ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

鴨鍋の予定が・・

2007年09月26日 | ワイン・フード
22日の土曜日は朝からいい天気で絶好のゴルフ日和だった。

ホームコースでは大きなトーナメントが行なわれているので、ライン河向こうのフラットなゴルフ場で朝の9時から久しぶりにラウンド。メンバーはいつものK氏とS氏と彼の会社の長期出張者のF氏。

K氏とS氏は再び開眼したとかで、なかなか好調。私は腰が痛くて手打ちになりがちで飛距離全然でなくって大叩き。

そういえば、ミュンヘンではこの日からオクトーバーフェストが始まったようで、ここのレストランも特別メニューとしてバイエルン料理が並んでいたので、さっそくバイエルンのビールRöwenbräuとレーバーケーゼ、ザウアークラウトに目玉焼きのセットを注文する。ついでにベーコン入りのパンケーキも取ってみんなで分ける。さんざん食べて飲んでバカ話に盛り上がり大笑いして、4時過ぎに解散。

20分で帰宅してシャワーを浴びて休憩。再び着替えて夜の飲み会に市内某所のレストランへと急ぐ。何と忙しい週末だ、全く。

この日の集まりはダンスつながりの男性3人と私の合計4人の飲み会。

本当は鴨鍋の予定だったのに、天気が突然盛り返して昼間も25度近くになり暖かだったので鍋という雰囲気ではなく、突然お任せコースになってしまった。



椰子のみに入った海鮮サラダ

ハマチと蓮根や牛蒡などの煮物



羊さん

秋の味覚のきのこ類、アンズダケ、ポルチーニ、まいたけ

豚タン


これらの料理を肴にして飲んだのは、米焼酎の


なかなかない


この焼酎が臭くなく飲み口がよくって前回このレストランで飲んだときは水のように飲んで次の日、二日酔いでのた打ち回る羽目になったのでこの日は気をつけました。次の日の23日もゴルフだったので、ビール1杯のあとこの焼酎を少々でやめておきました。

しか~~し 男性のうちのひとりの悪乗り発言に私はムカつき、さらに翌日夕方のダンスのレッスンでこいつにマジきれ寸前、月曜日の朝一番のさらなる悪乗りメールに爆発してしまい、メールできつ~~いパンチをお見舞いしてしまいました。

『親しき仲にも礼儀あり』というフレーズを忘れてはいけません。他人のプライバシーに土足で踏み込むような真似もいけません。ダンスは相手あってのスポーツです。ゴルフとは違います。踊る相手への気配りや思いやりがなければ楽しく踊れません。「アンタ、何様?」というような振る舞いのこの男は女性軍から攻撃を受けても当然で皆から総スカンを食らっていたのですが、陰では悪口を言っても面と向かって怒りをぶちまける女性はおらず、その役を私が遂にやっちまいました。

くだんの男は私のきついメールにショックを受けたらしく昨日は眠れなかったらしい。メールや携帯へのメッセージも電話も無視して放っておいたけれど、さすがにそれも大人気ないと思い本日は、許す代わりに改心して気配りのジェントルマンになるように努力しますという誓いの言葉をもらいましたが、本当に改心したのかしらん? 要観察処分というところか・・。

そんなこんなで飲み会の夜は更けてお腹一杯になって終りました。
これを最後の食べ収めにしてダイエットしようと誓いましたが、一体何回目のダイエットの仕切りなおしだろ?











ワインの在庫チェックをしてみた。

2006年05月24日 | ワイン・フード
明後日から久しぶりにブルゴーニュに行くのでその前に、一体地下倉庫にワインがどのくらい残っているのか在庫チェックなどをしてみた。

このところ地下から出してもいちいち在庫表から消していくのが面倒で放っておいたので何がどれだけあるのかわからなくなっていたのだ。

結果は、ブルゴーニュワインが赤・白合わせて19本、ボルドーが11本、総額722ユーロ分に減ってしまっていた。このところ麻雀する度に数本ずつ取り出しては飲んでいたもんねえ・・。あると思っていたワインもすでになかったりして・・。 平均購入単価は24ユーロか・・。これが日本に運ばれると2倍から3倍の値段するんだから、普段飲みのワインにしては高いなあ・・。それに最近の飲み仲間はワインの銘柄などほとんど知らない連中で何出してもワインの銘柄に感動してくれないのでおもしろくないんだよね。彼らと飲むときはスーパーのアルディで買ったワインで充分だったりしてね。

ワイン飲みながら、産地、畑、ドメーヌの話が出来る仲間がいた頃がなつかしい。そう言えば、ワイン会など開催して名醸ワインをソムリエの解説付きで飲んだりした旧市街の日本食レストランも今月か来月末で閉店になるらしい。

4年前のワールドカップの決勝戦、ドイツ対ブラジルのゲームをこのレストランに集まって大騒ぎしながら楽しんだっけ。あの時、4年後にレストランが潰れるなんて想像もしてなかったわ。

 Everything must change ・・・

そういうわけで、再びブルゴーニュにワイン買出しとグルメの旅だ。うれしいな

去年の旅仲間に比べると今回の同行者2人はワイン好きなのでまだ楽しめるだろう・・・おそらく。去年同行したドイツ人なんてワイン嫌いだったんだもん、始めから話にならなかったのだ。今回はついでに同行者のために、ボーヌ(Beaune)近郊のゴルフ場でラウンドすることも提案してあげた。私はまだハンディ証明がないのでドライビング・レンジで練習だ。

天気がいいことを願うばかり・・。

アメリカの人工ワイン

2005年12月21日 | ワイン・フード
EUとUSAとの間のワイン協定にフランス、スペイン、イタリアは賛成に回り、ドイツ、オーストリア、ポルトガルは反対に回ったらしいが、結局は通ってしまい来年1月から実施されるようだ。

これでドイツのワイン農家が恐れているのはアメリカの安ワインが入ってくることだ。ニュースによるとアメリカは好き勝手なワインを造ってるようなのだ。ちゃんとした木の樽で熟成させずに、写真の木の破片をスチールタンクにぶち込んで如何にもバリクで熟成させましたというようなフレーバーをつけたりしているらしい。信じられない!

そのほかまるでベルギーのビールみたいにいろんなフレーバーのワインを造ったり、数年分のワインをブレンドして年代もめちゃめちゃのワインを造ったり・・。

フランスやイタリアがこの協定に賛成したのはアメリカが彼らのワインの巨大な市場なのでそんな安ワインがこっちに入ってくるのには目を瞑ったということらしいけど、ドイツはそんなに輸出してないから反対したってことらしい。

そんなヘンテコなワインもどきの飲み物は勘弁なので、私はさっそく地下室からお気に入りのフランスワインを取り出して今週末からのアメリカ旅行へ持って行くことにした。

ついでに友人へのクリスマスプレゼントにバウムクーヘンもスーツケースに詰めて・・。 友人はドイツのバウムクーヘンとソーセージとチーズが懐かしいらしい。

アメリカのソーセージってどんなだったっけ?忘れてしまったが、イギリスのソーセージと同じくらいまずかったっけ? イギリスのソーセージは何であんなに激マズなんでしょう?まるで粉でできているようなひどい味なので驚いてしまったことがある。

アメリカでは何が食べられるのかなあ? オイスター、クラムチャウダー、ソフトクラブシェルのお寿司・・・楽しみでもあるがあまり期待しないことにしようっと。


今シーズン初のアスパラ

2005年04月27日 | ワイン・フード


友人達が到着した翌日16日、早速ダウンタウンのマルクトに皆で買い物へ。
まだ少しシーズンには早いけど、マルクトにはアスパラが出回り始めています。日本から来た友人たちは楽しみにしていたようなので今年初めてのアスパラを食してみました。

アスパラはオリーブオイルとパルメザンチーズをかけてというのがさっぱりしていて私の一番好きな食べ方です。付け合せは茹でたジャガイモにハムやサラミ。それからセップ茸(ポルチーニ)をオリーブオイルと白ワインで炒めたものにオリーブやチーズで飲み会となりました。飲んだワインは前の週に行ったブルゴーニュはヴォーヌ・ロマネ村のカーヴで購入した2002年のVosne-Romanée
生産者はYves Chevallier。

ドイツとイタリアの養命酒?

2005年03月13日 | ワイン・フード
ヨーロッパには数知れないくらいたくさんの種類のリキュールがありますが、中でも私が勝手に「ヨーロッパの養命酒」と呼んでいるもので、スーパーなどで簡単に手に入るものを紹介します。どちらも何十種類もの薬草、果実、ハーブなどをブレンドして作ったものですが、その製法やブレンドの仕方はそれぞれの企業秘密のようです。勝手に「ヨーロッパの養命酒」なんて呼んでますが、実際のところ私は日本の養命酒の味に記憶がないのです。子供の頃、実家にあって飲んだかも・・しれないのですが。でも薬草酒ってどこでも大体似かよったものではないかと思います。

まずはドイツのイェーガーマイスター(Jägermeister)
1878年からの歴史あるリキュールだそうで。アルコール度は35%


お次はイタリアはシチリア島のアヴェルナ(Averna)
こちらは1868年からだそうで、10年長い歴史。アルコール度は32%です。


どちらもかなり甘ったるいのですが、「滋養と強壮」のためにというより、寒い外から帰宅したときとかちょっと疲れ気味で甘いものが欲しかったりしたときに少しだけ飲んだりしてますが、ポカポカと温まるので冷え性に効くようですよ・・。

Mett メット

2005年02月04日 | ワイン・フード
これもカーニヴァルパーティに出てましたがドイツ人の大好きな食べ物です。新鮮な生の豚肉をひき肉というかタタキ状というかペーストみたいにして塩と胡椒とその他好みのハーブで味を付け、パンの上に塗ってこれまた生の玉ねぎの輪切りを乗っけて食べるのですが、これ私の大好物です。



本当においしい! 生の魚を食べる日本人には驚くくせにドイツ人は生の豚肉をたべるんですよ。平気な顔して。ま、最近では日本食も大変流行してますので鮨屋にもドイツ人がたくさん食べにきてますけど。これお勧めです。韓国料理のユッケのようなものを想像してください。あれと同じくらいおいしいです。

元祖バウムクーヘン

2005年01月16日 | ワイン・フード
 本日も晴れで青空。今年の冬は何となく青空の日が多い感じがする。さて、ドイツのお菓子として日本で一番有名なのは多分バウムクーヘンではないでしょうか?木の年輪を模して焼いたケーキです。で、最近知ったのですがこのバウムクーヘンの発祥の地は、北ドイツの街、ザルツヴェーデル(Salzwedel)とのことです。ハノファーの北東、ハンブルグの南東、ベルリンの北西にある街で、この3つの大都市を3角形の角に見立てるとこのSalzwedelという街はちょうどその中心点に当たりますね。このバウムクーヘンを昨日知人におみやげとして戴いたので早速食してみました。 さっぱりしていて日本で売られているのに似ているような・・。このバウムクーヘンですが、日本では有名なのにドイツではさほど知られてなくってたぶん知らないドイツ人もたくさんいるはず。私の住んでいる市でもこのケーキを作っているケーキ屋さんは2軒だけ。それも私が察するにはこの市には日本人が大勢住んでいるから作っている・・のでは?

クリスマス2日目の飲み会

2004年12月28日 | ワイン・フード
ただ今19時10分前。昨夜の飲み会の後片付けで日が暮れてしまった。今日は一日中曇り空だった。休暇も6日目でちょうど半分が過ぎたところ。残すところあと6日だというのに読書もはかどってないなあ・・。朝から食器洗浄器を2回まわし、洗濯も2回、掃除機をかけて昼過ぎにやっと元通りになった。テレビは昨日のスマトラ大地震の報道が中心。死者の数はどんどん更新され現在2万4000人以上と言われている。日本人にもドイツ人にも不明者が出ている模様。
さて、昨夜の飲み会は夕方5時から始まり12時過ぎにはお開きになった。アジのお刺身、ホタテとアボカドのサラダ、それからラクレット、お好み焼き、そして最後に杏仁豆腐風デザート。2週間の一時帰国から戻ってきたばかりのNさんが富山の酒、満寿泉の純米吟醸酒仙一献をお土産にもってきてくれた。これを最初に飲んだけどとってもおいしかった。日本酒も侮れないな。それから2002年のSancerre、2002年のVosne-Romanée、Y子さんが持って来たHaut-Médoc、最後にPauillac の1996年Ch. Battailley の合計5本。繊細でおとなしいワイン。私としてはCh.Battailleyの方がイブに飲んだCh.Prieuré-Lichine より好みかも。今回は総勢5人の飲み会で、新人としてはドイツに来てまだ3ヶ月の音大ピアノ科の受験生が一名。問題の M夫とは電話のやり取りで気分を害したようでM妻にフォロウの電話をして一度は参加ということになったけど、機嫌が直らず結局不参加となった。おかげで飲み会はとってもまともで楽しいものだった。しかし、この険悪な雰囲気のままで大晦日の飲み会は実現するのでしょうか?「絵の先生」がその前に修復の会をしようと提案すると言ってますけど、私はまだM夫には怒ってるし、あいつもご機嫌斜めで荒れてるだろうし、それも難しそう。

クリスマスイブの飲み会

2004年12月25日 | ワイン・フード
昨夜というか今朝方午前2時にイブの飲み会がお開きになり「絵の先生」は歩いて帰宅し、私はベッドへ。それなのに、いつものように猫2匹に7時半頃起こされてしまった。本日は休暇4日目。天気はよさそうだ。ただいま午前9時半だけど青空だ。昨日もいい天気で日が差し込んで気持ちよかったけど、何だかクリスマス気分がでない。さて休暇3日目の昨日24日の飲み会は「絵の先生」と私の2人だけでゆったりとワインを飲みながら話ができた。話題といえば、前回の飲み会に参加した仲間のこと。「絵の先生」は72年生まれで、Y子さんの年齢ははっきりとはわからないがまだ20代の後半だと思うけど、彼から見ても彼女は怖いらしい・・・つまり une femme fatal 「宿命の女」とでも言うのでしょうか、男を破滅に導きそうな雰囲気を感じるらしい。やはり前回参加した後輩も同じ感想だったようです。そうなんだ、Y子さんに皆不思議な妖艶さを感じているわけですね。そう言えば彼女とN氏との関係もはっきりわかったようなわからないようなあいまいなままだけど。明日の飲み会でその話の続きをしようと思っていたのに、M家の2人が参加するとまたドンチャン騒ぎ的飲み会になるので問題だけど、これからはM夫がわがまま言い出しても聞かないことにしようと「絵の先生」と打ち合わせをしました。明日はどうなることでしょうか・・。昨夜飲んだワインは、まず Meursault、Les Millerans'の2003年。いつもムルソーに行ったときに買いに行くドメーヌ De Sousa-Bouley のワイン。ここのおじさんはフランス語しかできないけど明るく一生懸命話しかけてくれるので私もなんとかフランス語で話をするが難しいもんです。赤のほうは1996年の Ch. Prieuré Lichine でこれもボルドーに行ったときにマルゴーカントナック村のシャトーで購入。結構スパイシーな香り。悪くはないけどどうってことないな・・。やっぱり私はブルゴーニュの赤のほうが好みだわ。

ボージョレヌーボー Beaujolais nouveau

2004年12月02日 | ワイン・フード
バレエのレッスン前に時間があったので猫の餌を買うべく近くのスーパーに立ち寄ったらレジのところにボージョレ・ヌーボーが山積みになっていた。普通のが1本1.88ユーロでヴィラージュが1.99ユーロ。もちろん16%の消費税込みの値段。で、日本ではボージョレヌーボーは一体いくらくらいで売られているのか、楽天市場を検索して驚いた。日本に輸入されているのは私が買った無名のヌーボーワインとは違い有名ネゴシアンやドメーヌのが多いが、それにしてもですよ、たかがボージョレヌーボーに安くて1800円台、高いのは3500円くらいとはいくらなんでも詐欺じゃないの!ひどすぎるというのが正直な感想。そんな値段出して飲むワインじゃないでしょ。それとも日本に行くと安いワインは皆そんな値段になるの?
去年ジョルジュ・デュブッフのヌーボーを買ってみたけどそれでも確か6ユーロ台だったような記憶があるけど。うーん、こんなにワインが高いと日本に帰れないな・・。

オルヴィエト(Orvieto)の赤ワイン

2004年11月30日 | ワイン・フード
バローロだ、バーバレスコだガヴィだと飲み仲間とイタリアワインを飲むには飲んでいましたがイタリアワインについては真剣に勉強してなかったのでここらで謙虚にひとりで飲みなおし、いやお勉強をし直したいと思います。で、手始めにウンブリア地方はオルヴィエトの生産者La Carraiaによる2002年のサンジョヴェーゼというI.G.T.ワイン(地域ワイン)から。まずこの La Carraiaという生産者ですが、何の前知識もなかったのですが、帰宅してHugh Johnsonのポケットワインブックでチェックするとちゃんと載ってましたねえ。かなり古くからある信頼のおける生産者のようです。で、リカルド・コタレッラという有名醸造者が資本参加しており、何でも彼の手がけたほとんどのワインにはロバート・パーカーは90点以上の評価を与えるとのことです。このリカルド・コタレッラという人は2001年の「ワイン・エンシュージアスト誌」でワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたそうな。知りませんでした。でこの2002年サンジョヴェーゼの味ですが、まろやか、ソフト。普段ブログ書きながら飲むのにちょうどいい・・なんて。因みにこの2003年ものがネットで検索しますと日本では1764円とのことでした。こっちでは7.1ユーロでした。で、このオルヴィエト(Orvieto)という地名には覚えがあるな・・・確か澁澤龍彦の本にあったような・・。早速「ヨーロッパの乳房」を開いて見るとありました。ローマからオルヴィエトに行く途中にボマルツォの怪物庭園(Parco di Bomarzo)に行った話しが。これでオルヴィエトという地名を覚えていたんです。私もいつかこの怪物庭園に絶対行くんだと思ったっけ。来年あたりトスカーナ・ウンブリアの旅に出たいもんです。

昨日購入したワイン

2004年11月28日 | ワイン・フード
ブルゴーニュやボルドーで現地買いしたワインのストックがあるので、このところ滅多にここでワインを買うということがなかったが、家の近くにある Jacques' Wein-Depot (英語のWineがドイツ語ではWeinとなる。)の 10ユーロクーポンがあるので久しぶりに行ってみた。日本の友人から「当然ボージョレーヌーボーは飲んだよね」というメールがきたので、そういえば飲んでないから買ってみるか・・と思って行ったのだが、何種類か試飲した結果、やっぱりボージョレーヴィラージュヌーボーが一番おいしくなかったので話の種に飲んでみるというのはやめて別のワインを購入することにした。このところ、フランスのワイン、それもブルゴーニュのワインを愛して集中的に飲んでいて、実のところそれ以外の地域のワインには疎いので、やっぱり他も勉強しようと、イタリア、スペインのワインを購入しました。まず、トスカーナは、キャンティ・クラシコの Greve村の Carpinettoが作るワイン。ここは比較的新しい生産者とのこと。Jacqueが扱うワインはかなり新しい生産者の手頃な価格のワインが多い。それからウンブリア地方の葡萄の名前がそのままの Sangiovese。これは Carpinetto のワインほどタンニンがなく、優しい感じだった。それから、スペインは ナヴァラの Palacio de la Vegaという新しいBodegaのワイン 葡萄は Cabernet SauvignonとTempranilloのブレンドみたい。最後に和食のときによく飲むロワール地方のSancerreを2本。これは来週土曜日の中華パーティに持っていくつもり。〆て47.2ユーロにクーポン使ったので支払ったのは37.2ユーロでした。しかし、中華にはやっぱりビールかな?飲み仲間のお手製の餃子、楽しみ。それにしても!! ボージョレー・ヌーボーと言えば安ワインの代名詞みたいで、私が来た頃は、それこそ2マルクくらいからせいぜい5ないし6マルクという感じだったのが、昨日試飲したヴィラージュものは6.5ユーロもしていた。つまり、数字は変わらず通貨がマルクからユーロに替わっただけ。これって、倍になったってことじゃないの! マルクからユーロに替わってつくづく物価が上がったのを実感するがワインもこの例に漏れず高くなっているな、全く!

ドイツワイン その1 Ahr

2004年11月25日 | ワイン・フード
21日、日曜日の午後はワイン研究会の遠足で、一番近くの Ahrweilerへバス旅行をした。前後の曇天の日々の中、この日だけは青空の好天だった。Ahr はドイツでは「赤ワインの楽園」と呼ばれているらしい。旧首都のボンに近く、アール川がライン河に流入する河口から西に25キロほど遡ったところ、アイフェル高地のアール川岸に葡萄の産地がある。Ahrweilerと合わせてひとつの町になっているBad Neuenahr は温泉やカジノなどの設備が整った優雅な町でボンの政治家たちが週末を過ごすところであったらしい。ちなみにベートーベンも1786年から7年間、夏はここに滞在していたとのこと。さて、ワインですが、今回はAhr渓谷の Walporzheimのワイン協同組合で5種類の試飲をした。2002 Walporzheimer Klosterberg Müller-Thurgau mild QbA、2003 Walporzheimer Alte Lay Spätburgunder QbA, 2003 Catharina Spätburgunder QbA, 2003 Walporzheimer Pfaffenberg Frühburgunder trocken QbA, 2003 Sonderedition "Bunte Kuh" Spätburgunder Auslese trocken Q mit Prädikat 最後に試飲した Bunte Kuh は ブルゴーニュの 普通の村名ワインに比べても見劣りはしなかった。しかし、1本 15.9ユーロはドイツのワインとしてはちょっと高め。同じ値段出すなら、ブルゴーニュのワイン買いたい・・ということで試飲はしたけど、買わなかった。Walporzheim から バスで Ahrweilerに行きレストランで夕食。この季節によく食べる鵞鳥のローストを注文。秋はジビエの季節でこういったものに果物などの煮たのやジャムなどをつけて食べる。ドイツ料理もたまに食べるとおいしいな。
バスのなかでワインクイズがあって、というかペーパーのテストだったが、それでドイツのアイスワインが当たってしまった。デザートワインとして飲むか、フォアグラと一緒に飲むか・・いずれにしても次の飲み会で試してみよう。