ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

どうしてなのよ、ローマ法王さん?

2005年11月29日 | 音楽・アート
Feijao Com Arroz
Daniela Mercury
Sony International

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このところの寒さと週末の雪模様でずっとサボっていたウォーキングをしようと仕事から帰って厚めに着込んで防寒対策OK!とイザ外に出たら、雨が降り出している・・・、傘さしてまで歩く気にはならないので、泣く泣くあきらめる。あ~あ、どうしてくれるのよ~、家にこもって景気よく食べてるばかりの今日この頃、やばいよ~! 

というわけで、音楽に合わせて少しでも身体を動かそうとブラジルのサンバ・レゲエ音楽をかける。ダニエラ・マーキュリー・・なつかしい。昔ダンスハウスでサンバのコースを取っているときに彼女のこの音楽で踊ったっけ。

先週だったか、ヴァチカンでのクリスマスコンサートで歌う歌手の1人としてローマ法王から招待されていた彼女が招待者リストから削除されたというニュースが流れた。何でもブラジルで大人気のダニエラ・マーキュリーは国連のエイズ撲滅運動の公式女性大使でもあるらしいが、コンドームの使用を奨励していたのがどうもローマ法王の御気に召さなかったらしい。

何でよ?今時信じられない時代錯誤の爺さんだ。それでなくてもエイズはますます増えているというのに。こんな爺さんのたわ言聞いてないでダニエラの言うようにちゃんと自分の身は自分で守らないとやばいですよ、若者たち。

ところで、このCDお勧めです。寒い冬のドイツからBahiaの青い海を想像してみる・・・

時間が足りない・・!

2005年11月26日 | 日記
午後になって雪から雨に変わりそれも降り止んでしまったが、一日中灰色の空であっという間に暗くなってしまった。道路は解けかかった雪でぐちゃぐちゃ状態。

今年も残すところあと1ヶ月。たいしたこともしないうちにまた1年が過ぎていこうとしている。全く時が経つのは早いもんだ。こういってるうちに人生が終ってしまうのかしらねえ・・。

本日のバレエは雪のためかわずか3人だけしか来てなかった。来年からは土曜日のクラスは人数が少ないのでなくなるらしい。残念!これからは平日の夜に行くしかないな。

ただ今やっている趣味や稽古事:

バレエ、社交ダンス、フランス語、琴(箏)、夏の山歩きなど。マイブームはこのところ着物でそれ関係の本なども読んだりしているが・・。

挫折というか才能と時間がなくてストップしているのが絵、ピアノ。

さらに!今年は本当に本も満足に読んでないし、映画もろくに見ていない。それなのに、読みたい本や映画はたくさんあるので積んどく本がどんどん増えるし、DVDも見ないまま増えていく。

昨日も DVD3本、CD2枚、本2冊を買い捲りまだ袋からも出す暇がないままテーブルの上に放ってある。これじゃあ、いかん!と反省だ。取りあえずお昼を食べながら、ラフマニノフのCD1枚だけ聞きましたが。

とにかく今年1年のフランス語の上達度はゼロでしたね。全くやる気なしで適当におしゃべりしたりして時間とお金の無駄遣いだった。仕事や日常で必要としない3番目の趣味の外国語となるとなかなか真剣さに欠けるのよね。でもこれから真面目に少しは成果を出したい。って、何をすれば成果が測れるのか・・。また上の試験でも受けることにするかな・・。

・・そういうわけで、昨日買ったDVDは昔なつかしの3本で
1 「悲しみよこんにちは」
2 「ベニスに死す」
3 「ソラリス」タルコフスキー監督のヴァージョン

で、出来る限り原作は原書で読みたいとサガンはフランス語のマンはドイツ語の文庫本も今日購入。あ、ソラリスに関してはいくらなんでもポーランド語は出来ないのでこれはちゃんと早川書房の「ソラリスの陽のもとに」という翻訳本を持っているのだ。

取りあえず、フランス語をちゃんとやると決意したからにはまずサガンから読むか・・とか言いつつ、結局サクサク読める日本語が一番楽チンで、今は借りている桐野夏生の「グロテスク」を読んでいる私であった。本当にこの”なんちゃっていい加減決意”がいけないのよね・・。サルほども反省してない私・・。

あ~あ、それでタイトルのように、時間が足りないのよ。もっと時間が欲しい。
本読みたい。勉強したい。会社に行ってる時間がもったいない。でもリストラされたらもっと困るしなぁ・・。要するにお金が欲しい・・あ!ロト買い忘れた!

雪は降る・・・

2005年11月26日 | 日記

州の北では昨日大雪が降ってアウトバーンで大渋滞が発生したようだがここでは昨夜のうちに降リ始めたようで朝起きたら世界は真っ白で、今朝もまだ降り続いている。初雪。土曜日でよかった。しかし、午前中のバレエは電車で行かないといけない。これじゃ地下駐車場からの坂を車で上がれない。何しろ冬タイヤじゃないもん。 夕方までに解けなかったら、夜のダンスの練習にも行けないってこと?来週はダンスパーティだっていうのに・・。パートナーが出張でいない間私もいっしょになってサボっていたらすっかりステップを忘れてしまった。今週末は最後の練習をしようと思っているんだけど・・。雪よ、解けてくれ~!

初めての女性連邦首相誕生

2005年11月24日 | ドイツあれこれ
昨日連邦首相に就任したばかりだというのに、Angela・Merkelは今日からさっそく近隣の国々にあいさつ回りを始めた。今朝第一番に訪問したのは隣のフランス。Jacques Chiracと午前中に会って午後はブリュッセルのEUコミッションやNATO本部に挨拶。明日はイギリスでTony Blairに会うそうだ。

歴史上めずらしく仲の良い関係が続いている最近のフランスとドイツだけど、一応前首相のSchroederとChiracが築いた関係を尊重してまずフランスに行ったようだ。でも徐々に関係がこれまでのような蜜月状態から変わってくるんじゃないかな。彼女は何と言ってもフランスよりアメリカ寄りだからね。

・・ところで、Merkel首相は結婚はしているが子供がいない。で、本日あるテレビ番組で「女性首相に子供がいないのは偶然か?・・つまり、キャリア志向になると女性は子供を持てないのか?」というテーマでディスカッションをやっていた。

北欧やフランス、イタリアなどと比べてもドイツで子供とキャリアを両立させるのはよほど経済的に余裕があるか家族や近隣の助けがないと難しいと言える。特に旧西側ドイツでは、乳児を預かる保育園はないに等しく幼児用の幼稚園の数もかなり不足している。しかも、その上の学校はすべて昼で終わりで子供たちを午後預かるような学童保育機関も非常に少ない。ということは母親になったらなかなか社会復帰できず、出来ても午前中の半日仕事しか無理という状況なのだ。

最近のようにリストラばやりで失業率も高くなると、子供を持つ=仕事に復帰できない可能性=収入減=貧困リスクとなり、経済的な危機感からやキャリア志向の人はなかなか子供を作ろうとしない。ま、ドイツで出生率が上がらないのはまだ別の要因がありそうだが。何でも子供欲しくない、結婚もしたくないという男性が増えているらしい。

そういえば、うちの会社でも子供を作って3年の育児休暇を取るのはたいていアシスタントレベルの女性たちで、それより上の責任あるポジションについている年頃の女性たちは1人の例外を除いて皆子供なしだ。この例外の女性は自分の子供ではなくどこからか赤ん坊を養子に迎えて3年の育児休暇を取っている。

最近立て続けに同僚が出産・育児休暇に入ろうとしているが、結婚している女性もいるし、結婚してない人もいるし、中には偶然知り合った男の子供を絶対に生むと決めている独り者のそんなに若くない女性もいるとそれぞれ様々だが、そんな個人の事情にいちいち誰も驚いたりしないのがドイツなのだ。ただ、近くに助ける者もなく1人で子供を作るのは保育園などが充実してないドイツでは大変なので、会社に復帰できるのか心配になってくるのだが・・。


キムチ作りに挑戦

2005年11月24日 | 日記
知人から教えてもらったレシピでキムチ漬けに挑戦してみた。意外と簡単に出来るので驚き。これからもう韓国食料品店に買いに行くこともなくなった。

材料:白菜1束、塩125gくらい、粉唐辛子も125gくらい、大根1本、ニンジン2~3本、にら1束 すりゴマお好みの量、他にお好みで蜂蜜少々、昆布とか塩辛とか、干し海老とか、りんごをおろしたのとか臭くても平気な人はにんにくも。

作り方:
1 白菜を4つに裂き、塩をして一晩重石をしておく。
2 大根半分は千切り、半分はおろす。
3 ニンジンも半分は千切り、半分はおろす。
4 にらは5cm程度に切る。
これらと粉唐辛子、ゴマなどをよく混ぜて塩漬けしておいた白菜を混ぜるだけ。臭くても平気な人はにんにくをど~んと入れてもいいけれど、仕事で困るとかいう人はにらにするとそんなに臭いが後を引かないようです。

・・・というわけで、結構いけるキムチの出来上がり!


600グラムのステーキ

2005年11月21日 | 日記

今年最後の山歩き例会で本日は約15kmを歩いたけれど、ハイキングの途中に入ったステーキハウスで600グラムのT-bone ステーキをほぼ制覇してしまった。最後に消化促進のためにグラッパを飲んだのにそれから8時間経った今も胃が気持ち悪い。骨付きだからその分を抜いても正味500グラムはあったんじゃないだろうか・・。日頃ステーキはあまり好みじゃなく、滅多に食べないんだけど一度だけこのレストランの600グラムステーキに挑戦してみたかったのだ。おいしかった。でももう2度とこんなに食べない。当分肉の塊は見たくない気持ち。

すっかり葉が落ちてしまった晩秋の森

話の種にボージョレーを・・

2005年11月20日 | 日記
久しぶりに知人の魚屋さんが魚を持って遊びに来たので鯵と鯛の刺身を肴に解禁になったばかりの Beaujolais-Villages Nouveau を飲んでみる。お刺身に赤ワインだけど、軽めのボージョレーだからまあいいやってことで。

Gerorges Duboeufので6.99ユーロだったけど数年前はこの半額以下で買えたと記憶している。だって数字は同じくらいで通貨はマルクだったのも。ずいぶんと値上がりしたもんだ。こんなワインに7ユーロ近い大金を払うのはムカつくが、話の種に1本だけ購入。

日本じゃまたヌーボー解禁だとかいって大騒ぎしてさらに大金出して購入させられているんだろうなあ・・。いい加減でワイン業界のマーケティング戦略に踊らされるのは止めたら・・と言いたい。今時、ボージョレー・ヌーヴォーでまだ騒いでいるのって日本だけでしょうよ。こっちじゃ話題にもならないもの。

ついでに、ヴァレンタイン・デーの日本のチョコレート騒動もいい加減に目を覚ましてほしい。義理チョコにいたってはもう何をか言わんや・・。馬鹿馬鹿しいの一言。日本人って本当に義理の金品のやり取りが好きなのね。チョコレート業界の戦略に乗るのもいい加減でやめたら・・と言いたいわ。

本日は山歩きの日。まだブラインドを開けてないので天気はわからないけど・・どうなんでしょう?防寒対策に一応スキー用のマイナス33度までOK の手袋を出してみる。ちょっと大げさ?

寒くなってきました。

2005年11月17日 | 日記
冬時間になって以来秋が深まり、このところすっかり寒くなってきました。本日は6度くらいしかないらしく、晩秋というより、初冬です。

日の出が遅くなるとともに、朝起きるのが面倒になり早朝ウォーキングから晩方ウォーキングに移行しつつあります。それもサボる回数が増えたりして・・。

こんなとき日本の温泉にどっぷり浸かって暖まりたいもんですが、無理ですね・・。こっちで洋式のお風呂に入るっきゃないんだけど、このところお風呂の蛇口の調子が悪く、16年目にしてとうとうイカレテしまったのか・・。仕方ないので本日新しい蛇口やシャワーを注文、ついでにバスタオル掛けやお風呂の手すりなども全部交換することにしたけど、全部で結構なお値段。

この間からクリスマス休暇のフライト代、着物、中国家具と散財した上に、またバスルームの蛇口など一式・・・。大散財だぁ~~!クリスマスが来るというのに水飲んで暮らさないといけないよ~~。ちょっと節約モードにはいらねばならぬ。

日本女性による虐待殺人

2005年11月15日 | ニュース・トピック
この週末当地ドイツ人や日本人社会をショックに陥れる事件が起きた。

11日(金)21歳の日本人女性が2歳の継子をスーツケースに閉じ込めて窒息死させたのだ。しかも、彼女自身が8ヶ月の身重だったらしい。当時彼女の46歳になる夫は日本に出張中で不在だったとのことで、彼女はこの殺害された幼児と2人の間の子供1人と3人で自宅にいたようだ。

・・てことはですよ、この夫婦の年齢差は25歳もあり、まるで親子のような年齢差だ。21歳にして継子1人、自分の子が1人、さらに2人目を妊娠中って、一体どういうことなんだ?しかもですよ、新聞によるとこの2人は2002年に結婚して2004年から当地に住み始めたとのこと。2002年に結婚したとすれば今年で結婚3年目なのに、どうして2歳の継子がいるわけ?夫の年齢が46歳というのもすごいけど、この男性がよそに作った子供を引き取ったわけ?う~む、わからん。

新聞やローカルテレビによると、殺された子供には以前から虐待を受けた傷跡が身体にあるので、虐待が日常化していたようだとのこと。

21歳で2人の幼児を抱えてさらに妊娠とは、46歳の夫は一体何をしていたんだ?

・・とここでヘボな探偵ごっこをしていてもしようがないけど、どうも彼女を精神的に追い込んだ鍵はこの夫にありそうだ。


ワインファンを新たに発掘

2005年11月14日 | 日記

去年の今頃はイタリアワインをもっと知ろうと思っていたのにその後ワイン友達も日本やアメリカにそれぞれ去ってそれっきりになってしまっていたが、昨日イタリアワイン試飲会があり久しぶりにイタリアワインの勉強をした・・・といってもまだよくわからないのよね。白ワインはヴェネト(Veneto)地方のProsecco、GambellaraとトスカーナのVernaccia、赤ワインはキャンティ(Sangiovese93%)、ピエモンテのBarbera D'AstiとデザートワインのMoscato D'Asti。皆そこそこ飲めるけど、私はやはりブルゴーニュのワインが一番好きだ。

この試飲会での収穫はワイン好きな人と知り合えたこと。たまたま座った席の前や隣の人たちと話が合い、来年気候がよくなったらぜひ一緒にブルゴーニュへ行きましょうということになった。ひとりはボルドーワインファンだったけど、ブルゴーニュを絶賛し上手いことまるめ込んでしまった。

そしたら今日偶然にも、ブルゴーニュはムルソーに実家のある友人から電話があり、「今度いつムルソーに来るの?」と言ってきた。あ~また行きたくなったなぁ。片道650kmもなくてせめて300kmくらいだったらすぐ行けるのになぁ・・。

電話でしばし、フランス版アパルトヘイトと昨今の暴動について話をしたが、移民系の若者に対するこれまでのフランス政府の無策は本当にひどいらしい。職探しをしている若者にあからさまに肌の色を聞いてくる雇用者もいるらしい。ハリケーンが来なければ、ニューオリンズの貧困の惨状もわからなかったけど、若者の暴動がなければフランスの人種差別や富の分配の失策も広く知られることはなかったわけだ。

暴動は少しずつ沈静化に向かっているけれどまだ続いている。暴動が鎮まったところでちょっとやそっとで解決する問題でもないだろうが、これから選挙までの2年間が政府の正念場といったところか。



消費税が19%に!

2005年11月12日 | ドイツあれこれ
一昨日からドイツ訪問中の中国のHu Jintao(胡錦濤)国家主席はベルリンを出発して本日は当地に来るらしい。何でまた?そう言えば最近やたらと街中で中国人を見ることが多くなってきたが、この地域と中国が経済的に深くつながりを持ちつつあるんだろうか、ちょうど一時代前の日本のように。日本企業や日本社会が衰退しつつある中、これからは中国の時代だ!と関係強化しようってわけかな。

そう言えばちょうど一年前の今頃、イギリスのエリザベス女王がやはりベルリン訪問の後当地に来たのだが、そのときと同じ場所で胡錦濤とNRW州のお偉いさん方との今晩の晩餐がセッティングされているらしい。

ところで、大連立政権を迎える保革両党の話し合いが大方まとまり、ついに付加価値税(日本の消費税)が上げられることになったようだ。なんと言っても国の金庫は空っぽで毎年の負債はGDPの3%以内というEU基準にここんとこ毎年違反し続けているんだから。

これまでのところはっきりしているのは2007年から消費税が16%から19%になるということだけでまだ詳細は詰められてないようだが、現在食料品に課せられている消費税は逆に7%から5%に減らされるかもしれないが、ペットの餌、切花、新聞などは現行の7%から19%になるかもしれない。

・・ってことは、大変だ。うちにいる2匹の猫の餌代が大幅に増大するわけだ。Shebaなどの高級猫餌に慣れているうちの愚猫2匹にもこれからはスーパーの安い特売餌に慣れてもらわなくっちゃいけない。しかし、猫の餌の選り好みと偏食には梃子摺らされているいるので、安い餌をやっても、フン!といった感じでおまけに砂までかけるしぐさして食べてくれないのかも・・トホホ。7%からいきなり19%に上げられるのはつらいなぁ・・。

中国家具購入

2005年11月11日 | 日記
今春の中国人による反日デモがここであって以来、絶対に中華なんて食べに行かない、炒飯も餃子も麻婆豆腐も自分で作るわ!(これだけかい、作れる中華料理は )誰が中国に金落とすかいと馬鹿馬鹿しくも実践していたのであるが、衝動的に中国家具を買ってしまった。

中国人から初めて買い物してしまった。アンタラ、春の反日デモにまさか参加してなかったでしょうね?とは聞きませんでしたけど。何だかあれ以来構えてしまうんですよね、考えすぎかもしれないけど。

・・そういうわけで、先週偶然にも出来たばかりの中国人による輸入家具屋の前を通り、きれいなサイドボードを発見。この間から着物を入れる日本のアンティーク箪笥がどこかにないかな・・と何軒かの家具屋を見て回ったのだけど発見できなかった。ま、仮に発見できたところで日本の本物のアンティーク箪笥なぞ、目の玉が飛び出るような高い値段でどうせ買えないのだけど。

で、急遽着物用の箪笥はあきらめて、数百枚のCDで混沌状態のステレオ周りを整理整頓しようと衝動的に写真の中国家具を購入してしまったのだ。これまでのステレオラックを取っ払って新しいサイドボードの上に積み上げてしまった。

これで散らかり放題で埃を被っていたCDもきれいに片付きすっきりとなった。あとは本棚の整理だな・・・。

先のことを考えて物をあまり増やさずにどんどん処分しようと思ってはいるんだけど、これがなかなか出来ない。特に本とCDはこれからまた読み返したり、聞いたりするか・・はなはだ疑問なんだが捨てられないなぁ・・。思い出もいっぱい詰まっているしね。

あ~、そう言えば中国のHu Jintao(胡錦濤)が今日から3日間の予定でドイツに来ている。ドイツ企業金儲けの契約書をおみやげに携えての来独だから、丁重なもてなしを受けているようだが、ベルリンの宮殿の周りを中国の人権問題やチベット弾圧に抗議するデモ隊が取り囲んでいたし、今晩の国営第一放送のニュース解説では、中国における宗教や思想弾圧、人命軽視の安易な死刑の多さなどを批判し、ドイツ経済界は金儲けばかり考えないで人権尊重に尽力するべきだとコメントしていた。国家主席といっても、彼は共産主義体制下の独裁者でもあるのだとまで言っておった。たった今その主席が来ているというのに、国営放送でそこまで言うというのもすごい。ま、当然の事ではあるけどね。

植民地主義のツケ

2005年11月08日 | ニュース・トピック
ノートに書く日記が一年も続いたことは嘗てなかったのだけど、このブログは本日で目出度く一周年を迎えた。よく続いたもんだと我ながら感心する。

紙に書く日記の場合、夜書きなぐったものを次の日読み返しては「こんなものは恥ずかしくて残して死ねない」と破り捨てまた書いては破りの連続で結局続かなかったんだけど、ブログの場合はそこまで本心さらけ出してないから続いているのかも。一応知らない誰かさんに見られているかもしれないんだしこれでも少しはお行儀よく書いているってわけだ。

一年があっという間に過ぎてしまった。去年の今頃はまだワイン仲間がいてよく飲み会をしていたんだった。彼らも去りずいぶんワインの量も減ってしまったが、そのおかげか、体重も多少減ったようでこれはうれしい。

最近のこちらのトピックといえばパリ郊外を中心としたフランスの都市周辺地域の暴動だ。今晩もフランス語の先生とレッスン後にその話題になったが、この大都市周辺地域問題というのは今に始まった問題ではなく戦後旧植民地からの移民を受け入れ始めた頃からずっとくすぶっていた問題で、時の政府は自覚はしていても問題を常に先送りして真面目に取り組もうとはしなかったのが、今になって火を吹き始めたということだ。

特に、前世紀の60年代、70年代にフランスは大都市郊外に高層の低所得者層向けの住宅を建て、そこに低所得者を隔離するような状態にしてしまった。主に旧植民地だった北アフリカのアラブ系の人々やアフリカ系黒人たち、そして純フランス人だけど貧しい連中など。先週から暴動を起こしている連中は移民の3世、4世の代になるが、子供の頃からほぼ隔離されたようないわゆるゲットーと言われる地域で暮らし教育もちゃんと受けられず、またがんばって上級の学校に行っても就職で差別されるという仕打ちを受け不満がくすぶっていたのがこういう形で発散されてしまったということだ。

おまけに今の内相のNicolas Sarkozyが、彼自身ハンガリー出身の移民の出なのに、暴動を起こしている連中に対して差別的発言を繰り返し強行に取り締まる政策を進めているため火に油を注ぐ状態になっている。Jacques Chirac も年寄りすぎて食い詰めている移民の若者の気持ちなどわかるわけないし、今の政府には何の解決策もないんだ・・とフランス語の先生は嘆いていた。

こんなことが続いていると結局極右政党の Le Pen が盛り返して利するだけで、そうなると移民たちはますます分が悪くなり、自分たちで自分らの首を絞めるようなもんだ。早いとこ今の政府で暴動を沈下させ、移民融和を何とかしないと2007年の大統領選挙の時には極右のナショナリストたちが勝利してしまうということになりかねない。

今日になって、ドイツでもベルリンやブレーメンで車が数台焼き討ちにあったようだが、ドイツにフランスの暴動が広がってくるかどうか・・ということに関しては、植民地移民を多くかかえたフランスと労働者移民を抱えたドイツでは移民の質が違うのでありえないんじゃなかろうか・・と楽観的なニュースの解説であった。
どういうことになるか・・当分目が離せない。



や、やばい・・・!

2005年11月06日 | 日記


昨晩の声楽コンサートで知人2人に久しぶりに会った。そのうちのひとりから休憩時間にそっと「あんたがブログ書いてるの知ってるよ。」と言われてしまったのだ。何でも彼女の知り合いが何かの言葉でググっていて見つけたらしく「この人誰だか知ってる?」と聞かれて内容から特定されてしまったというわけ。誰にも教えてなかったのに超やばい。狭い日本人社会だから、イニシャルで書いてもすぐわかるってことを忘れていわ。これからは刺されないように書くことに気をつけねば・・。

ところで、この知人2人も着物展示会で着物を買ったということがわかったんだが、全く狭い社会だわ。よりにもよって我々3人が買うなんて。しかもひとりは分割払いにしてもらい、さらに草履までおまけにつけさせたんだと。う~ん、やっぱり大阪の人はすごい。大阪弁で強引に・・じゃなかった・・交渉が上手なんだわね・・(褒めてる、だから刺さないで~~!)。

着物はこわい・・・

2005年11月06日 | 日記


当地には日本の塗り物や食器などを売っているその名も「京都」というお店があるのだが、その店でこの週末京都のお店の着物展示会があったので見に行った。で、当然欲しくなりましたよ。一晩熟考したのだが・・というのは嘘で心はもう買うつもりになっていた・・、結局買っちゃったのよね、京小紋一枚。いいのかね?着物って見たら欲しくなるんだけど、どうして? 

この京都の着物屋は今年で3回目の展示会らしい。今回気に入った帯がなかったので来年はいいのを持ってきてねと言っておいたんだが、また来年も買う気なのがすでにおそろしい。私はジャンボ尾崎になりたくない・・・、でもなりつつあるかも・・。

で、ラインオペラの元専属歌手だったメゾソプラノの人のコンサートに誘われたので、今晩再び着物で出かけた。本日はトラムで出かけたが、草履で停留所まで歩くのがかなり大変。いつものウォーキングの歩幅の半分くらいしか足が開かないんだもの。チョコチョコと内股で歩くのって本当に難しい。着付けの方は前回よりこの結城紬になれてきた。

しかし、この辺本日から気温がちょっと下がりそろそろいつものドイツの秋になってきた・・というか日本じゃ初冬の気温と言えるかも。寒さ対策として肌襦袢の下にババシャツもどきのダンス用のシャツとダンスのタイツをつけ、着物の上にはショールを羽織ったのだが、これから本格的な冬になるとどうすればいいのかな?羽織は持ってないし・・。オーバーコートじゃおかしいかなあ?

コンサートの後打ち上げのレストランで着物だというのに、でかいステーキをほぼ全部平らげてしまった。着物でも意外と食べることが出来るのね、安心。