ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

ゴルフ場 de 栗拾い

2007年09月28日 | 日記
あ~あ寒い。もうすっかり秋というか夜の冷え込みは冬みたい。
とうとう暖房も少しいれることにしてヒーターの目盛りをあげてみた。

今日は朝から霧雨状態でパッとしない天気だったけど、昨日は雨も降らずにまずまずの天気だったので、夕方仕事帰りにゴルフ場に寄って数ホールだけ回ってドライバーと7番ウッドの練習をしてみた。

ウッドの方は以前より飛ぶようになったけどドライバーの調子悪し。こっちが良ければあっち悪いということばかりで、何ですべてコンスタントに上手くならないんだろうね、全く。

あ~あ、こんなことでは週末のコンペが思いやられるわ・・とブツブツ言いながら10番の後途中を端折って14番、15番と回り、16番ホールに来たところで、10番ホールと16番ホールの間にある栗の木3本を見上げる、とついてる、ついてるいっぱいの栗のイガイガが。で、一番端っこの栗の木の下に行ってみるとはじけたイガイガがいっぱい落ちてそこら中に栗が散らばっていたので、友人のRちゃんとゴルフの練習そっちのけで栗拾いを始める。



本日の収穫


よォ~し、週末のコンペの合間にもう一度栗拾いに挑戦だわ。

私がゴルフに行ってる間に、友人が栗ご飯とマロン・グラッセか渋皮煮を作ってくれるらしい。な~んて、マメでいいやつなんだ。

鴨鍋の予定が・・

2007年09月26日 | ワイン・フード
22日の土曜日は朝からいい天気で絶好のゴルフ日和だった。

ホームコースでは大きなトーナメントが行なわれているので、ライン河向こうのフラットなゴルフ場で朝の9時から久しぶりにラウンド。メンバーはいつものK氏とS氏と彼の会社の長期出張者のF氏。

K氏とS氏は再び開眼したとかで、なかなか好調。私は腰が痛くて手打ちになりがちで飛距離全然でなくって大叩き。

そういえば、ミュンヘンではこの日からオクトーバーフェストが始まったようで、ここのレストランも特別メニューとしてバイエルン料理が並んでいたので、さっそくバイエルンのビールRöwenbräuとレーバーケーゼ、ザウアークラウトに目玉焼きのセットを注文する。ついでにベーコン入りのパンケーキも取ってみんなで分ける。さんざん食べて飲んでバカ話に盛り上がり大笑いして、4時過ぎに解散。

20分で帰宅してシャワーを浴びて休憩。再び着替えて夜の飲み会に市内某所のレストランへと急ぐ。何と忙しい週末だ、全く。

この日の集まりはダンスつながりの男性3人と私の合計4人の飲み会。

本当は鴨鍋の予定だったのに、天気が突然盛り返して昼間も25度近くになり暖かだったので鍋という雰囲気ではなく、突然お任せコースになってしまった。



椰子のみに入った海鮮サラダ

ハマチと蓮根や牛蒡などの煮物



羊さん

秋の味覚のきのこ類、アンズダケ、ポルチーニ、まいたけ

豚タン


これらの料理を肴にして飲んだのは、米焼酎の


なかなかない


この焼酎が臭くなく飲み口がよくって前回このレストランで飲んだときは水のように飲んで次の日、二日酔いでのた打ち回る羽目になったのでこの日は気をつけました。次の日の23日もゴルフだったので、ビール1杯のあとこの焼酎を少々でやめておきました。

しか~~し 男性のうちのひとりの悪乗り発言に私はムカつき、さらに翌日夕方のダンスのレッスンでこいつにマジきれ寸前、月曜日の朝一番のさらなる悪乗りメールに爆発してしまい、メールできつ~~いパンチをお見舞いしてしまいました。

『親しき仲にも礼儀あり』というフレーズを忘れてはいけません。他人のプライバシーに土足で踏み込むような真似もいけません。ダンスは相手あってのスポーツです。ゴルフとは違います。踊る相手への気配りや思いやりがなければ楽しく踊れません。「アンタ、何様?」というような振る舞いのこの男は女性軍から攻撃を受けても当然で皆から総スカンを食らっていたのですが、陰では悪口を言っても面と向かって怒りをぶちまける女性はおらず、その役を私が遂にやっちまいました。

くだんの男は私のきついメールにショックを受けたらしく昨日は眠れなかったらしい。メールや携帯へのメッセージも電話も無視して放っておいたけれど、さすがにそれも大人気ないと思い本日は、許す代わりに改心して気配りのジェントルマンになるように努力しますという誓いの言葉をもらいましたが、本当に改心したのかしらん? 要観察処分というところか・・。

そんなこんなで飲み会の夜は更けてお腹一杯になって終りました。
これを最後の食べ収めにしてダイエットしようと誓いましたが、一体何回目のダイエットの仕切りなおしだろ?











Balthus バルテュス展

2007年09月25日 | 音楽・アート
バルテュス(Balthus)ことBalthasar Klosswoski de Rola(1908-2001)の作品は昔から気になっていていつかはまとめて見たいもんだと思っていたら、8月18日からケルンの美術館でバルテュス展が始まったので8月最後の週末にさっそく展覧会に行ってきた。

それにしても何故に彼の作品が気になっていたのだろう。具象画なのに幻想的な雰囲気が漂い、描かれる少女や少年は何となく秘密めいた姿態であったり、まるで「時間よ、止まれ!」という号令と共に時が止まったような静けさの中の人々のストップ・モーションと不思議に放心したような表情であったり。



The Game of Patience(La Patience)1943


The Window(La Fenêtre)1933


The Street(La rue)1955



バルテュスは好んで子供の世界を描いたようだ。・・・少年期の輝かしい自由の王国だけがこの画家をを魅するのであって、分別のついた、社会の礼儀作法や階級意識の掟に矯められた、大人になった彼らには関心がないらしい・・・フロイトの用語をもってすれば、大人たちの世界は「現実原則」の世界で、子供たちの世界は「快楽原則」の世界、そして子供は成長するにしたがって、徐々に現実原則を学び、少年時の自由の王国を少しずつ締め出してゆく、というわけである。(by澁澤龍彦)

バルテュスは1933年にエミリー・ブロンテの『嵐が丘』の挿絵のためのデッサンを描いているが、それも第一部の少女キャサリンと孤児の少年ヒースクリフとが子供だけの自由な楽しい世界に浸りきり、まるで獣のように荒野をかけずりまわって過ごす日々を描いただけであとの部分は放棄してしまったらしい(by澁澤龍彦)。

つまり大人になった彼らには興味はないわけで、ひたすら少年・少女のエロティシズムに満ちた自由の王国だけが関心の対象であったらしい。

2週間後にパリに遊びに行く予定だけど、オペラ座で見る予定のバレエが何と!偶然にも『嵐が丘』なのだ。「嵐が丘」なんて子供の頃に読んだだけで、内容もすっかり忘れているけれど、そう言えばヒースクリフなんていう男がいたっけね。
バレエでは、この主役を二コラ・ル・リッシュがやるかもしれない。彼、まだ踊っていたのね。楽しみだわ

それにつけても、なんと言いますか不思議な作品群です。少年と少女の支配する自由の王国、ノスタルジックな幻想の世界をひたすら追求したバルテュスというお方。

そういえば、1967年には日本人のとてもお上品な女性と結婚されているということも何かしら私の興味をそそる画家でもあったわけで、たっぷり作品を見ることができて満足・満足でした。


今はもう秋~

2007年09月22日 | 日記




日本はまだ残暑に喘いでいるのだろうか?

ここドイツはもはやすっかり秋。昼間天気がいいと25度前後まで行くときもあるが朝晩はめっきり冷え込むようになってしまった。ミュンヒェンなどの南ドイツはアルプスも近いのでもう秋というより冬に近い気候になってるんじゃないだろうか。で、そろそろオクトーバーフェストも始まる頃だ。

さて、冷えてきたらやっぱり鍋物が一番!というわけで、昨晩、写真の土鍋の中にはたっぷりのおでんがあったのだけど、友人のRちゃんと一緒にぺろりと食べてしまった。おでんといっしょに飲んだのは、ブルゴーニュのムルソー(Meursault)

ムルソー、ムルソー、ああムルソー!今年はムルソーには一度も行ってない。

「きょうママンが死んだ。もしかすると昨日かも知れないが、わたしにはわからない。」と語りだすあの異邦人ムルソーではありません。

ムルソーは私の好きなブルゴーニュの村であり、おいしい白ワインの産地でもある。近くには高級なモンラッシェなんてのもあるにはあるが、私には手が出ませんので普段は特級でも1級でもない普通のムルソーで満足。

この夏ライン河沿いやアルザス地方に旅行してRieslingやGewurtztraminerなどの白ワインを飲んだけど、やっぱり私はChadonnayのファン、それもブルゴーニュのChadonnayね。

このシャドネー種の白ワインは世界中で作られているけど生産地によって全く違った味わいのワインになる。ムルソーのワインは濃厚なバター味というかナッツの味というか・・、日本食にはちと合わないけど、ま、いいのだ。

それにつけても、腰が痛い。6月にぎっくり腰をやった箇所がまた痛い。

明日とあさってのゴルフ上手くやれるんだろうか・・。夜は飲み会も入ってるし・・。ちょっと不安。








谷越えティーショットに成功

2007年09月20日 | ゴルフ & 旅行


ハイデルベルグ城から見下ろしたネッカー川沿いの市街




へっぽこゴルファーの私でも、それなりに、亀の歩みのようにのろのろとではあるけれど、ちっとは上達しているみたい。

ホームコースの3番ホールは苦手な谷越えショットをしなければ前に進まない。


これまで2度だけ全くまぐれで谷越えに成功したことはあるものの、まだまだ満足のいく飛び方ではなかったのだ。

それどころか、たいていの場合は、谷を超えずに、真ん中に横たわる水やブッシュに吸い込まれるようにボールが落ちて行くことの方が多かった。

谷を越えることも最近は多くはなったものの低空飛行のためにせいぜい向こう側の土手にぶち当たってそのままラフにズボっとめり込んでしまうか、キックがいい場合は上に飛んで着地してくれることもあるけれど、キックが悪くて土手を転がり落ちる場合も多くてもうこれまでに幾つボールをロストしたことか・・・

だけどこの日曜日に、これまでで最長のキャリーと高弾道で難なくこの谷を越えちゃったのだ。
過去2度のまぐれの谷越えよりも、もっと遠く真っ直ぐに飛んでいったボールに感激してしまいました。

なんだ、やれば出来るじゃん

このショットが常に出るようになるといいんだけどねえ・・。この谷越えパー5のホールは谷を越えるのと越えないのではスコアが全然違ってくるのよね。谷を越えたあともグリーンまで長いのだ。

あ~あ、それにしてもうちのコースは何故に谷越えホールが多いんだ?2番、3番、7番、8番、16番と5つもあるじゃないの。本当に試練の連続だわ。

、私 

Luciao Pavarotti 逝く

2007年09月07日 | バレエ・オペラ・演劇




ドイツのメディアは朝からずっとパヴァロッティの死去のニュースをやっている。
今晩は、ニュースの後に急遽特別番組を組み、彼の生い立ちからこれまでの業績の数々を流し続けている。

もう彼の声はライブでは聴けないんだと思うと、そんなにファンではなかったけれども、何となく寂しいもんだ。

71歳というのは、ちょっと若すぎたけど、プラシド・ドミンゴやホセ・カレラスに比べるとテノール3人組の中では、一番快楽的且つ俗物的で金儲けの術にも長けていたようだし、あそこまで太ってしまうくらいおいしい物を飲み食いし、糟糠の妻を捨てて若い秘書と再婚して子供まで作るくらいに女好きでもあったようだし、ま、この時代で最高の声を持ち、楽しいこともいっぱい経験し、地位も名声も金もすべて自分のものにして人生最大に楽しんで逝っちゃったように見えるから、いうことないんじゃないの・・。

あんなに太るまで飲み食いしたツケがすい臓がんという形になって表れたんだろうか? 快楽もほどほどにってことかな。

去年のトリノオリンピックで歌っている彼をテレビで見たのが最後だったか・・。
「誰も眠ってはならぬ」なんて歌っていて、自分が最初に永久の眠りについてしまった。

パヴァロッティ様、安らかに






ドイツもこいつも中国様様の今日この頃

2007年09月05日 | ドイツあれこれ




先週の金曜日の夕方仕事の後にゴルフ場に行った。週末のラウンドの為に少しばかり練習しようと思って。

この日は何もないはずなのに、駐車場には大型高級車がびっしりと停まっている。

何事じゃ?とプロショップに行って聞いてみると、中国の大企業数社とこの市のお偉方の大掛りなコンペが朝の10時スタートで始まりまだ終らないのだと・・。

聞けば、このゴルフ場のメンバーでもある当市の市長、Joachim Erwinもこのコンペに参加しているらしい。朝から市長自ら参加の市あげての中国様接待ゴルフなわけ? ふ~~ん、なるほどねえ・・。

この市は戦後からこれまで日本企業様様だったのだけど、バブルが弾けて、かなりの日本企業が撤退したり、合併縮小を繰り返してすっかり日本企業も日本人も以前に比べて減少したものね。これからは中国に賭けようという意気込みはすごいものがある。

ちょっと前には中国ビジネスセンターの建物が出来たし、いつの間にやら中国のスーパーマーケットも数軒できているし・・ってことはかなりの中国企業や中国人が進出しているってわけよね。確かにライン河沿いのビヤガーデンに座ってボーと眺めてると中国人が歩いてるわ、たくさん。

コンペの後はレストランの上階のバンケットルームで中国・ドイツ国のパーティをやっておった。

なんだかね~寂しいものを感じますわ。もう日本はパスで、ビジネスの関心は中国なんだよね。

今週の朝のテレビではずっと中国から中継で北京オリンピックまで残り1年足らずとなった中国の特集をやってるし、もうどこを見ても中国、中国・・。そのうち、
日本なんて忘れられるんじゃないの。

もちろん、中国べた褒めでなく、中国によるハッカー事件や汚染された食品、おもちゃ、絶望的な中国の環境汚染、人権問題などネガティヴな問題もしっかり報道しているけれど、それでもやっぱり中国はおいしいマーケットには変わりないわけで、あ~~あ、これから10年、20年経ったとき、ドイツにおける日本の位置はどうなってるんでしょう?

っていうか、日本はその頃どうなってるんだろう?オイ安倍、しっかりしてくれよ~!





日本って大丈夫なのか?

2007年09月01日 | ニュース・トピック




もう何年も前から借金大国日本のことは度々話題になっているけれど、あらためて各国比較の借金の数字を見せられると、ダントツに多い日本の借金に頭がクラクラしてくる。

2007年の債務残高がGDP比で、日本は177.6%、イギリスは49%、ドイツは69.9%、アメリカは、61.8%、イタリアですら121%なんだから、日本の177.6%というのは、もう他を引き離してトップだ。

こんな借金大国の日本なのに、この間の参院選も各党は末梢的な問題の年金の記録ミスばかりを取り上げて、根本の年金制度や増税などの話は全くなかった。借金だらけで、金もないのにどうやって100年安心な年金制度が維持できるというのだろう?

日本の政治家のレベルの低さと、目先の利益にばかり目を取られている国民ばかりで、本当に絶望的な日本・・これから10年、20年先には一体日本はどうなってるんだろう・・。

日本の債務残高:日本の債務残高

9ホール・ラビットトーナメントに参加

2007年09月01日 | ゴルフ & 旅行


ハイデルベルグの城跡、7月26日は青空でいい天気だった。




28日の火曜日、午後2時に会社を出てホームコースのゴルフ場に直行。

久しぶりの 初心者トーナメント(Rabbit Turnier)に参加することにした。

初心者のための9ホール・トーナメントが2週間毎に行われていることは知っていたけれど、何しろ、平日の午後でもあり、仕事している私には参加は無理なので、あきらめていて週末ゴルファーに徹するつもりでいたのだけど、平日も暇な主婦ゴルファーと最近知り合いになり、腕前も似たり寄ったりのレベルなので、2人で意気投合して、出来るだけこのトーナメントに参加してみようということになったのだ。

いつもは午後3時スタートらしいけど、28日のこの日はオランダ人の団体がパスでやってきてショットガンスタートのコンペをしていてそれがおしていて3時のスタートが3時50分となり、私は最終組だったので午後4時50分のスタートとなった。

こんなことなら、私は午後4時まで仕事していられたのに・・・。時間があるので、ドライビング・レンジで少し練習、パットも練習、それでも・・暇だ~!



私の組は、同年輩でほぼ同じハンディキャップのヴィオラという女性と、あとは子供2人。ひとりは前回一緒に回ったイヴォンヌの息子で16歳のマクシミリアン。彼のハンディは17くらい。お母さんより遥かに上手いようだ。

実際、彼のショットは飛ぶわ、飛ぶわ。これからますます上手になりそう。

そういえば、日本の期待の星、石川遼君もこのくらいの年齢だわね。

もう一人は本当に子供でまだ小学生のジェレミーだった。でも私よりハンディはいいんだよね。

この日のジェレミーはミスショットが多くてあまりいい出来ではなかったけど、マクシミリアンといいジェレミーといい、二人ともガキの分際で親と一緒にゴルフ場のメンバーになって、プレイできるとはなんて恵まれているんだ、う、うらやましいもんだ。

こんなガキのうちからゴルフ鍛えたらさぞかし、上手くなるでしょうよ。

そういえば、日本から送られてきた同窓会便りを読んで、私の卒業した女子大も今年初めて体育会系ゴルフ部が出来たことを知った。いいなあ~、大学からゴルフなんて!

私が在籍したウン十年前にはゴルフなんて誰も考えてもなかったんじゃないだろうか。

あ・・そういえば、運動場でクリケットのようなフィールド・ホッケーのようなものをさせられたような記憶があるが、ゴルフのゴの字も浮かばなかった・・というか、当時スポーツにはまったく興味がなかった私なので、例えゴルフ部があったとしても入部なんて考えもしなかっただろうけど。

ドイツのトーナメントはストローク・プレイではなくステイブルフォード(stableford)でカウントするので大叩きしたホールでは途中でギヴアップしてしまうのだが、昨日は3ホール途中でギヴアップ。それも日頃よくパーを取るショートホールで大叩きしたりで、ついてなかった。

2週間後にまた参加する予定。

でもこの早退で、労働時間が3時間近く不足しているので、これをカヴァーすべく他の日に午後6時ごろまで会社にいなくてはいけない。