ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

好きだった本 ~ シングル・ライフ

2010年02月26日 | 読書




この本が発刊された1988年にはもう私はドイツに来ていた。「シングル・ライフ」というタイトルに魅かれてさっそく取り寄せ読んだ私は、この本に激しく激しく共感したもんだった。

カミュの「異邦人」が大好き。サルトルとボヴォワールとの関係に触発されて・・・そのどれもが私と同じで、私と同じように考えている男が日本にもいるんだ~!という驚きでいっぱいだった。日本にこんな男がいるんだったら日本も捨てたもんじゃないな。日本の男を見直したぞ~!と思った瞬間だった。

それに著者の海老坂武という名前には覚えがあったのだ。

私の記憶に間違いがなければ、私は彼に一度だけフランス語の授業を受けたことがあるのだ。彼は当時隣の大学のフランス語の先生だったと思う。私の大学の先生ではなかった。
それなのに、一度だけ私のクラスのフランス語の先生が休んだときに彼が代理の先生としてやってきたのだ。そんなことってあるだろうか?よその大学の先生が代理で教えに来るなんて・・・。

だけど、私はそのときの彼の顔や風貌を覚えていたからこの「シングル・ライフ」という本が出て彼の顔が新聞に載ったりしたときにすぐわかったのだ。「あ~、あのときのフランス語の先生だ~!」って。

この本を読んで、もしかしたら私のクラスのフランス語の先生は海老坂武の当時のカノジョで、彼女の休講の代理で彼が登場したのかもね・・・って思った。さもありなん・・と思わせる本。

シングル・ライフを標榜しているけれど、当時の彼はそれなりに格好よくて常に女性が回りにいたと思われる。モテル男のシングル・ライフは格好いいのだ。1934年生まれというともう75歳くらいか・・。今はどうしていらっしゃるのでしょう?相変わらず、いい女友達が回りにいて素敵なシングル・ライフを楽しんでいるのかしら?








和式トイレって必要なもの?

2010年02月24日 | 日本の ”変”


昨日は11度もあって天気が良かったのに、本日は朝から雨で気温も低目。なかなか春にはならないもんです。

仕事を卒業して日本とドイツを数ヶ月ごとに行き来している知人とランチをする。

彼女も私もあと数年を目処に本拠を日本に移そうと決めてはいるものの、日本とドイツの生活を比べればどんなものでもどんなことでもドイツのほうが優れているし、生活しやすいということでなかなか心の準備ができずに迷っているのだ。

日本の方が優れていると思うのは豆腐や納豆が安かったり、日本語が通じるくらいで、それ以外は生活の質の本質的なところで日本はやっぱりかなり見劣りがするという。
さもありなんですね・・。

彼女は、「6月から8月と12月から2月は日本を脱出してドイツに住む。」と言う。日本の夏の異常な暑さには耐えられないし、もっと耐えられないのは日本の貧弱な家屋の冬の寒さだと。どんなに密閉性のある日本のマンションでも壁の厚さが決定的に薄くてセントラルヒーティングがないし、引き戸のサッシ窓なので密閉度が低い。暖かさと密閉性が違う。

せめて、窓の構造を見直すということをしないものだろうか?ドイツのようにはめ込み式でパッキンで密閉度が高く2重窓という構造だったら騒音も防止されるだろうに・・。

全く日本の建築家は真面目に家のこと考えてるのか・・ってな話になって最後に公共トイレの和式便所の話になった。昔からある古い公共トイレに和式便所が残っているのはまだ理解できるけど、最近新築された駅やデパートなどの公共トイレにいまだに和式便所が設置されるのはどういう了見なのだ?誰が和式便所を要求しているのか?公共トイレにあんなものがいまだに設置されているのは恥ずかしい・・・てな話になりました。

いや、マジに誰かまだ和式便所にしゃがみこんでトイレしたいと願う人たちがいるんでしょうか?

そういえば、昔パリに行ったら古いカフェのトイレに日本の和式便所みたいなのがありましたわ。それにモロッコに行ったらやっぱり穴だけのトイレだったりしたけど、今のスタンダードはやっぱり腰掛式の洋式トイレじゃないの?
私は和式便所にしゃがみたくないので、日本の公共トイレに行ったら洋式トイレを探します。

思い出のイヴェント 1992-1993

2010年02月21日 | My back pages
1992年

1月3-10日 Gran Kanariaへ1週間の滞在。「カナリアン・アイランド~」という歌を聞いてそのうち行ってみたいと思っていた島へ避寒旅行。でも、8日にLas Palmasの街をボウ~と歩いていて後ろから車の引ったくりにあってしまった。石畳にでんぐり返ったけど大して怪我もせずに無事だった。車の窓からナイフで斜めにかけていたポシェットの紐を切られて奪われたけど、中身は20マルクとクレジット・カードだけ。カードはすぐに止めて無事。目撃していた現地の女性の助けで医者に連れて行ってもらったりお金をもらったりしてホテルまで帰宅。ヤレヤレ。襲われたその瞬間、私は、『今までいろんな所に旅行したけど、私は本当に危険な目にあったことないわね~。ラッキー。』と考えているところだった。油断した一瞬の隙を突かれた。悔しい~~!

2月28日-3月2日 スイスのどこか・・場所は忘れたけど・・に会社の同僚たちとスキー旅行。

4月29日-5月1日 Milano(I) WSTSの会議出席

5月頃  Ste. Maxime, St. Tropez(F)へホテルチェック旅行。

7月17-24日 Peloponnes半島(ギリシア)1周の旅。アテネからバスで出発してギリシャ文明発祥の地を見てまわる旅。ミケーネ、スパルタ、デルフィ、それからオリンピック発祥の地など。感激!

7月24日-8月6日 ギリシアの島Naxos, Santorinに夫々1週間ずつ滞在して毎日島中をハイキング。

8月24日 Koblenz(D)のS宅訪問。

9月17-20日 再びSte. Maxime, St. Tropezへ。Annual Sales Meeting

12月18-26日 Meribel(F)へスキー旅行

1993年

4月7-11日 Firenze, Roma(I)へホテルチェック兼イースター休暇

4月24日から・・ 日本へ休暇

6月 Parisへ旅行 Palais Garnierで Mats Ek振付の Giselleを見る。Matisse展も1時間近く入場を待って見た記憶が・・・。他のことは記憶になし。

7月9-23日 小アジア半島西側(Turkey)周遊旅行

9月  再びRoma(I) Annual Sales Meeting

10月15-24日 New York (USA)

    Pharoah Sanders Quartet at Village Vanguard
   John Lurie & the Lounge Lizards at Village Gate
   McCoy Tyner Trio at B. Smith's

   Zauberfloete at Met Opera
   Carmet at NY City Opera

Phantom of the Opera
Kiss of the Spider Woman
Crazy for You

9日間で見たオペラが2つ、ミュージカルが3つ、ジャズコンサートが3回。
ほとんど毎晩出かけてました。

12月18日  今のWohnung(アパート)に引っ越す。賃貸アパートを引き払ってやっと4年間他人に貸していた自分の持ち物に引っ越しました。で、その引越しのドサクサで落ちてきたベッドの下敷きになって右腕を骨折。それに気づかずに4週間ばかり放っておいて医者にびっくりされました。

12月30日 コートのポケットに財布だけ入れてフラッと出かけて摺りにあってしまった。悔しい~~!


タイガーもタイヘンだぁ~!

2010年02月20日 | ゴルフ & 旅行
こちらの午後17時(フロリダ時間午前11時)のタイガー・ウッズの記者会見をたった今CNNチャンネルでライブで見ました。

彼のPR係か誰か知らないけど、その専門の人が書いた原稿を時々間違えてつっかえながら読むといった一方的な声明発表でした。内容は、ひたすら自分が愚かで勝手だった。妻のElinは褒められこそすれ責められるようなことは何もしていない。事故の当日も彼女が暴力をふるったとか言われているけれど、家庭内暴力というようなことは当日を含めてこれまで一度たりともなかった。それなのに、メディアに面白おかしく話しを作られてとっても心外・・。彼女や子供を追いかけるのは止めて放っておいてほしい・・・セラピーは明日からもまた続きます・・・ってな感じでいつゴルフに復帰するのかはわからずじまいでした。

記者会見の後に出てきたコメンテーターたちの話とかは何かあまり好意的じゃなかったですわね。a highly-choreographed statementなんて言われてましたね。

ま、そうだと思うけどさ。

Q&Aのない一方的な記者会見だということでゴルフ記者教会がボイコットしたとか言ってるけど、質問に答えるような記者会見だとどうせ言いたくないことを根堀葉堀聞かれるわけだものね。二桁にのぼる女性たちのことも出てくるだろし・・結婚問題も聞かれるだろうし・・そんなことには触れられたくなかったこともよくわかります。

・・っていうか、クリントン元大統領の不倫事件の時もそうだったけど、アメリカってつくづくこういうことを大げさに騒ぐんだな・・と驚いてしまう。

クリントンの女性の数一桁だったけど、タイガーは二桁登場だからすごいとは思うけど、いいじゃないの、遊んだって。いや、よくはないんだけどね・・ダメ?

ま、ゴルフ一筋のクリーンなイメージがあったから、え~、タイガーが女遊び~!とびっくりしたけど、あんなに有名でお金持ちなのに、というかそれ故にというか、そこいらのチープな女としか遊べなかったというほうが何か彼がかわいそう・・それともそんなチープな女がお好みだったのか? 奥さんより上等で優秀な女性と真剣不倫していたらそっちのほうが問題じゃなかった?

発覚してからの3ヶ月。人前に顔も出せずに、スポンサーもどんどん下りて彼としては人生最大の危機を体験したわけだから、もういいじゃないの。静かに彼がカムバックするのを待ってようよ。

それにしてもアメリカは男性にも女性にも聖人君子のようなマイファミリーパパのようなのを求めているのかしん?ちょっとでも有名人がそれに外れたことしたらもう血祭りだものねえ。

一番頭にくるのは、彼と遊んだチープなおなご共が、金銭欲と有名になりたいことからあることないこと全部公に暴露してしまうということだ。そんなのルール違反じゃないの。こういう連中は最初から暴露目的で有名人に近づいてくるんでしょうね。そういう意味じゃタイガーも脇が甘いっちゅうか。危機管理能力がなかったのね・・。

もっと遊ぶ相手を選べよ~と言いたい。もう遅いけど。

いや~、それいしても何度も繰り返すけど、アメリカって怖い。

昔、クリントン不倫騒動が起こったときに、イタリア人の同僚に「イタリアで政治家がこんな問題起こしたらどうなる?」って聞いたことがあったけど、彼が言うには、「アメリカはクレージーだ。イタリアだったら誰もあんなに大騒ぎなんてしな。だってイタリアの政治家は皆同じようなことしてるもの。」ですと。

ま、今のベルルスコーニ首相のスキャンダル騒動を見てるとさもありなんと思います。

タイガー!早くセラピー終えてゴルフに戻って来いよ~!




イザベラ・ロッセリーニ

2010年02月19日 | 映画
ブルーベルベット (特別編) オリジナル無修正版 [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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もし日本に帰国したら見られなくなって絶対に悔やむだろうドイツのテレビチャンネルのひとつがARTEというもの。

このARTEというチャンネルはドイツとフランスの共同運営で双方の国で番組編成など変えられて放送されているようだけど、内容は、日本の、はっきり言って消滅してほしいくらいくだらない地上波放送の数々とはまるで比べものにならないくらい知性・教養・政治・文化・哲学・芸術・映画・・などにあふれたとってもとっても私好みのチャンネルなのだ。

で、そのARTEでの昨晩の特集がイザベラ・ロッセリーニでした。

彼女のインタビュー・ドキュメント番組をちゃんと見たのはこれが初めて。超有名美人女優を母に、超有名映画監督を父に持った私と同年代の女性で、やっぱり彼女もおばさん体型になって若かった頃の面影がなくなっちゃったなあ・・程度の眼で見てたけど、何だか見直してしまいました。

去年の暮れだったか、当市で彼女の製作したヴィデオ展があって見に行ったのでした。
題して、グリーン・ポルノという一種の環境ヴィデオかな。

彼女自身がオスの海老になったり蜂になったりして・・○尾していたり・・。






へえ~、こんな作品もやっているんだ・・。そういえば彼女の出る映画は普通のハリウッド好みの作品はないよね・・変わったのが多いよね・・やっぱり選んでそういうのに出ているのかな・・と思っていたら、1986年の映画「ブルーベルベット」のデヴィッド・リンチ監督と恋に落ちその後別れていたのね。インタビュー番組の中でもその当時のことをチラっと話してました。

で、ドキュメントのあとに懐かしい映画「ブルーベルベット」が放映されました。公開された当時映画館に見に行って妙に興奮したのを覚えてます。やっぱりこの監督の映画は何がなんだかわかんないというか、一体何なの?というか・・のどかな街に突然起こる悪夢のような話・・で、その内容も不気味だし・・。これは主人公のジェフリー青年が大人になるイニシエーションの話か・・なんて思ったり。素っ裸で登場するドロシー役のイザベラ・ロッセリーニはまだあの頃は贅肉もついてなくって痩せてたのね。今はすっかりおばさんで、ランコムの化粧品のモデルやってた頃とは比べようがないけど、それでも素敵な人だわ。




メトロポリス

2010年02月15日 | 映画
メトロポリス [DVD]

紀伊國屋書店

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遂に見ました。ほぼ完全復刻版の「メトロポリス」!!

その長さはおよそ180分。1927年に初公開されたフリッツ・ラング監督によるSFの名作・金字塔といわれるこの映画、1927年に公開されてすぐアメリカでズタズタに編集しなおされて短縮され、その後オリジナル版は紛失・世界中に数種の短縮版が出回るという不運に見舞われたのですが、数年前にアルゼンチンでオリジナル版のコピーが偶然発見されてから今日まで地道に復刻作業が行われてこのたびのベルリン映画祭でデジタル版に復刻された映画がほぼ完全な形で初公開されたのです。

映画は2月12日にベルリンとフランクフルトとテレビで同時に公開されました。
無声映画なのでオーケストラの演奏つきです。

1927年といえば、日本では満州事変のちょっと前、小説でいえば蟹工船の時代。ドイツではワイマール時代だけどロシア革命の後でナチス政権成立の前夜・・といった頃。

そんな時代に白黒で無声の映画だけど、とっても斬新な近未来都市を描いたり、女アンドロイドというかロボットのマリア(これはブレードランナーのレイチェルを髣髴とさせますわ。)が出てきたり地下の労働者と地上の金持ちとの対立を描いて結構真面目な内容なのに無声映画のせいか動きもコミカルでラブストーリーも絡んでいたりで180分は長かったけど楽しめましたわ。

で、一番不思議だったのは、地上の金持ち階級の遊び場所がYOSHIWARAというのよね。何で?監督のフリッツ・ラングは日本の歓楽街吉原のことをご存知だったのでしょうかね?誰の発想でYOSHIWARAになったんでしょ?




憐れな日本の犬や猫

2010年02月12日 | 日本の ”変”
ドイツの犬はなぜ幸せか―犬の権利、人の義務 (中公文庫)
グレーフェ アヤ子
中央公論新社

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先日レンタルショップでタケシの「TVタックル」を借りてきたら、今年1月18日放送分は、「どうする!? ペット大国ニッポン!!」といものだった。

ペットを家族同様に大事に飼ってしっかりと躾け隣近所に迷惑をかけずにちゃんと面倒を見ている人が大半だとは思うけど、テレビに出てくる心ない連中の話には本当にショックを受けてしまいましたわ。

飼っている犬が現在流行の種ではないので返品したいだとかアホ馬鹿オミズの姉ちゃんがこれまたアホ馬鹿男性客に犬をねだって買わせてそれを返品してお金に換えたりして犬をリサイクル贈答品にしたり・・。犬や猫はブランド物のバッグじゃないっつーの。パチンコの景品じゃないつーの。

ただただ金儲けのために無理矢理繁殖させて、狭くて汚い檻の中に何匹もいっしょに詰め込んでいるアホで馬鹿で強欲で恥知らずのブリーダーたち。そういえば、先週だったか、奈良県のブリーダーのところが火事になり犬が70匹も焼け死んだという記事もあったっけ。
こんなブリーダーが存在するなんて考えられない。「死刑!!」と叫びたくなるもんだ。
番組の中でも言ってたけど、こんな心無いブリーダーを単なる届出制で野放図に増やしているんて行政の怠慢だ。まだまだペットに対する民度が低い日本だから金儲けだけに走る愚かなブリーダーを増やさないためにも許可制にしたほうがいいと思いますわ。農産物は自由化させても、馬鹿なブリーダーを増やさないためにも許可制だ。
ドイツのように動物愛護の発達した国でも馬鹿なブリーダーがいたりするので、許可制です。

おまけに、日本ではまだ年間に数十万匹にのぼる犬猫が殺処分にあってるんだとか・・。
私が子供の頃は近所に野良猫や野良犬が結構いてたまに捕獲されて処分されてはいましたが
未だに現状は変わらないわけね。

テレビでも言ってましたが、ドイツでは殺処分はありません。その代わり地域ごとに動物の孤児院(保護施設、ドイツ語ではTierheim ティアハイムと言う)があって、飼えなくなったペットを引き取って新たな飼い主が見つかるまでそこで過ごせるようにしています。

あんまり、ドイツでは・・と言いたくないんだけど、躾けがよく行き届いている犬が多いという点では、日本とは比べものにならないと思う。レストランで騒ぐ子供はいても犬が騒いでいるのは見たことないし。この本にも書いてあるけどドイツには犬の学校というものがあって、そこでは警察犬とか盲導犬になるような特殊な犬だけではなくごく普通の飼い犬が訓練されてちゃんと卒業試験とかもあるらしい。

私の実家の隣が犬を数匹飼っていたのだけど、その犬たちが庭で一日中吼えまくっていた。毎日毎日朝から晩まで。飼い主は昼間不在のことも多くいたとしてもただ庭に放し飼いにするだけか繋いでいるだけで禄に散歩や運動に連れ出すこともなかったようだ。
あまりに煩いので動物好きの私ですらイラついて毒饅頭でも放り入れたい気分になったこともあるけれど、犬には罪はなく、飼い主に犬を飼うことについての責任や知識がないだけなので隣家に苦情を言おうとしたら、義妹に「頼むから波風立てないで・・」と言われて我慢したこともあったっけ。

日本の場合、犬の学校より飼い主の学校が必要かもしれない。











いまだ冬眠中

2010年02月11日 | 映画
ディア・ハンター デジタル・ニューマスター版 【プレミアム・ベスト・コレクション1800】 [DVD]

UPJ/ジェネオン エンタテインメント

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今週のゴルフレッスンも天候不良のため中止になりました。もう4度も中止で、今年になってからはまだグループレッスンが行われてません。

雪も解けて地面も乾き、これでゴルフも出来るかな・・と思っていたらまた次の雪降りとなり今週も火曜日当たりからチラホラと粉雪が舞いまた薄っすらと積もっています。

こんな雪の多い寒い冬はドイツに来て初体験です。何しろ、この寒さは1978/1979年の冬以来らしです。私がドイツに来たのは1984年の夏ですからこの寒さは初体験というわけです。

しか~し!寒いとは言ってもそれは外の話で、家の中はセントラルヒーティングのおかげで暖かです。朝起きても半袖のTシャツに短パンで家の中をウロウロしても寒くありません。廊下もトイレも寒くないし・・。

1月に日本に帰国したB男が日本のマンションは寒いとほとんど毎日嘆いてます。昼間は外が暖かいので室内も暖かいけど、朝晩外が冷え込んでくると室内も冷えてとっても寒いとか・・。そこにエアコンとか製油ファンヒーターで部分暖房してもしれているそうな。
ま、壁の厚さや窓の構造など建築構造が徹底的にこちらと違っているから仕方ない話だけど・・なんでセントラルひーティングにしないのかな・・日本は。

そういえば、地下室なんてのもないから、同じフロアに必ず納戸になるような小さな部屋が必要だよな~・・・などと将来の帰国に備えていろいろ考えてます。

2月11日といえば、日本では建国記念日か・・。
こちらでは、カーニヴァルが最高潮になる日で、本日は女性の無礼講が許されるストリートカーニヴァルの日。でもって、本日はベルリナ-レ(ベルリン映画祭)開幕の日。

その関係か、このところテレビで昔の作品をいろいろ放映しています。最近見た映画では

「The End of Pearl Harbor Hiroshima 運命の日(破滅への道)」1995年 カナダ・日本
 監督:蔵原惟繕+Roger Spottiswoode

「Alfhaville」1965年 フランス・イタリア 監督:Jean-Luc Godard
 この作品は1965年にベルリン映画祭で金熊賞を取りました。

「The Deer Hunter」1978年 USA 監督:Michael Cimino

この3作品のうち、公開されてちゃんと映画館で見たのは3本目の「ディア・ハンター」だけで、この映画は私の中ではずっとナンバー1の映画だった。映画を見て感動したりすることはあっても、深く深く落ち込んで3日間ばかり口もきけない状態になったのは後にも先にもこの映画だけだったのを覚えています。あくまでもアメリカ映画で、自分たちがベトナムで行った野蛮で悲惨なことは棚に上げてひたすらべトコンのいやらしさを描いているという批判もあった映画だったけど、あの頃の私には、あのロシアン・ルーレットの賭けの餌食となったアメリカ兵の3人、マイケル、スティーヴン、ニックのことが頭から離れずに・・あ~あ、ニック!・・と落ち込んで・・。

あの映画から32年たった今、映画の中の俳優はそれぞれ年を取ったけど、一番顔が変わったのが、あの美青年だったニックをやったChristopher Walkenかもしれない。

あんなにきれいな顔だったのに、今の彼は怪異というか何というか・・・う~~ん、こんなにも変わるものなのかしらん。昔童顔だった人の老け顔ってこうなるのか・・といった見本のようで、シミジミ・・。

それはそうと、この映画で使われている音楽がまたいいんですわ。

ひとつは、最初に流れるギターかなんかの曲。そして、途中彼らが飲みながら歌ったり、結婚披露宴で歌われるあの頃ヒットした「Can't take my eyes off you」という曲。この曲は大好きで、この映画のあとBoys Town Gangというグループがカバーしたのも日本でヒットして私もレコードを持っておりました。オリジナルのFrankie Valliが歌っているのがYou tubeでも見れるのね。あ~なつかしい。

・・・というわけで、冬眠して映画や昔のテレビドラマを見続ける今日この頃。


思い出のイヴェント 1990-1991

2010年02月08日 | My back pages
1990年

4月13-21日 Zermatt(CH)でスキー 安藤・早岡・本庄

4月25日-5月1日 Winsor/London(UK) WSTSの会議出席のついでにミュージカル Catsも鑑賞

5月30日-6月7日 日本に出張

6月8-17日   日本で休暇

8月10-12日 Garmisch-Partenkirchen/Reith-Seefeld/Innsbruck(D+A)

     某ホテルと旅行代理店の招待旅行でした。

8月31日-9月7日 Cote d'Azur(F)

     Nice/Cannes/St. Tropezなど・・何度リピートしてもまた行きたくなるな~。

11月  Muenchen(D) 再び展示会

12月28日-91年1月5日
     Meribel/Coucheval(F)へスキー旅行


1991年

3月21-24日  Prague( チェコ) 仕事の合間にキュービズム建築を見たり・・。確かオペラも見たけど、もはやそれが何だったか記憶なし。

6月20-23日  Genova(I)  再びPortfino/St. Margheritaなどへ。

8月12-17日  Zermatt(CH) 夏のZermttでマッターホルンを眺めながら1週間山歩き

9月21-29日  San Francisco & LA(USA) アメリカ本社への出張。休日にユニヴァーサルスタジオにも行ったっけ。

12月23-24日 Darmstadtに住んでいるM子家族を訪問。彼女とは1985年に女二人モロッコ旅行をした仲。

12月31日 この年の大晦日は某レストランのシルベスターパーティに参加。一緒に行った女性は今頃どこでどうしているのやら・・。


初練習

2010年02月06日 | ゴルフ & 旅行





気温7度。このところずっと気温が零度前後だったので、7度もあると暖かく感じます。

で、やっと練習に行く気も出てきて家から一番近い競馬場内練習場に行ってきました。
練習場もゴルフコースも雪はきれいに解けていましたが、駐車場は雪が解けてそれがアイススケートリンクのようになっていました。今日の気温でそれが少しずつ解け出してシャーベット状態です。


あまりクラブを振りすぎるとまた左肘が痛み出すので、今年初めての練習ということもあってバケツ1杯のボールだけで終わり。持っていったのは、6番アイアンとドライバー。

本当は、9番アイアンを練習つもりだったのに、最初気が付かなくて、「え~~、9番にしては距離が出てるし、急に上手になったのかしらん・・。」と思って、クラブをよく見ると、6番。間違って持ってきてしまいました。ま、いいか・・とそのまま練習しましたが、
すぐに飽きてドライバーの練習。でもね・・。6番とドライバーとの飛距離が10mくらいというのはどういうことでしょう・・。ハア・・、今年も初日から問題多いですわ。

歴史的な大脱税事件の始まり?

2010年02月04日 | ドイツあれこれ
1週間くらい前からドイツを騒がせているのはTOYOTA車の問題だけではなくて、それよりもっとおもしろそうな脱税のお話です。

某情報提供者がスイスの某銀行に隠し預金をしているドイツ人およそ150人あまりの口座データを250万ユーロで買わないかとオファーしてきたそうで、ドイツ政府が大騒ぎ・・・その情報を買うべきか買わざるべきかで、大議論奮発状態でしたが、結局買うことにしたようで、現在その法的妥当性を調査中だとか・・。

脱税額は、4億ユーロ以上に昇りそうなので、250万ユーロくらい支払っても安いもんだと踏んだんでしょうかしら?今日のニュースに拠りますと、その某銀行はどうもクレディ・スイス銀行のようです。

で、その某情報提供者って何者かしら? 銀行の情報をゲットできたということは内部の者か、外部のハッカーか・・・ってこと?過去の有名な情報提供ハッカーは、今回の件とは関係ないと言ってるようです。

去年だったか一昨年だったかリヒテンシュタインに隠し口座を持ってた元ドイツ・ポストの社長がやはり外部の情報提供者から買ったデータで大金を脱税していて捕まってしまいました。さて、今回はどんなセレブの脱税がばれるのかしら・・・おもしろそうです。