ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

本日も自宅療養

2005年07月21日 | 日記
私の登社拒否病が頭をもたげてきたようで本日も風邪で休むことにしてしまった。朝いつもの時間に一応起床したのだが、まだ鼻はムズムズするし頭も少し重いので、ここはちゃんと回復しておかないと旅先で苦しい思いはしたくないってわけで9時過ぎに会社に電話を入れた。何しろ連続3日までは医者の証明もいらないで堂々と病欠が取れるんだもの。ドイツは本当に労働者に取ってはいいところだ。

実のところ、3年前に私がいた会社の事業部が同業他社と合併して新しい会社となって以来私は仕事に対するモティベーションを失ってしまっているのだ。やる気は満々だけど昔のようにおいしい仕事が無くなってしまったのだ。そういうわけで、仕事はどうでもいいのでプライベートの趣味を充実させている今日この頃。それにしてもこんな状態でこれから何年ももたないな・・・っていうかその前にリストラされるかもっていう心配もあるが。ま、そういうことは今は考えないことにしておこうっと。

それにしても、私もドイツで20年も働いているとすっかりドイツ人労働者と同じで労働は必要悪、出来るだけ仕事はしたくないし、早く年金生活者になりたい・・と思ってしまうのだ。日本人が定年になってもまだ仕事したいと再就職しているのを知るとドイツ人はきっと驚くことだろう。何とか早く年金生活者になろうとあの手この手を使い病気を理由に早期年金生活者になった私の隣人のようなドイツ人も多いのだ。実際は大した病気じゃなくって年の半分はスペインに休暇にでかけていて丸々太って日に焼けて元気そうにしている。そういう輩が多いのでドイツの年金基金もパンクしかけていて、我々がもらう頃はド~ンと額を減らされるかも。

今朝のモーニングショーのトピックの一つが9月の新学期からドイツ全土で262の小学校が閉鎖されるということだった。ドイツも日本同様少子化が問題となっている上に旧東ドイツ側の住民がかなり西側に移住していることで閉鎖される小学校は東側が多いらしいけど。旧東ドイツのドイツ人人口は減少しているが、そのまた東にある東欧からの移住者の人口でかろうじて旧東側の人口減少の度合いが抑えられているのが現状のようだ。こうなるとトルコ人にもっと移民してもらって子供を生んでもらうしかないのかしらん。しかし、全人口の約40%が移民というここNRW州ではOECDによる「生徒の学習到達度調査」の結果は散々だったのだ。で、移民の少ない保守的なバイエルン州の結果はドイツ国内ではトップだったらしい。人口が増えればいいって問題じゃないのが、問題だ・・!ってややこしいな。

そういうわけで、本日もコーヒーや紅茶にアルコールを垂らしつつ、アスピリンを飲みつつ、昼寝をしたりネットチェックをしたりの一日だったが、そろそろ頭をおフランスモードにせねばと朝のモーニングショーの後はフランス語チャンネルを見たり、シャンソンを聴きつつ日記を書いたりして過ごしたが、かなり回復したので明日は会社に行くことにしよう。