やわらかい螺旋

徒然なるままに

2018-04

2018-05-01 05:51:27 | 
2018年4月の読書メーター
読んだ本の数:71冊
読んだページ数:15576ページ
ナイス数:667ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly
■本バスめぐりん。
移動図書館「本バスめぐりん」に乗り込む運転手テルさんと図書館司書のウメちゃんが遭遇するハートフルミステリ。
利用者同士がめぐりんを通じて交流が生まれたりする暖かさがある反面、行き違いとはいえ苦情も寄せられる。
いつか杏奈ちゃんが「モモ」を借りていかない日がきたのなら、そのときはきっと、周りの笑顔に溶け込んでいるはず。
そういう読まれ方をする「モモ」も幸せ。


読了日:04月30日 著者:大崎 梢
https://bookmeter.com/books/11200648

■家族の勝手でしょ!―写真274枚で見る食卓の喜劇 (新潮文庫)
出来合いのお惣菜、菓子パン、カップラーメン。
そういうものが並ぶ食卓は全然珍しくない。
夫婦そろって仕事をしていればこうなっても不思議じゃないし、手の込んだ食事を用意することがイコール愛情ではないと思うし。
けれど、なぜ荒れてる感じがするんだろう。
野菜を食べない子供が便秘で苦しがっていることを親は知らない。そして子供が食べたいと言わないから野菜を出さない。
子供の意見を尊重するのがネグレクトだと言われたらきっと怒りだすんだろうなあ。

読了日:04月30日 著者:岩村 暢子
https://bookmeter.com/books/5426793

■女修行
大人の女性に必要だと思われることを体験取材。
どんなところでも指摘されていたのが、挙動不審、声が小さい、笑顔がない、ということ。
もうこれは個性ってことでいいんじゃないのかと思うんですが、女を磨き上げてるようなセレブな方々には不気味に感じてしまうのだろうか。
新居に引っ越したあと、あの荷物の山がどうなったのかが気になります。

読了日:04月29日 著者:辛酸 なめ子
https://bookmeter.com/books/400438

■ビジュアルNIPPON 昭和の時代
「それは育ちざかりの日本でした」
昭和30年代からの50年間を写真とデータで振り返る。
通勤電車にぎゅうぎゅう詰め込まれて出勤するお父さんたち。
家電製品や加工食品の登場で自分の時間を持てるようになったお母さんたち。
高度経済成長を背景に、日本は世界に存在感を示せるようになってきた。
良くも悪くも、いまの日本「らしさ」は昭和が基盤になっているのかなと思う。

読了日:04月29日 著者:
https://bookmeter.com/books/453498

■バッグ・レディ探偵団 (1984年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
福祉センターの手伝いをしている老未亡人マーガレットは、知り合いの浮浪者サラを射殺した犯人を突き止めるために警察に協力を申し出る。
紹介文の「世界一の犯罪都市にアメリカ版ミス・マープル初登場!」を見て図書館で借りた本なのですが、どうにもしっくりこない。
マーガレットの行動が軽率すぎて、危ない目にあっていても自業自得と思ってしまって同情できない。
そもそも、住むところがないから「バッグ・レディ」じゃないのかな。
マーガレットがどこに住んでいるのかをデイカーの手下が調査して最初から知っているのがなんか変。

読了日:04月28日 著者:リチャード・バース
https://bookmeter.com/books/3256646

■ドーナッツをくれる郵便局と消えゆくダイナー (朝日文庫)
イギリスで20年暮らしたあとイギリス人の妻と子供4人を連れて故郷アメリカに戻ってきたコラムニストが見たアメリカ。
政府が技術投資をしぶっているせいで食品検査官は目視で検査をし、その結果、鶏肉の20%、七面鳥の49%が病原菌に汚染されていて、
年間8000人が食中毒になっていると推測されるという「私の母国の桁違いの無能さ」に茫然とする。
英語を喋る者同士なのにレストランでの注文やレンタカーを借りるのも一苦労、まったくアメリカって。


読了日:04月28日 著者:ビル ブライソン
https://bookmeter.com/books/579565

■日本おとぼけ絵画史 たのしい日本美術 (講談社ARTピース)
庶民が愛好し、日本人の心を潤してきた「とぼけている」としか言いようのない、素敵な絵画群。
表紙の春叢紹珠「皿回し布袋図」のゆるさに和んでしまう。
大分・臼杵藩のお殿様、稲葉弘通が描いた「鶴図」の構図はかなりダイナミック。

読了日:04月27日 著者:金子 信久
https://bookmeter.com/books/10412702

■骨粗鬆症―骨のアンチエイジング (40歳からの女性の医学)
閉経後の女性にリスクの高い骨粗鬆症。
骨の減少に歯止めをかけ、骨量を増やす予防法も紹介。
治療のための投薬だったり手術だったりそういう方法もあるけれども、
おおごとにならないように食事と運動などで予防に努めるほうが、後々ラクなんだと思う。
転倒時の骨折を予防する「ヒッププロテクター」って初めて見ました。

読了日:04月27日 著者:井上 聡
https://bookmeter.com/books/1073394

■視覚ミステリーえほん
「この本は“視覚”のゲームです。みなさんはこのゲームで、自分の観察力をみがいてください。」
表紙の青と黄色の三角形が、どうやってこの形に見せているのかとか、種明かしのページに唸ってしまう。
見えているものがいつも正しいとは限らない。

読了日:04月27日 著者:ウォルター ウィック
https://bookmeter.com/books/530063

■忘却のレーテ
両親を事故で亡くした笹木唯を含む6人は記憶を消去する薬「レーテ」の臨床実験に参加。
外部との連絡を禁止された一週間、いったい何が起こっていたのか。
1日目、小野寺エリスが実験は完全に終了したとうっとりして言ってるのが妙に禍々しく思えて、ひっかかっていました。
読み終わった後に今度は7日目、6日目と遡って読むと、もっと禍々しい。
小野寺博士が自らの望みを叶えたことすら忘れるのは幸せなことなんだろうな。

読了日:04月26日 著者:法条 遥
https://bookmeter.com/books/8145361

■対岸の家事―シンボー主婦やってみた (新潮OH!文庫)
家事に興味のなかった南伸坊さんが家事をやってみる。
「中間報告」に書かれてることが的を射てると思う。
「家事は、もっと評価されるほうがいいし、もっと感謝されるほうがいいと思う」
最近は、誰のおかげでメシを食ってるんだ、なんて言うひとはそうそういないだろうけれど、
そういうのって想像力がまったくないんだろうなあ。
「誰のおかげで毎日、気持ちよく寝たり起きたりゴハンたべたり、シャツ着たりできてるんでしょうか?」


読了日:04月26日 著者:南 伸坊
https://bookmeter.com/books/274736

■腐女子彼女。パート2
「腐女子彼女。」の続編。
仕事の都合でアメリカに住んでるご両親のところでお正月を過ごすため、彼女と一緒に渡米。
「あたし、英語で自己紹介なんてできる気がしない!」
「僕の両親は日本人ですよ」
なんか笑ったw
左手の指輪とともにいつまでもお幸せに。

読了日:04月25日 著者:ぺんたぶ
https://bookmeter.com/books/502182

■腐女子彼女。
ブログを書籍化したもの。
オタク女子と非オタク男子の恋愛ノンフィクション。
えっ、赤いと3倍速いってのは世界の常識じゃなかったのか・・・。
とか思ってしまったのはいったん置いといて、腐女子なY子さんの言動にぶつぶつ文句を言いつつも結局は惚気てる仲の良さ。
新年早々、Y子さんのお母さんからの不意打ち電話でお宅訪問することになった顛末が面白かった。
ラウ・ル・クルーゼとは関係ないからね?

読了日:04月25日 著者:ぺんたぶ
https://bookmeter.com/books/536668

■正しい目玉焼きの作り方:きちんとした大人になるための家庭科の教科書(14歳の世渡り術)
一人暮らしをしても困らないように家事の基本を学ぶ。
家事でなにか困ったことがあったとき、こうやって先生たちがどこからともなく現れたらいいのにな。
洗濯に気を遣う服をほとんど買わないけれど、洗濯表示が変わってしまったので、手持ちの服が新しい表示と古い表示が混ざってる状態で少し混乱します。
知らなかったのでへぇ~と思ったのは「実は上白糖は日本以外ではあまり使われていません」
外国のレシピで出てくる砂糖はグラニュー糖のこと。

読了日:04月24日 著者:
https://bookmeter.com/books/11207876

■小林しのぶ厳選 駅弁・空弁 美味決定版
本当に旨い駅弁・空弁最新285個を一挙紹介。
高崎駅の復古だるま弁当みたいに容器が特徴的なものや、
いかにもご当地なお弁当(いなり寿司発祥の地と言われる豊橋駅の稲荷寿しとか)など目白押し。
沖縄って駅弁ないでしょうと思ってたけど、モノレールが開通してから発売されていたのですね。


読了日:04月24日 著者:小林 しのぶ
https://bookmeter.com/books/155896

■すぐわかる絵巻の見かた
33本の絵巻のあらすじや見かたなどを紹介。
最初の「賢学草子絵巻」は巻物を実際に見てるようだった。賢学を追いかける大蛇の姫の迫力に昔のひとは圧倒されたりしたんだろうなあ。
「鳥獣人物戯画」では獅子の唸り声など目に見えない声や音まで線で表現されていて、本当にこれってまんがみたい。

読了日:04月24日 著者:
https://bookmeter.com/books/5293271

■故人の縊死により (光文社文庫)
短編集。
検視官・江夏冬子が事件の真相を暴く。
検視と検死、両方の言葉が出てきて混乱しますが、日本だから全部「検視」でいいのかな。
「不自然な溺死体」お手伝いさんに頼んで郵便物を出すのになんでわざわざ千草は暗号なんてまどろっこしいことしたかなあ。
「テレホンカード殺人事件」いまはテレホンカードなんてまったく使いませんが、記念品としては手ごろで良かったですよね。
「告発の手紙」これは確かにカーテンに使うとは気が付かない。


読了日:04月23日 著者:山村 美紗
https://bookmeter.com/books/1903895

■醤油と薔薇の日々
安田成美の醤油のCMの件、ほかのエッセイでも見かけたけれども、あれは当時の女たちの気持ちを逆なでしまくっていたのですね。
それが金麦の檀れいに脈々と受け継がれていっている。
美人とニューハーフの間には相似性があり「つまり、女性における美は男性の模倣である」というところ、最初は唸ってしまったけれど、
もっともっと年を取ると顔立ちから性別が判別しにくくなるのもそういうことになるのでしょうか。

読了日:04月23日 著者:小倉 千加子
https://bookmeter.com/books/6926748

■山田全自動でござる
浮世絵調のイラストで繰り広げられる日常あるあるネタ。
帯で博多大吉が「漫才のネタに2、3個パクらせて頂きます」とコメントを寄せていますが、それ分かる気がします。
欄外の駄目押しコメント部分で余計に「あ~そうだよねえw」と面白がれました。


読了日:04月22日 著者:山田 全自動
https://bookmeter.com/books/12186928

■紙で作るミニチュアフード—ペーパークイリングのお菓子と料理70レシピ
ペーパークイリングのテクニックを使ってつくる、素敵なミニチュアフードを紹介。
粘土でもなく布でもなく、紙でこれだけ作れるんですね。
お菓子の家なんかとっても可愛い。これを作れたら絶対に自慢しますw
基本のパーツの作り方を写真で説明しているので分かりやすい。

読了日:04月22日 著者:内藤貴子
https://bookmeter.com/books/11284634

■世界の店先
世界のいろんなお店のショーウィンドウを美しい写真で紹介。
その国の言語が読めなくても見るだけで分かるディスプレイって大事だなあ。
ヨーロッパのこじゃれた風情もいいけど、アジアの雑多な感じはおもちゃ箱みたい。
ベトナムの海水浴用品の品揃えは圧巻だし、タイのトレインマーケットは線路際ぎりぎりに商品を並べてて電車が通れるのか心配になる。

読了日:04月22日 著者:ピーピーエス通信社,アフロ
https://bookmeter.com/books/9725339

■癒し屋キリコの約束
昭和歌謡を流す純喫茶「昭和堂」のオーナー・霧子は、裏稼業で「癒し屋」をしている。
口コミでやってくる人たちの悩みを解決する霧子のもとに殺人予告が届くが、本人は冗談だと相手にしない。
霧子の事情、カッキーの事情、涼くんの事情。
それぞれみんな切実で、でもちゃんと踏ん切りをつけて、自分の人生を改めて見つけることにして。
各章ごとに出てくる昭和歌謡が懐かしくてつい口ずさんでしまいました。

読了日:04月21日 著者:森沢 明夫
https://bookmeter.com/books/8208586

■脳はこんなに悩ましい
心と身体をめぐる疑問はすべて脳に通じる。
池谷裕二と中村うさぎが脳について対談する。
臨床試験中のアルツハイマー病の薬が良い薬でも承認されないかもしれない、
高価な新薬を大勢の人が長期間飲み続けることで医療費が破綻するから、というのはなかなか厳しい現実。
おふたりがやった遺伝子診断で自分についてのあれこれが分かるのならやってみたい。
でもそのデータは究極の個人情報、流出しないとも限らないしちょっと怖い気もする。

読了日:04月21日 著者:池谷 裕二,中村 うさぎ
https://bookmeter.com/books/5657823

■奈良発 オレたちシカをなめるなよ!
奈良のシカとの付き合い方をシカ目線で啓蒙する。
修学旅行で一度だけ行った奈良は、バスでぐるっと回るだけだったので鹿せんべいをあげたりできませんでしたが、
鹿せんべいって消費期限がないんですね。
頭に白い冠のような毛が生えていた「白ちゃん」は人間に追い回され、車に撥ねられ死んでいった。
「相手の立場を考えろ、人権を守れとうるさく言うくせに、オレたちシカに無礼を働く奴があとを絶たないのは、いったいどういうことだ」
ごもっとも。

読了日:04月20日 著者:有本 隆
https://bookmeter.com/books/607561

■がっつり!粉ものごはんの本 (別冊すてきな奥さん)
おやきの皮の作り方を目当てに図書館で借りた本。
スコーンって溶かしバターで作っていいのか。
バターを固形のまま擦り混ぜるのって意外と大変、溶かしバターならその分ラクかも。
フォカッチャとかナンとか、他のレシピも作りやすそう。


読了日:04月20日 著者:つむぎや
https://bookmeter.com/books/4318598

■世界でいちばん素敵な地球の教室 (世界でいちばん素敵な教室)
美しい写真とともに地球にまつわるさまざまな疑問に答える。
最古の人類はチャドで発見されたサヘラントロプス・チャデンシス。
地球にある大陸はずっと昔から習合離散を繰り返していて、2億年後、また巨大な超大陸になると考えられている。
紀元前200年頃、プトレマイオス朝のエジプトで地球の大きさを測定した記録が残っていて、
古代ギリシャ人は「地球が丸い」と知っていた。

読了日:04月20日 著者:
https://bookmeter.com/books/12407986

■アンティーク贋作堂 ~想い出は偽物の中に~ (メディアワークス文庫)
ずっと音信不通だった星野灰が母の葬儀の日にひょっこり現れた。
贋作しか取り扱わないアンティーク店を開いた灰、その手伝いをすることになった妹の彩。
本物と偽物、灰にとって価値があるのかないのか。
そこらへんの説明の分量がとても多いのだけれど、ちゃんと納得できてるかどうか自信がない。
泉のたくらみは、灰のため、という自己満足と分かったうえでのことだったかもしれないけど、
純はそれに乗る必要あったかなあ。

読了日:04月19日 著者:大平しおり
https://bookmeter.com/books/11062796

■恐竜探偵 足跡を追う 糞、嘔吐物、巣穴、卵の化石から
日本人の古生物学者らと共に、恐竜の巣穴の化石を発見した著者が、恐竜たちが生きた痕跡を辿る。
恐竜と言うとどうしても化石として骨を発掘して云々を思い浮かべるけれど、
足跡、糞、巣などの痕跡から生態を追いかける「生痕学者」というひとたちがいる。
第一章の、縄張りに侵入してきた若いトリケラトプスを追い払う年上のトリケラトプス、その周りで何が起きていたのか、
ここを読んでるだけでわくわくした。


読了日:04月19日 著者:アンソニー・J. マーティン
https://bookmeter.com/books/12107702

■警視庁 生きものがかり
絶滅のおそれのある動植物の密輸・売買事件の捜査をする、警視庁生活安全部生活環境課環境第三係。
その活動を現役警察官が紹介するノンフィクション作品。
外来生物は地域の生態系を壊す恐れがあるので安易に輸入しないほうがいい。
そして日本で保護された動物は原産国の生態系の脅威になるので戻せない。
「絶滅危惧種の売買などはやっちゃいけないよ、法律で禁止されているよ」
誰にとっても良いことなんてひとつもない。
保護されたカメが野毛山動物園で飼育されてるのは知らなかった、利用してる図書館の近くだから今度寄ってみよう。

読了日:04月18日 著者:福原 秀一郎
https://bookmeter.com/books/12127899

■海外ドラマの間取りとインテリア
人気海外ドラマ48作品の部屋を徹底解剖。
そうそう、確かにこんな感じだったと、ドラマを見ているときのことを思い出しました。
イエマガのほうでも楽しみにしていましたが、本だと手元でじっくり見られるのでいいですね。
放送開始のときから見ているのにいまだに良く分からないのは「エレメンタリー」の家の構造。
玄関のあるフロアと台所のあるフロアをつなぐ階段はどこにあるんだ。

読了日:04月18日 著者:小野 まどか,イエマガ編集部
https://bookmeter.com/books/11091146

■暗い越流 (光文社文庫)
短編集。
葉村晶が登場する「蠅男」と「道楽者の金庫」ではどちらも家族のごたごたに巻き込まれ、相変わらずケガして病院のお世話になるツキのなさ。
こけしのせいでと言ったのに警官が信じてくれず、DVのパンフレットをくれるのも無理はないよなあ。
「幸せの家」タイトルのこの皮肉な感じ、これだから読むのをやめられない。

読了日:04月17日 著者:若竹 七海
https://bookmeter.com/books/11201289

■四十路越え! (角川文庫)
体験的人生読本。
「実は女性に関してのこの手の本はルポルタージュやインタビューも含め、断然、非リア充に対しての方が手厚い」
「ところが、問題は社会の中でうまくやってる(ように見える)健康で元気いっぱい(に見える)リア充女たちの方なのだ」
たしかに、何かするにも体がきつい、だから乗り越える方法を!のほうが情報が多くて本になりやすい気がする。
心底やりたくて楽しいことなら、もう年も年だし無理するのはやめよう、って意見に従う必要はない。
若い時ほど無理がきかないという前提のもと、時間や知恵で補えばいい。


読了日:04月17日 著者:湯山 玲子
https://bookmeter.com/books/7517502

■信じられない現実の大図鑑
太陽の直径は平均139万1,016㎞。
数字のデータだけを見てもピンとこないけど、図で示しているので一目瞭然。
エジプト・ギザの大ピラミッドの重量は、推定で、エンパイアステートビル16個分と同じ。
アマゾン川の河口はロンドンからパリまでの距離と同じくらい。
世界最高峰のエベレストは2つの地殻のプレートがぶつかり合ってできたが、今もなお押し合っているため、山は毎年およそ5㎜ずつ成長している。

読了日:04月16日 著者:ドーリング・キンダースリー
https://bookmeter.com/books/8114154

■黒糖のお菓子―卵・乳製品なしで体にやさしい
黒糖のコクのある味が好きなのですが、そんなにたくさん使わないのでなかなか減らないのが気になって、図書館で借りてきた本。
黒みつを冷ややっこにかけるのが意外な組み合わせ。
黒糖150gと水100mlを鍋に入れ、アクをとらずに中火で2/3量になるまで煮詰めれば黒みつの出来上がり。

読了日:04月16日 著者:江島 雅歌
https://bookmeter.com/books/354310

■路面電車すごろく散歩 (翼の王国books)
全国の路面電車21路線のお散歩記録。
江ノ電って路面電車だっけ?と思ったら、
路上を走行する部分がある・路上は走らないけれど路面電車らしい車両で運行されている、という広義の考え方で紹介しています、ということでした。
修学旅行で行った長崎で人生初めての路面電車に乗った思い出がよみがえります。
高知のとさでん、こんなに長い距離を走ってるとは知らなかったなあ、すごいな、乗ってみたい。

読了日:04月16日 著者:鈴木さちこ
https://bookmeter.com/books/8257598

■いいなりゴハン 2 (ヤングジャンプコミックス)
ようやく姉の呪縛から抜け出たけれど、抜け出たことでの苦労もあるわけです。
雀荘の食べものをうまいかどうか気にするひとがどれだけいるのだろう、とか思ったりもするんですが、
お店紹介の
「漫画に出てたから行ってみるとかそういうお店ではないですよそっとしときましょ」にとても納得。そうだよね。
そして最終回がまさかの北島亭とは。
「ああーあの本のあの回かー」のそれを私も読んでますが、同じところでも視点が違うから大丈夫。

読了日:04月15日 著者:森繁 拓真
https://bookmeter.com/books/8177810

■いいなりゴハン 1 (ヤングジャンプコミックス)
姉・東村アキコのいいなりでグルメエッセイまんがを描くことになり、
姉のいいなりで決まったホルモンのお店の連鎖からようやく抜けたと思ったら、今度は姉のいいなりで現地集合の韓国旅行。
仕事だからまあ仕方ないよね、な感じがアリアリと伝わってきてしまうやる気のなさ。
こういうスタンスは意外と珍しいのかもと、却って面白がって読んでしまいました。
ところで表紙の東村アキコの手はどうしてフレミングの法則?


読了日:04月15日 著者:森繁 拓真
https://bookmeter.com/books/5669148

■私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな
なかなか結婚できない「未婚のプロ」の女性がやってしまいがちな101のこと。
忘れがちなことですが、女友達にしない事は男にもしちゃいけない。
「女が俗に言う普通の人というのも、かなり完璧に近い状態の男を指していますから、お忘れなく」
普通、って言葉の範囲はすごく狭いんだと気付かされます。

読了日:04月14日 著者:ジェーン・スー
https://bookmeter.com/books/7195127

■熊本地震 情報発信のメディアサイトで何を伝えたか (震災ドキュメント(NextPublishing))
熊本地震の直後から、ホームページ製作やドローンの空撮などを駆使して、地震関連の情報を伝え続けてた活動記録。
文章のプロならこういう書き方はしないだろうな、と思うようなところもありましたが、それが却って必死だったことを伝えています。


読了日:04月14日 著者:工藤 英幸
https://bookmeter.com/books/11302230

■小鳥冬馬の心像
アンソロジーで読んで、続きがまだあると分かったので図書館で借りた本。
青山のあとをつけて冬馬の家までのこのこやってきた新妻と、その新妻を家にあげた冴子に舌打ちしたい気分なのはなぜだろうと自問自答しながら読んでいました。
青山にしても冬馬にしても冴子にしても、結局、事件のことで色々と後悔してるけど、その気持ちを忘れないことが重要なのかもしれない。

読了日:04月13日 著者:石川 智健
https://bookmeter.com/books/11992924

■つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6 (講談社文庫)
「クリームシリーズ」第6弾。
オリジナルの栞が入ってるのは古本売買の対策のためだったのか。
単純にラッキーと喜んでいたけど、私が紙の本が好きなのは、こういうおまけ的な楽しさもあるからなのですけれどね。
救急搬送されて入院したけど原因が不明、でもとりあえずご無事で何よりです。

読了日:04月13日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/12469892

■散歩の収獲
カメラ持参の散歩で出会った風景やものたち。
いつも歩く道にあるものごとが「面白いもの」なのだと思わずに見過ごしているかもしれない。
カメラを持ってると見過ごさないようになれるかな。
最後のほうに出てくる七差路は大田区ですね、ずいぶんと道が立て込んでるのに事故がないってすごい。

読了日:04月12日 著者:赤瀬川 原平
https://bookmeter.com/books/675162

■インド人には、ご用心!
「インド人の“凄み”と“恐怖”を生活目線で描き出す。」
インドでホテルをオープンする夢をかなえるために現地人パートナーを探していたら、パートナーとして知り合った相手と結婚した著者。
のろまで怠惰で不衛生、いい加減でルーズかつ短気。
日本人から見たら相当やっかいな相手であるのは間違いないけれど、世界600社のうち11番目の優良企業であるタタ財閥など汚職に厳しい会社もあり、
投資するならインドだと薦めている。
人口の三分の一がベジタリアンなのだそうですが、もっと多いと思ってた。

読了日:04月12日 著者:モハンティ 三智江
https://bookmeter.com/books/5454975

■山羊座の友人 (ジャンプコミックス)
原作は乙一の短編小説。
ユウヤの部屋のベランダには風がいろんなものを運んでくる。
それは子犬だったり、未来の新聞だったり。
その新聞に書かれている未来が現実になり、その現実にはどうしても暴かなくてはいけない秘密が隠されていた。
ナオトがしようとしていたこと、その理由。
新聞記事のとおりの結末は予測された未来とは言え、やりきれない気持ちになりました。
この桜の花を彼女に捧げる。

読了日:04月12日 著者:乙一,ミヨカワ 将
https://bookmeter.com/books/9725330

■狂人の部屋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1801 ツイスト博士シリーズ)
殊能将之が
「こんな遠大で手間暇かかるのに確実性がおそろしく低い計画を実行する犯人はほんとうに偉いと思う」と著作の中で書いていて、
それが本当だったら面白そうだなと図書館で借りた本。
うん、確かに、やろうと思えばもっと確実な方法があったでしょう、と言いたくなりました。
パトリックとポーラの未来に期待が持てる終わり方がロマンチック。

読了日:04月11日 著者:ポール・アルテ
https://bookmeter.com/books/400204

■わたしの家
2軒の家が建つまでの一部始終をホンネで綴る書き下ろしエッセイ集。
どういう家がいいのか、依頼主が細かいところまでイメージ出来ているほうが逆に仕事はやりやすいんだろうな。
漠然としていると形にするのが難しそうだ。
「永田さんの話ですが、必ず文句が出て、必ずトラブる施主の職業は、学校の先生と医者だそうです」
いつも上からモノを言う職業の人は話し合いをしようとしないからやりにくいらしい。

読了日:04月11日 著者:大橋 歩
https://bookmeter.com/books/1911919

■可笑しなホテル 世界のとっておきホテル24軒
ホテルに泊まるために旅行するのも楽しいかもと思わせてくれそうなホテルの数々。
カッパドキアの洞窟を改装したり、スコットランドのお城をそのまま宿にしたりと、建物そのものの歴史を感じられるような場所や、
犬やUFOを模ったホテルもある。
芝生の庭にベッドが置かれているだけの超変わり種(ドイツ:ペンション・カマリクス)は星空を眺めながら眠りたいひとにはうってつけ。


読了日:04月10日 著者:ベティーナ・コバレブスキー
https://bookmeter.com/books/3310390

■復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 1 (フロース コミック)
あさひと共に、うっかり異世界に召喚されてしまったルリ。
ルリを追放したナダーシャのやつらを全員一列に並べてグーパンチするという復讐は叶うのか。
服装とか装飾がいつもよりあっさりめなのは、キャラクター原案ありのコミカライズだからなのかな。
時の精霊リディアのセリフの吹き出しが花で飾られてるのが可愛い。


読了日:04月10日 著者:あき
https://bookmeter.com/books/12750080

■今すぐ使えて、会話がはずむ 今日のタメ口英語
Twitterでフォローしているアカウント。
英語にも敬語はあるけれど、敬語を使う頻度がものすごく少ない。
「この本で紹介している口調でヴォルデモート卿に話しかけたら殺されますからね」くらいの、フレンドリーで普通の言い方。
音声ダウンロード(パソコンのみ)で発音確認できるのが良い。

読了日:04月10日 著者:kazuma
https://bookmeter.com/books/12591951

■七つの怖い扉 (新潮文庫)
阿刀田高「迷路」・宮部みゆき「布団部屋」・鈴木光司「空に浮かぶ棺」は既読。
高橋克彦「母の死んだ家」記憶の底に閉じ込めていた那須高原の別荘。母が死んだ家は自分自身の何かが死んだ家。
乃南アサ「夕がすみ」本当のことかどうかは分からない。ただの偶然かもしれない。でもそれは証明できないこと。


読了日:04月09日 著者:阿刀田 高,高橋 克彦,小池 真理子,乃南 アサ,鈴木 光司,宮部 みゆき,夢枕 獏
https://bookmeter.com/books/104676

■マンガの食卓
朝日新聞コミック欄執筆の著者による、おいしいまんがガイド。
まんがに出てくる食べ物の扱いは描くひとによってずいぶん違う。
手塚治虫の作品に食事シーンがあまりなかったのは、仕事が忙しすぎて本人もほとんど食べてる暇がなかったからかな、と思ってしまう。
秋元康が料理バトルまんがのプロデュースをしてたなんてさすがに抜け目がないと言うべきか。
森繁拓真って名前だけ知ってたけど東村アキコの弟なのか、へぇ~。

読了日:04月09日 著者:南 信長
https://bookmeter.com/books/7121015

■女子栄養大学の100歳までボケない健康レシピ
動脈硬化や認知症などのリスクを減らす「葉酸」がたくさんとれるレシピを紹介。
葉酸って妊婦さんには特に必要なイメージでしたが、男女関係ないんですね。
「循環器系の病気予防の観点からいうと、1日400μg以上を目標に摂取するのが望ましい」
ほうれん草や芽キャベツ、ニラなどの緑の葉っぱのものが含有量が多いような感じ、あと果物ならいちごとアボカド、パパイヤ。
他には卵、納豆、エリンギ、海苔など。


読了日:04月08日 著者:香川 靖雄
https://bookmeter.com/books/5102919

■スタイル・ノート
「自分の価値基準で取捨選択をする」具体的な方法論。
昔の私だったら、目薬にプロポリスの飴、葛根湯なんかを入れてる「メイクより内蔵優先ポーチ」なんて意味わかんないwで終わりだっただろうけど、
年を取った分だけ、意外とそういうの大事だよねえ、と頷けるようになった。
「ジャンクなものを食べたくなったら食べよう!
あとでケアすりゃいいんだから。」
読了日:04月08日 著者:槇村 さとる
https://bookmeter.com/books/550770

■景観アイテム図鑑 ヨーロッパ編
ヨーロッパ各地の景観を構成する要素を5章、100項目に分けてカラー写真439点を掲載、解説したアイテム図鑑。
このサイズの本なので写真がどうしても小さくなってしまうのが玉に瑕なのだけれど、
洗濯物が並ぶ路地や観光客に動じない衛兵など、ヨーロッパの風景らしい風景を堪能できます。


読了日:04月08日 著者:高橋 揚一
https://bookmeter.com/books/748730

■13羽の怒れるフラミンゴ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
植民地時代風祭典に出店したメグのブースから死体が出た。
「常識はずれな身内のあしらいは誰よりも慣れてるでしょ」と言われるメグだけど、祭りを仕切るマイクルのお母さんも一筋縄ではいかない難物。
マイクルを実弾で狙った犯人を追いかける英国軍フランス軍、ゴリラの着ぐるみのホラス、カメラを持ったメグのお父さんにスパイク。
こんなに大勢に追われて、自業自得とは言え逃げるほうは必死だったろう。
巻末の坂田靖子の衣装解説が分かりやすかった。パニエもいろいろあるんですね。

読了日:04月07日 著者:ドナ アンドリューズ
https://bookmeter.com/books/387908

■ボーダーを歩く―「境」にみる日本の今 (COSMO BOOKS)
「かつて引かれ、今はなくなりつつある、あるいはあらたに引かれつつある境。境の今は、さまざまです」
与那国と台湾、下関と釜山など、日本にある境をめぐる旅。
日本は周りを海に囲まれているから、国境=海にあるもの、ってイメージですが、日本のなかにも境はあって、たとえば浦安のアメリカ村。
住人の職場がディズニーランドに限られるので地域との交流もない。
そして浦安に住む外国人で作る「浦安在住外国人会」にも登録していない。


読了日:04月07日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/1234155

■蟲の神
少女ミリセントは蟲の神への生贄になった。
ミリセント自身の物語はこれで終わり。
でも、書かれることのない、残されたひとたちのその後を考えるとやり切れない。
何があったのかを永遠に知ることがないまま過ごす時間はとてつもなく長い。

読了日:04月06日 著者:エドワード ゴーリー
https://bookmeter.com/books/8092317

■その場しのぎの英会話―カタコトでも一年間住んじゃった (知恵の森文庫)
ワシントンDCで一年間暮らした阿川さん。
カタコト英語で苦労しつつ、体当たりで英会話のコツをつかんでいく。
目の前に相手がいるなら、身振り手振りでどうにかなることもありますが、困るのは電話。
相手が何を言っているのか聞き取るのも大変、言ってることを分かってもらうのもまた大変。
私ならすぐに諦めてしまいそう。

読了日:04月06日 著者:阿川 佐和子
https://bookmeter.com/books/268154

■前田真三・前田晃作品集 二人の丘
北海道の丘を写した親子、ふたりの30年。
写真を通して亡き父親と対話しているみたい。
あまりにも本当すぎてほかの言葉が見つからないのだけれど、北海道の広さ大きさを実感する。
麦畑とかラベンダーとか、人間の手が加わっていることを忘れてしまうほど、自然そのものに迫力を感じてしまうのだ。

読了日:04月06日 著者:
https://bookmeter.com/books/1819917

■溺れる人魚 (講談社ノベルス)
短編集。
ハインリッヒが真相に気付いた不思議な事件「溺れる人魚」をはじめ「人魚兵器」「耳の光る児」と科学の暗黒面を見せられている気分。
科学技術の向上のための努力は道を間違えると大変なことになる。
石岡くんが御手洗に手紙で報告している「海と毒薬」
石岡くんの経験がこういう形で誰かを救うことになるとは。
作中でみなとみらい線が開通し、だいぶ今の風景とのタイムラグが少なくなってきた。
そういう新しさ真っただ中での老船ジロウ丸の引退は、時代の区切り、気持ちの区切りを一手に引き受けたのかも。

読了日:04月05日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/559642

■ユーミンの罪 (講談社現代新書)
ユーミンこと松任谷由実が世の中に与えた影響を検証する。
酒井さんとほぼ同じ年齢なので時代ごとの印象はそう違わないのですが、
自分はそれほどユーミンをありがたがっていなかったのだな、というのがわりとショックでした。
あまりじっくり聴いたことなかったけれど、たしかに、ポップなメロディなのに歌詞は意外と怖かったりする。

読了日:04月05日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/7482662

■うわさ上手なイギリス人
日本人が知らないイギリス人の不思議な生活。
ハリー・ポッターが「あんなものがベストセラーになるなんて」と思われてるとは意外だった。
女王より裕福になった作家を成り上がりだと蔑む気持ちも分からなくもないけどね。
イギリスでは安息日の日曜日に営業しているのはインド人や中国人などキリスト教徒以外のお店ばかりだったけれど、
1994年に日曜日に営業しても良いという法律が出来た。
キリスト教がベースの国って大変だなあ。


読了日:04月04日 著者:緑 ゆうこ
https://bookmeter.com/books/190116

■ペンギンの歩く街
人間とペンギンが共生する南アフリカ・サイモンズタウン。
共生というともっと牧歌的なイメージなのだけれど、ここには「人間のせい」という言葉があふれてる。
アフリカンペンギンたちは、森に巣を作り、日帰りで近くの海へ行き漁をする。
車が行き交う危険な道路を歩いていくのは本能に従っているからだ。
人間が住んでるこんなところにペンギンがいるなんて、とか、観光地に対して思うようなことなら気軽に言える。
それが見た目通りの気軽なことなのかを考えなくちゃいけない。

読了日:04月04日 著者:藤原 幸一
https://bookmeter.com/books/373957

■自分で育てるシンプルライフ―小さな「農」でここちよく
食べるものは買うのがあたりまえ、と思い込んでしまって、ベランダでも野菜は育つってことを忘れてしまう。
でも実際、ベランダにプランターを置くのも難しかったりするし、興味があっても踏み切れない。
ゴーヤを這わせまくった緑のカーテンっていいなあ、やってみたいんだけれど。

読了日:04月04日 著者:金子 由紀子
https://bookmeter.com/books/442324

■風果つる館の殺人 (カッパ・ノベルス)
時系列としては「監獄島」の3年後。
ケリイ家の当主の遺言のために帰郷した養女メアリーと、メアリーの付き添いのパットが巻き込まれた殺人事件。
莫大な遺産はそれだけで殺人の動機。
しかも遺言の内容を考えれば、当然、遺産を相続するために仕掛けられたものだと思ってしまうが、それを逆手に取るとは。
読み終わったあとに横溝正史オマージュだと知りましたが、鍾乳洞の扱いにニヤニヤしてしまう。

読了日:04月03日 著者:加賀美 雅之
https://bookmeter.com/books/455036

■ノミのジャンプと銀河系 (新潮選書)
ノミの跳躍から宇宙の果てまでを縦横無尽につづったサイエンス・エッセイ。
そうは言っても小難しいことはなく、いつもの椎名節は健在。
ダイビングそのものが閉所恐怖症のひとには向いてないとされているのに、潜ってる最中に自分が閉所恐怖症だと気が付くなんて恐ろしすぎる。
巻末に紹介された本がまとめて掲載。これでまた読みたい本が増えていくんだ。

読了日:04月03日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/11918429

■ジス・イズ・パリ
フランスの首都、パリを案内する絵本。
この本が出版されたとき(1959年初版)にはまだルーブル美術館にピラミッドがなくて、
あれが作られた当時はミスマッチだなと思っていたけれど、ピラミッドを知ってる今こうやって見ると、
空間が間延びしているような気がしてしまうのが不思議。
「新しい橋」という意味のポン・ヌフは、実はパリでもっとも古い橋のひとつ。

読了日:04月02日 著者:ミロスラフ・サセック
https://bookmeter.com/books/552405

■科学的データでわかる 果物の新常識: ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性
果物は太る・血糖値を上げる・中性脂肪が増える、という誤解を解き、果物の機能性を具体的に紹介する。
例えばネギ類が「ほぼ確実に」胃がんを予防するのと同じように、果物は「ほぼ確実に」口腔・咽頭・喉頭がん・食道がん・肺がん・胃がんを予防するんだそうです。
野菜由来の食物繊維は大腸がんの罹患率が12%の低下、それに対して果物由来の食物繊維は22%低下する。
毎日だいたい200g、温州ミカンなら2個、りんごなら1個、そのくらいなら食べられそう。

読了日:04月02日 著者:田中 敬一,原田 都夫,間苧谷 徹
https://bookmeter.com/books/10877392

■美麗廃墟 美しく幻想的な廃墟たち
フランス人写真家が捉えた美しい日本の廃墟の数々。
そこで活動していた人間たちの痕跡が色濃く残る場所が廃墟になると、どんどん植物が侵食してくるので、人工と自然の境目があいまいになってくるのかもしれない。
摩耶観光ホテルの、窓際にある黒電話とワイングラスの乗ったテーブル、そして赤い椅子の写真が、廃墟ではあるのにずいぶん美しいなあと目を奪われた。

読了日:04月02日 著者:
https://bookmeter.com/books/8623354

■あなたの部屋はごきげんですか (集英社文庫)
自分らしくて居心地が良い、楽しい部屋の作り方。
「たとえ一つ買い物に失敗しても、その失敗に気づいたときに、もう一歩よい方向に向かっていることですから、あせらずに自分の手で、感覚で、
住みごこちよい場をしっかりつくっていくことです」
インテリアに気を配るだけじゃなくて、家の外側(隣近所)にも気を配ること。

読了日:04月01日 著者:大橋 歩
https://bookmeter.com/books/1019411

■私のちいさな賭け (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ピートの元妻の再婚相手に殺人容疑がかけられた。
「顔撃ち魔」の犯行に見せかけたのは誰なのか。
キースはまだ離婚に同意せずヨリを戻そうとやっきになってる。
クリスがまだキースをきっぱり拒絶できないでいることに対してピートが刺々しくなるのは無理もない。
張り込みの車の中で、クリスがノーと言う練習をしてる場面が印象的。

読了日:04月01日 著者:アネット ルーム
https://bookmeter.com/books/301178


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