夏場はままならない読書も冬は絶好のチャンスとなる。
これはスベルべママが所望した本で、もちろんスベルべも読みたかったもの。
才気も当然のものながら、相変わらずの毒舌も健在。
でも、ほろりとさせられる部分も少しは有り、帯の評にある通り「ハナ」ちゃんの話には、
スベルべも思わず涙がポロリ。だってやはりマックスと重なってしまいますよ。
新聞記事の人生相談なんて一刀両断。バッサリと切って捨て思わず心の中で喝采。
本当に、世の中っていつの間にか大きく変貌したのだなー、なんて思い起こさせて下さいます。
おー、「ハナ」ちゃんだな。小さく扱われているような一文に登場の「ハナ」ちゃん。
佐藤愛子さんの優しさがちょいと覗いたかな。もっとも本人は否定するでしょうけれど。
皆さん亡くなっちゃったけれど、愛子さんと遠周こと遠藤周作さんや阿川さんとの交友なんて、
読むだけでも爽快な友人関係、大人の関係で面白かったなー。
皆様お時間がありましたらご一読を。読んで損にはならない一冊ですよー(笑)。