ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

オルヴィエト(Orvieto)の赤ワイン

2004年11月30日 | ワイン・フード
バローロだ、バーバレスコだガヴィだと飲み仲間とイタリアワインを飲むには飲んでいましたがイタリアワインについては真剣に勉強してなかったのでここらで謙虚にひとりで飲みなおし、いやお勉強をし直したいと思います。で、手始めにウンブリア地方はオルヴィエトの生産者La Carraiaによる2002年のサンジョヴェーゼというI.G.T.ワイン(地域ワイン)から。まずこの La Carraiaという生産者ですが、何の前知識もなかったのですが、帰宅してHugh Johnsonのポケットワインブックでチェックするとちゃんと載ってましたねえ。かなり古くからある信頼のおける生産者のようです。で、リカルド・コタレッラという有名醸造者が資本参加しており、何でも彼の手がけたほとんどのワインにはロバート・パーカーは90点以上の評価を与えるとのことです。このリカルド・コタレッラという人は2001年の「ワイン・エンシュージアスト誌」でワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたそうな。知りませんでした。でこの2002年サンジョヴェーゼの味ですが、まろやか、ソフト。普段ブログ書きながら飲むのにちょうどいい・・なんて。因みにこの2003年ものがネットで検索しますと日本では1764円とのことでした。こっちでは7.1ユーロでした。で、このオルヴィエト(Orvieto)という地名には覚えがあるな・・・確か澁澤龍彦の本にあったような・・。早速「ヨーロッパの乳房」を開いて見るとありました。ローマからオルヴィエトに行く途中にボマルツォの怪物庭園(Parco di Bomarzo)に行った話しが。これでオルヴィエトという地名を覚えていたんです。私もいつかこの怪物庭園に絶対行くんだと思ったっけ。来年あたりトスカーナ・ウンブリアの旅に出たいもんです。

私のペットその2 猫のショコラ

2004年11月29日 | ペット
猫のマイルスを紹介したからにはもう一匹の方、猫のショコラを紹介しなくては片手落ち。
2000年の7月生まれのペルシャ猫のオスです。子供のときは本当にチョコレート色だったので迷わずというか、名前を考えるのが面倒でショコラとなってしまった。しかし、隣のおばさんは彼のことをチョコレートと英語で呼び、下のおばさんは、ショコラーデとドイツ語で呼ぶ。違うのよ、ショコラとフランス語で呼んでくれとは言えないのでそのまま。ショコラは自分の要求をちゃんと伝えることができる。ご飯がほしいとき、撫でてほしいときは、その手で私をトントンとたたく。しばらくシカとしていると、私の耳元まで上ってきて、頭をトントンする。なかなか賢い猫である。マイルスとは好対照でブラッシングが大好きで仰向けに大の字になってブラッシングしてもらうときの恍惚とした顔といったら・・!最近は寒いのか食べたら寝るというだれた生活状態だ。

昨日購入したワイン

2004年11月28日 | ワイン・フード
ブルゴーニュやボルドーで現地買いしたワインのストックがあるので、このところ滅多にここでワインを買うということがなかったが、家の近くにある Jacques' Wein-Depot (英語のWineがドイツ語ではWeinとなる。)の 10ユーロクーポンがあるので久しぶりに行ってみた。日本の友人から「当然ボージョレーヌーボーは飲んだよね」というメールがきたので、そういえば飲んでないから買ってみるか・・と思って行ったのだが、何種類か試飲した結果、やっぱりボージョレーヴィラージュヌーボーが一番おいしくなかったので話の種に飲んでみるというのはやめて別のワインを購入することにした。このところ、フランスのワイン、それもブルゴーニュのワインを愛して集中的に飲んでいて、実のところそれ以外の地域のワインには疎いので、やっぱり他も勉強しようと、イタリア、スペインのワインを購入しました。まず、トスカーナは、キャンティ・クラシコの Greve村の Carpinettoが作るワイン。ここは比較的新しい生産者とのこと。Jacqueが扱うワインはかなり新しい生産者の手頃な価格のワインが多い。それからウンブリア地方の葡萄の名前がそのままの Sangiovese。これは Carpinetto のワインほどタンニンがなく、優しい感じだった。それから、スペインは ナヴァラの Palacio de la Vegaという新しいBodegaのワイン 葡萄は Cabernet SauvignonとTempranilloのブレンドみたい。最後に和食のときによく飲むロワール地方のSancerreを2本。これは来週土曜日の中華パーティに持っていくつもり。〆て47.2ユーロにクーポン使ったので支払ったのは37.2ユーロでした。しかし、中華にはやっぱりビールかな?飲み仲間のお手製の餃子、楽しみ。それにしても!! ボージョレー・ヌーボーと言えば安ワインの代名詞みたいで、私が来た頃は、それこそ2マルクくらいからせいぜい5ないし6マルクという感じだったのが、昨日試飲したヴィラージュものは6.5ユーロもしていた。つまり、数字は変わらず通貨がマルクからユーロに替わっただけ。これって、倍になったってことじゃないの! マルクからユーロに替わってつくづく物価が上がったのを実感するがワインもこの例に漏れず高くなっているな、全く!

ときどき私は・・・

2004年11月27日 | 日記
昼間仕事そっちのけで CAT-Oさんの 過去の日記を読み続けましたが、なんとなんと!なつかしい名前がズラズラと出てくるじゃありませんか。しばし、70年代を思い出しました。ビル・エヴァンス、スコット・ラファロ、チェット・ベイカー・・・学生時代吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」でウエイトレスのバイトをしていた私。ジャズのお勉強のつもりで安い自給で働いていたっけ。で、「メグ」のマスター寺島靖国さんは現在あっちこっちにジャズ関連の記事を書き、何冊かの本まで出すような人になってしまった。ジャズも大好きな私だけど、石川セリの声が大好きで新宿ルイードや郵便貯金ホールであったセリのコンサートにも行ったっけ。なつかしい。「八月の濡れた砂」「セクシー」・・・かなり持っていたセリのレコードも日本脱出の折、処分して今手元にあるのは「時々私は・・・」と武満徹の歌を歌った「SERI]の2枚のCDのみ。で、私の周りには彼女の歌を知っている人はいない。何しろ飲み仲間は30代前半から40代前半だから。それなのに、CAT-Oさんはこの2枚のことについて日記を書いているじゃありませんか。やっぱり同い年ってホッとしますね。若い人ももちろん大好きですが。


私好みのブログ発見 !!

2004年11月26日 | 日記
ひとりの孤独と2人でいるときの孤独とどちらがより不幸でつらいか・・というような内容の話を昼間ある掲示板で読んでいてそりゃあ2人でいるときの孤独の方がはるかに悲惨でしょう。だってひとりの孤独はそれを楽しめるけど2人じゃゆっくり楽しむこともできないし・・・なんて考えていたらジョルジュ・ムスタキの「私の孤独」というなつかしい歌を思い出し・・Non, je ne suis jamais seul, avec ma solitude...と歌いつつ、Google で 行き当たったのが CAT-Oさんのブログでした。 ざっと見たところ、私好みの歌手、映画、音楽、芸術等などについて書いていらっしゃるようでこれからゆっくり読ませていただきたいけど、本日はこの方の発見でちょっとうれしくなっているのだ。こういうお方もいらっしゃるのね、最初は女性かと思ったけど、どうも男性でいらっしゃるようだわ。どっちでもいいですけど。世の中こういう素敵な男性もいるんだ・・。感激!!

ドイツワイン その1 Ahr

2004年11月25日 | ワイン・フード
21日、日曜日の午後はワイン研究会の遠足で、一番近くの Ahrweilerへバス旅行をした。前後の曇天の日々の中、この日だけは青空の好天だった。Ahr はドイツでは「赤ワインの楽園」と呼ばれているらしい。旧首都のボンに近く、アール川がライン河に流入する河口から西に25キロほど遡ったところ、アイフェル高地のアール川岸に葡萄の産地がある。Ahrweilerと合わせてひとつの町になっているBad Neuenahr は温泉やカジノなどの設備が整った優雅な町でボンの政治家たちが週末を過ごすところであったらしい。ちなみにベートーベンも1786年から7年間、夏はここに滞在していたとのこと。さて、ワインですが、今回はAhr渓谷の Walporzheimのワイン協同組合で5種類の試飲をした。2002 Walporzheimer Klosterberg Müller-Thurgau mild QbA、2003 Walporzheimer Alte Lay Spätburgunder QbA, 2003 Catharina Spätburgunder QbA, 2003 Walporzheimer Pfaffenberg Frühburgunder trocken QbA, 2003 Sonderedition "Bunte Kuh" Spätburgunder Auslese trocken Q mit Prädikat 最後に試飲した Bunte Kuh は ブルゴーニュの 普通の村名ワインに比べても見劣りはしなかった。しかし、1本 15.9ユーロはドイツのワインとしてはちょっと高め。同じ値段出すなら、ブルゴーニュのワイン買いたい・・ということで試飲はしたけど、買わなかった。Walporzheim から バスで Ahrweilerに行きレストランで夕食。この季節によく食べる鵞鳥のローストを注文。秋はジビエの季節でこういったものに果物などの煮たのやジャムなどをつけて食べる。ドイツ料理もたまに食べるとおいしいな。
バスのなかでワインクイズがあって、というかペーパーのテストだったが、それでドイツのアイスワインが当たってしまった。デザートワインとして飲むか、フォアグラと一緒に飲むか・・いずれにしても次の飲み会で試してみよう。





部屋の模様替え

2004年11月21日 | 日記
日本ではもう日曜日だが、本日20日の土曜日はとっても寒かった。もう冬ですね。いつものようにバレエの練習に行ったが、今日はたった3人だけ。この週末からドイツの各街ではクリスマスマーケットが始まった。いつも土曜日の市内は人でいっぱいだが、クリスマスマーケットが始まると、ベルギーやオランダからもバスで買い物客がやってきて街はとんでもなく人でいっぱいになるのではやくクリスマスが過ぎ去るのをいつも待っている。大体クリスマスに思い入れもないし。
日本では恋人どおしが一緒に過ごすのがクリスマスのようだけど、ドイツのというか、本来のクリスマスは日本のお正月同様家族のためのもの。家族が一同に会して食事をし、プレゼントを贈りあうもの。で、イブの午後から一部のレストランを除いて、ほとんどすべての店が閉店し、25日、26日は全く森閑としてしまう。退屈このうえないのだ。それはさておき、バレエの後人ごみを掻き分けて、とめていた車にたどり着き(本日も駐禁の罰金なし)、帰宅。ランチを取ってセシルの家にフランス語のレッスンへ行く。 もうじき試験だから、このところ模擬試験のようなものばかりやっている。いつものことだが、フランス語のヒアリングは絶望的だわ。なんであんなに早口なんだ、フランス語ってのは。それに比べればドイツ語はゆっくりとしたもんだ。聞き取りも楽チンだわ。本日は飲み会もないので、久しぶりにリビングの模様替えをした。といってもあまり可能性はないんだが、窓際においていた箪笥とダイニングテーブルの位置を換えてみた。酒瓶用のワゴンを買わないといけないなあ・・。ひさしぶりに竹内まりあとか杏里の歌を聞きながら掃除をする。この間2年ぶりにカラオケに行ったもんだから歌心がついてしまった・・。

シニア会

2004年11月20日 | 日記
この街の日本人長期滞在者で作っている会に8月から参加している。8月、9月、そして今月の会と3度目の出席。毎回出席するメンバーは決まっていて男性は2人、女性は4人から5人というところ。
多くはドイツ人の伴侶がいる日本人、またはもとドイツ人と結婚していた人だとか・・。
いずれも日本人と思い切り日本語で会話がしたい人たちか・・。国際結婚というのは同国人同士の結婚以上に、言葉の壁というのがあるから大変だ。年齢はほとんど、65歳から70歳というところで、私よりかなり上だが、こういった長期滞在者のいろいろな体験談を聞くのもおもしろい。
しかし、年齢が上ということもあり、やたら結婚にこだわり、ひとりでいる私を異質なものをみるようなかんじでいるのには、ちょっと世代の違いを感じてしまう。私は結婚に向いていないとおもうのだということを説明しても理解してもらえそうにないし。そうなのだ、私はそんなに禁欲的でも、我慢強くもないし、責任重大な生活に耐えられそうもないのだ。ひとりのこんなに気ままで自由な生活を手放すなんて・・。やはり無理だ、よほどのことがない限り。そのよほどのことだという感情もすぐ醒めたりしてそんなに長続きしないってことも知ってしまっているし。「これが最初で最後の本当の・・・」というふうに思えるのは最初だけで・・・。

出会いその2 鍋パーティ

2004年11月17日 | 日記
11月6日に知り合ったカップルにさっそく1週間後の13日に鍋の会に招待された。場所はカップルの男性のほうの家。この日も朝からバレエ、フランス語と2科目の習い事をこなし、あせってお風呂に入った後ワインを1本地下室から取り出し、バスでかけつけた。とりあえず、枝豆とビールで乾杯し、キムチ鍋へと移行。彼はかなりマメそうで、鍋奉行をやってくれた。最初は5人で。途中で私の絵の先生だった飲み仲間の男性も呼んで合計6人で飲んで食べて・・。ワインは、私が持って来たSaint-Aubinの1er Cru 2000年、それからホストが用意していたイタリアワインのAmarone, 知人夫婦が持って来たClosNapoléon 1er Cru, ホストが用意したイタリアワインのなんだったっけ・・・忘れてしまいました。で、イタリアワインをさらに2本飲んで合計6本。日本酒、グラッパとホストが持っていたお酒まで飲み干し、お酒がなくなったところで男性3人は近くのガソリンスタンドにあるキヨスクまでお酒の買出しに行き、ジン、ウゾ、ゼクトを買ってきて飲み始め最後は男性二人は眠りだしてしまいました。タクシーで帰宅。何時だったのでしょう?あとのお片づけ何にもしなくてごめんなさい。大丈夫だったのでしょうか。ホスト役の彼はなかなか素敵な方です。彼女との関係もよくわからないですけど・・そこがミステリアスです、なんとなく。

あわや正面衝突!

2004年11月15日 | 日記
昨夜(11月13日)のワインが残っている上に寝不足もたたり、しかもちょっと考え事をしていて運転していることをちゃんと考えていないと大変なことになる・・。
エッセンのセザンヌ展を見ての帰り、アウトバーンへ入る道へと曲がったまではよかったが、本道へ合流するのをミスってそのまま外の道に出てしまったので、仕方なく左、左と曲がりさらに左へと曲がるところで大回りせずに、日本の道路のように急に曲がってしまったので、信号の向こう側には4レーンで対向車が止まっており煌々とヘッドライトが光っていて一瞬何事かと思ってしまった。あわてて急カーブでアウトバーンへの道へU-ターンして難を逃れた。やれやれ。ボーっとしていると大変なことになるところだった。おまわりさんが近くにいなくって本当にラッキー!寝不足は、やはり危険だ。

昨夜(11月11日)のワインは Chambolle-Musigny 2002年

2004年11月13日 | 日記
朝起きたら窓の外は真っ白だった。とっても深い霧。視界は最悪。ZDFの朝のモーニングショーは私が毎朝見る番組だが、その天気予報では、あまりに霧が深くてケルンのドームも全く見えない状態だった。案の定ライン河では航行する船の衝突事故が起こったらしい。警察の船が現場に行こうとしてもどこが衝突現場かわからないほど霧はひどかったとのこと。午前11時頃やっと霧が晴れてきてその後はいい天気になった。やれやれ。
さて、昨晩は知人が訪ねてきたのでワインを1本空けました。食事はルッコラとトマトに削ったパルメザンチーズを振りかけたサラダにバルサミコとオイルを少々かけて。メインは何と知人からの頂き物の長浜ラーメン!こういうのが外国にいると時々なつかしくなります。高菜漬け、焼き豚、ゆで卵も入れて豪華版でした。さてワインは、先日遊びに行ったフランスはブルゴーニュ(Bourgogne)の Vosne-Romanée 村で買った Chambolle-Musigny 2002年。このワインの作り手から買ったのは今回が初めてでしたが、単なる村名ワインだけど、結構おいしかった。

本日は アラファトの葬儀がカイロで各国要人を迎えて行われた後 お棺は彼の本拠地だった 西ヨルダン地区の Ramallahまでヘリで運ばれたが、最後にお棺をひと目見たいとか触りたいとかいう群衆で混沌状態となり全く収拾が着かなくなりセレモニーも短縮された。あの群集を見ているとこれからもひとつにまとめていくカリスマ的なリーダーが出てくるのか・・心配になってくる。

アラファト議長(Jassir Arafat)の死 

2004年11月12日 | ニュース・トピック
11月11日のドイツのトップニュースは、朝から夜までなんと言っても「アラファト議長の死」だった。夜も彼の伝記ドキュメンタリーを早速やっていた。結局死因がなんだったのかはっきりしない。脳出血といわれていたし、最後は多臓器不全のようなことも言われていたが、毒を盛られたといううわさもあるし。そもそもパリの軍病院に移送されてからも議長は白血病ではないという発表があったほかは病名がはっきりとされなかった。毒を盛りそうな連中は、アメリカ、イスラエルそしてパレスチナ内部にもたくさんいそうだな。
これからパレスチナ内部での権力闘争が始まるかもしれない。イラクはますます混迷を深めているし、全くこれから中東はどうなっていくのだろう。

深刻な中東情勢とは逆に、ドイツ国内のニュースとしては、ライン河沿いの地方では本日11月11日(日本からいうと昨日になるが)午前11時11分に今シーズンのカーニバルが例年通り、市長の開始宣言とともにスタートした。
これから、夜の飲み屋は、カーニバル一色に染まる。どの飲み屋に行ってもおじさんおばさんが仮装して、ドンチャン騒いでいるんでしょうね。うーん、世界はそんなにノー天気にしてる場合じゃなさそうだっていうのに。

初雪

2004年11月11日 | 日記
 雪が降っているというラジオのニュースで飛び起きて外を見ると真っ白になっていた。このシーズン初めての雪だ。昨夜のサッカーDFB杯の試合会場は、すでに白くなっていたから南ドイツではきっともっと早くから雪だったのかも。ここデュッセルドルフとしては今朝が初雪でした。午前7時といっても雪模様の朝は写真のようにどんよりとしてまだ暗い。夜景モードで写すべきだったか・・。しかしこの雪も会社に出かける9時ごろとなると雨になってしまい、夕方には道路もすっかり乾いてしまった。

ベルリンの壁崩壊から15年

2004年11月10日 | 日記
日本はすでに11月10日になっているけれど、ここドイツはまだ9日。今から15年前の11月9日にベルリンを東と西に分けていた壁が崩壊した。あれからもう15年も経ってしまったんですね。本日のドイツのテレビニュースはこの記念すべき15年前の歴史的瞬間のビデオを何度も流したり、当時東側から西側に入国した人々の回想などをやっていた。いまだに統一後の問題をいろいろ抱えているドイツではあるが、とにかく統一されてひとつになったし、その後の世界は東西冷戦も終わりを迎えた。それなのに、世界はちっともいい方向に向かわず、北朝鮮は相変わらずだし、イスラエルとパレスチナの問題も一向に解決せず、アメリカは勝手に他国に侵略し破壊を繰り返す毎日・・・。今この瞬間にもアメリカはイラクの Falludscha を完全包囲して殺戮を繰り返している。そして アラファトは死の床にある。これからイラク及び中東情勢がどうなっていくのか・・・。
そうでした、15年前の1989年には私が愛した人々のうちのひとりが亡くなったのでした。ベルリンの壁が崩壊する数ヶ月前に。ドレスデンで爆撃を体験した彼にはせめて壁崩壊だけでも知ってほしかったです。

私のペットその1 猫のマイルス

2004年11月09日 | ペット
猫のマイケルならぬマイルスです。フラッシュの眩しさに思わず顔をしかめたところです。
今9歳半のオスのペルシャ猫です。マイルスという名前はジャズミュージシャンのマイルス・デイビスからいただきました。そのせいか鳴き声がかなり高音でヒステリックです。
マイルスの難しいところは触られたりブラッシングされたりするのが大嫌いなことで、毛が伸びてくるとレゲエ頭のように固まってきてしまうのです。これからドイツは冬になるので今彼の毛を散髪してライオンのようにするのはかわいそうなので、春まで格闘しながらブラッシングするしかありません。