ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

みかん狩り

2004年11月29日 | ゆきちゃんの日記
今日は特殊学級の交流会でみかん狩りに行きました。 

みかんは由紀子の大好物です。 

毎年みかん狩りに連れて行ってもらうのですが、
取る作業よりも食べる方が忙しいと毎回報告をいただきます。(笑) 
 

実は、事前におやつを買いに
クラスでスーパーに行ったのですが、
今回も由紀子が選んで来たものは
自分が食べられないものばかりでした。 

(自分の好みはちゃんと把握してよね!!笑) 


普通の遠足だったら、
好きなものに交換して持たせてやるのですが、
今回はこのままでも大丈夫!

だって、おやつは木にいっぱいぶら下がっていますものね!!
 
o(〃^▽^〃)oあははっ♪ 
 

帰りは家まで先生が送ってきてくださいました。
 
とても楽しい遠足だったようで、
長い滑り台に何回も挑戦してきたそうです。 

帰宅した由紀子はもうバテバテです。(笑) 

手には大きなみかんが入った袋をさげ、
背中のリュックにもみかんがいっぱい入っていました。 

大事な、大事なみかんです。(笑) 

これを背負って、
近くの駅から歩いて帰ってきました。 

良くがんばりました。 


ゆきちゃん、その夜はもうバタンキューでした。


(_ _)...zzzZZZ乙乙乙



=END=
 
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クレイン・ハーバー

2004年11月27日 | ゆきちゃんの日記
由紀子は月に一度、
土曜日にクレインハーバーという所で
いろいろな活動をさせてもらっています。
 
活動の名前がないので日記に書きづらい・・・と、
リーダーの方にお話したら、
この名前を使ってもいいとOKをいただきました。
 

今回はピザ作りとしり取りゲーム! 

親は原則的に付き添わず、
由紀子のみの参加になります。 

それでは、様子がわからないではないか・・・と、
思われるでしょうが大丈夫!! 


活動が終わった後で、
きちんとメールでその時の様子を教えていただけるのです。

これは本当にありがたいと思います。 

さて、そのメールから解ったことですが・・。
o(*^-^*)oニコ 
 

ピザ作りでは、

包丁を使わせていただいたり、
生地を伸ばさせてもらったり
いろいろな経験をさせてもらっています。 

母とやると、どうしても私が先回りしてしまい、
なかなか冒険をさせてやれませんが、
親と離れるとかなり意欲的にいろんなことに挑戦しようとするようです。
 
今回はちゃんとお土産の分もありました。(笑)
 
とても、おいしそうで、ピザ好きの母は大喜び!!・・・と、
言いたいのですが、

前回の日記に書いたように

母は急性大腸炎になって、
やっと回復したところです。

まだ、ピザが食べられる状態ではない・・・

全くついていない母です。(泣) 
 

しりとりゲームは・・。 

実は今、しりとりゲームが由紀子のプチ・マイブームです。(笑) 

ターザンのビデオを見ていたときに、
「ゴリラ」という言葉を連発していたので、

その後に「ラッパ」「パイナップル」と私が言葉をつなげて遊んでいたら、

しりとりの意味が少しわかってきたようで、
かなり長く続けることができるようになりました。
 
先日などは「ル」の付く言葉が解らなくなったと言って、
自分でことば辞典の「る」の項目を引いたりして
ビックリさせてくれました。 

でも、最後に「ん」がついてはいけないことや、
同じ言葉を2度言ってはいけないなどの
ルールはまだ教えていません。 

クレインハーバーでどんな遊び方ができたのか、
母は興味心身でした。 
 

お迎えに行ったときに、
お部屋にしりとりゲームをやった後が残っていました。 

紙にそれぞれ違う色のマジックで、
自分が言った言葉書いてずっと、
言葉がつなげてあるのです。

・・・ごりら らっぱ パイナップル・・・ 
 

視覚的な情報が強く入ってくる由紀子にとって、
これはとても解りやすくていい方法だと思いました。

_(#‥# ) ナルホド・・ 
 

ここからはリーダーの方からのメールの抜粋です。 

『しりとりについては、ルールの説明
(最後の文字が”ん”はダメ、同じ言葉を2度使えない等)を書きながら行い、

時々それを確認しながら行ったことと、
出た言葉を書いていったのが良かったのか、
由紀ちゃんが今までしていたルールに固執することなく、
その時のルールで取り組めたようです。 

若干の勘違い(”ん”が途中に入ってもダメと思ってました。)はありましたが、
何度か説明するうちにわかりかけたところでした。』 



家に帰ってからも、しりとりゲームは続きました。(笑)
 
2人でやっていると、
『「ん」はダメだよ!』と、言いながら
一生懸命に次の言葉を考えていました。

こうやって、また遊びの世界が広がっていくんだなぁ~と、
うれしくなった母です。 
 
そうそう、今回の活動の番外編です。o(*^-^*)oニコ 

送って行って、別れる時のことです。 

母が「ゆきちゃん、後でお迎えに来るからねぇ~!」と声をかけたのに、
由紀子は本を読みながら背を向けたまま
「は~い!」と冷たくバイバイでした。 

「いいよ!いいよ!冷たいんだから~!」
 
そんな言葉を残して私は会場を後にしました。 

そして、お迎えの時です。 


玄関を開けて「こんにちは~!」と声をかけたら、
部屋の中から由紀子が飛び出してきました。 

「おかあさんだ!!」

ヾ(*゜▽゜*)ノ  

なんとも、わざとらしい歓迎です。(笑)
 
きっと、私が帰った後に
自分がとった態度がまずかったと思ったのでしょう(笑)
 
自閉症の人には冗談が通じにくいので、
私がわざとがっかりして出て行った事を
本当の事だと思ったのかもしれません。 

でも、こんな気持ちが持てるようになったこと、
不器用ながら私に配慮をしてくれた事を
私はとてもうれしく思っています。


=END=
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フェスタ当日o(*^-^*)oニコ

2004年11月25日 | ゆきちゃんの日記
いよいよ本番の日がきました。 

9時30分から始まって、
各学年ごとに発表がありました。 

それぞれにいろいろな工夫がしてあって、
とても楽しい発表でした。 

でも、六年生の発表は一番最後、
11時過ぎになりそうです。 

待ち時間が長い!・・・

大丈夫だろうか・・・ 

母は、ラララ・・・の曲と、
この待ち時間が不安で落ち着きません。 
 

さて、由紀子たちの発表が始まりました。 

長崎の研究発表をみんながしている間は、
爪を噛んだり、頭をかいたり・・
やっぱり落ち着かない由紀子です。
(歌は大丈夫?ドキドキ・・・) 

そんな不安の中で、歌が始まりました・・・。
 
最初は問題の「長崎…」です。 


Σ('◇'*§アレッ!? 
 
「歌ってるじゃん!」 

満面の笑顔で大きな口を開けてちゃんと歌詞を歌ってます。 

やっぱり歌詞は覚えていたんです。
o(*^-^*)oニコ 

なぜ昨日の練習の時に歌わなかったのかわかりませんが、
とりあえずはホッとした母です。 

「長崎の街が・・・、この○○小学校のことが、
ゆっくりと私たちのふるさとになっていくのだと思います。」
 
そんなコメントの後に「ふるさと」の歌の発表が始まりました。

 

由紀子たち6人が一歩前に出て、
何小節ずつか独唱をしました。 

由紀子の声がはっきり聞こえました。 

自信を持って歌う姿は頼もしく見えました。 
 
やっぱり、本番に強いゆきちゃんです。 

今日もいい思い出を作ることができました。 

かった!!よかった!! 
 



でも、その夜から母は腹痛でダウンです。 


「い・いたい!」(#x_x)イタイ 



=END=
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どうしよう?!

2004年11月24日 | ゆきちゃんの日記
明日は由紀子の小学校でフェスタ(文化祭?)があります。 

6年生は総合学習で調べた長崎のことを発表して、
歌を2曲歌うそうです。 

その1曲が「ふるさと」で、
6人が前に立って何小節ずつか独唱をします。 

その1人に由紀子が選ばれました。 

交流学級のお友達が推薦をしてくれたようです。 

また、素敵な思い出ができる予感がします。 
 

ですが・・・今日、お迎えに行くと、

担任の先生が

由紀子がもう一曲の「長崎…」(曲名を忘れた!)の歌詞を覚えていなくて
歌えないと言われるのです。 

(〃・o・〃)エッ?「まさか!!」
 
由紀子は曲を何度か聴いたら、
ほとんど歌詞を覚えてしまいます。 

なぜ、この曲に限って・・・。 

由紀子に歌うようにいうと、
ラララ・・・でしか歌いません。 

やっぱり、覚えていないのでしょうか? 
 

実は何日か前に担任の先生から、
この曲の歌詞カードを渡されて、
「家で練習をさせますか?」と聞かれたのに、

母は「大丈夫です。由紀子は歌詞は覚えていると思います。
家でまで練習をしたら由紀子が嫌がるかもしれないので・・・。」と、
断っていたのです。 

 
でもいまさら、家で無理やり練習をさせれば、
肝心の「ふるさと」まで歌わなくなってしまうかもしれないので、
このままラララ・・・で行くことにしました。 


合唱ですから、別にラララ・・・でもかまわないのですが、
由紀子にもそんなことがあるのか・・・

私の認識が間違っていたのかしら? 


なんだか、
ちょっとへこんでしまいました。

ε-(_- ヾ)ハァ 



=END=
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記憶

2004年11月23日 | ゆきちゃんの日記
今日、由紀子が低学年の頃にお世話になった先生から
メールをいただきました。 

21日の大学祭の時に2年ぶりに再会をしたんです。 
 

母がちょっと離れた間の出来事で、
ゆきパパから状況を聞くまで解らなかったのですが、
お会いした時にちょっとパニックになってしまったそうです。 

先生はショックだったようで、
声をかけたことを気にしてらっしゃいました。 

でも、このパニックは先生のせいではありません。 

由紀子は再会が苦手なのです。 

どんなにお世話になった方でも、
1年ぐらい逢わないでいると再会のときに
パニックになってしまいます。 
 

以前、保育園のときの担任の先生に
3年ぶりに逢わせた時のエピソードを通信に書きました。
その時の様子でどうして再会がつらいのか少し解ったのですが・・・。 

 
通信バックナンバーno15 から抜粋~~~~ 
 
約束の朝、
由紀子にO先生と会う事を告げると
意外とあっさり『うん!』と答えてくれました。

この由紀子の変化にあらためて驚きながら家を出発したのですが
約束の場所に着いて、いざ車を降りようとしたその時です。
 
由紀子が急に
『O先生はいないよ!先生はいない!』
と大きな声で叫んだのです。

そしてシートにしがみついて降りたくないと無言の抵抗です! 

でも、それは長い時間ではありませんでした。 

『先生は待っているよ!だいじょうぶ!がんばれ!』

という私の言葉に何かしら吹っ切ったように
車から降りてきました。

そして、不安そうに私の後ろを歩きながら、
ずっと保育園時代のお友達の名前をとつぶやき続けました。 

私も忘れてしまっていた名前が次々と出てきます。
きっと由紀子の頭の中で封印されていた
保育園時代の思い出が溢れ出していたのかもしれません。
 
~~~~~~ここまで~~~~~~~ 
 

由紀子は懐かしい人に再会するときに、
その人に関する無数の記憶が一度によみがえってくるようです。 

今回もパニックの中で、
先生に受け持ってもらったときの
クラスメイトの名前を連呼していたとゆきパパが言ってました。 

今は以前よりも自閉症の特徴が顕著になっているので、
拒否反応がひどく出るようです。 
 

今日、テレビで記憶についての特番があっていましたが、
その中で、自閉症の人の記憶について 


「記憶すると言うのではなく、
記憶したことを忘れることができないと言ったほうがいいのかもしれない」

と、いう説明がありました。 

それは、由紀子にも言えるのかもしれません。 

私たちは古い記憶をどんどん忘れていきますが、
由紀子の頭の中には保育園時代からの記憶がいっぱい残っているようです。 

それが何かのきっかけに一度にどっと溢れてきます。 

時にはフラッシュバックのような形で・・・。 

自傷をするのもそんな時が多いようです。 
 

一度に記憶があふれ出てくる・・・
どんな感じなのでしょうか? 

やっぱりつらいかもしれませんね! 

それと、嫌な経験を忘れられないのもつらいです。 
 

でも、自閉症の人が全部そうだと言うわけではありません。 

知り合いの自閉症のお友達は違うようです。 

以前、よく逢っていた頃には
由紀子と絵本のセリフを言い合って楽しんでいたのに、
先日、久しぶりに逢った時には
その言葉をすっかり忘れていました。(笑)
 
由紀子はしっかり覚えていて、
何かにつけ合言葉を投げかけるのですが、
相手から返事が返って来ないのでいらいらして大変でした。(笑)



 
(._+ )☆\(-.-メ) おいおい 

同じ自閉症でも、
みんなが覚えているわけではないのよ!!(笑) 


 
メールを下さった先生は
昨日、夢の中で笑顔の由紀子と逢うことが出来たそうです。 

よかったです。 


=END=
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