ウサギ達の足跡を探し、行動を想像しながら歩きます。
雪は、ゴム長の半分が埋まる程度で、歩くのに邪魔ではあるけれど気持ち良く進める。
じつはこの日雪の山を歩いたのは、キノコを探す目的もありました。
ほら、枯れた木に絡みついた藤蔓の間にキノコが見えますよ。これは平茸、別名「寒茸」です。
手が届く高さではなくて、全身を使って必死によじ登りたたき落としました。
うーん、残念ながら少し採る時期が遅く、傷み始めていましたね。
冬至はとっくに過ぎたと言うのに、まだ日は短く自分の影が長く尾を引き始める。
気温も下がるだろうから、そろそろ帰りましょうか。
同じコースはたどらずに、別のコースを選んで歩きます。
別コースを歩いた方がキノコを見つけられる確率も上がりますからね。
雪が少ないとは言え、さすがに越後三山は真っ白に輝いています。
畑だって、これから雪が降ったら、まだまだ白く埋まってしまいますが。
停めておいた軽トラが見えてきました。
こうして、雪の山を歩く酔狂者はウサギと狸とスベルべだけ。
まだ、林の中だけを主な住処にしているのかカモシカの足跡は皆無。
冬でも積雪の量によって、色々と遊べますよ。越後魚沼は自然がたっぷりです。