公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

一宮競輪、「終わりました」

2013-10-30 20:22:40 | 現場レポート
尾張一宮駅に掲げられた、一宮記念の開催案内。今年で「最後」です?

平成25年10月29日

ラストの一宮記念に成りそうな3日目は、初日・2日目の強風はピタッと止まり、初夏を思わす異常気象の中、選手の方は気持良く軽いバンクを疾走してましたが、大ギヤの弊害としか思えない落車事故が今日も2件、これで3日連続です。早くどうにかして欲しいのは、選手の声であり、ファンの願い。売り上げは準決3番に堅いレースを作ったにも関わらず、12億6千万強。3日間で43億5千万。この分ならやっと60億を越えそうで、目標の63億には届かず、廃止推進役の市長の思うツボ。どうやら来年3月迄の運命に成りそうです。


ところで、私は1レースから一宮最終日を見ていたけど、何と、落車は「ゼロ」。失格もなかったし、車体故障もゼロ。

やればできるじゃないか!競輪選手諸君!

ひょっとすると、

『大阪から今日、あのド腐れが一宮に来るらしいんで、落車なんてやったら、「キタ―――――(゜∀゜)―――――!!!」って煽り立てられるだけだぞ!』

という声が選手間に「伝わった」のか?

ま、一宮の「廃止」間近に「相応しく」?、今日のゲストはタイトルホルダーばっかりだったというのは、それ相当のことがあってのことなんだろうな。

ところで、私はてっきり、谷市長が5月の時点で廃止を表明したものだから、跡地は決まっているものとばっかり思っていたのだが、どんべえさんの話によると、

「まだ決まってない!」

「基金はまだ十分残っている!」

ということだった。

後で、ドリームの焼きそば担当おばちゃんに聞いたけど、やっぱり、跡地は決まってないんだって。

どんべえさんが言うには、13億円程度あれば解体できると思ったのだが、実際にはその倍かかるとか。

このあたりの話がいかにも「役人」という感じがするが、大雄会病院やイオンに、残る「半分」を負担してもらった上で売却するつもりが、

「アホか!クソ役人!そんなもんできるか!」

と言われ、他2件を含めた4団体全てが、跡地話を「蹴飛ばした」ということらしい。

だったら、やめる必要なんてないじゃないか。

どんべえさんは、

「開催を減らせば何とかやっていける」

と言ってたし、

「そうやろ。やっぱり、三点セットなんやでぇ!」

ということで「一致」した?な。

豊橋競輪は廃止宣言を撤回した後、黒字に転換した。浜松オートも同様だ。そして、基金が残っているうちは継続ということならば、笠松競馬がまさにそれを実行している。

ということは、一宮はまだまだ廃止する段階で「すらない」。

もしそれを強引に推し進めようならば、「公営競技廃止の呪い」が谷市長に「襲い掛かる」ことであろう?


(10/30 追記)

29日(最終日)の入場者数は3201人。

そして4日間の総売上は59億6564万3500円でした。


これで、一宮競輪の廃止は「濃厚」か?


売り上げ目標下回る 一宮競輪「毛織王冠争奪戦」(中日)

一宮競輪場(一宮市羽衣)で、年間最大規模となる記念競輪「毛織王冠争奪戦」が二十九日、四日間の日程を終えた。期間中の売り上げは五十九億五千万円と、目標額の六十三億円には届かなかった。年間売り上げの六割近くを占めるレースだけに、市は厳しい結果と受け止めている。一方、最終日の表彰式では来場者から存続を求める声が相次いだ。

 競輪場の収支は記念競輪の売上額に大きく左右される。一億七千万円の赤字となった二〇一二年度は記念競輪の売上額が五十六億二千万円、六百万円の黒字を記録した一一年度は六十九億五千万円だった。

 目標額は今回、全国的な売り上げ減を見据えて、例年より二億円少ない六十三億円とした。市競輪場事業課によると、目標額達成でも年間の収支均衡を図れる程度という「最低ライン」だった。

 選手会愛知支部が往年の名選手を招いたトークショーを開いたり、子ども向けの大型遊具を設置したりと集客に努めた。前半は好調で売り上げが伸びたが、平日の三日目の落ち込みが大きく、最終日も持ち直せなかった。

 競輪場事業課の担当者は「地元選手や賞金獲得でしのぎを削る人気選手が決勝に残る好条件がそろい、伸びを期待したが…」と落胆する。レースの規模は小さいものの、来年の元旦から始まる「一豊カップ争奪戦」に持ち直しの望みをつなぐ。

 ただ、市は本年度収支が仮に黒字でも来年三月末での廃止は変えない方針。市議会十二月定例会に廃止する条例案を提案する構えだ。

 三千二百人が来場した最終日、レース後の表彰式で、谷一夫市長が「長らくご愛顧をありがとうございました」と述べると、観客からは「(競輪場を)つぶさないで」などの叫び声が渦巻いた。

 二十年間、競輪ファンを続けてきた一宮市の自営業の男性(57)は「年配の人たちの社交場にもなっていた。これから行くところがなくなる」と嘆いた。

 一宮競輪場売店組合の加藤益弘組合長(60)は「存続を求める来場者の声を多く聞きながら、記念競輪がこうして終わるのは寂しい限り。市議会には廃止を表明した市長をいさめてほしい」と望んだ。

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5 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-10-29 20:52:33
今更だけど、同時進行の小田原F1、久留米ナイターF2、今日から始まった向日町F2やっていたら、一宮の63億は無理な話。
Unknown (一岡浩司氏を超える競馬人に成りたい中道リバタリアン)
2013-10-29 21:07:15
笠松競馬は本当に末永く続いて欲しいと願うばかりです…。
最近競馬界の事に疎いから分からないのですが、
名古屋競馬のほうは来年4月以降は存続出来るのでしょうか?
Unknown (どんべえ)
2013-10-29 21:39:45
今日はご来場頂きありがとうございました。
世間では単純に一宮=廃止という風潮になっているので
BODさんに現状をお伝えできて良かったです。
基金の件は先月の一宮市広報誌に載っていました。
「将来的に黒字が見込めず、今なら基金を使って税金を投入せずに廃止が出来る」
と言うのですが、肝心の一宮市が経費削減や見直しを一切しない状態の試算なんてあてに出来ませんよ!
Unknown (Unknown)
2013-10-30 20:07:17
選手OB荒らしがやれるもんならやってみろと偉そうに言うから、
議員と会うたびに競輪継続などとんでもないと怒鳴っています。
Unknown (Unknown)
2013-10-31 17:40:52
2013-10-30
病気?単なるきちがい・・・?

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