ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

ロバート・メープルソープ写真展

2010年06月12日 | 音楽・アート


昨夜の前夜祭に続いて本日から2010年のサッカーワールドカップがスタート。
南アフリカの天気はどうだか知らないけど、当地は絶好のいい天気。晴れで気温も25度以上になりそう。

久しぶりに日本食レストランで知人とお昼のランチして、公園をブラブラ歩いて、Robert Mapplethorpe写真展を見にに行く。ロバート・メープルソープ、1946年に生まれて1989年にエイズで亡くなったゲイの写真家。セルフ・ポートレートやパティ・スミスやリサ・ライアンの写真、男性ヌードや男性○器そのものの写真、それに花の写真もたくさん。
モノクロの柔らかい光と影の写真は美しい。これらの写真もカラーだときっと汚くて猥雑な印象になったかも。

そういえば、リサ・ライアンのたくましい男性のような肢体は結構話題になっていたなあ・・80年代だったっけ・・懐かしい。

写真展を見た後、外のテラスでアイスカフェを飲みつつ夕方の6時までおしゃべりしていた。

帰宅してテレビをつけると、南アフリカとメキシコが1対1の引き分けとなっていた。
これからフランスとウルグアイ戦をテレビ観戦。



ヘルムート・ニュートンの作品集

2010年01月03日 | 音楽・アート
Helmut Newton

Taschen America Llc

このアイテムの詳細を見る


本日起床したら、外はまた雪で一面が真っ白になってました。12月20日に降った雪がすっかり解けたと喜んでいたらまた本格的な雪!

今週はずっと寒いようで気温も零下が続くようです。がっくり。当分冬眠が続きます。

12月にベルリンに行きましたが、時間が足りなくてHelmut Newton財団がやっている美術館にまで残念ながら足を運ぶことが出来ませんでした。でも本屋で彼の作品集を発見。欲しいなあ~と思っていたら暮れにB男が買ってきました。うれしいな~~

とっても大きくて重いです。この本用の本立ても付いて、セット価格はこちらでは100ユーロでしたが、日本でも出版されているようで、値段を見たら2万1千円となってました。高っ!! 500ページ近くあって大きくて重くて・・全部見るには時間がかかります。毎日少しずつ鑑賞しています。

冬眠状態の今日この頃ですが、出来ることといったら読書とビデオ鑑賞です。

日本の友人が送ってくれた日本のテレビドラマとか映画、それからこちらのテレビでやっている映画など何でも見ています。

「BOSS」
「官僚たちの夏」
「刑事一代」
「白州次郎」
とテレビドラマを見て

「山のあなた」
「アフタースクール」

と日本映画を見て

こちらのテレビで

「Good Will Hunting」(1997)USA
「Catch me if you can」(2002)USA
「Combien tu m'aimes?」(日本題は『ダニエラという女』)(2005)I/F

で、今はキムタクの脳科学者シリーズ「Mr. Brain」を見ております。

読書もしています。とにかく家にある本をどんどん読んで処分していくことが今年の目標です。どうしてもキープしておきたい作家の本を除いては処分です。でも処分する前にもう一度読んで・・・なんて考えているので時間がかかります。

あ~~あ、ゴルフしないと暇だわ。

雪が降ったり青空が見えたりとわけわかんない天気が続いておりますが、当分零下みたいです。







暮れる想い

2009年10月20日 | 音楽・アート
天晴

EMIミュージック・ジャパン

このアイテムの詳細を見る


なんと言うか・・最近いろんな人が世を去ってしまって諸行無常の今日この頃ですが、今度は加藤和彦さんですか・・。彼が関係している音楽で今手元にあるのは、2代目サディスティック・ミカ・バンドの1989年の作品「天晴」だけなので、追悼の意味で今日はずっとこのアルバムを聞いてますが、その中で一番ミカバンドっぽくない作品の「暮れる想い」というのは、私のお気に入りなんだけど、この詩が何となく彼の死を暗示しているようで・・・。メロディ的にはロキシー・ミュージックという感じもするかな・・。

暮れる想い

作詞:高橋幸宏・森雪之上丞
作曲:加藤和彦

遥かな憧憬(ゆめ) 懐かしい朝
心に在る 哀しみに揺れる

とめどもなく 暮れる想いに
蒼い花に 錆びゆく時計に

夜更けまで 風は騒ぎ
夜明けまで 僕は信じた

何故僕達は いつも
果てない空を 見ていた
何故せつなさは いつでも
失くした 日々を抱く

絃(いと)の陽ざし ちぎれる雲
晴れた街に 今、影を落とす

いつのまにか 時は巡り
君の声は 此処に届かない

昨日まで 草は唄い
明日まで 僕は信じる

何故僕達は いつも
果てない空を 見ていた
何故愚かさは いつでも
見飽きた 傷になる

The dream is over
The game is over.

夢は終わった、ゲームは終わった・・と逝ってしまうなんて。それにしても鬱病になる人はとても多いんだ。私もならないとも限らないわけなのよね・・。でも、多分私にはありえないと思うんだが・・。

★ ★ ★ ★

18日(日)のコンペは予想通りに散々な成績でしたわ。

左肘も完治してないのに、12番ホールのグリーン脇の顎の高いバンカーにはまったボールが何度やっても上に上がってはまたバンカーに転がり落ちてくるので、もう~~頭にきて思い切り振りぬいたら今度はちゃんと出ましたが、そのバンカーショットで右腰の筋を痛めてしまいましたわ。
因みにこのホール14打で、もう終わりました。 肘プラス腰痛で、ちゃんとクラブ振れないんだもん。

それなのに、今回も1打差でBBを免れるという強運!

ネット優勝は、コメントをよく下さる「ウルトラマン総なめタイガー」(馬名)こと FT5さんでした。私のひとつ後ろの組だったので華麗なスウィングを見せてもらうことは出来ませんでしたが、グロスで87でベスグロもゲット、ドラコン賞もバーディ賞もゲットして相変わらずの総なめタイガーぶりでございました。そんでもって彼と一緒にラウンドしたS氏が総なめタイガーのスウィングを見て対抗しようと力がはいりすぎたのか、普段ではありえないくらいの大叩きをしてなんとBMになってしまったようです。ゴルフって本当に何が起こるかわかりませんね。それに、こんなに同じコースを回ってもいいときと悪いときの落差も激しくなるしね。

肘のほうは本日も3回目の衝撃波治療を受けましたが、かなり良くなってきました。腰痛はまだ完治してないけど、明日は久しぶりにグループレッスンに行こうと思ってます。だけど、寒くなってきたので、準備運動をちゃんとしないと本当に筋を痛めたりしますね。気をつけようっと。




ryuichi sakamoto のコンサート

2009年10月10日 | 音楽・アート


当市のコンサートホール Tonhalle



ただ今、「Ryuichi Sakamoto playing the piano 2009」ツアーでヨーロッパの都市を公演中の坂本龍一ですが、10月9日(金)は、当市のコンサートホールにやってまいりました。

ここは日本人の多い街なので、会場はほとんど日本人だけかも・・と思ってましたが、意外にもドイツ人も多数入場してましわ。ドイツではベルリン、当市デュッセルドルフ、ライプチヒ、ハイデルベルグでコンサート予定。このほか、イタリア、ベルギー、フランス、スペイン、イギリスなどでコンサートの予定だそう。

クラシックのピアニストのコンサートとかなり違っており、ヴィデオアートと組み合わせた環境音楽のようでした。こういう現代音楽は私も嫌いではないけど、ドイツ人にも受けたかも・・・あ~、でも最初のわけわかんない音楽に降参したみたいに早々に席を立つ人もいましたが・・。

なつかしいところで、「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」での音楽もやってくれました。そういえば、彼はこの二つの映画に音楽だけではなく俳優としても出演していましたわね。私も年取ったけど、教授も髪の毛ほぼ真っ白になっちゃって老眼鏡なんかかけて・・お互いに年だな~としみじみ。

かなり好評を博しアンコール連続で、いろいろ追加で演奏してくれましたが・・それも予定通りのプログラム構成だったのかな。

この日は車を置いて電車で出かけましたが、コンサートの後のに乗った地下鉄はほんの数駅だけでしたけど、まるで東京並みの混みようでした。東京にいると、これが毎日なんだよね~・・あ~ヤダヤダ・・。




マイケル・ジャクソン ”The Memoial”

2009年07月08日 | 音楽・アート
6月25日にマイケル・ジャクソンが亡くなって以来、全く実感がわかなかったけど、本日の追悼式典をずっとライブで見ていて初めて泣けましたわ。

彼の死以来テレビではずっとロンドンコンサートのリハーサル風景が流れてましたが、とっても元気そうに見えたけど実はボロボロの限界状態だったのねえ・・。合掌

ロンドンのコンサートは彼も望んでいたことだったのかしらん?10回の予定のコンサートがいつのまにか興行師によって50回に増やされていたなんてねえ・・。
「死ね。」というのも同然だけど、リハーサル段階で体力が燃え尽きてしまったのね。

昔の映像・・エド・サリバンショーに出てたマイケルが映ってましたが、あの頃は本当にかわいかったよ。何で整形したり奇行に走ったりしたのか・・。それでもテレビに出てくる彼を少しでも知っている人たちは、「とってもシャイで大人しいごくごく普通の人だった。」と語っているんだけど。

何が彼をそうさせた?・・整形や奇行やネバーランドなど・・。父親との関係に大問題あり・・みたいな?

私は好きでしたわ、彼の歌や踊り。そういえば熱心にポップスを聴いていたのは80年代だけだったような・・。


あ~あ、そうだ、本日の追悼コンサートに出てきた子供Shaheen Jafargholiってのは、イギリスのオーディション番組に参加した素人でまだ12歳だというじゃないの?歌聴いてびっくり。上手い!

それにしても、世界中の数千万人の人に追悼されるポップス歌手も彼が多分最初で最後なんじゃないでしょうか。今さらながら、やっぱり偉大なアーティストだったんだわ。寂しくなるなあ・・。





ヘタウマ風つぶやきソング

2009年05月19日 | 音楽・アート
Quelqu'un M'a Dit

V2 International

このアイテムの詳細を見る


先日電器屋のCDコーナーでバーゲンになっていたCarla BruniのデビューCDを購入。現在のフランス大統領の奥さんになっている彼女のCDです。

2002年に発売されたときは大評判になってすごく流行っていましたが、何故かそのときには買わなかった私。

でもこのCDはいいですわ。フランス語の歌って、彼女のようにヘタウマ風にギター掻き撫でながらボソボソとつぶやくように歌うのにとっても合ってる。朗々と歌い上げるようなミュージカルやオペラ風な歌とかには絶対似合ってないと思いますわ。私は歌い上げるような歌も好きですが、Carlaの歌とか、マイケル・フランクスの歌とかヘタウマ風つぶやきソングが大好きです。

アルバム内の曲は全部彼女のオリジナル作品だと思って聞いていたら、6番目のLe ciel dans une chambre(直訳すると「寝室内の空」になるんだけど)を聞いたときに、アレレ~となってしまいました。昔・・・もう20年以上になるけどさ、ドイツの大学のサマースクールで友達になったイタリア人のアレッサンドラの住んでいるジェノアによく遊びに行きましたが、彼女のお勧めで当時買ったミュージックテープに同じ曲があったのを思い出したのでした。

あの歌は大好きだったのに、テープなんて最早聞かないので処分してしまい題名もわからなくなってました。歌詞カードを見るとやはりこの曲はCarlaの作品ではなくオリジナルはイタリアの歌みたいです。彼女も途中からイタリア語で歌ってるし・・。私が持っていたテープ、歌っていたのは確かGino Paoliという中年か高年のおじさんでした。彼の歌うこの曲が大好きなのでした。だからその曲が入ったCDが欲しいんだけど、この曲イタリア語で何と言うのかしら?フランス語のタイトルをそのままイタリア語にしたものかしらん?で、イタリア語ではなんちゅ~の?

そういえば、Gino PaoliのCDもアレッサンドラのお勧めで買ったな・・とCDの山の中から「Matto comme un gatto」というのを取り出して、CarlaのCDと交互に聞いております。でもGino PaoliのこのCDの中には私が探している曲ははいってません。どのCDにはいっているのかしらん?なつかしいから、もう一度聞きたいんですけど。






何で?

2009年05月09日 | 音楽・アート
昨日の悲惨なドライバーによるティーショットに危機感を感じ、本日午後ちょっとだけ練習に行ってきました。

ドライビング・レンジに行く途中、デブのGaryにばったり遭遇。
「昨日はどうだった?」と聞かれたので、
「ドライバーが滅茶苦茶でしたわ・・。」と言ったら、
「あのスウィングで間違いないんだから。水曜日のレッスン時に見てみる。」と言っておりましたが、「アンタが矯正したショットのせいでおかしくなっちまったみたい。」とは言えないものね・・。

で、本日は草の上から自分のティーを使ってほとんどドライバーだけ練習しましたが、昨日のヘボなボールとは違って、飛ぶじゃん!真っ直ぐに飛ぶじゃないの~~! 一体全体、昨日と今日で何が違うのか・・。

今日は、水曜日にデブから習ったスウィングをゆっくりと再現してみてその練習をしました。不思議なことに上手く飛んでる。う~~ん、わからん。

昨日はまだデブショットが身についてなかったってわけか?

本日やっとデブショットを習得したのか?

もう何が何だかわかりません。

答えは明日のラウンドで出ることでしょう・・・。

タンゴの気分

2009年02月07日 | 音楽・アート
オリジナル・サウンドトラック「ラストタンゴ・イン・パリ」
サントラ
ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


昨日は気温も10度くらいあって「春が来た~!」と思わせてくれましたが、一転してまた冬に戻ってしまいました。
本日は朝からど~んよりと。気温も5度くらいまでしか上がらないそうです。

あ~あ、何をすればいいのやら~。

今週末、M氏はまだ日本出張中。B男もオーストリアへ出張中。ひとりでこの曇り空の寒い中で打ちっぱなしする・・?

久しぶりにホームのゴルフ場にでも遊びに行こうかしらん・・。

昨日は一日中パソコンで数字を見ていたので、夕方になると頭が疲れてクラクラ状態。
こんなときは、帰宅したらガンガンと強烈なジャズを聴きたくなってコルトレーンなんぞを聞くのだけど、昨日はフトあの音楽が聞きたくなったのでした。

なんかね~、タンゴが・・・アコーデオンの音色が聴きたくなって・・懐かしい大好きな映画「ラストタンゴ・イン・パリ」のサウンドトラックを久しぶりに聞いてしまいました。

今まで考えなかったけど、このサウンドトラックでタンゴの練習ができるかも・・・・、ということは置いといて、いいわ~好きだわ~この音楽全部。

映画を思い出します。
この映画、大好きでした。映画の中のパリの街が好きでした。くたびれたマーロン・ブランドが好きでした。ポール(マーロン・ブランド)が知り合った行きずりの女の名前は、なんと!ジャンヌだったのよ・・って私ではございませんが。
私だったら、最後にうざったくなったからといってポールを殺したりしません。あ~あ、何でマーロン・ブランドを殺すのよ~・・何か映画の中身と現実がゴチャゴチャになってますが。 いずれにしても、マーロン・ブランドはもうこの世にはいないのよね。あの頃の彼は好きだったな~。

で、久しぶりにタンゴを聞きながら映画のストーリーを思い出しておりました。

ついでに、さっきアマゾンで、タンゴつながりでヨーヨーマのCDを買ってしまったわ。彼が Astor Piazzolla の音楽をやったやつです。
暇だと、ついついネットで買い物をしてしまうのよ。
寒いから街中に出るのも面倒なので・・。

パリにも久しぶりに行きたいけど、アルゼンチンにも行きたいわ~、でも取りあえずこの週末は何をするかな・・天気悪いし・・。



「ディアナとアクタイオン」展

2009年01月05日 | 音楽・アート


冬の休暇最後の今日4日、美術展に行ってきました。タイトルが「ディアナとアクタイオン」となっているので、これをテーマにしたいろんな画家の絵だけかな・・と思ってましたが、いや~これが大間違いでした。

最初の2ホールには確かに神話に基づいた絵が多かったのですよ。

で、ディアナ(ギリシャ神話ではアルテミス)とアクタイオンの神話を簡単に書きますと、

ある晴れた日に猟師のアクタイオンが狩猟犬をたくさん引き連れて森の中へどんどん入っていき、偶然狩猟の女神ディアナがニンフたちと水浴びをしているところを目撃してしまうのです。裸を見られたディアナは、「見たわね~~。」と怒りに燃えて、アクタイオンの姿を鹿に変えてしまうのです。で、鹿男になったアクタイオンは自分の連れた狩猟犬に襲撃されて命を落としてしまいましたとさ・・とこんなお話でございます。



Diana mit Aktäon und Kallisto (1634) Rembrandt Harmensz. van Rijns


最初は15世紀くらいからのこの神話をテーマにした絵画がずっと展示され、それに続いて紀元前のギリシア当たりでの話に基づいた裸にまつわる絵画が続きました。

で、ドガ、セザンヌ、ボナールなどよく知っている画家の水浴などの絵やロダンの彫刻などが続き、そのうちクリムトやシーレの絵やデッサンが出た辺りから段々と水浴から女性の局部がフォーカスされ出し、それに纏わる絵画がいっぱいとなりました。段々と覗き見的な絵が多くなり・・・



Bad Boy(1981) Eric Fishl


この絵などまだかわいい方で、ついには、歌麿らのShungaまで登場。極めつけは
アラーキーやNaoto Kawaharaという日本人のすご~い写真等など。

う~ん、まさに「芸術かポルノか!?」という展開になり、ゲップが出そうになって帰宅いたしました。

家に帰る頃はまだ曇り空だったのに、さっき外を見たら雪が降っていて家の前の道路は真っ白になってます。

明日から出勤だというのに・・・





コンサート: Randy Crawford & Joe Sample

2008年11月23日 | 音楽・アート
Feeling Good

Universal

このアイテムの詳細を見る


寒波が来た21日(金)の夜、なつかしいコンサートに行きました。

まだ日本にいた70年代後半から80年代前半によく聞いたクルセイダ―ズのピアニストだったジョー・サンプル(Joe Sample)とクルセイダーズをバックに歌った「Street Life」で有名になったランディ・クロフォード(Randy Crawford)、それにそれにあの時代のドラムスの寵児スティーヴ・ガッド(Steve Gadd)まで

なつかしいメンバーだわ~! 学生時代からジャズ聴きまくりの毎日で、ついでに当時流行ったフュージョンやAORというわれるジャンルの音楽もモダンジャズに劣らずずっと好きで現在までも聞き続けておりますが、このところあまり音楽をちゃんと聴くということもなくコレクションの音楽CDにも埃が溜まった状態でずいぶんとご無沙汰でしたが、ゴルフもシーズンオフとなりやっと音楽鑑賞の時間が取れるようになりましたわ。

当時下の弟がドラムスをやっていたこともあって、スティーヴ・ガッドが東京に来たときにはよく聞きに行ったりもしましたわね。30年近く昔のことか?ジョー・サンプルがソロで出したアルバム「虹の楽園」とか「カーメル」とかもよく聞いたし、ついでにアルバムの名前に釣られてサンフランシスコ郊外のCarmelという街まで訪ねて行ったりもしましたわ。

ランディ・クロフォードは95年に当市に来たときコンサートに行って以来。ジョー・サンプルは80年か81年にフランクフルトでクルセイダーズのメンバーとしてきた時に聞いて以来。このとき私はちょうど出張でドイツに来てたので、ドイツ人同僚とコンサートに行きました。それ以来だわん・・。皆それなりに年取ったなあ・・。でも私は忠実なファンだわ。30年前に聞いていた音楽はやっぱり今でも好きだしね・・当たり前か。

この夜のコンサートではランディは新しいアルバムの「No Regrets」や「Feeling Good」からの数曲の他、昔なつかしい「ストリート・ライフ」とか「エルマズ(Almaz)」なども歌ってくれました。

ジョー・サンプルのピアノもスティーヴ・ガッドのドラムスも30年前のような迫力はなくって、ソロも大人しい曲が多いというか、ま、歌のバックだし、年も年だからしょうがないか・・。ベース担当がジョー・サンプルの息子のNick Sample だったのだけど、これがいただけませんでしたね。ベースがあまり効いてなくってちょっと残念。

これから年末にかけて聴きたいアーティストがドンドコこの地にやって来るのです。

今週は、Till Brönner(トランペットとヴォーカル)が来るでしょ。で、来週はSony Rollins Sextettが来るのです。ジャズだけでなくクラシック方面のコンサートも山程あるんだけど・・。う~~、行きたい。でも夜寒いし、家出るの面倒だし・・コンサート代を節約してゴルフのレッスンに注ぎ込んだ方がいいかしら?

・・というか Till Brönnerも Sony Rollinsもどちらももうチケット売り切れてきっと残ってないでしょうね・・。





遂に!と思ったんだけどねえ・・・

2008年10月21日 | 音楽・アート
今朝のテレビニュースで、「北朝鮮が重大発表を行なう。」と日本のメディアが伝えているというニュースが流れ、おそらく将軍様が逝っちゃったんじゃないかという線で彼がこの所姿を見せないとかそっくりサンの影武者がどうたらこうたらと言いながら、将軍様の姿や記念式典のビデオが流れていたので、会社に行ってネットで日本のニュースサイトを見てもそんなビッグニュースは載っておらず、ガッカリ! 何だ!まだ生きてるのか・・ 他の人はともかく、彼だけはさっさと逝ってほしいと思うのは私だけ?

ところで、土曜日は昼間はゴルフして、夜の21時からのジャズコンサートに行ってきました。久しぶりにゴルフ以外の文化活動だわ~

聞いたのは、この方々のジャズトリオでした。
Mitsuaki Kishi: ピアノ
Tetsuro Aratama: ベース
Hiroshi Tanaka: ドラムス





感想は、とってもお行儀のいいジャズで、ホテルのロビーとかバーで聞くみたいな・・。オリジナルは2曲くらいで、あとは往年のスタンダードの有名な曲ばかり。「My funny Valentin」, 「Take a A train」, 「Softly as in the moning sunrise」とかね・・。でも、私は、同じ「Softly...」だったら、昔同じ曲やってたWinton Kellyの演奏のほうが好き。今の日本の若いジャズミュージシャンってこんなに小さくまとまってるのかな・・と。私はあまりノレませんでしたわ。スウィングジャズのつもりなのかしらん、私はあまりスィングできませんでした。ゴルフと一緒だ・・できない・・なんてね。もっとハチャメチャなジャズの方がノレるなあ・・もとガンガンと心と身体に来るようなのをききたかったのだけど、半分クラシックのコンサートみたいな感じでしたわ。あ、そういえば、ドイツでのコンサートだからと「ローレライ」とか「トロイメライ」とかをジャズ風にアレンジして演奏してたけど、ジャズ風であってジャズではな~~い!と言いたい。同じトリオだったら、ビル・エヴァンスのほうが断然好みだわ・・って較べられないか。同じピアノだった山下洋輔の肘打法の方がノレるわ・・って、あの時代のミュージシャンと較べられないか・・。やっぱ小粒だわ(失礼)。

一応日本国総領事館の後援なんだけど、そんなに有名な人たちなの?ま、入場料15ユーロでカクテル1杯ついてたから、許してあげるわ。


コンサートは大コンサートホールの裏手にある小ホールで開催されました。意外にも日本人聴衆は少なくこちらの人が多かった。多くは総領事がかき集めた外交関係の人たちだったのかも。






「乾杯」という曲はもしかして盗作?

2008年08月18日 | 音楽・アート
来週早々我がポンコツ車を下取りに出すために車内の掃除をしていて古い音楽テープを発見した。

イタリアに遊びに行ったときに、ジェノアの友達アレッサンドラのお勧めで買ったイタリアの有名なシンガーソングライターのフォーク歌手フランチェスコ・デ・グレゴーリ(Francesco De Gregori)の la nostra storia というアルバムがミュージックテープになったもの。

もうカセットテープなんて聞くこともないから捨てる前にもう一度聞いてみようとラジカセに入れて聞いてビックリ

流れてくる「Generale」という曲が、カラオケとかでよく聞くメロディなのだ。そう、あの長渕剛の作品「乾杯」という曲にメロディが瓜二つ

びっくりしてケースに入っている曲の説明を見ると、曲:長渕剛となって・・・はなくってFrancesco De Gregoriとなっているみたい。イタリア語だからいまいちよくわからないんだけど。で、作品は1979年のものらしい。

長渕剛の「乾杯」はネットによると1980年に出したアルバムの中のバラード曲を1988年に「乾杯」として再度売り出したらしい。

う~~ん、怪しいぞ、怪しいぞ・・。

どなたか音楽に興味ある耳のいい方、この二つの曲をネットで調べてyouTubeかなんかでピックアップして、しっかり聴いて確かめてみていただけないでしょうか?

え~~、

もう一度書きますと、

Francesco De Gregori の Generale という曲(la nostra storiaというアルバムの中) と、

長渕剛の「乾杯」 という曲、私が聞くとまるで同じ曲。もちろん一方はイタリア語の歌詞で、他方は日本語の歌詞ですけど、メロディはそっくり。

私は、la nostra storia というアルバムの中の Generale を聞いたんだけど、彼もいろんなアルバムでこの曲を歌っていていろいろアレンジが変えられてる可能性もあるけど。

ほとんど同時期にイタリアと日本で全く同じメロディの曲がそれぞれ自作として発表されるのって何だかね・・って、今まで誰も騒いでないってことは私の耳が間違ってるの? それともイタリアは遠すぎるってことか?

オルセー美術館 2

2007年10月20日 | 音楽・アート



ミレーの落穂拾いと晩鐘という絵画は確か中学校の美術の教科書に載っていたような記憶が・・・。日本じゃすごく有名ですねえ。

絵画や彫刻の数々も素晴らしいけれど、建物も凄い。旧電車の操車場だったんだっけ?それをきれいな美術館に作り変えてしまったんだけど、これだけでも一見の価値ありです。

正面にある大きな時計も素敵。






オルセー美術館 1

2007年10月20日 | 音楽・アート
ブログ日記を更新しようと思っているうちにあっという間に時間が過ぎて、何だかここんとこ忙しいなあ・・。別に仕事が忙しいわけでもないのに更新する時間が取れない。

オルセー美術館に行ったのは2週間も前のことになるんだ。全く月日の経つのは速いもんだ。

パリに着いて2日目の昼間はホテルからブラブラ歩いてオルセー美術館に行く。もう何度か行ってるけれど、何回見ても素晴らしい。日本人には馴染みの印象派や後期印象派の絵画がドッヒャ~~てな具合に展示してありますね。日本の展覧会では有名画家の有名作品が1,2枚来ただけで大美術展のような騒ぎになりそうだけど、ここにはそういった有名絵画がフロアの全体を占めているのよね。

この美術館に行ったときはまずさっさと一番上の階、レベル5まで上がりましょう。ここにはその印象派の絵画がもうすみからすみまでてんこ盛り状態。何度来てもすぐ記憶が薄れるので、この美術館には定期的に来るに限る。
レベル4の数室にはこれまた私の好きなゴーギャンとかアンリ・ルソーなんて人の作品もたくさん。
真ん中の階にはアール・ヌーボーの家具類、一番下の階にも有名絵画がわんさか。
しばらく見とれて写真を撮るのを忘れていたので一番下の階の絵画数点だけを撮影しました。






Balthus バルテュス展

2007年09月25日 | 音楽・アート
バルテュス(Balthus)ことBalthasar Klosswoski de Rola(1908-2001)の作品は昔から気になっていていつかはまとめて見たいもんだと思っていたら、8月18日からケルンの美術館でバルテュス展が始まったので8月最後の週末にさっそく展覧会に行ってきた。

それにしても何故に彼の作品が気になっていたのだろう。具象画なのに幻想的な雰囲気が漂い、描かれる少女や少年は何となく秘密めいた姿態であったり、まるで「時間よ、止まれ!」という号令と共に時が止まったような静けさの中の人々のストップ・モーションと不思議に放心したような表情であったり。



The Game of Patience(La Patience)1943


The Window(La Fenêtre)1933


The Street(La rue)1955



バルテュスは好んで子供の世界を描いたようだ。・・・少年期の輝かしい自由の王国だけがこの画家をを魅するのであって、分別のついた、社会の礼儀作法や階級意識の掟に矯められた、大人になった彼らには関心がないらしい・・・フロイトの用語をもってすれば、大人たちの世界は「現実原則」の世界で、子供たちの世界は「快楽原則」の世界、そして子供は成長するにしたがって、徐々に現実原則を学び、少年時の自由の王国を少しずつ締め出してゆく、というわけである。(by澁澤龍彦)

バルテュスは1933年にエミリー・ブロンテの『嵐が丘』の挿絵のためのデッサンを描いているが、それも第一部の少女キャサリンと孤児の少年ヒースクリフとが子供だけの自由な楽しい世界に浸りきり、まるで獣のように荒野をかけずりまわって過ごす日々を描いただけであとの部分は放棄してしまったらしい(by澁澤龍彦)。

つまり大人になった彼らには興味はないわけで、ひたすら少年・少女のエロティシズムに満ちた自由の王国だけが関心の対象であったらしい。

2週間後にパリに遊びに行く予定だけど、オペラ座で見る予定のバレエが何と!偶然にも『嵐が丘』なのだ。「嵐が丘」なんて子供の頃に読んだだけで、内容もすっかり忘れているけれど、そう言えばヒースクリフなんていう男がいたっけね。
バレエでは、この主役を二コラ・ル・リッシュがやるかもしれない。彼、まだ踊っていたのね。楽しみだわ

それにつけても、なんと言いますか不思議な作品群です。少年と少女の支配する自由の王国、ノスタルジックな幻想の世界をひたすら追求したバルテュスというお方。

そういえば、1967年には日本人のとてもお上品な女性と結婚されているということも何かしら私の興味をそそる画家でもあったわけで、たっぷり作品を見ることができて満足・満足でした。