学者さんによれば、イザヤ56:5なんですが、
「わが家のうちで、わが垣のうちで、むすこにも娘にもまさる記念のしるしと名を与え、絶えることのない、とこしえの名を与える。」
”記念のしるしと名を与え”の部分は、元々は、ヘブル語聖書で、文字通りにとると、”手と名を与え”という意味なんだそうだ。(欽定訳は、”a place and a name”で、”場所と名前を与え”となっている)
んで、近・現代の改定訳聖書では、サムエル上15:12、サムエル下18:18の意味に基づいて(類推されるとして)、”記念のしるし”と改訳したということだ。
ま、数人の末日聖徒の学者さんらは、ここは遠慮なく、”握手と名を与え”と解釈してるわけですよね。
http://www.mormonmonastery.org/215-isaiah-565-a-hand-and-a-name/
ここのオン・ライン(ヘブル語・英語)で、「Isaiah 56」 見ますと、
http://www.scripture4all.org/OnlineInterlinear/Hebrew_Index.htm
5節に、しっかり、”hand and name”・”手と名”とありますです。
ヘブライ語『手と名』→『場所と名前』に訳された背景(経緯?)と両者の違いを知りたいです。
「神がわたしを生き長らえさせてくださるのであれば,何年もしないうちに,鋤・すきを引いて畑を耕している農家の少年でさえ,あなたたちよりもはるかに聖書に精通させてみせよう。」と司祭・祭司たちに言って、初めて英語聖書を翻訳し、処刑されてしまったウイリアム・ティンダルのは、
5 Y schal yyue to hem a place in myn hous, and in my wallis, and the beste name of sones and douytris; Y schal yyue to hem a name euerlastynge, that schal not perische.
5 Even unto them will I give in mine house and within my walls a place and a name better than of sons and of daughters: I will give them an everlasting name, that shall not be cut off.(欽定訳)
やはり、どちらも、’place’なので、欽定訳、ティンダルのに基づいてるというのは、この聖句でもいえてるか・・・・
ウィリアム・ティンダル(William Tyndale)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB
http://en.wikipedia.org/wiki/William_Tyndale
じゃぁ、ティンダルが用いたと思われる七十人訳はどうかと・・・・七十人訳・Septuagintを英語に訳したのでは、
56:5 I will give to them in my house and within my walls an honourable place, better than sons and daughters: I will give them an everlasting name, and it shall not fail.
http://ecmarsh.com/lxx/
”an honourable place”、やっぱし、「場所」の意味ですねぇぇ・・・・
七十人訳聖書
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%BA%E8%A8%B3%E8%81%96%E6%9B%B8
たまWEBとしてはぁ、「手」から「場所」となった背景、想像すれば、当時、正統派キリスト教会が形作られていく過程で、様々なことがらが、異端などとして切り捨てられていったわけで、そういった事柄に関係してるんではと・・・・モルモン書では、「・・・・わたしの福音の中の分かりやすくて貴い多くの部分を彼らに明らかにしよう』と小羊は言われる。」(第1ニーファイ13:34)とありますが、結局、モルモンの視点からすれば、”福音の回復”の一環ということになるんだと・・・・
ほんの少しだけですが…理解出来たかなぁ~?
と言う感じです。勉強する事が沢山あって…