ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

小学生体育大会

2004年10月29日 | ゆきちゃんの日記
小大会と呼ばれるこの行事は、
市内の全小学校が参加していろいろな競技をします。 

ずっと前にお知らせしたとおり、
由紀子は玉入れに参加をしました。   

この1ヶ月、ほとんど毎日放課後に練習がありました。 

玉入れのかごは地上から
3メートル50センチのところにあります。 

初めのころ、由紀子の玉は全く届きませんでした。 

でも、練習すればできるようになるんですねぇ~、
最近は何個か入るようになりました。 

ただ、由紀子は人と競うことを知らないから、
みんなが必死になればなるほど
その騒がしさに圧倒されて
玉を拾うことをやめてしまいます。 

練習の終わり頃に1人で入れさせてもらえば、
続けて4個ぐらいは入るらしいのですが・・・・
これでは戦力にはなりませんよね!(笑) 
 

さて、今日はその本番です。 

会場がかきどまりという所にあるのですが、
長崎に不慣れな母は初めて行きます。

数少ない知り合いはみんな別の会場に行くので
一緒にいく人もいない。

さびし~~~い!! 
 
バス会社に電話して、
バスの路線を聞いてバスを乗り継いでいきました。 

その会場の遠いこと、遠いこと!

ビックリです。 

家から1時間ほどかかりました。 
 
やっとたどり着いて、
陸上競技場で由紀子の学校の応援席を
探して・・・探して・・・やっと見つけたのですが、

あれぇ?いない?! 

玉入れは?・・・・・・・??? 

ヾ(*゜▽゜*)ノ あはは…

玉入れは多目的広場であるようです。 

慌てて走っていったんだけど、
これがまたどこか解らない! 

キャー方向音痴にはここは広すぎるよ~~! 
 

やっとの思いで会場にたどり着いたのが、
競技開始の直前でした。 

あー間に合った!
ε= (*^o^*) ほっ 

最初に手に2個ずつ持って、
一斉に投げてから競技が始まるのですが、
由紀子はその2個を投げると後はみんなの姿に見とれています! 

立ち尽くしているのが、由紀子です。(笑) 



 
やっぱり戦力にはなりませんでしたねぇ~(笑) 

でも、途中で一回だけ玉を拾って投げました。 

まぁ、今回はこれで良しとしましょう!!(笑) 
 

実質の戦力がよそより1人少ないせいもあって、
残念ながらN小は負けてしまいました。 

みんなごめんね!! 

そして、ありがとうね!! 


=END=


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オペラ パート2

2004年10月27日 | ゆきちゃんの日記
オペラの練習2回目です。 

家で何度もテープを聴いたので、
歌はほとんど覚えています。 

とても楽しそうに音楽室に行ったのですが、
初めは歌手の方はいなくて、テープでの練習でした。 

その時に由紀子が小さなパニックを起こしそうになりました。 

原因はテープです。 

由紀子がいただいたテープには歌声も入っていたのですが、
練習用のテープはピアノのみです。 

「とめて!とめて!」と言いながら
デッキのスイッチを切りに行こうとします。 

寸前で私が捕まえて、
教室の隅へ引っ張ってきました。 
 

そこで少し落着かせて、

「お歌の先生は後で来るから、
そしたらまた歌ってくれるから!」と、
言い聞かせるとなんとなく納得して
練習の列の中に戻っていきました。 

そして、通しで一回歌った後に、
先日の歌手の方が入ってきました。 
 

そのときの由紀子のうれしそうな顔! 

弾けるような満面の笑みでした。 

余程その方の歌が好きなのでしょうね!! 


ε= (*^o^*) ほっ 

ゆきちゃん、よかったね!! 

 

今日の練習は歌に合わせて振りの練習もありました。 

黙って目をつぶって歌うシーンや、
喜んでワ~イ!と、飛び上がるシーンなど、
感情表現が必要なシーンがあって
ちょっと難しかったのですが、
由紀子なりに一生懸命みんなについていこうとがんばっていました。
 
 
それにしても、プロの方のレッスンはすごいです。 

クラスの子どもたちの歌声が
どんどん高くきれいに響くようになっていきます。 

由紀子もきっと影響を受けていると思います。
 
この練習に参加させていただいて本当によかった。
 
次回はいよいよ舞台練習です。 

母のほうがドキドキです。

=END=
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オペラ

2004年10月25日 | ゆきちゃんの日記
由紀子たちの学校でオペラの公演が
行なわれることになりました。 

その舞台に学校の中から
1クラスだけが舞台に一緒に上がって歌うことができます。 

その幸せなクラスは由紀子の交流学級の隣のクラスでした。

 残念! 
 

でも先日、
そのクラスの担任でもある学年主任の先生が私に「
ゆきちゃんもその舞台に出してあげたい」と言われました。

キラーン(☆。☆) 

これを聞き逃す母ではありません。「

本当にいいんですか?」(笑) 

そして、話はうまく進んで
由紀子もその舞台に立たせて頂けることになりました。
 
 

今日からその練習が始まりました。
 
私が無理をお願いしたので、
練習の付き添いは母がします。 

今日の練習は3.4校時です。 

まずは隣のクラスにお邪魔して、
みんなと一緒に教室の移動をします。 

普段一緒に勉強をしたことのない子どもたちですが、 

私たち親子の
「よろしくおねがいします。」の声かけに
笑顔で「は~い!」と答えてくれました。

よかった!! 
 

出し物はヘンデルとグレーテルです。 

初めて聴く歌ばかりですが、
由紀子は歌詞カードを片手に
一生懸命みんなについて行こうとしています。 




しばらく練習をしたところへ
プロのオペラ歌手の方が入ってきました。 
 

由紀子にその方がどういう人なのか解るはずもなく、
最初は普通にしていたのですが、

一声歌を歌った途端、目がキラーン(☆。☆)

 
由紀子はソプラノの歌声が大好きです。
 
アリアのCDをかけると黙って聞き入っています。 

それが今、目の前で歌ってもらえたのです。
感激しないわけがありません。 

 
さすがにプロはすごいです。 

音楽室中に声が響き、
身体にその振動が伝わってきそうです。 

現川でH先先生が言っていた、
身体に響く音そのものでした。 

これからの練習が本当に楽しみです。 
 

練習用のテープをいただいて帰ってきましたが、
由紀子はそのテープを繰り返し聞いて暗譜中です。

o(*^-^*)oニコ 


=END=
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ホットケーキ

2004年10月23日 | ゆきちゃんの日記
先月からはじめた余暇活動の新しい試み
(まだこの活動には名前がついていなかったなぁ~。)
に参加してきました。 
 

先月はクッキー作りをしましたが、
今回はホットケーキに挑戦をしました。 

しかも、今回から親の付き添いなしです。
(もちろん送迎はしますけどね!) 

会場に連れて行くと、
壁にホットケーキの作り方の手順が写真付きで貼ってありました。 

前回のクッキー作りの時に、
自閉症の子どもは次に何をするか解らないと
不安になるし、動けないので
解りやすい手順表が欲しいとお願いをしていたのです。

そしたら、こんなに丁寧な物を作ってくださったのでした。 
 

先生が事前に写真を撮りながら
ホットケーキを作ってみたのでしょう。 

その写真の中のホットケーキはちょっと焦げていました。(笑) 

そして、その横に書いてある作り方の所に 

注)こがさないように!

と、書いてありました。(爆笑)
 

男の先生ですからきっと初めてホットケーキを作ったのかもしれません。 
 
そして、その写真の中のホットケーキの一枚は
ミッキーの形をしていました。 

由紀子が喜びそうです。 

こんな心遣いが子どもの心をひきつけるんですよね。
o(*^-^*)oニコ 
 

その説明書を見て由紀子達がどんな反応をして、
どんな活動をしたかはまだ聞いていませんが、
リーダーの先生が真剣に取り組んでいることを
強く感じることが出来ました。 
 

お迎えに行くと久しぶりにビーズの作品を作っていました。 

時間も過ぎたので帰ろうと誘ったのですが、
2つ目の作品が出来上がるまで帰ろうとしない由紀子。

とうとう居残りをさせていただきました。 
 
ホットケーキは残ったらお土産になるはずだったのですが、
全然残らなかったそうで・・・。
(母はちょっと空腹だったので期待していたのになぁ~(笑)) 

母と離れて、先生達とどんな時間を過ごしたのでしょうか? 

詳しく聞いても答えてくれないのは解っています。
 
ただ、帰り道、由紀子に楽しかった?と、聞くと 

大きく「うん!」と答えてくれました。
 
よかった!!
(^-^ ) ニコッ


=END=
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音楽レッスン

2004年10月21日 | ゆきちゃんの日記
音楽のレッスンで現川へ行きました。 

今日はK村先生がお仕事の帰りに
現川へ寄ってくれることになっています。 

朝からとても楽しみにしているゆきちゃんです。 

学校に行く途中、
何度も「K村先生よ!」と言います。 

K村先生と「君を乗せて」を歌うのだそうです。
o(*^-^*)oニコ      

現川に着くとそこはもうすっかり秋です。 


 

K村先生が来られるまでは、
いつものようにH崎先生とレッスンです。 

母は由紀子の歌声を聞きながら、
現川の秋の写真を撮りに行きました。 

戻ってみると、
先生と由紀子がなにやら楽しそうなことをやってました。 



内緒の話をしているわけではありません。 

これも楽器です。 

ボォ~~~!!って太い大きな音がします。 

由紀子はそれを自分の頭の骨に響かせて聞いているのです。 

H崎先生が言われるのには、
由紀子はいろんな音を自分の身体に響かせて
聞いているそうです。 

ピアノでも自分の腕で鍵盤を叩いて、
そのまま鍵盤の上に顔を伏せて
音を聞いている時があります。 


この楽器(名前を忘れてしまった。)の音も気に入ったらしく、
何度も先生に吹いてくれとせがんでいました。 

この後、学校で歌っている
「ビリーブ」と言う曲も歌って聞かせてくれました。 

先生と2人で感激です。
(ノ_・、) うるうる(笑) 


前回は修学旅行の後で、
少し不安定で泣き出してしまいましたが、
今日はとても安定してレッスンを受けることができました。 
 

そこへK村先生登場です。(笑) 

ギターケースを抱えて来て下さいました。 

由紀子が喜んだのは言うまでもありません。 

その後は先生のギターの伴奏で歌を歌い、
H崎先生がジャンベ(名前間違っていたらごめんなさい)という太鼓を叩いて、
私はその辺の楽器でリズムを取って・・・・

久しぶりに楽しい時間でした。 

音楽は1人で楽しむものではなく、
たくさんの人と楽しむこともできるを、
この先生方はこうして教えてくださっています。 


本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

=END=
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