ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

今日から冬時間

2005年10月31日 | 日記
今朝(30日)から冬時間となり日本との時差は8時間になった。


冬時間といってもこちらは相変わらずの好天気が続いている。今日も朝からいい陽気なのでバルコンのドアを開けっ放しにしていると蝿がはいってきた。まだ蝿も元気な陽気なのだ。

久しぶりに料理でもするか・・と友人におみやげにもらった圧力鍋の料理の本を見つつタコのトマト煮を作っていたのだが、圧力鍋の温度がもう下がっただろうと蓋を開けようとしたらまだまだだったようで台所の壁に向かってトマトソースを噴射してしまい大掃除をする羽目に・・トホホ(泣)

昨日野菜屋にどでかい西洋かぼちゃの切ったのが売られていたので、おいしくないかも・・と思ったけど買ってきてこれでスープを作ってみたがこれもまあまあの出来だった。日本のかぼちゃのほうがおいしいな、やはり。

明日はハロウィーンで、明後日は万聖節で祭日なので、明日の晩は方々で仮装パーティが行なわれるんだろうけど・・このアメリカの祭りハロウィーンがヨーロッパに広まったのはここ数年のことでちょっと前までは全く知られてなかった。

私は明日の夜はバレエを観に行く予定。そろそろ芸術もたしなむ秋なのだ。


着物 de お出かけ

2005年10月30日 | 日記
大胆にして無謀!

家で練習してるだけではおもしろくないんで、昨晩初めて着物で出かけた。本当はトラムで行く予定だったのだけど、着ては何度もひもを解いての繰り返しでおかしな出来を訂正するのに時間がかかり、汗も吹き出し大変な思いをしてともかく着たのであるが、約束の時間はとっくに過ぎているのであわててタクシー呼んで20分遅れで友人の家へ到着。ま、トラムで行くのもドイツ人の視線に耐えられなかったかも、いろいろ質問が飛んできたりして・・。

手土産には sakira さんのブログで教えていただいた杏仁豆腐を持って。

いや~、男3人が私の着物姿に喜ぶ、喜ぶ。こんな下手くそな着付けなのに、なぁ~んもわかりゃあしない男どもだから、ダンスパートナーHの同居人のドイツ人なんて初めて着物を見たといって感激しておった。最初はこういうふうに着物にウブな連中の中でデビューしないとね。最初から詳しい女性の中に出て行ったらああだこうだと難癖つけられること間違いなしだもんね。

しかし、やっぱり着物は難しい。今回の失敗は胸合わせのところがちゃんとできてなかったこと。着物と長襦袢の裄は合っているはずなのに、なぜかしら右側の袖口から長襦袢がだらっと出てくるのだ。左はそうでもないのに。きっと着付けがなってないんだな・・。まだまだ修行がたりない。写真は暗くてあまりはっきりしませんが、何しろヨーロッパのうちはどこも間接照明で薄暗いのだ。うちもそうだけどHの家もそう。日本のように天井に蛍光灯をつけて部屋全体を煌々と照らすなんてことはしないので、暗い写真になってしまいました。

因みに本日の着物は結城の後染め小紋で秋の紅葉色、それに博多献上帯でどちらもこの間日本で買った中古着物。最初の練習にはつるつる滑る生地の着物より紬のほうがいいかなと思ったのだけど、これはこれで厚手の生地なので結構大変でしたね。

さて、昨夜は私の到着を待って、まず Hがピアノでショパンの曲を3曲ばかり弾いてくれて、それから同居人のドイツ人Wが作ったドイツ料理の牛肉とジャガイモと赤キャベツ。出てきた赤ワインが甘い!何じゃこれ?だったのだけど、東ドイツでは甘口のワインが好まれたとかでWもそれが好きなんですと。やっぱり自分が育った好みの味は変えられないみたいね。ドイツのワインは滅多に飲まないのだけど、甘口の赤ワインがあるなんて知らなかった。

で、Wは東ドイツ時代の話を饒舌にしゃべりつくしたと思ったらリビングのテレビのほうへ行ってしまったので我々3人はHのCDなどで昔なつかし高田みづえなんぞを聞きつつ夏目漱石の話などをしつつ夜が更けていったのだった。

深夜12時半過ぎに帰宅。


今日も秋晴れ

2005年10月29日 | 日記

暑い!水曜日からまた好天が続いておりここのところ昼間は23度くらいあるので朝のジャケット姿のまま昼間外を歩くと汗びっしょり状態だ。天気がいいのはうれしいが、これも地球の環境異常のなせるわざなのか・・と思うと喜んでばかりはいられないのだけど、ま、取りあえずはうれしいってことで・・。

朝一番で車を点検に出してトラムでバレエの練習に行き、家でランチ休憩の後車を取りに行ってただ今帰宅したところ。片道20分歩いたら暑くってドッと汗が。

シャワーを浴びたら、今度はジャパネスクタイムの開始だ・・って、今晩はダンスパートナーの家に遊びにいくことになっているのだが、せっかくだから着物着て行ってみようかなと思っているのだ。 車で行くと飲めないからやっぱりトラムで行くかなぁ・・。でも着物姿でトラムに乗るってのも恥ずかしいよなぁ・・と思案橋ブルース(古すぎ!)

果たして上手く着付けが出来るもんでしょうか・・。


ドイツにおける教育費

2005年10月26日 | ドイツあれこれ

今月の商工会議所便りにドイツにおける教育費についての記事があったのでちょっとそれを読んでみると、国家財政きびしい折からドイツの授業料がタダというのはもやは過去の伝説話のようです。

1.小学校
かつては教科書を含めた学習用具が無料貸与されていたようですが、現在では5つの州を除いて残りの多くの州では家庭の負担になるらしいです。ここNRW(ノルトライン・ウェストファーレン)州では1学年で必要となる教材費の49%が扶養者負担で、大体18~39ユーロ。但し、低所得者層は免除とのこと。

2.大学
2005年9月にドイツ国内で初めて授業料導入の法案がバーデン・ヴュルテンベルク州で可決され同州の大学生は2007年冬学期から毎学期500ユーロ支払うことになったとのこと。但し、子供のいる学生・障害者・慢性疾患者・多くの扶養家族を抱えた家庭の学生は授業料を免除されるとのこと。また連邦奨学金法により奨学金を受領している学生も授業料徴収の対象となっているらしい。

この連邦奨学金だが、家計と家庭環境を厳密に査定されて受領者が決められるらしい。2003年時点で最高額で自宅通学者が432ユーロ、自宅外通学者が585ユーロを受領したとのこと。

子供のある知人に聞いてみたところ、自宅に居座る若い者も昔に比べたら多くなってきているらしい。家賃が高くなっているのと、親が子供の独立の経済的援助をするのを嫌がっているというのが理由らしい。というわけで、経済的に自立できるか、親の援助があれば親元を出て行けるがそうでないと親元でパラサイトをやるというわけか・・。

しかし、イタリアのように30歳から34歳の男性の4割が親元に住んでいるなあんてことはドイツではまずあり得ない話でしょう。イタリアのマンマの御まんまはおいしくって離れられないのかしらん。イタリア男ってマザコンなの?


ナンちゃって着付け練習の巻

2005年10月25日 | 日記
先週末からやっと琴の練習を再開。自分の琴を持って先生のところへ出向き調弦のやり方から教わる。母親の残した琴は昔の生田流ので190cmもあって長いから階段を登リ降りするときが大変。踊り場で方向転換できない。トホホ・・
さあ!これからちゃんと練習するぞ!・・と決心したのに・・やってない。

琴を始めたら何だか自然と和の文化、それも着物へ関心が向くようになってしまった。偶然にも高校の同級生たちも最近お茶や着物に嵌っているしで、私も今回の帰国で中古着物や帯を少々買い足してきたのだ。和の文化に関心が向きだしたのも年のせいかも知れぬ・・っていうか、まさに年だからでしょうけど。

が、しかし!過去に着物を着たのは母親の着付けによって。それにずいぶん昔に出張でこっちに来て着物を着なくてはいけなかったときは、二つに分かれたインスタント帯のようなものを持ってきて適当にごまかしていたんだけど、それ以来恥ずかしながらこの年まで(ってどの年なのよ?)ちゃんと着付けを練習したことがないのだ。

これじゃいけない。何てたって日本女性なんだし、世界のどこにいようが着物の一枚くらいチャチャッっと着れなくって何が日本人だ!というわけで、今回着付けのDVDを日本から買ってきたのでそれを見て練習を開始。

しかし、何ですね。着物を着るってやっぱり大変。一体何本の紐や帯で締め上げるのだ・・。昨日はざっと着てみただけで、ポイントは長襦袢をきれいに着ること、着物のおはしょりをきれいに処理することと見た。次回はこの二つをちゃんと練習しなくてはならない。・・というわけで、着る前に長襦袢に半衿をつけるのにえらく時間をとってしまった・・。

練習だから今回買ってきた中古着物でいいやと思ったのだがあつらえたのと違って微妙にサイズが合ってないというか・・。ま、そこを上手く着なくては中古は着れぬ。さらに練習だわ。

それにしても、久しぶりに針と糸を持って裁縫をすることになったけど、着物と裁縫ってセットだったのね・・。手先の器用でない私にとってはかなりきびしい。子供の頃から学校の宿題の雑巾縫いとか浴衣作りとか全部母親にやらせていたのがまずかった。ちゃんと自分でやるべきだったと今反省しても遅いけど。

ある単身赴任サラリーマンの死

2005年10月25日 | 日記

先週の真ん中辺りから気温が下がってきてドイツらしい天気になってきた。やっぱり青空が3週間も続くってドイツらしくないよなぁ・・。でも下がって来たとはいえ気温も16,7度と比較的高め・・なんだが雨降り。

昨夜テレビでサスペンス映画をやってたのでつい見入ってしまって寝るのが遅くなったので今朝は起きれずウォーキングは夕方しようと思っていたのだが、この雨降りじゃね・・。本日はパスだ。

それより、元同僚の死でショックが大きい。元といっても私のいた部門が他社と合併して分離したので3年前までは同僚だったのだけど、その日本からの出向社員が先週亡くなったと聞いて朝からショックで言葉がない状態。

前日まで何の変わりもなく元気だったらしいが18日に脳溢血で倒れ病院に運ばれたときにはもう手遅れだったらしい。1人暮らしだったので倒れてから発見されるまでどういうプロセスだったのか気になるところだが、まだ聞き出していないので詳細はわからず。この辺り1人暮らしの私も明日は我が身か・・と気になるところなのだけど。

元気そうだったけど日本からこっちに来て5年余りずっと単身赴任のひとり生活だったので食生活とか案外いい加減だったのかもしれない。2002年のクリスマスパーティの時、これが分離前の最後のパーティだということでブラジル人ダンサーなどを余興でよんだのだが、彼は元気そうにいっしょに踊っていた。まだ60歳前だったのに・・。私が免停になったときは毎朝車で迎えにきてくれたやさしい人だったのに・・。ワインが好きだというのでお礼にワインを上げたら喜んでいたっけ・・。昨日遺体が日本まで運ばれたらしい。合掌。

やっぱり計算ずくの行動なの?

2005年10月21日 | ニュース・トピック
な~るほどね 17日の小泉首相の靖国参拝はちゃんと計算された上での行動だったのね。きっと、事前にアメリカと周到に打ち合わせて抜群のタイミングで行ったんじゃないだろうか。

だってこの前後の動きを見てみると、

10月18日にラムズフェルト国防長官が中国訪問。中国国防費の急速な増大と実際には公表の2,3倍に達するんではないかと疑っているその国防費の不透明性を批判し、軍拡路線を猛進していることを警戒・牽制している。

10月19日には訪米中の台湾の李登輝前総統が、ワシントンの連邦議会内のレセプションで「中国の経済発展に目を奪われて共産主義独裁下での軍事力拡大を無視している。」と警告。

で、11月8日 中国に侵略されて亡命中のダライ・ラマ14世が訪米してワシントンでブッシュ大統領やライス国務長官と会談予定。

11月16日にはブッシュ大統領は訪日予定。

これって何となく日米で中国の軍拡路線を牽制する構図じゃない?

なので、日本は日本海のガス田発掘に関してはモタモタしてないでもっと毅然とした態度を取らなきゃだめじゃないの!

日本国内の反日マスコミやメディアが大騒ぎして報道したわりには、靖国参拝に対して中国は騒いでないし。本心は騒ぎたくないのに日本のメディアがご丁寧に騒いでくれるからそれに同調して外相会談をキャンセルせざるを得なくなったというのが本当のところだったりして・・。

韓国は中国のマネをしてやっぱり騒いでくれてりしてるけど、あの小国はもうどうでもいいから勝手にやってなさいって感じ?まずい日の丸の旗食いちぎってないでキムチでもほうばってなさい。

あ~それから拝殿に参ってポケットからお賽銭を放ったというのはこの前の大阪高裁判決に対して「私的参拝」をアピールしたってわけね。

そろそろこっちも気温が下がってきた。本格的な秋の到来・・っていうか、一気に冬になるのかなぁ~? 石焼きビビンバが食べたい季節だわ・・。

あ~あ、また中国・韓国のヒステリー炸裂かい!

2005年10月18日 | ニュース・トピック
今朝のニュースで小泉首相が靖国に参拝しているところを流していたが、さっきも夜のニュースでやってたのでテレビを見たら、韓国人が日の丸の旗を噛み千切ろうとしているところが映っていた。全くアホらしいったりゃありゃあしない。

小泉さんもこそこそと拝殿だけにお参りしないで本殿に堂々とお参りすればいいのに、この時期に靖国に行くとはどういう対中国・韓国戦略の上での行動なんでしょう?それとも何の外交戦略でもなくて、単に靖国の秋の何とか祭だからお参りしただけなの?



ドイツの親子関係

2005年10月18日 | ドイツあれこれ
昨日ドイツの親子関係が云々と書いて、tyuioさんから質問をいただき、日独親子関係について仕事の合間に考えていたのだが、私自身は子供を持ったことがないのでこれまであまり関心を持たないできたわけで、以下はあくまでも私の印象だと思って読んでください。そういうわけで、私の単なる思い違いというか間違いもあるかもしれないが、子持ちの友人にもそのうち聞いてみて間違いは訂正していきます。

日本とドイツでの親子関係はどのように違うのか・・・これを考えるとあまりにもいろんなファクターが絡んでいるので一言では言えないのであるが、大雑把な印象は、日本人はいつまでも親子がべったり甘えあっているし、ドイツはその反対というところか・・。日本では双方が自立してないというか、やはり個人主義という概念が欠落しているというか・・・。

そもそも結婚の成り立ちからして日独でベースが違うような気がする。男女の愛情がベースの結婚で家族のベースは愛し合っている男女(つまり両親)。もちろん、日本人の結婚も愛情で成り立つのだろうが、そのうち、母さん父さんの関係になり男女の愛情からは遠のいているような・・。(私は知りませんが、そういう印象なので・・)であるからして男女の仲を長く継続させるには男は会社人間になって午前様、休暇なしのような仕事第一の人生をおくってられない。そんなことしていたら女はすぐよそに男を作ったり・・(笑)つまり、妻が大事家族が大事という生活をしなくてはならない。日本ではそうしたくても出来ない社畜おやじが多すぎる?

で、そんな男女に子供が出来るとします。子供はかわいいが、ペットではないので猫かわいがりはしない。大事なことは子供が出来るだけ早く自立して巣立って行って早く元通りの結婚生活に戻りたい。(・・と無意識にでも思っているのではないかと・・)だから親の仕事は子供が自立する手助けをすることなのでペットには甘くても子供にはきびしい。

余談だけど、犬は大丈夫だが12歳以下の子供はお断りという高級リゾートホテルがオーストリアに出来たと最近のラジオで言っていた。ホテルマネージャーの話では、最近は自分の子供が暇を持て余してホテル内でドタバタ暴れても注意もしない情けない親が多いが犬はおとなしく躾ができているということでした。ゲルマン系の最近の親も日本人と似たり寄ったりになってきているということか・・?つまり、自分の子供の躾もちゃんとできない子供に甘い親が増えているってことですかね?

ドイツの親は日本の親のように子供に湯水のごとくお金をかけないし、そんなにかけなくてもいいような教育制度になっている。つまり幼稚園から大学まで基本的に学費は無料、全部税金から出ているのだ。

いろいろ習い事をしている子供たちも多いが、地域社会のスポーツクラブや音楽学校などが充実していて費用もたいしてかからない。それに日本のようにお受験などという馬鹿げたこともないので塾などもない。

大学は一つか二つの特殊なものを除いて基本的に国立(というか州立)のみ。国の財政がきびしくなったので州によっては大学の授業料を徴収してもいいと、つい最近法律が変わったのだけど、それが半期でたったの500ユーロですよ。年間1000ユーロ。これまで無料だったので学生は授業料導入反対デモをしていたが、日本に比べれば天国みたい。とはいっても自力で学生生活をおくっている連中がほとんどなので切実な問題ではあるのだが・・。

で大学生活の費用ですが、日本みたいに全面的に両親におんぶに抱っこというのは裕福な上に子供に甘い極々恵まれたお坊ちゃんお嬢ちゃんだけで、大半の学生は国の奨学金とバイトでまかなっている。そういう奨学金制度も充実しているようだ。この授業料がタダ!というのが魅力で私も留学してきた口なんですが、そう、外国の留学生もタダなのだ・・・今現在もそうであるかは不明だけど。

そういうわけで自分で費用を捻出するため仕事をしなくてはいけないので大学を卒業するまで時間がかかるのだ。それに学士というタイトルがなく修士相当のものしかないので、ますます卒業まで時間がかかる。税金節約もあって、学生を早く大学から追い出そうということで学士制度を導入しようという話が持ち上がっているけれど・・これはもう決まったのかな?ちょっと定かではない。

でドイツでは18歳になったら選挙権もあるし、男子には兵役義務もある。もちろん兵役を拒否することもできるのだが、拒否した連中は代わりに病院や老人ホームなどで働かせられるのだ。冷戦時代はこの義務は2年余りもあったらしいが現在は9ヶ月。この兵役及び代替労働期間はタダ働きではなく毎月国から250から400ユーロが支給されるらしい。

この時点で、つまり兵役につくか大学に行くかで大半の男女は親元を離れて生活をしだす。大学が親元に近いからと安易にいつまでも親元にいる学生も少ない。何とか自分の力で遣り繰りするのだ。もちろん、親からの多少の初期援助はあるかもしれないが。それにたとえ女性といえども結婚するまで親元にいるなんてことはドイツ人には想像を絶する話だと思う。

大学に行かない連中は職業教育を受けもっと早くから社会にでるわけでもっと早くから親元から放り出されることになる。では若年失業者は誰が養うのか・・という問題だけど親が養うのではなくやはり社会福祉の恩恵を受けている・・つまり国から何がしかの失業給付があるのだ・・と思う。だって親にそんな余裕があるとは思えないもの。だから税金も高い(泣)。

このあたりがおそらく日本とドイツの失業率の違いだと思うのだけど。日本の失業率は一見ドイツに比べて低いし、以前に比べたらリストラも進んでいるようだけど、その実態はまだまだ大企業にはもはや必要のない社員をたくさん抱えていると思うのだ。こちらのリストラに比べればまだまだ甘い・・と。つまり、日本では失対事業を私企業にまかせているが、ドイツは企業がどんどんリストラし、社会に放り出した失業者を税金で国が賄ってやっている・・と。

これも余談だが、日本には無駄な職業が多すぎる。あれだけの人口に仕事を与えなければいけないのだから無駄な仕事もあるのだろうけど、そういうのをドイツ並みになくせばもっと失業率も増えるはずだと思うのだが違うかな?

話を戻して、最近ではアパートの家賃も高くなったりしている上に甘い親も増えているようで親元でパラサイトを決め込んでいる若者も昔に比べたら増えているようでもあるんだが・・基本的には親も若者もはやく自立することを望んでいる・・と。

いつまでも子供でいたい、若く見られたい日本の若者と、早く大人っぽく見られたいこっちの若者の違いですかね・・。日本もドイツも結局社会が要求するように子供たちが育っていくということですか・・。

あ~そう言えば、安全保障や国防が如何に大事なことであるかを教えるためにはやはり日本にも若者の兵役または社会労働義務を制度化したほうがいいんじゃないでしょうかね?

書きながら、パラサイトシングルをテーマにしたフランス映画「タンギー」を思い出した。あの映画の中で両親があの手この手で息子を追い出そうとするのが笑えたけど、フランスでもこの手のパラサイトが増えているのかしら?







歩き疲れた一日

2005年10月17日 | 日記

10月に入って一度たりとも雨が降らず毎日青空のいい天気が続いている。このままあまり寒くならずに今年の冬は暖冬だったらいいのになぁ・・。

秋晴れのさわやかな天気の中、10月の山歩きが行なわれた。朝8時に中央駅集合。電車とバスを乗り継いで刃物で有名な町ゾーリンゲン郊外のブルク(Burg)に9時頃到着。

この小山の上におそらくブルク城があるんでしょう。近い割には一度も行ったことがないので詳細は不明。バスの終点駅の近くにはロープウエイもあったが、我々はお城の方角とは反対方向に歩き始め、途中のランチ休憩をはさんでおよそ17kmを歩き、午後2時半にやっと本日のルート終点のレストランのテラスに到着しビール休憩となった。

日曜日の午後で、レストランの駐車場には高級車が並んでいたが室内の客の大半は年寄りとその子供という組み合わせ。おじいさんもおばあさんもとてもきれいに正装しているが、日曜日の午後のお茶と散歩は彼らにとっては大事なイベントで近所のレストランに行くにもちゃんとしなくてはいけないもののようである。

ところで、日本では親孝行という言葉でかろうじてつなぎとめようとしている親子の浅~い関係だが、意外にもドイツでは親と子供は頻繁に行き来しているのだ。クリスマスは日本の昔の正月同様、今でも家族一同が集まる大事なイベントだが、それだけではなく子供たちはかなり頻繁に年老いた親を訪ねている。ひとつにはドイツ人は日本人のように生まれ故郷から遠く離れた都会で暮らすというようなことが少なく、多くは生まれ故郷の周辺からあまり遠くには行きたがらないということがあり、親を比較的簡単に訪ねることが出来るということがある。

そういう子供たちもほとんどが高校を出たくらいで自立して親元を離れるのだ。日本のようにいい年をして親元でパラサイトをやっている若者は少数派だ。個人主義が徹底しているヨーロッパだけど、互いの個人主義をリスペクトしつつ、親と子供の関係は日本より深くつながっているんじゃないかと思うのだ。親離れしない子供や子離れしない親の話はあまり・・というか全く聞いたことがないなぁ。

・・・と日本・ドイツ親子談義をしつつバス停へ行く途中には牧場があったり、ゾーリンゲン郊外の高級住宅街があったりで豪華な家を眺めつつバス・電車を乗り継いで地元へ戻った。


歩いている途中にきのこが群生しているところがあり、ドイツ人夫婦が「このきのこは全部食べられる。」と採集していたので、私もそれじゃあと袋にいっぱい採集して持って帰った。山歩きのメンバーのひとりは昔食べたことがあっておいしかったというので、それじゃあ、にんにく、玉ねぎ、ベーコンなどと炒めてビールの御つまみにするかと思ったのだが。とりあえず料理する前にネットでチェックしてみようと探してみたが、何と食べられるきのこの中には分類されておらず、食べられないほうに分類されていたのだ。ドイツ語ではHallimasch(Armillaria mellea)というのだが、説明によるとソテーには向いてなく、よ~く火を通さなかったら食中毒状態になるそうな・・。ヒェ~!恐ろしい。ドイツ人とは胃腸・肝臓の出来が違うか弱い日本人だから、ここは大事を取って食べないで捨てることにしたほうがよさそうだ。

お茶の時間

2005年10月15日 | 日記
京都の錦市場を散策していたら小さな瀬戸物屋さんがあってそこでかわいい急須を見つけた。
ちょうど

tyuioさんのブログでもお茶の話が書かれてあったが、紅茶同様日本茶の葉もジャンピングには球形が一番とのお店のおじさんの説明であった。


手描きの蛸唐草模様で球形をしていてかわいらしいので友人とおそろいで購入。
紅茶にも使えそうです。



京都 墓比べ

2005年10月14日 | ゴルフ & 旅行
伊勢・鳥羽観光のあと9月21日近鉄特急に乗って京都へ行った。
街をフラフラ歩いていたら本能寺の前に出てきたのでちょうどお彼岸だしお墓参りをしましょうと、まずお参りしたのが織田信長のお墓



そして東山の霊山にある坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓へ。


こうしてみると織田信長のお墓って何と立派なこと!
幕末の浪士のお墓ははやり質素ですこと。もう少し生かせてあげたかったよなぁ・・。

届いたぁ~~!

2005年10月12日 | 日記


やっとスーツケースと12日ぶりにご対面!
鍵もそのままで中身も無事たったのでひと安心。

どっと届いた着物関係の荷物の保管先がなくひとまずソファの上に並べているが、着物用の箪笥か戸棚をさっそく購入しないといけないなぁ・・。

ではひとまず仕事に出かけるか・・。

それにしてもこっちに帰ってきて12日になるが一度も雨が降らず毎日青空の秋晴れが続いている。こんなことも珍しいんじゃないかな・・。今日も青空、昼間は24度くらいらしい。

スーツケース発見される!

2005年10月12日 | 日記
昨日(10日)になってやっとスーツケースが発見されたらしくエアフラのHPのロスバゲ情報が更新されていた。さっそくエアフラに電話したら「空港の宅配業者の元に送ってあるので今日中に配達されるから連絡を待っててください。」だと。見つかったんだし荷物は空港の宅配業者に渡したんでもうエアフラの仕事は終わり、あとのことは責任はありませんといった感じ。

But! 待てど暮らせど昨日は宅配業者から連絡なし。

今日仕事から帰ったら留守電に「配達のアポの件で連絡してくれ。」とのメッセージが入っていたのでさっそく電話したら、「配達が全然別の方角へ出ているので今日の配達は無理だな~~。」と何とも活舌も頭も悪そうなだらけたしゃべり方をする男がいかにももう今日は仕事したくないなあと言った調子で電話口に出てきたので「もう10日以上待ってるんだから何とかしてよ」と言ったのだが、結局明日朝一番の配達ということになった。ともかく12日目にして荷物に再会出来る!

しかし全くどいつもこいつも・・じゃなくって、ドイツもフランスも何ていい加減なんだよ!!フランスはストばっかりしてからに、ドイツ人も時間外は働きたくないんだよね、あ~あムカつく12日間だった。ま、どちらの国にもサービスという言葉は辞書にないのも同然だからね、こんなことでいちいちムカついていたら身が持たないんだけど。

今回の日本行きでは成田に着いたときにもスーツケースが積まれてなかったのだが、そこはそれ日本だから、機外に出たらすぐに名前が張り出されていてスーツケースが届いてないことを知らされたし、その日の夜にはちゃんと届けられた。日本人は深夜近くになっても働くんだよね。

働かないドイツもフランスも問題だけど、深夜になっても働いている日本人もそれはそれで問題だよね・・。

ともかく、ここはストばかりやってるフランスを経由したドイツだからスーツケースが発見されただけでもラッキーって思ったほうが良さそうだ。これまでも何回かロスバゲを経験したけど発見されるまでこんなに日数がかかったのは初めて。

旅行業界で働いている友人に聞いてみたら、パリの空港にはタグなしのあて先不明のスーツケースが大量に保管されているんだとか・・。
先週のフランスのストでCDG空港には5万個のスーツケースが留まっていたとの情報も・・。

とにかく明朝8時から9時の間に配達すると言ってるのでそれを待って今度は中身のチェックだわ。それにしても生ものを入れてなくってよかった。




また地震

2005年10月10日 | 日記

日曜も朝からいい天気だったのでいつもの30分ウォーキングではなく朝食を取ってゆっくりしたあと久しぶりに森へ行ったがちょうど80分ウォーキングとなった。天気もいいので散歩やジョギング、ウォーキングをする人も多く、木の実拾いをしている人もちらほら。

森の脇に食べられる栗の木が並んでいて毎年、今年こそ栗拾いをしようと思うのだけど、何故かその季節にはいないことが多くて今年も栗拾いには間に合わず、木の下にはイガイガの残骸だけが残っていた。食べられない栗の木、つまりマロニエの木なら家の近くにもたくさんあるのだけど、マロニエの栗は渋くって動物も食べないらしいが本当はどうなんだろう?最近はリスが朝早くからチョロチョロしているのをよく見るが冬に向かって木の実集めに忙しいんでしょうね。

森のウォーキング途中に会社の同僚が散歩しているのに出くわした。彼はすでに別の同僚にも会ったと言ってた。職・住・森接近の生活だから結構こうやって知り合いに出会ったりするのだ。この同僚は昨年末の東南アジア地震・津波でタイに遊びに行っていた彼女を亡くしたのだ。ひとりで散歩する姿が心なしか寂しそうだった。早く悲しみから立ち直って新しい彼女が見つかるといいんだけど・・。

昨年の津波の記憶もまだ新しいのにまたアジアで地震が発生とは!
どうしてこうも次から次と悲劇が襲うのか・・。
やりきれないな・・。