これは由紀子が一年生になったのをきっかけに
お世話になった方たちに郵送していた新聞です。
それを日記風にアップしました。
もともとの新聞としてPDFで見ることもできます。
2007年1月1日発行
ゆきちゃん通信 NO24
6月 宿 泊 学 習
2年生の一番の行事は宿泊学習です。
諫早の青少年自然の家で2 泊3 日の日程で行われました。
この宿泊学習では由紀子にとって
乗り越えなければならないか課題がいっぱいありました。
11 ㎞の登山の練習も大変でしたが、
一番印象に残ったのはJR の列車への乗車でした。
去年、列車の中でパニックを起こして以来、
由紀子はJR に全く乗れなくなっていました。
でも、今回の宿泊学習では諫早までJR を利用しなければなりません。
今度こそダメだろう!そう私は思っていました。
そして当日、由紀子はみんなと一緒に駅へ行く事はできましたが、
どうしても列車に乗り込む一歩が出せずに
みんなと同じ列車に乗ることができませんでした。
ダメなときは車も用意もされていたのですが
先生は由紀子の心の葛藤を察して、
「次の列車が来るまで待ちます」と言って、
二人でホームに残りベンチに座って
由紀子の心の整理ができるまでずっと待ってくれました。
余分な声掛けはせず、ただただ寄り添って待ってくれたのです。
30 分後、次の列車が来たとき、
由紀子は自分から列車の中へと入っていきました。
心配だった私はその様子を駅舎の陰に隠れてずっと見ていました。
親の私でもあきらめてしまうような場面で、
先生は由紀子を信じ、とうとうこだわりの鎖を解いてしまいました。
やっぱり、この先生は魔法使いだと思います。
7月 緊 急 手 術
あんなに苦労して参加した宿泊学習だったのに、
2日目の登山中に発熱をして途中リタイヤとなってしまいました。
そして2日後、その熱が盲腸のせいだったとわかって
緊急手術を受ける事になりました。
会話をうまくできない由紀子が自覚症状をうまく説明できない上に、
感覚的に内臓の痛みに鈍いのか外見や触診での症状もはっきりわからず、
CT 検査で盲腸だと解かった時には盲腸が破裂して、
腹膜炎を起こしていました。
ドクターからの思いがけない説明に
私も主人もどうすればいいのかわかりませんでした。
由紀子が手術に耐えられるだろうか…
入院生活のストレスは大丈夫だろうか…。
その前に由紀子の命は大丈夫なのだろうか?
そんな私たちの気持ちに関係なく手術の為の準備が始められ、
何枚もの承諾書にサインをしました。
日曜日の緊急手術。
CT検査から2時間後には手術が始まりました。
何が起こるのか解らないまま手術室に連れて行かれる
由紀子の不安を思うと胸がつぶれそうでした。
おかげさまで手術は無事に終わり由紀子は命拾いをしました。
入院生活は3 週間にも及びましたが、
病院のスタッフのみなさんや、
同室の患者さんたちに助けられてなんとか乗り切ることができました。
この盲腸事件は由紀子の今までの人生最大の危機ともいえるこの出来事でした。
その中でのエピソードの一つ一つを思い出すたびに
まわりの人に支えられていることを再確認して、
感謝の気持ちでいっぱいになります。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
ゆきちゃん元気になりました!
11月 職場体験
職場体験で農家のお仕事を体験しました。
黙々と刈り取られた稲を運ぶ由紀子。
「働く」という事を意識しなければならない時期が
すぐそこまで来ていることを感じさせてくれました。
12月 マラソン大会
今年も頑張りました。
他の場所ではノロノロ走っているのに
カメラの前に来たらさっそうと走り出し出す由紀子です。
さすがに長年、私のカメラのモデルをしているだけはあります。(笑)
特別編 ダイエット
7 月の盲腸事件の時にCT 検査で
由紀子が脂肪肝だということが判明しました。
退院の時にドクターから
このままでは生活習慣病になるから
ダイエットをさせるように言われたのですが
なかなか実行できずにいました。
その私の怠慢のせいで事態は最悪なことに…。
なんと!由紀子の体脂肪率が57%になってしまったのです。(汗)
身体の半分以上が脂?!
この驚異的な数字を見て
私もやっと本気でダイエットをさせることを決心しました。
運動が嫌いな由紀子をやせさせるには食事療法しかありません。
でも、由紀子にダイエットの必要性を理解させるのは難しいので、
量を減らしたり我慢をさせたりするのは無理!
そこで、『量や見た目を変えずにカロリーを減らす』をテーマにして、
食品を特定保健食品や低カロリー食品に変えて頑張ってみました。
その結果、3週間で-4 ㎏のダイエットに成功! ヤッター!!
現在もダイエットは続行中です。
頑張れ由紀子!頑張れ私!!(笑)
【編集後記】
明けましておめでとうございます。
昨年はたくさんの方々に支援していただき、
本当にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いします。
今年は由紀子も中学3 年生になります。
そろそろ将来のことを考えなければなりません。
由紀子にもきっと夢があると思うのですが、
それを伝えてくれないので
私たち親が勝手に決めなければなりません。
由紀子の心の中を覗くことができる鏡でもあれば…
と、いつも節目の時に思います。
tomi
=END=
お世話になった方たちに郵送していた新聞です。
それを日記風にアップしました。
もともとの新聞としてPDFで見ることもできます。
2007年1月1日発行
ゆきちゃん通信 NO24
6月 宿 泊 学 習
2年生の一番の行事は宿泊学習です。
諫早の青少年自然の家で2 泊3 日の日程で行われました。
この宿泊学習では由紀子にとって
乗り越えなければならないか課題がいっぱいありました。
11 ㎞の登山の練習も大変でしたが、
一番印象に残ったのはJR の列車への乗車でした。
去年、列車の中でパニックを起こして以来、
由紀子はJR に全く乗れなくなっていました。
でも、今回の宿泊学習では諫早までJR を利用しなければなりません。
今度こそダメだろう!そう私は思っていました。
そして当日、由紀子はみんなと一緒に駅へ行く事はできましたが、
どうしても列車に乗り込む一歩が出せずに
みんなと同じ列車に乗ることができませんでした。
ダメなときは車も用意もされていたのですが
先生は由紀子の心の葛藤を察して、
「次の列車が来るまで待ちます」と言って、
二人でホームに残りベンチに座って
由紀子の心の整理ができるまでずっと待ってくれました。
余分な声掛けはせず、ただただ寄り添って待ってくれたのです。
30 分後、次の列車が来たとき、
由紀子は自分から列車の中へと入っていきました。
心配だった私はその様子を駅舎の陰に隠れてずっと見ていました。
親の私でもあきらめてしまうような場面で、
先生は由紀子を信じ、とうとうこだわりの鎖を解いてしまいました。
やっぱり、この先生は魔法使いだと思います。
7月 緊 急 手 術
あんなに苦労して参加した宿泊学習だったのに、
2日目の登山中に発熱をして途中リタイヤとなってしまいました。
そして2日後、その熱が盲腸のせいだったとわかって
緊急手術を受ける事になりました。
会話をうまくできない由紀子が自覚症状をうまく説明できない上に、
感覚的に内臓の痛みに鈍いのか外見や触診での症状もはっきりわからず、
CT 検査で盲腸だと解かった時には盲腸が破裂して、
腹膜炎を起こしていました。
ドクターからの思いがけない説明に
私も主人もどうすればいいのかわかりませんでした。
由紀子が手術に耐えられるだろうか…
入院生活のストレスは大丈夫だろうか…。
その前に由紀子の命は大丈夫なのだろうか?
そんな私たちの気持ちに関係なく手術の為の準備が始められ、
何枚もの承諾書にサインをしました。
日曜日の緊急手術。
CT検査から2時間後には手術が始まりました。
何が起こるのか解らないまま手術室に連れて行かれる
由紀子の不安を思うと胸がつぶれそうでした。
おかげさまで手術は無事に終わり由紀子は命拾いをしました。
入院生活は3 週間にも及びましたが、
病院のスタッフのみなさんや、
同室の患者さんたちに助けられてなんとか乗り切ることができました。
この盲腸事件は由紀子の今までの人生最大の危機ともいえるこの出来事でした。
その中でのエピソードの一つ一つを思い出すたびに
まわりの人に支えられていることを再確認して、
感謝の気持ちでいっぱいになります。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
ゆきちゃん元気になりました!
11月 職場体験
職場体験で農家のお仕事を体験しました。
黙々と刈り取られた稲を運ぶ由紀子。
「働く」という事を意識しなければならない時期が
すぐそこまで来ていることを感じさせてくれました。
12月 マラソン大会
今年も頑張りました。
他の場所ではノロノロ走っているのに
カメラの前に来たらさっそうと走り出し出す由紀子です。
さすがに長年、私のカメラのモデルをしているだけはあります。(笑)
特別編 ダイエット
7 月の盲腸事件の時にCT 検査で
由紀子が脂肪肝だということが判明しました。
退院の時にドクターから
このままでは生活習慣病になるから
ダイエットをさせるように言われたのですが
なかなか実行できずにいました。
その私の怠慢のせいで事態は最悪なことに…。
なんと!由紀子の体脂肪率が57%になってしまったのです。(汗)
身体の半分以上が脂?!
この驚異的な数字を見て
私もやっと本気でダイエットをさせることを決心しました。
運動が嫌いな由紀子をやせさせるには食事療法しかありません。
でも、由紀子にダイエットの必要性を理解させるのは難しいので、
量を減らしたり我慢をさせたりするのは無理!
そこで、『量や見た目を変えずにカロリーを減らす』をテーマにして、
食品を特定保健食品や低カロリー食品に変えて頑張ってみました。
その結果、3週間で-4 ㎏のダイエットに成功! ヤッター!!
現在もダイエットは続行中です。
頑張れ由紀子!頑張れ私!!(笑)
【編集後記】
明けましておめでとうございます。
昨年はたくさんの方々に支援していただき、
本当にありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いします。
今年は由紀子も中学3 年生になります。
そろそろ将来のことを考えなければなりません。
由紀子にもきっと夢があると思うのですが、
それを伝えてくれないので
私たち親が勝手に決めなければなりません。
由紀子の心の中を覗くことができる鏡でもあれば…
と、いつも節目の時に思います。
tomi
=END=