今年度、ゆいツールは幼児向け環境教育教材の開発を計画中です。
そこで、ご協力いただく保育士の皆さんに、簡単なプログラムを実施しました。
オリジナルの教材ツール「いきもの・いろいろ」を使った、身近な生きものの特徴を使ったカルタゲームでは、自分が体験した生きもの話などでけっこう盛り上がりました。
女性の多い保育士さん。中にはもちろん虫が苦手な先生もいらっしゃる一方で、詳しい種名まで知っている先生もいらっしゃいました。「カタツムリ飼ったことあるよ」など、くわしい話も飛び出しました。
子どものうちからリアルな自然体験を重ねていくことが、子供たちの心身の発達、将来の感性や人格の形成にまで影響を与えることを確認して、ミニワークショップを終えました。
今後は、保育士さんの希望(子どもにこんな体験をさせてあげたい等)も考慮しながら、プログラムを一緒に作っていけたらと思っています。
幼児のうちは、たくさんのリアルな体験を積み重ねることが、非常に大切だと私たちは考えます。
自分の身体を使った環境体験は、環境の中で子どもたちが生きていくにあたり、必要な知恵や道具や材料となって、子どもたちの未来を支えていきます。
それは、誰も肩代わりすることはできず、子どもたち自身が体験して集めるしかありません。
もちろんある程度の体験の蓄積や言葉による理解が進めば、本やイラスト、映像といったバーチャルな世界も楽しめるようになります。
しかし、その前の幼児期初期に、しっかり原体験を積んでいることが重要。それを飛び越えて最初からバーチャルの世界にいってしまうのは危険ではないか?と思います。
そこで私達の考える幼児期の環境教育では、生きる基盤づくりを念頭に、本物の体験を取り入れた活動をおこないたいと考えています。
それがのちに、自然環境への興味や愛着、動植物への関心等にも発展していくことを期待しています。
まずは1本目のプログラムを、夏に向けて開発予定です!
(山)
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