ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

手術

2006年06月26日 | ゆきちゃんの日記
続いていた熱は虫垂炎からのものでした。 

いろいろありまして、

結局昨日の夕方、緊急手術をしました。 
 

一時はどうしようかと思いましたが、
おかげさまで手術は無事に終わって、
術後の経過も良好です。 

詳しくは退院してから書きます。 
 

ご心配をおかけしました。


=END=
 
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マイコプラズマ感染症?!

2006年06月22日 | ゆきちゃんの日記
熱があっても元気そうな様子に
安心をしていた私ですが、

夜中に様子が変わってきました。 
 

「頭が痛い!」「きつよ~!」 

もともと熱に強い由紀子がこんなことを言うのは初めてです。 

熱を測ってみたら39・9度ありました。 
 
まずい!! 


由紀子は痙攣の発作を持っているので、
小さな頃からなるべく解熱剤を使わないようにしてきました。 

急激に熱を下げて、
その後、急に熱が上がると
痙攣の引き金になるんです。


昨日も先生に「解熱剤はどうする?」と聞かれたのに、
39度でも元気みたいだから要らないと断ってしまったのです。 

もらっておけばよかった!!
(/o\)  
 

頭と脇の下を氷で冷やしながら、
朝になるのを待って病院へ・・・。 
その頃には熱は40度を超えていました。 
 

再度インフルエンザの検査をしましたが、
やっぱりマイナス。 

そして、次に行った血液検査で
「マイコプラズマ感染症」
とわかりました。 
 

脱水症状の予防を兼ねて、
抗生剤の点滴を受けることになったのですが、
由紀子の問題は腕の血管が細くて脂肪に隠れていること。 

看護婦さん泣かせの血管なのです。 


案の定、何度も針を刺しなおして、
最後はドクターにお願いしてなんとか無事に点滴開始です。 

たぶん痛かったと思うのですが、
泣きもせず抵抗もしない由紀子。 

その反応の鈍さにちょっと危機感を感じました。 
 

3時間ほどかかるといわれたのですが、
血管が細くて腕の向きで点滴の落ち方が変わってしまい、
結局4時間もかかってしまいました。 
 

でも、その点滴のおかげで頭痛も治って、
由紀子はあっさり復活。 

点滴を腕に刺したまま、
アイスクリームをペロッとたいらげ、 

「おうちに帰ったらバナナを食べるんだよ!!」

と、のたまう由紀子さんでした。(笑) 
 

マイコプラズマ・・・

次女のまーまーが3歳の頃、
しつこい咳で苦しんだとき、
最終的な診断がマイコプラズマ肺炎でした。 

由紀子はまだ肺炎まで進んでいないとのことでしたが、
早く見つかって本当によかったです。 
 

学校に連絡をしたら、
このマイコプラズマ感染症は
出席停止になる病気なのだそうです。 


え~~?!そんなに強い感染症なの? 

ちょっとのんき過ぎたかな?と、
反省をした母です。


=END=
 




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リタイヤ

2006年06月21日 | ゆきちゃんの日記
由紀子がいない夜。 

みなさん、私がさびしがっていると思っているでしょう?(笑) 

んなことはないですよ!! 

私は意外にのんびり、静かに過ごしていました。 
 

昨日の気がかりの件は、

夕方先生に無理をお願いして
由紀子にメールで謝らせてもらいました。

由紀子はみんなと楽しく過ごしているようで、
メールを読んで笑顔で
「はーい!」と答えてくれたのだそうです。
ε- (´ー`*) よかった! 
 


それで、今日は
長崎の大学病院へ友人のお見舞いに出かけることにしました。 

病院の面会時間が14時からなので、
それまで他の友人を呼び出してランチをすることにしました。


今日は夕方までゆっくりしても大丈夫!! 

お迎えの時間に縛られないって、
自由でいいですよねぇ・・・。
(*^-^*) 
 

長崎に着いたのが12時でした。 

久しぶりに会った友人と食事をしながら、
積もる話をして・・・
自由を満喫していたのですが・・・
その途中で電話がかかってきました。 
 

由紀子が登山の途中で熱を出したらしいのです。 

すでに38.6度もあるようなので、
途中でリタイヤさせていただくことにしました。 

私が諫早駅まで車でむかえにいくことになったのですが、

今、私がいるのは長崎!! 


しかも、車は大村に置いたままです。 

友人に慌てて事情を話して
13時9分発の列車に飛び乗って大村に引き返しました。 
 

長崎滞在時間、たった1時間です。
・・・_| ̄|○・・・はうぅ・・・ 
 

4時過ぎに由紀子を諫早駅で受け取って、
そのまま病院へ行きました。 

熱は39度を超えていましたが、
由紀子は元気な様子でした。 
 

インフルエンザの検査はマイナス。
(大村では今頃インフルエンザがはやっています。) 

のどの赤みもないので、
ウイルス性の風邪で、
熱が高いのは疲れのせいだろうということで、

水分をたくさん取らせ、
ゆっくりさせて様子を見ようということになりました。 
 

家に戻ってからも熱の割には元気で、
宿泊学習に参加できた時のご褒美に用意していたCDを聴いたり、
パソコンをしたり・・・ 
 

途中でリタイヤをしたのは残念ですが、

今回の最初の目標は 

「みんなと一緒に宿泊学習に行く!」

でしたから、文句なしです。 
 

JRにも乗れたし、
登山も頂上まで頑張って歩いたようだし・・・ 

私は花丸の合格をあげたいと思います。 


=END=
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出発!

2006年06月20日 | ゆきちゃんの日記
宿泊学習への出発の日がやってきました。 

由紀子は笑顔で学校へ行きました。 
 

宿泊学習は好きよ!

その言葉にずいぶん救われた母の不安ですが、
それでもやっぱり心配!!
(どうしようもない母です。(笑)) 


だって由紀子が乗り越えなければならない課題が、
この宿泊学習の中にはいっぱいあるんですもの・・・。 
 

まずは、出発式です。 

今まで何度、この出発式でつまづいて
土壇場で「行かない!」と言って動かなくなったことか…。

ドキドキ感が苦手な由紀子は、
この出発前の盛り上がりが苦手なのです。 

でも、今日は落ち着いています。 

「がんばるぞ!おー!!」のシュプレキコールにも動じずに
みんなの列の中に居ます。 



なんだか今日はやってくれる予感がします
 

この出発式の後、
最寄の駅までの15分ほどの道のりをみんなで歩いていきます。 
 

とってもいい笑顔でした。
 

私は由紀子が歩き出したのを確認してから、
車で駅まで行って待機です。 

由紀子との約束では、

みんながJRに乗るのを見送ったら
私が車で諫早駅まで送っていくことになっています。 

でも・・・
この調子ならみんなと一緒に乗れるかもしれません! 

母はこの時からずっと迷っていました。 
 

そして、駅。 

私は由紀子に姿を見られないように車の中で待機していました。 

そこへS田先生が来て、
JRに乗せるかどうかの確認をされました。 

先生も迷っているようです。 


そして、最後に

「お母さんはどうしたいですか?」

と聞かれたのです。 

ギク!( ゜▽゜;)そうですよね・・・

私が決めなければならないのですよね! 


私は

「乗れそうなら乗せてください!」

と答えました。 


ここからはS田先生の魔法に期待するしかありません。 
 



出発の時間。 


私は駅舎の影から由紀子の様子を見ていました。 

止まった電車を前にホームに由紀子が立っていました。 

先生が何度か促していましたが
どうしても足が動きません。 

そして、とうとうドアが閉まって
列車は走り去って行きました。 


ホームにはS田先生と由紀子。
そして、学部主事の先生が残っていました。 
 

やっぱり駄目だったか!・・・と、
由紀子に近づこうとしたときに主事の先生が走ってきて、

「次の列車まで頑張ってみたいと担任が言っています。
もう少し待ってください!」 
 

私は再び駅舎の影へ・・・

そこへ先生から電話がかかってきました。 

「ゆきちゃんはお母さんを待っているみたいですね!
『お母さん来ないね!』と言っています。
でも、もう少し頑張ってみます。」 
 

それから、30分後。 

由紀子は先生と一緒に列車に乗り込んで出発していきました。

 
この30分の間に
先生がどんな魔法をかけたのかわかりませんが、
手を引っ張られるわけでもなく、
由紀子は自分から列車へ乗り込んでいきました。 
 

結局、駅に残ったのは私ひとりです。(笑)
(・.・;) メガテン・・・ 
 

本当にすごい先生です。 

昨日のS田先生からの連絡帳には
「また伝説を作りましょう。」と書いてありました。 


そして、その言葉通り
先生は由紀子と大きな伝説を作って出発していきました。 
 

列車の中でもパニックになる事もなく、
耳を押さえてアナウンスの真似をしていたとか。 

親とはなかなか乗り越えられない大きな山を、
先生と一緒に乗り越えていったのですね・・・

感激です。 
 

ただ・・私は由紀子との約束を破ってしまいました。 

これは、私が自分の不安から
由紀子と勝手に約束をしてしまったせいです。 

そして、こうなることはわかった上で
JRに乗せて欲しいと先生にお願いをしたのですから
仕方がないことなのですが・・・。 

「お母さん来ないね!」
あの言葉が心に何度も響いて、
胸が痛くて仕方がありません。 

由紀子はどんな気持ちでホームに座っていたのでしょうか? 

そして、私が来ないことをどう諦めたのでしょうか? 

喜びの影に私は後悔を感じずにはいられませんでした。 
 

由紀ちゃん、ごめんなさい!! 

でも、今日のあなたは本当にすばらしかったです。


=END=
 
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宿泊学習前夜

2006年06月19日 | ゆきちゃんの日記
いよいよ明日から宿泊学習が始まります。 
 
考えればいろいろと心配になることもいっぱいありますが、
私が不安になれば由紀子の不安も増幅するので、
あまり気にしないようにしています。 

いや?!努力しています。(笑) 
 

それでも由紀子が不機嫌だったり、
考え込んだ様子が見えたときには、
私の心はザワザワ・・・・ 
 
それで、つい聞いちゃいました。 
 

「ゆきちゃん!宿泊学習は嫌なの?」

・・・あぁ!!最悪の聞き方!!自己嫌悪! 
 

も、由紀子の答えは意外なものでした。 

「宿泊学習は好きよ!!」
(゜ー゜☆キラッ 
 
なんだ!そうなの?(笑) 


すっかり後ろ向きになっている私とは違って、
由紀子は何歩も前に踏み出しているようです。 
 
きっと大丈夫! 

んな気持ちにしてくれる、嬉しい一言でした。

=END=
 
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