昨日、大雪の中長岡まで出かけてきました。
講演会への参加が主目的でしたが、それが終わってから美術館へ。
新聞で見かけた長岡近代美術館の案内を見てどうしても行って見たかったのでした。
「越後が生んだ幕末の二人の書人」とその特別展の看板。もちろんここから先は撮影不可。
ご覧の通り、入口はがらんとしていて、一瞬休みか、閉館時間かとも思った。
でも、ドアを過ぎると受付嬢が笑顔で迎え入れてくれたのでした。
平日で、しかも大雪とあり、入場者は他には見えません。
誰もいないかと思ったら、片隅に椅子に腰かけた監視員の若い女性の姿。
ま、女性には目もくれず、集中して二人の偉大な書家の書に見入りました。
良寛の書は、人柄が表れていると言うか、人間味のこもった書だと言うのが感想。
対して、巻菱湖の書は、行書と言う事もあって、私でも読める書も。
二人とも、大きな屏風仕立ての作品も有りましたが「個人蔵」の説明に驚きます。
順序は反対ですが、小一時間見て、帰る際の駐車場です。
手前のスベルべの車にも新たな雪が積もっていました。
良寛の作品と言うか書には手紙文も多数ありましたね。
病身の身で横になって書いたのではないかという手紙など文字が斜めになっている。
簡単に心洗われる、などとは言えないけれど、清々しい気持ちになられたことは確か。
大雪の中では有ったけれど思い切って、行けて本当に良かったと思いました。
ここで、スベルべママに電話を入れて娘の家に迎えに行くことに。
帰りは、雪で渋滞する道を行きの倍以上の時間をかけてようやく帰宅したのでした。