ヘリコプターからの航空写真をスキャナーで取り込んだものです。
右下に「北堀之内」駅の駅舎と跨線橋が見えます。
駅のまっすぐ上が、河岸段丘の特徴で真っ平らな我が家の山の畑。
その我が家の畑の少し左手の山頂から一気に雪が崩れ落ちたのです。
これは雪崩の翌朝かも知れませんし、別の日かもしれず記憶に薄い。
でも、こんな風に山頂から大量の雪が一気に崩れ落ちたことは間違いありません。
電柱と電柱の上部を結ぶ、ビームと呼ぶ鉄製の部品の上部に雪がついています。
手前の下り線はもちろんの事、向こう側の上り線を越え、ホームさえ埋めたのでした。
スコップで切り落とした雪を「モーターカーロータリー除雪車」で飛ばします。
こんな作業を何回も繰り返し、ようやく電車を通せるようになったのでした。
別の角度からの航空写真です。
この昭和56年1月31日の雪崩から、36年が経ちました。
その後、線路の傍に鉄製の雪崩防止柵が設置され今に至っています。
この雪崩の巣のような斜面はスベルべの独活とゼンマイの畑でもあります。
豊かな自然も時にはこんな風に牙をむくこともあるのですね。
でも、それも含めて自然です。そんな自然の中で今まで暮らしてきたのです。