朝5時スタートし天候も雨でなく曇りでまずまずのなか
身体があったまってきたのでヤッケを脱いで気持ちよく楽しんでいた40キロ近く。
5キロラップの40キロあたりでペースが急激にアップ。
これには理由があるんです。
歳のよくにた黒タイツおじさんと前後して走っており、なかなかのしっかりした
走りなので声かけさせてもらいました。
いい走りですね~と。 お話聞くとなんとレース8週連続参戦目でこの大会とのこと。
うえぴょん師匠も顔真っ青になるくらいの連戦。(一般のランナーさん目線では・・ようやるわ~的ですが)
時間はたっぷりある・・ここは坊ちゃんと同じですが (その財力恐るべしです。そこかい)
やはり走りこんでるだけあってフォームもぶれておりません。
全国のウルトラに参加されており 屋久島のウルトラが感動的だとのこと。
一度はいってみたいもんです(興味深々)
とそんなあれこれをお話聞きながらのラン、上り坂道おかげで辛くない。
そんなときに・・・ショックなできごとが。
道路を左折して、海岸線に入るところで 私設エイド発見。
そこでは、コーヒをサイフォンでたてておりそこからコーヒーゼリーを作って振舞ってくれてました。
まずはタイツおじんさんがゲット。お次は坊ちゃんと待っていたら若者が割り込んできて先にゲット。
ま~え~ま~え、些細なこと。しばらくまたされていただきました。
が・・ ここまで一緒にきたタイツおじさん なんの挨拶もなく さっさと行ってしまった。
坊っちゃん的にはこんな時、お先に~と声かけてから 行くんですが
ウルトラの達人でもあるタイツおじさん がこんなん?
心の狭い坊ちゃん(人間ができておりません)の脚に火がつきました
こんなわけで40キロあたりのペースが5分半ほどになっている理由。
しばらくぶっ飛ばしてタイツおじさんに追いつく。横に並んでお先にと一言。
絶対このタイツおじさんの前でゴールするんじゃ~と しょうもない目標をたてる。
コース的には
いつもの坂道練習を思い出せばなんてことない・・・が、前半の平田の坂道のようなとこを
のこぎりの歯のように繰り返している脚。それなりにひ~は~からの300M坂道がその先に
頂上には清澄寺(せいちょうじ) このお寺を目指して えんえんと上る。
最初のほうは75キロランナーさんたちもいてて気がまぎれてましたが(途中でお別れ)
100Kランナーだけとなるとほとんどいないぼっちラン。速いランナーさんがたま~に降りてくるときに
エールをくれますそれを励みに、後ろからくるタイツおじさんの前 を絶対キープ。
それには、脚をとにかく停めない。どんなにきつくとものろのろでもとにかく 走る!!
のぼりきった清澄寺 こんなところにエイドをよく設営してくれたもんです。
時間あったら清澄寺 お参りしていきたいとこですが 観光モードからレースモードチェンジ
すぐに折り返し 下りを・・・ このあたりから膝に違和感が。
がんがんでは危ない状態なので衝撃を緩めながらの下りランへ。
気温がどんどん下がってきており身体が冷え始めている。
ヤッケをとりだして装着。
下ったところのエイドでは焼きたてオムレツをいただけた。ランナーが着いたら焼き始めるので
ほんとに焼きたて。冷えた身体があったまりました
膝の痛みがさらに増してきたので、ここで痛み止めを投与しようと
リュックを探すが・・・・
途中で落としてしまったらしくない
ここから先は我慢の旅です。
61キロのエイド前原海岸 さむいながらも オーガニックレモネイドをいただく。
なんと今エイド情報をみたら注意書きに ココナツガールのブラ&ポリネシアンショー
とあるではないか。失礼しました。その1にアップしましたが 正しくはこの地点やったみたいです。
どちらにしても みれませんでしたが(悔しさがまたよみがえってきております)
このあたりから冷たい雨が降り始めてきて体温がどんどん下がってきて辛くなる
66キロ地点のエイドであったかいお刺身の唐揚げをいただき ほんまに
どんどん身体が冷えて手先の感覚がまったくない。手袋も雨に濡れてさらに追い打ち。
身体の動きが徐々にへたってきているのがわかる。これは ちょっと危ない状態と感じる。
さらに右膝は 経験したことのない症状。なんか かくんかくんと音が聞こえてくるような
踏ん張りの効かない膝周り状態が続く
萩往還で回りの人たちが低体温症になりぷるぷるしてリタイアし始めた記憶がよみがえる。
コンビニがあればちょっと暖とれるのだが まったく見当たらずお店もない。
自販機のあったかいやつを探して走る。も・・この時期はすでに どの自販機も
冷たいやつばかり それでも視線を道端自販機探しに。
5台目か6台目くらいに ようやく 赤いラベルのあったかいやつを発見。
助かった~ 甘い缶コーヒを購入し(小銭とるのに一苦労でしたが)
まずは感覚のない手先をしばらく手に抱えてあっためる。それからゆっくりといただく。
この1本で生き返りました
その先のエイド ところてんやら 楽しみのひとつでもある 鯨一口カツ、くじらコロッケでお腹をみたす。
有名な鴨川シーワールドの横を通過。
ものすごい観光客・・傘さして訪れている中を 道路をよたよたと歩を進める。
さらにその先エイドで野菜寿司(レンコン、みょうが、菜の花、しいたけetc)食べれるのはレンコンだけ
おいしくいただきました。このあたりで 残すところ20キロまでです。
ハーフ1本 だけ
唯一持参している ジェルをここで投入。(炭水化物ばかりなので脚の動きが悪いのです)
かくんかくんと鳴っていた膝も ハーフ1本だけと脳が楽になってきたのかいつのまにか
音が聞こえてこなくなって動きも楽に。痛みはあいかわらずありますが これはしゃ~ない。
あと10キロ ここまできれいなフォームの兄ちゃんの背中を目印に走ってきた。
92キロのエイドにたちより兄ちゃんに声かける。
あと少し、サブ11がんばればいけますよ。一緒にいきましょう!!と。
兄ちゃん、ほんまですか? いや~無理でしょと
時間もったいないのでお先にとすぐに出発。
もう頭の中は 100キロでなく 10キロのレースモードにチェンジです。
雨もやんだのでヤッケを脱いで闘争モード。
コース上で誘導されているスタッフの男性 ぷるぷる震えながら案内してくれてます。
雨が降ると思ってなかったので雨具なしでのずーと立ちんぼ。
ジャージがずぶ濡れです。ありがとうございます、風邪ひきませんようにと
声かけて道を曲がっていきました。
ずーと7分台で走るのが精いっぱいやったのですがここにきてキロ6くらいまでに
脚が動き始めた。これが ウルトラのだいご味。辛くなくなれば脚は動く。
ラスト4キロ、最後のエイド ここにきてコーンカップアイス苺のせ を75Kランナー
さんたちがおいしそうに食べてる。寒いのですが・・・ これは外したらあかんやつ。
お願いして作ってもらいました。暑かったら最高のタイミングですが・・なんせ寒い
コース上はほとんど100キロランナーはみえず ありがたいのは75キロランナーさんたちが
コースを一緒に走っているので寂しくないのです。そして、抜くときにエールを送っていただける
むろん坊ちゃんも横に並んだときに がんばってくださいと びっくりしないようなトーンで
エールを送らせてもらってます
あと2キロくらい先にゴールの野島崎灯台が目に入ってきます。
(写真は翌日にバスの中から撮った写真です 参考に)
ここまでは スタッフのみなさんのおかげで道に迷うことなくきたのですが 気がゆるんだのか
大きな道なりに行けばいいのですが 迷いが生じてスピード緩める。
きっとこっちだなと判断しスピードだした瞬間に膝、肩、手 と地面と足をひっかけた
金網に衝突
視線が左右の道選択に気を取られ 足元をまったくみてなかった。
まさかの歩道にこんな金網が出っ張っているなんて夢にも思わず。
ゴールがみえて気が緩んだ天罰です
恥ずかしさが一番、すぐに後ろみて ランナーさんたちが見てないかチェック
かなり後ろのほうなので見えてないみたい(そうあってほしい)
膝はサポータ装着やったので直接でないぶん衝撃回避。それでも、膝はあとでみたら
血だらけ・・・結構あぶなかった
手は手袋でok、肩は痛みありですが 大したことない。
立ち上がってゴールを目指す。
灯台までもう少し。ここは観光地、遊歩道がランコースです。
観光客も大勢。前を75キロランナーのきれいなドレスを着たが走っております。
11時間まであと少し・・・間に合わないのがわかっているのですが
ここまできたら少しでも11時に近いタイムでゴールをする!!
に後ろから声かける。すみません・・・前に行かせてくださいと。
前にでてさらに観光客が歩道をふさいでいるので声かけさせてもらう。
すみません~横通らしてもらいます~
ゴールテープが見えた。前にランナーさんが入ろうとしてる。
さすがにテープ切ろうとしてるランナーの邪魔は室失礼なので切ったあと
坊っちゃんのためにテープ準備できてからゴールです
11時間03分00秒 (19位でした~)
(事務局からゴール写真を送ってくれました。きたてほやほや~ ありがとうございます)
あわせて、完走者名簿と完走率データも
100K 出走数225名 完走者数 152名 完走率67.6%
75K 出走数290名 完走者数 270名 完走率93.1%
順位やタイムを競う大会でなく みちくさしながらの楽しいウルトラです。
なのに、結果的に サブ11をがんばることに
黒タイツおじさんのおかげですよね いやおかげか・・?
楽しみながら、かつ自分なりにがんばりました。
小さなアップダウンありが累計で2200?ちょっとデータ信ぴょう性に疑問ありですが(笑)
ゴールしたらすぐに荷物を運んできてくれました。
そして、楽しみしていた TKG 引き換え券だしてもらおうとした
TKGは事情があったらしく 卵4個入りパックに変身しておりました
冷えた身体にあたたかいイセエビ出汁のお味噌汁もふるまっていただきました。
走った内容はともかくとして、この大会はすばらしいです。
天気よければ 最高にウルトラを楽しめる大会。
千葉のみなさんがほんとうにうらやましい~です。
主催のみちくさマラニック走援隊、そしてエイドのみなさん、雨に濡れながら
コース案内してくれたボランティアのみなさん 本当にお世話になりました。
すばらしい大会でした
このあと荷物をもって、歩いて1キロほどの民宿で泊まり
翌朝歩いて10分ほどでバス駅に到着。
房総なのはな号 高速バス 房総白浜駅10:02➡から東京駅12:58 約3時間の旅 料金2490円
このバスランナーでいっぱいになるので事前予約がええです。
事前に