【詳細】イスラエル・パレスチナ 中東情勢(7月5日) NHK 2024年7月5日 18時23分
イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦をめぐる交渉について、アメリカ政府の高官は、「大きな障害となっていた部分で進展があった」と述べ、合意の実現に期待を示しました。
イスラエル側は仲介国のカタールに交渉団を送るとしていますが、完全な停戦を求めるハマスとの溝が埋まるかは依然として見通せない状況です。
アメリカ政府高官 “停戦交渉で進展あった”
アメリカ政府の高官は4日、カタールなどの仲介で続けられている停戦や人質の解放をめぐる交渉について、「大きな障害となっていた部分で進展があった」と述べ、合意の実現に期待を示しました。
具体的には、協議されている3段階からなる提案のうち、一時的に停戦して人質の解放などを進める第1段階から、完全な停戦を目指す第2段階に移行する枠組みについて前進がみられたということです。
イスラエル側は5日にも、情報機関のトップらによる交渉団をカタールに派遣するとしていますが、アメリカ政府の高官は、合意にはなお時間がかかるとの見方も示しています。
ハマスが恒久的な停戦とイスラエル軍のガザ地区からの撤退を求めているのに対し、イスラエルはハマスの壊滅を一貫して掲げていて、双方の溝が埋まるかは依然として見通せない状況です。
イスラエル軍 ガザ地区で攻撃続ける
イスラエル軍は5日も、ガザ地区の北部や南部で攻撃を続けていて、パレスチナのメディアは、ガザ市で住宅が爆撃されて4人が亡くなるなど、死傷者が出ていると伝えています。
ガザ地区の保健当局は、これまでの死者は3万8011人にのぼると発表しています。
ネタニヤフ首相 “停戦交渉に向け交渉団送る”
イスラエルとハマスの間で難航している停戦と人質解放に向けた交渉について、イスラエルのネタニヤフ首相は4日、アメリカのバイデン大統領との電話会談の中で、交渉団を送ることを明らかにしました。
仲介国のエジプトやカタールはハマス側とも協議していますが、恒久的な停戦を求めるハマスと、ハマスの壊滅を目指すイスラエルとの立場の隔たりは依然として大きく、事態が打開されるのか楽観できない状況です。
イスラエル軍とヒズボラ 攻撃の応酬が続く
イスラエルとレバノンとの国境地帯では、4日もイスラエル軍とハマスとの連帯を示すヒズボラとの間で、攻撃の応酬が続いています。
ヒズボラは前日の3日に司令官が殺害された報復としてイスラエル側に200発以上のロケット弾を発射したと主張し、イスラエルのメディアは北部で兵士1人が死亡したと伝えています。
また、イスラエル軍もレバノンにあるヒズボラの拠点を新たに空爆したとしていて、双方の本格的な衝突に発展することが懸念されます。
イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦をめぐる交渉について、アメリカ政府の高官は、「大きな障害となっていた部分で進展があった」と述べ、合意の実現に期待を示しました。
イスラエル側は仲介国のカタールに交渉団を送るとしていますが、完全な停戦を求めるハマスとの溝が埋まるかは依然として見通せない状況です。
アメリカ政府高官 “停戦交渉で進展あった”
アメリカ政府の高官は4日、カタールなどの仲介で続けられている停戦や人質の解放をめぐる交渉について、「大きな障害となっていた部分で進展があった」と述べ、合意の実現に期待を示しました。
具体的には、協議されている3段階からなる提案のうち、一時的に停戦して人質の解放などを進める第1段階から、完全な停戦を目指す第2段階に移行する枠組みについて前進がみられたということです。
イスラエル側は5日にも、情報機関のトップらによる交渉団をカタールに派遣するとしていますが、アメリカ政府の高官は、合意にはなお時間がかかるとの見方も示しています。
ハマスが恒久的な停戦とイスラエル軍のガザ地区からの撤退を求めているのに対し、イスラエルはハマスの壊滅を一貫して掲げていて、双方の溝が埋まるかは依然として見通せない状況です。
イスラエル軍 ガザ地区で攻撃続ける
イスラエル軍は5日も、ガザ地区の北部や南部で攻撃を続けていて、パレスチナのメディアは、ガザ市で住宅が爆撃されて4人が亡くなるなど、死傷者が出ていると伝えています。
ガザ地区の保健当局は、これまでの死者は3万8011人にのぼると発表しています。
ネタニヤフ首相 “停戦交渉に向け交渉団送る”
イスラエルとハマスの間で難航している停戦と人質解放に向けた交渉について、イスラエルのネタニヤフ首相は4日、アメリカのバイデン大統領との電話会談の中で、交渉団を送ることを明らかにしました。
仲介国のエジプトやカタールはハマス側とも協議していますが、恒久的な停戦を求めるハマスと、ハマスの壊滅を目指すイスラエルとの立場の隔たりは依然として大きく、事態が打開されるのか楽観できない状況です。
イスラエル軍とヒズボラ 攻撃の応酬が続く
イスラエルとレバノンとの国境地帯では、4日もイスラエル軍とハマスとの連帯を示すヒズボラとの間で、攻撃の応酬が続いています。
ヒズボラは前日の3日に司令官が殺害された報復としてイスラエル側に200発以上のロケット弾を発射したと主張し、イスラエルのメディアは北部で兵士1人が死亡したと伝えています。
また、イスラエル軍もレバノンにあるヒズボラの拠点を新たに空爆したとしていて、双方の本格的な衝突に発展することが懸念されます。