ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

空き瓶や紙類を捨てるには

2005年02月28日 | ドイツあれこれ
ドイツでは通りや街角に数十メートルの間隔で空き瓶や紙類を捨てるためのコンテナが据え付けられています。このコンテナのデザインは地方自治体によってそれぞれ異なると思いますが、当地では下の写真のようなものです。

最も新しいデザインのコンテナがこれです。
ビン類は茶色、透明、緑色に分けて捨てます。一番右側は古紙を捨てるコンテナです。


まだこのデザインのものが多いですが、これから上のデザインのものに徐々に替えられていくはず。


これが一番古いタイプのコンテナで、もうあまり見かけませんが、まだありましたね。一番右側にある背の高いコンテナは、古着や古い靴を捨てるコンテナです。

変な日本語のシャツ

2005年02月28日 | 日記
 でも外はすごーく寒い。納豆を仕込み、掃除をして知人から借りた日本の連ドラ「ラスト・クリスマス」を見ていたが、少しは運動しないとねぇ・・と外に出てみました。
毎月最後の日曜日に家のすぐ近くの空き地で蚤の市が立ちますが、本日はその日。久々にのぞきに行きました。客も店も大半はイスラム系の人々で安物しか売ってません。・・というか、家を出たのがすでに午後4時過ぎで店の大半はすでにたたんでおり、残りも店じまい寸前というところでした。で、衣料品店で変なシャツを目撃。早速店のお兄さんを真ん中に撮影。




日の丸の旗の中に漢字で「酒」と書いてあって、下にTOKYOとありますが、こんなシャツ誰が買って着るんでしょうかね・・・ていうか売れ残っていたわけですけど。10ユーロは高すぎじゃないの?

圧力鍋は偉い!

2005年02月28日 | 日記
ダラダラと思案するのが苦手なので、さっそく昨日圧力鍋を購入しました。これで納豆用に大豆をやわらか煮ようと思いまして。で、昨日から水に漬けておいた大豆を今朝煮てみました。いやー、これが簡単!先週は数時間火にかけておいたのに、やわらかくならなかった大豆が圧力鍋ではたったの20分でやわらかく煮えました。すごいなあ・・・。しかし、大豆を煮るだけに使うのではせっかく買ったのにもったいないので、何か他の料理にもこの鍋を使わねば・・・。シチューとかが作れそうですが。

今回買ったのはメイド・イン・ジャーマニー、Silit社製のごくオーソドックスなシリーズの小型の鍋(2.5リットル用、直径18cm)。しかし、重いのなんのって。両手で持つようになってますが、片手で持ったりすると、即腱鞘炎になりそう。「重いなぁ・・・」とつぶやいていたらデパートの売り子は「ル・クルーゼの鍋よりまだましですよ。でもル・クルーゼには圧力鍋はないですけどね。」と言ってました。確かにル・クルーゼの鍋は本当に重い。色がきれいなので今日本でも人気があるらしいけど、これは若くって腕力のある人向けですね、絶対。いったいにドイツで売られている鍋は厚いステンレス製のものが多く、これがことごとく重い。今から腕力鍛えておかないと老人になったときは苦労しそうなものばかり・・。もっとも、ドイツ人は頑丈でたくましいから年取っても全く問題ないのかも。



ドイツで買える鍋類のブランド物一覧サイトです。 ドイツ語ですが・・。

セザール賞

2005年02月27日 | 映画

今年のセザール賞は「コーラス」と「ロング・エンゲージメント」の一騎打ちだと思われていましたが、Isabelle Adjani(イザベル・アジャーニ)を審査員長とする審査員たちは意外にも大賞を全く別の映画に与えました。その映画は「L'Esquive」というので監督は Abdellatif Kechicheという男性ですが、私はこの監督もこの映画も知らないなあ・・。この映画もうドイツに来てたのだろうか?地味で見逃したのかなあ?監督は賞をもらってスピーチをするときもじっとうつむいたまま恥ずかしそうにしてましたが。

セレモニーの最初のほうで「ロング・エンゲージメント」でマネックの役をやったGaspard Ullielが何か賞をもらっていましたが、これは日本語に訳すと何というのでしょうか・・・多分「将来最有望男優賞」とでもいうのかな・・、それをもらったのでした。

フランス語チャンネルTV 5は このセレモニーを多分数時間遅れで流したようでドイツで見れたのは夜10時半からでした。深夜1時までしっかり見たので今朝も寝不足状態。


セザール賞関連の ル・モンド紙の記事はこちらです。
フランス語のままです。

ロング・エンゲージメント

2005年02月27日 | 映画


原題「Un long dimanche de fiqnçailles」2004年 フランス
監督:Jean-Pierre Jeunet ジャン-ピエール・ジュネ
原作:Sébastian Japrisot
キャスト: Audrey Tautou、Gespard Ulliel、

昨年フランスで観客動員数が第6位だったというこの映画をやっと見てきました。
フランス語の先生は、小説のほうが映画より良かったと言ってたのでどうかな・・・と思ってましが、ま、悪くはなかったです。でも135分は結構長い!しかも、ドイツ語の吹き替えで。で、帰宅して フランス語のチャンネルTV5をつけたら、何と、本日セザール賞の受賞セレモニーを流すといってるではないですか。で、たった今やってます。この映画、かなりの部門でセザール賞にノミネートされているんですよね。ま、賞の結果は後ほどということで、この映画ですが・・・おっと!、Manech(マネック)がステージに出てきているじゃないですか、これ書いていて彼が何の賞をもらったのか聞き逃してしまった。で、映画はマネックとMathilde(マチルド)の物語で婚約者のマネックは第一次大戦時に戦場へ送られますが、早く除隊したいがために自分で自分に傷を負わせた罪で同罪の4人といっしょに仏軍独軍の間の無人地帯で送られてしまいます。そこに送られるということは戦火でやられるか飢餓と寒さで死ぬか、いずれにしても生きて帰るのはほとんど不可能というところ。マネック行方不明の通知をもらったマチルドはどうしても信じることが出来ずに自分で同罪の4人の消息を尋ねて歩き、最後についにはマネックに再会するのですが・・。映画に子沢山の女が出てくるのだけど、なんだかこの人ジョディ・フォスターに似てるわ・・と思いながら見てましたが、本物だったのね。あとで知りました。 マチルドのおじさん役の人、この監督の映画には必ず出てきますね。「デリカテッセン」の時の役が強烈に記憶に残っていて頭切り替えるのに結構苦労しました。Audrey Tautouもアメリの時とはまた違った味を出しています。


2004年にドイツとフランスで人気のあった映画トップ10

2005年02月26日 | ニュース・トピック
2004年のドイツは、ドイツ映画の当たり年だったそうで、観客総数の20パーセントの3000万人以上がドイツ映画を見るために映画館に足を運んだそうです。一番観客動員数が大きかったのはドイツのSFコメディ映画で訳すと「夢の宇宙船サプライズ号」ですが、これはスタートレックのパロディで3人のオカマクルーが繰り広げるドタバタコメディです。第3位の「7人の小人たち」もメルヘン・コメディですが、ドイツ人とコメディ・・・ という感じですが、意外にもおバカなお笑いが好きらしいです。
というわけで、トップ10は以下にようになります。

ドイツ

1.(T)Raumschiff Surprise - Periode1 夢の宇宙船サプライズ号 ドイツ
2.ハリー・ポッター3 USA
3.7 Zwerge - Die Maenner Allein Im Wald 7人の小人たち ドイツ
4.シュレック2 USA
5.Untergang ヒトラー最期の12日間 ドイツ
6.トロイ USA
7.The Day After Tomorrow USA
8.ブラザーベア USA
9.スパイダーマン2 USA
10.恋愛適齢期 USA

  夢の宇宙船サプライズ号についてはここをクリック

フランス

1.Les Choristes コーラス フランス
2.シュレック2 USA
3.ハリー・ポッター3 USA
4.スパイダーマン2 USA
5.Mr.インクレディブル USA
6.Un long dimansche de fiançailles ロング・エンゲージメント フランス
7.ブラザー・ベア USA
8.Podium スターは俺だ! フランス
9.Deux Frères トゥーブラザーズ フランス
10.11 Commandements 11戒 フランス

こうやって見ると、ドイツではトップ10のうち7本がアメリカ映画、フランスでは5本がそう。フランスもドイツもアメリカ嫌いだからもっと少ないかと思いきや、映画は別物のようですね。

フランスで人気のあった映画のうち、「コーラス」や「ロング・エンゲージメント」など数本は絶対日本でも公開されると思うけど、ドイツ映画というのは全くお呼びでないって感じで日本では上映されませんねえ・・・。誰も買い付けないのか・・。

 

やっぱりドイツって人気ないものね・・。 誰も知らない・・・興味ないドイツってところでしょうか・・・。

オペラ 「フィガロの結婚」

2005年02月25日 | バレエ・オペラ・演劇
当地ラインオペラにて 「フィガロの結婚」を見てきました。この演目は15年くらい前にウィーンのオペラ座で観て以来の、かなり久しぶりの2度目でした。場所も時代も演出者も違うので全然別物という感じでした。ワグナーのオペラほどではないけど、長かった。19時半に開演で、終ったのが23時。それでも23時半前には帰宅できていたからいいけど、疲れたわ・・。休憩前の前半は思わず寝入ってしまいそうになることが2度ほどありました。(笑)
イタリア語のオペラで舞台の上方にドイツ語の字幕スーパーが映し出されるようになっていたので舞台と上方を交互に見なくてはならず、それも疲れましたね。
それでも、たまには生の歌と音楽を聴くのはいいものです。途中でチャラランとチェンバロが弾かれるのですが、演奏者は日本人でした。

CEFP 1

2005年02月23日 | 日記
Alliance Française の Certificat d'Etudes de Français Pratique I(CEFP I) という一番下のレベルの試験を昨年12月に受けたのだが今週やっとその合格証明書が送られてきた。このレベルはヨーロッパのAssociation of Language Testers in Europeという組織の分類でいくとレベル1のグループで、結構初級だったドイツ語の Zertifikat Deutsch でもレベル2に属すらしいから本当にビギナーのレベルってことみたい。ま、言われなくても月平均3時間程度の個人レッスンしかしてない自分のフランス語のレベルなんてまだまだだと自覚してますけど。外国語も、英語、ドイツ語ときて3番目のフランス語となると、もうすべてミックス状態で、なかなか上達しないし、どの言葉も結局中途半端な感じだけど、日常生活に不自由しなければいいか・・、それで食べているわけではないし。フランス語は大学では第二外国語だったのだけど、ドイツに住んでドイツ語どっぷりの毎日で、フランス語なんて旅行に行ったときにほんの少しだけしか使わないから上達もしないな・・。とりあえず、今度はすぐ上のレベルのCEFP IIでも目指してがんばるか・・。いくら趣味のフランス語といっても何か目標があったほうがいいもの。

欧州CL バイエルン対アーセナル

2005年02月23日 | サッカー


FC Bayern対 FC Arsenal というよりも、ドイツ代表チームの2人のGK、Kahn とLehmann の対決で朝からスポーツニュースでは盛り上がってました。ゲームはついさっき始まりましたが、始まってすぐ、バイエルンのクラウディオ・ピサロが1点入れてしまいました。さてこれからどういう展開になるか・・。 ミュンヘンのオリンピアスタジアムは回りに雪が積もっていて寒そう。

前半を終って1対0だったけど、後半にバイエルンがさらに2点追加してGK レーマン呆然!って感じだったが、最後にアーセナルのフランス人Toureが1点入れて結局3対1でバイエルンの勝ち。
それにしてもアーセナル・ロンドンってイギリス人いるの?監督もフランス人だしね。

手作り納豆

2005年02月23日 | 日記
出張でやってきた高校の同級生に頼んで日本から納豆菌を買ってきてもらいました。
早速大豆を煮て手作り納豆に挑戦しましたが、第1回目の出来は今ひとつ・・・といったところでした。大豆が少々固めで、納豆の糸引きが物足りない。納豆菌を混ぜて40度くらいの温度に保った中で1日くらい発酵させなくてはいけないらしいのですが、それを12時間に端折ってしまったのがだめだったのかも。今回オーブンの熱風モードを40度にしてやってみましたが、その電気代を考えると、日本食料品店で冷凍の納豆を買うのとどちらがコスト的に安上がりなのか・・といったところですが、さらにおいしい納豆作りのために圧力鍋を買うべきか・・思案中です。
写真の納豆菌は 東急ハンズで購入してもらいました。

ゲアハルト・リヒター展

2005年02月20日 | 音楽・アート
昨日午前中のバレエのレッスンが終って、午後3時のフランス語までの間を利用してゲアハルト・リヒター展を見に行ってきた。この展覧会は市の中心にあるNRW州立美術館(K20)で2月12日に始まったばかりでここでは5月16日まで開催される予定。その後ミュンヘンに行き、秋には「日本におけるドイツ年」の行事のひとつとして日本でも開催されるらしい
ゲアハルト・リヒターは日本ではまだ一般に知られてないかもしれないが、現代アートの世界では世界的に有名なドイツ人芸術家で、数々の賞を総なめしている人だ。
1932年にドレスデンで生まれたリヒターは1961年にデュッセルドルフの美大に移り1971年から1994年までこの美大の教授でもあった。60年代に東側の社会主義リアリズムに対抗して資本主義リアリズムというコンセプトを提唱した作品を発表してきたらしい。現在まだ73歳くらいで精力的に活躍しているようだ。3人目の奥さんとの間に小学生くらいの孫のような子供が2人もいて、全く画家というのは私生活でも本当に長生きで元気だわ・・ピカソしかりミロしかり。
さて、作品群は写真から起こした絵の数々と抽象画の2つに分かれているが、この写真を模写した絵というのが天才的に上手くて、印刷したものは、本当の写真なのか絵なのか全く見分けがつかないくらいだ。


「ボート」という作品。
黒白の写真から起こした油絵です。



「雲」


これも写真と見間違うほどの出来だけど、ちゃんと描いています。

「バラ」

雪でトラブル寸前!

2005年02月19日 | 日記
昨晩は、久しぶりに仕事がらみの食事で旧市街にある和食レストランへ行った。仕事がらみといっても本社から来た人は私の高校の同級生なので気楽なもんだ。の後ワインを飲んで外に出たら、辺り一面で、真っ白になっていた。あわてて駐車していたところまで戻り運転を始めたが雪が結構積もっている上にどんどん降っているので運転は大変だった。幸い深夜12時を過ぎていたので車も割りと少なく、警察の検問もなく、順調に家の前の道路まで来たのだが、雪で見誤って自分の家を通りすぎ隣の地下ガレージへのスロープへ少し降りたところで「間違った!」と気づいた。で、雪が積もったスロープをバックで上に上がるのに結構苦労しましたが、そのままスリップして下まで落ちていたら隣の家の住人たちに大変な迷惑をかけることになっていたでしょう。隣の地下ガレージへの入り口は狭くて下で回転して上に上がるというのはとても無理。しかも深夜!雪は積もってサマータイヤじゃ上に上がれない。いやはや!何とか危機を脱出して我が家の地下ガレージへ無事に入ることができましたが雪とアルコールのコンビは非常にまずい!ですね。
さて、昨夜飲んだ白ワインは、ブルゴーニュは MontagnyのPremier Cru2001年、Louis Latourのものでした。写真撮影忘れました。で、本日土曜日は、雪から雨になったらしく
雪は大方解けて道路はぐちゃぐちゃ状態ですが運転は出来そうなのでこれからバレエのレッスンに出かけましょう。

ラスト・タンゴ・イン・パリ

2005年02月16日 | 映画
ラストタンゴ・イン・パリ〈オリジナル無修正版〉

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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1972年 イタリア・フランス
監督:Bernardo Bertolucci キャスト:マーロン・ブランド、マリア・シュナイダー

最初に上映された1972年当時、世界中で賛否両論、イタリアでは上映禁止になったりといろいろ物議をかもしたらしいけど、何で?と不思議に思えるくらい普通の映画。最初に上映された当時は見てなくって、今からおよそ15年くらい前にうちの会社にバイトに来ていた女の子といっしょに見に行き、「いやー、バター技、勉強になりましたねえ。」などと笑った記憶がありますが、こんなところだけがセンセーショナルに騒がれたんでしょうね。
ゲテモノ趣味と言われるかもしれませんが、私はこの映画のマーロン・ブロンドが大好きなのです。くたびれた中年男を演じているのだけど、ゴッド・ファーザーのドン・コルレオーネよりも地獄の黙示録のカーツ大佐よりもずっとずっとこの映画のポール役の彼が好きだ。愛人がいた妻に自殺され、その理由がわからず泣くポール、理由知りたさに妻の愛人に話を聞きに行くポール、死んだ妻の遺体に向かって話しかけるポール・・・。最初行きずりの男と女で素性も明かさない関係を望んだポール、でも女はいろいろ知りたがったがそれを拒否していたのに、最後に彼女が離れていこうとしたときになって、自分の妻の話などを始め、「愛している」と女を追いかける側になり挙句の果てには恐怖を感じた女に殺されてしまうポール。アパートで2人でいるときにポールが昔のアメリカでのことを話したりハーモニカを吹いたりする場面があるのだが、この2人の場面がフィクション映画というよりまるでドキュメンタリ映画のような自然な感じがして・・こんな普通のマーロン・ブロンドってとっても意外な感じがして新鮮だった。マーロン・ブロンド(1924-2004)はこの映画の頃48歳くらいだったんだ。最初妻の自殺に打ちひしがれた感じだったのに最後の出会いの日はネクタイ・ジャケット・髪もちゃんときれいにして、まるで別人のようだった。ああそれなのに・・。ベルトルッチはこの映画を撮ったとき30歳くらいだったらしい。大人だわ。
ガトー・バルビエリの音楽もいいし、パリの街もいい・・。


Talk to her

2005年02月15日 | 映画
2002年 スペイン 
監督:ペドロ・アルモドヴァル(写真の人)

当分この監督の映画は見なくってもいいわ、胸焼け気味だ・・と思っていたのに、昨夜偶然回したチャンネルでまたこの監督の映画をやっていた。2年前に見逃していた「Talk to her」だったのでつい見てしまった。おかげで月曜日から寝不足状態。しかし、いつものどぎついキッチュな映像とは少し違った物語でした。あらすじはここを読んでください。 2人の植物状態の女性をはさんだ看護士と旅行ジャーナリストの男2人の友情物語。看護士は植物状態のバレリーナを献身的に看護をし、愛するあまりに妊娠させてしまいレイプの容疑で刑務所へ。旅行作家の彼女は結局亡くなってしまう。看護士はバレリーナの消息を知らないまま自殺。看護士の一生が切なすぎる。孤独なストーカー的な男が介護に生きがいを見出し、植物状態の女性と結婚まで望み・・という役を好演している俳優・・どこかで見たことある感じ・・と思っていたらうちのパリオフィスの同僚に似ているなあ・・。

ヴァレンティノ

2005年02月14日 | 映画
1977年 USA 監督:Ken Russell キャスト:Rudolf Nereyev(Valentino)

13日日曜日は朝から。と思えばがちらついたり、そうかと思えばたりと典型的なヨーロッパの天気。映画に行こうと思っていたが、いやな天気なので出かけずにこの間アマゾンUKで購入したDVDを見ることにした。
ヴァレンタイン・デーに因んで・・ということではないけれど、見たのは「ヴァレンティノ」という1920年代に一世を風靡したハリウッドの俳優の伝記映画。何でも、このルドルフ・ヴァレンティノという俳優はとんでもない女殺しだったようですね。今日本のおば様たちに大人気のヨン様どころじゃなかったみたい。1895年にイタリア人の父親とフランス人の母親の間に生まれたヴァレンティノはニューヨークでボールルーム・ダンサーをしているときにスカウトされて俳優となり一躍有名になったそうで、作品の詳細はこのサイトでどうぞ! 6年ほどの間に14本くらいの映画に出演して1926年に31歳で急死してしまったが、葬儀にはファンの女性たちが大勢押し寄せて大騒動になったあげくに悲観して後追い自殺する女性も何人もいたらしい。で、このヴァレンティノの役を何と!あのルドルフ・ヌレエフがやっているのです。残念なことに彼のダンスやバレエシーンがあまりないのがちょっと欲求不満になるところ。最初のころヴァレンティノがニジンスキーにタンゴを教えているところがありますが、そのニジンスキー役のAnthony Dowellという人は何でもロイヤルバレエの現芸術監督だとか・・。