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2022年3月の会合について、世耕弘成は参院政治倫理審査会で「スケジュール表にも記憶にもない」と否定しており、野党側は「虚偽答弁だ」と反発

2024-03-29 12:47:09 | 自民党パーティ券裏金不記載疑獄
©東京新聞



安倍派幹部は裏金の違法性を知っていた? 「2022年3月にも会合」疑惑、岸田文雄首相は「何のことだか」 東京新聞 2024年3月29日 06時00分

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に関し、岸田文雄首相は28日の参院予算委員会で、安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相も党の調査の聴取対象になり得ると述べた。この日は安倍派幹部が2022年3月、当時の派閥会長の安倍晋三元首相がキックバック(還流)中止を決める前に、協議していた可能性が判明。疑惑がさらに深まる中、近く関係議員を処分して幕引きを図ろうとする首相らのお手盛りの調査で、実態がどこまで解明されるのか。(井上峻輔、三輪喜人)
◆自民が理事懇談会で言及した「会合」
安倍派の裏金事件を巡り、立憲民主党の辻元清美氏は参院予算委で「22年3月にも還流について話し合われたのか」と何度も追及。首相は「3月会合の指摘があったが、私は何のことだかよく分からない」と明言を避け続けた。
 辻元氏が首相に繰り返し確認したのは、自民が予算委に先立つ理事懇談会で、安倍派幹部が資金還流に関して3月に会合を開いていた可能性に言及していたためだ。それなのに首相は「知らぬ存ぜぬ」の答弁に終始し、野党が反発して審議はたびたび中断した。
◆安倍・細田・西村・世耕氏の名が
 自民はその後、3月会合の開催は「確認が取れておらず、言葉足らずだった」と陳謝して理事懇談会での発言を撤回。首相の答弁とつじつまを合わせて取り繕ったが、都合の悪い事実を隠すようなドタバタ劇を演じる結果となった。
なぜ、野党が安倍派幹部の3月の会合にこだわるのか。伏せられていた会合の開催は「違法性の認識はなかった」とする幹部らの説明に疑念を抱かせることになるためだ。
 自民関係者によると、安倍氏は還流の実態に気付き、22年1月に事務総長だった西村康稔前経済産業相と協議。3月には安倍氏と西村氏に加え、前会長の細田博之前衆院議長、世耕弘成前参院幹事長が集まっていたとみられる。
◆野党「世耕氏は虚偽答弁」と反発
 「現金還付は不透明で疑義を生じかねない」と還流中止を決めた安倍氏。1、3月も幹部らと還流のあり方を何度も話し合っているとすれば、その違法性に思い至らない方が極めて不自然だ。

 3月の会合について、世耕氏は14日の参院政治倫理審査会で「スケジュール表にも記憶にもない」と否定しており、野党は「虚偽答弁だ」と反発する。世耕氏は28日、記者団に「今日はちょっとお話しできない。関係者にも精査した上で明日お答えしたい」と述べ、足早に国会を後にした。
 裏金づくりはいつ始め、誰が継続し、責任はどこにあるかなど、首相ですら「疑念が残っている」と認める状況で、真相には全く近づいていない。実態解明のカギを握るとされる森氏への聴取について首相は「関係者の一人であり、政治責任を明らかにするために必要な方ということで含まれ得る」と述べたが、実施に前向きな姿勢は感じられなかった。
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