本日開花なり

季節のうつろいの中で、日々健気に育っている大好きな植物たちの様子を綴っています

真夏の庭に想う

2010-08-03 | 庭日記
庭を造り始めて数年経った頃から、私が目標にしてきたのは、ローメンテナンスな庭ということと秋の庭の充実ということです。

そこで、秋に開花する植物、秋まで愉しめる植物を意図して取り入れてきました。
更に、秋の庭の充実のためにはどうしたらいいか、そのためには夏を良い状態で乗り切ること。
そんな風に思うようになって、晩夏の人気のないガーデン巡りをして(笑)自分なりにあれこれ植物を取捨選択したりしました。

風通しを考えて植え込みすぎないこと、梅雨前に、茂りすぎた植物を切り戻しておくこと。
その植物の居心地のいい場所もだんだんと分かってきたので、適所に植えること、または鉢を置くこと。
鉢は直に地面に置かないで、スタンドやポットフット、フラワーベースを利用すること。

ローメンテナンスという点では、重い如雨露での水やりはしない、液肥やりも基本的にはしない。
代わりに、晩秋と早春に堆肥を施す。
鉢の数を減らす、小さな鉢を減らす。
夏場の水やりも、何が水切れに弱いか分かってきたので、そういった植物を選別して水やりする。
…などなど、心がけて。

一方で作業を減らすばかりではなくて、時間と気力を向ける対象をバラと芝に重点を置くことにしました。

芝は傷みの激しい部分に今年手を入れて、タマリュウと小石に変更しました。
これが功を奏したかどうかは、来年か再来年にならないと分かりません。
また何か対処が必要になってくるかもしれません。



バラに関しては、今年から薬剤の定期的な散布を行うようにしました。

数年前まで植物保護液という呼び名のオブラートに包まれた薬剤を、植物保護液を返品してからは、ハンドスプレータイプの薬剤を必要に応じて噴霧していましたが、梅雨明け後の黒星による被害はひどく、見る分にもストレスを感じていました。
昨年バラ園を訪れた際、作業をされている方に「やはり、薬剤は散布されてるんですよね…」と、当たり前とも思われる質問を向けてみると、「1週間に1度ずつしてますよ」との答え。

個人が愉しむのに1週間に1度の散布は必要もないし、無理もあるので、1ヶ月に1回の散布を5月上旬より行ってきました。

その結果がこれ。



我が家で最も黒星に弱いミニバラ、ジュピター・オプティマ。
他のバラは梅雨明け頃から黒星が出てくるのですが、これは毎年1番花の頃から既に患って、この頃には葉はほとんど無い状態。
それが、2番花の7月25日のこの写真の時も、花が終わった今も、葉は綺麗なまま。
他のバラも皆無とはいきませんが、去年までとは見違える程綺麗な状態です。

観賞する分にはめっきりストレスが減りましたが、薬剤の種類によっては臭いやのどの痛みのストレスがあるので、種類や散布回数などもう少し検討したいと思っています。

まだまだ思い描く理想の庭に近付くには、問題点も多々あるのですが、一歩ずつ近づけたらいいなぁ~と、真夏の庭で頑張っている植物を見ながらあれこれ想う今日この頃。

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