突然、耳を抑えて走り出しました。

私は訳もわからず慌てて由紀子を追いかけました。
かなり遠くまで逃げた由紀子をやっと捕まえて訳を聞いたら
「M原T子先生!嫌だ!!!!」
と叫びました。

その名前は以前の学校でお世話になった養護の先生です。
2年前に結婚をして長崎へ転勤されました。
「え?先生がいたの?」
「先生、いやだ~~!」
そうか・・・再会へのこだわりがまた始まっているようです。

由紀子は特別な思い入れを持った人と別れた後に再会する事がとても苦手です。
予告をして再会する事にはだいぶん慣れてきたのですが、
今日のように心の準備が無いまま突然目の前に現れるとパニック状態になってしまうのです。

フルネームで答えるほど由紀子はT子先生が好きだったんです。
下の写真はT子先生の結婚式の時にお花を渡す役目をいただいて
式に参加させていただいた時の写真です。
いろいろな思い出が由紀子の中に溢れ出してきたんでしょう・・・。

自分の心の中の情報を上手に整理できない由紀子は
再会という場面でこの思い出の情報に押しつぶされそうになるようです。
だから逃げるんです。

抵抗する由紀子を必死に引っ張ってもとの場所に戻ってきたのですが、
由紀子は完全にパニック状態になっていました。
周りのお客さんが注目して、先生にも迷惑がかかりそうだったので
少し離れた席に座らせて先生にアイコンタクトで申し訳ないとお詫びをしました。

KENちゃん親子も先生とは懇意にしていたので、
KENちゃんママが私に代わって由紀子の状況を話してくれたようです。

幸い先生はそんな由紀子のこだわりをよく知っていてくださるので「いいよ!いいよ!」といってくださって
遠くから由紀子に声をかけてくださいました
遠くに先生を感じながらしばらく時間をすごした由紀子は別れる時になって大きな声で
「せんせい、さようなら~~!」と何度も叫びました。

大好きな人に会いたいのに会えない・・・由紀子の悲しいこだわりです。

この日、先生は赤ちゃんを抱いていました。(*^^*)
今度チャンスがあったら由紀子に心の準備をさせてもう一度会っていただこうと思っています。
その時は赤ちゃんを由紀子にも見せてやってください。
                       
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