ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

心電図

2005年04月26日 | ゆきちゃんの日記
学校では健康診断が連日行われています。 

今日は心電図。 
 
心電図と言って思い出すのが、
小学校に入学してすぐの健康診断です。 

心電図の検査があるというので、
前日に家で胸に器具を貼り付けるまねをしたりして、
由紀子が無事に検査を受けられるように一生懸命説明をし、
練習をしました。 

そのおかげか、当日の検査の時に
ベットに横になって器具もつけることができたのですが、
すぐに泣き出してしまって途中で中止をしました。 

ギリギリ測れたかもしれないし、
だめだったかもしれない!と、
言われていたのですが、

1ヵ月後に保健室から連絡票が来ました。 

その紙には
「頻脈のために再検査!」
と書いてありました。(笑) 

結局、保健室の先生も
由紀子が怖くてドキドキしていたせいだと解ってくださっていたので
再検査はありませんでした。 

でも、その時に由紀子はわがままで嫌がっているのではなく、
本当に怖くてドキドキしたのだと解ったのでした。 
 

あれから6年です。 

今日はちゃんと検査を受けることができました。 

v(・▽・)ヾ(^-^*) エライエライ 

担任の先生は今日の由紀子の様子をみて、

胸に器具をつけるときに目が見開いて本当に怖そうでした。

といわれました。 

また再検査の連絡票が来なければいいのですが・・・(笑) 
 

そうそう! 

病院ですが近所の内科が引き受けてくれました。 

薬も問題なく出してもらってきました。 

看護婦さんたちが由紀子にわかりやすく話しかけてくださって、
とても優しくしてくださいました。 
 

昨日行った小児科が断ってくれてよかったのかもしれません。 

いやいや受け入れてもらっても
後から何かトラブルがあったかもしれませんからね・・。 
 

内科的なフォローをしてくれる主治医も決まって、
やっと学校へ提出する書類が書けます。 

よかった!

=END=
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なんで?

2005年04月25日 | ゆきちゃんの日記
大村に来て1ヶ月が過ぎました。
早いですよねぇ・・・。 

長崎の病院でもらってきた
由紀子のアレルギーの薬がなくなりました。 

何処がいい病院なのか聞く人もいなくて
ずっと迷っていたんですが、
早く小児科を見つけてもらわなければ・・・。 

思い切って我が家から一番近い小児科へ行ってみることにしました。 
 

学校へ迎えに行ってそのまま小児科へ・・・。 

ちょっと古い病院ですが、
待合室に大きな滑り台があって由紀子は喜んでいました。 

ところが・・・。 

受付に長崎の小児科でもらった紹介状を出して、
ずっと飲んでいる薬があるので
それを出して欲しいとお願いをしたら、

受付の看護婦さんが2人でヒソヒソ・・・。 

感じが悪いと思っていたら 

「すみませんけど、
うちにはその薬はありませんので他所に行ってください。」 

(・_・) エ? 

「この薬、そんなに珍しい薬なんですか?」 


私の質問になんとなく歯切れの悪い看護婦さんです。 
 

結局断られてしまいました。 
 

なんで?????? 
 

帰り道、だんだん腹が立ってきました。 

「薬がなければ薬屋さんから取り寄せてくれればいいじゃない!」 

そして、苛立ちが治まってゆっくり考えても
どうして断られたのかが理解できないのです。 

思いたくはありませんが、
由紀子が自閉症だからでしょうか? 

そうじゃないのなら、
もっときちんとした説明をして欲しかった・・・。 
 

大村に来て今日まで出会う人たちはみなさんいい人ばかりでした。 

大村は優しい人たちが多いと喜んでいたのに・・・
初めて嫌な思いをしました。

=END=
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アイスクリーム

2005年04月24日 | ゆきちゃんの日記




今日は朝からすごくいい天気! 

どこかへ出かけたくなりました。 


大村にはシュシュという所に
おいしいアイスクリームがあると聞いていたので
行ってみることにしました。 
 
でも、由紀子は・・・

「行かない!アイスクリームは食べない!」
(((p(>o<)q)))いや!!! 


昨日も長崎まで出かけたし、
由紀子の気持ちもわからないことはなかったのですが、
こんなにいい天気です。

やっぱり家族で出かけたいじゃないですが・・・。 

30分ほど説得をして、
やっと車に乗せてしゅっぱ~つ! 

初めての場所なので迷いながらやっとたどり着くと、
そこには藤の花がきれいに咲いていました。 

由紀子もあんなにごねたのにアイスクリームを前にしたら大満足! 
 
ここはイチゴ狩りもできるそうで・・・

来年はイチゴ狩りにもチャレンジするぞ!

=END=
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似顔絵

2005年04月23日 | ゆきちゃんの日記
今日は長崎へ由紀子の髪を切りに行ってきました。 

大村で新しい美容院を探そうと思ったのですが、
なかなか踏ん切りがつかないまま1ヶ月が過ぎてしまい、
由紀子の髪は伸び放題になってしまいました。 

そろそろ限界なので、
ゆきパパに車で連れてきてもらいました。 

いつものように短く切ってもらい、
つながってしまった眉も切り離し(笑)

鼻の下にひげのように生えていた産毛もそってもらいました。
ヾ(*゜▽゜*)ノ あはは 

なんだか顔がすっきりしました。 

由紀子の顔にかみそりを当てるのは
母親の私も怖くてできません。 

やっぱりここに来てよかった!
o(*^-^*)oニコ 
 

ゆきパパとの帰りの待ち合わせまで時間があったので、
別のところで用事を済ませた
ねーねーと合流してドーナツを食べに行きました。 

そこで由紀子がチラシの裏に家族の似顔絵を描きました。 

それがよく似ているんです。(笑)






 
まーまー(マー子)とお父さんの絵がそっくりですが、
実物もそっくりなんです。(笑) 

=END=
 
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長崎の家

2005年04月21日 | ゆきちゃんの日記






今日は現川で音楽レッスンです。 

昨日の座り込み事件の後ですから
本当は学童にやった方がいいのですが、
レッスンは前々から予定に入れてあったことです。 

由紀子にはよく説明をして教室でのお迎えにしました。 
 

教室に行くと由紀子が机に座っていました。 

いつもなら私が迎えに行くとうれしそうにするのに、
今日はなんだか表情が変です。 

固まっています。??? 

先生に促されて、
帰る準備をしてさようならをして教室を出たら
急に元気になりました。


???? 
 

その理由がわかったのは、
また連絡帳を読んでからでした。 
 

今日は体育の時間に運動場に出たくないと言って
教室に居残りをしたようです。 

次の時間にあった学年のレクレーションも嫌だといって
先生方を困られせたようです。 


またやってくれたのか・・・。
ε-(_- ヾ)ハァ 
 

由紀子は先生がそのことを私に報告をすると思って、
教室で固まっていたのです。 

だから教室を出た途端に元気になったわけね!
 ̄ー ̄)ナットク!! 

浅はかなやつめ!
連絡帳を忘れていただろう!!(怒) 


現川に向かうJRの中でお説教を受けた由紀子です。(笑) 
 

でも、今日の由紀子のトラブルの中で
H野先生がとてもいい対応をしてくださっていました。 

体育をサボった後の学年行事の拒否の時です。 

教室に残っていた由紀子にH野先生は
気持ちを切り替えるためにホワイトボードに
今日の給食のメニューを書くお仕事を与えてくださいました。 

それが終わって、
再度体育館へ誘ったそうですが
由紀子はまだ拒否をしていました。 

そこで、先生は 

①10:11になったら行く 
②10:12になったら行く 
③10:13になったら行く 

さぁ!どれがいい?と
聞いたのだそうです。 

すると由紀子は
「③がいい!」と答えたそうで・・・。(笑) 

先生はタイマーをセットして
由紀子とその時間を待ってくださいました。 

そして、ベルが鳴ると・・・
由紀子は抵抗もなく動いて体育館へいけたというのです。 

その後は順調に日課を過ごすことができたようです。 
 

気持ちを切り替えてやる方法として
とてもいい方法だと思いました。 

そろそろ自分自身を出し始めた由紀子ですが、
先生がこうして真正面から向き合って下さることが解って、
とてもうれしく思いました。 


そうだよね!これが養護学校なんだよねぇ・・・
やっと解ってきた母です。 
 

現川では久しぶりにピアノに触っていろんな曲を即興で弾いたようです。 

楽譜なしで由紀子の感性で鍵盤を叩いて曲にします。 

その中で、自分が知っている曲の音を拾いながら弾いたり・・・

本当に楽しかったようです。 
 

でも、ここでも小さな事件がありました。 

レッスンが終わって帰る準備をしている時です。 

由紀子が「おうちに帰ろう!」といった後に、
急に涙ぐんだのです。 

最初は訳がわからなかったのですが、
「どうしたの?」の問いに、 

涙を流しながら


「N町市場のお家!」


由紀子がそういいました。 
 

N町市場のお家・・・
それは長崎の家です。

「N町市場前」というバス停を利用していたので
由紀子はそう表現したのです。 


現川から帰ることを考えた時に一瞬、
長崎に帰ると間違ってしまったのでしょう。 


胸が痛くなりました。 


今由紀子の頭の中にはどんな思い出が
よみがえっているのでしょうか? 


友達のこと、学校のこと・・・

楽しかった2年間でしたからね。 
 

でも私は、

「大村の家に帰ろうね!」

としか言ってやれません。 

もう、始まってしまった新しい生活に
馴染んでいくしかないのですから・・・。 


由紀子もその後、
すぐに立ち直って元気になりました。
 
きっと由紀子にもわかっているはずです。 


=END=
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