前回 “第二の慰め主” その3 2014-12-24 21:16:25
第二の慰め主についての解説をば、セミナリーおよびインスティチュートで用いられてる、新約聖書に関しての、生徒用テキストと教師用ガイドから見つけましたので、メモりますです。
(http://ldschurch.jp/gospel-library/manuals/seminary からPDFファイルで)
この第二の慰め主についての教えは、末日聖徒特有のもので、すなわち、予言者ジョセフによって教え、解き明かされたのでありました。今日、日曜学校のテキスト類やシリーズ歴代管長の教え『ジョセフ・スミス』には、どういうわけか、出てまいりません、省かれちゃってるわけですかぁぁ。教会幹部説教でも、引用や言及はゼロでしたかぁぁ。まぁ、たまWEB的には、この教えこそは、教会員信仰生活に大いなる活気や喜びをもたらすものと確信してる感じではありまして、全くもって一世紀近くもでしょうか、そういった場で、教えられてないのは、たいへんな損失、もったいないことなのではと思ったりするわけです。
今週の日曜学校では、ヨハネ伝14章が含まれていたわけですが、
「14:16 わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。
」
この‘別に助け主を’というのは、欽定訳では、‘another Comforter’とあり、もう御ひと方であるところの慰め主といった訳になろうかと。この‘another’は、まぁ、文脈にもよりましょうが、最初に、ひとつの物事が説明されて、次に同種の2番目の物事を示す時に用いられるわけで、全部で二つあるみたいな。
http://www.studylight.org/desk/index.cgi?sr=1&search_form_type=general&q1=john+14&s=0&t1=en_kjv
で、教会が版権所有してる、英文欽定訳聖書ですが、このヨハネ14:16の‘another Comforter’には、原参照欄への指標マーク(a, b, c...、 日本語モルモン書等は、1、2、3・・・)が付いていて、そこには、イエス・キリスト、第二の慰め主とあり、さらに関連聖句へと続くわけですね。
いつから変わったのでしょうか、教会サイトの聖文だと、指標やら参照欄等、全部カットされちゃってるね・・・・前に教会サイトにあった、教会発行の印刷された聖典と同じのは、ここで。
ここ: http://classic.scriptures.lds.org/
http://classic.scriptures.lds.org/en/john/14/16a
“TOPICAL GUIDE Jesus Christ, Second Comforter
John 14: 16 Father . . . shall give you another Comforter.
D&C 67: 10 privilege, and a promise . . . veil shall be rent and you shall see me.
D&C 130: 3 appearing of the Father and the Son . . . is a personal appearance.
See also Heb. 12: 21-24; 2 Pet. 1: 10-11, 19; 2 Ne. 31: 14-21; D&C 76: 53-54, 67; D&C 88: 3-4; D&C 93: 1; D&C 131: 5.
” http://classic.scriptures.lds.org/en/tg/j/63
この第二の慰め主のことをよく説かないと、教義と聖約84にある危険性を冒すことにと危惧する人たちもいるような・・・・
「23 さて、このことを、モーセは荒れ野の中でイスラエルの子らに分かりやすく教え、その民が神の顔を見ることができるように、彼らを聖めようと熱心に努めた。
24 しかし、彼らは心をかたくなにし、神の臨在に堪えることができなかった。そのため、主の怒りは彼らに向かって燃え、主は激しく怒って、彼らは荒れ野にいる間神の安息に入れないと誓った。この安息とは、主の完全な栄光のことである。
」(84章)
第二の慰め主
http://blog.goo.ne.jp/yoriissouno/s/%C2%E8%C6%F3%A4%CE%B0%D6%A4%E1%BC%E7
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E3%81%AE%22%E6%85%B0%E3%82%81%E4%B8%BB%22&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&x=wrt
以下、セミナリー・インスティチュートのテキスト類からの引用・・・・
“ヨハネ14:16-26――二人の慰め主とは
預言者ジョセフ・スミスは次のように話しています。
「キリストを信じ,自分の罪を悔い改め,罪の赦しのための
バプテスマを受けて,按手によって最初の慰め主である聖霊
を受けたならば,次に神の前にへりくだり,飢え渇くように義
を求め,神の言葉一言一言によって生活しなさい。……そうす
ると,……その人は,主が聖徒に約束された別の慰め主を受け
る特権を得る。……さて,この別の慰め主とはどなたであろう《‘the other Comforter’となってますかぁぁ》
か。それは主イエス・キリスト御自身にほかならない。」
(Teachings of the Prophet Joseph Smith,150-151)
”
p94、セミナリー生徒用テキスト
http://ldschurch.jp/bc/content/Japan/gospel-library/manuals/seminary/NT-Student-Manual.pdf
「いわゆる二人の慰め主が存在する。一人は聖霊である。
これはペンテコステの日に授けられたと同じ聖霊である。信
仰を持ち,悔い改め,バプテスマを受けた後に,聖徒たちは
だれでも聖霊を授けられる。この第一の慰め主すなわち聖霊
の働きはまさに純粋な英知によるものである。それは心を開
き,理解の目を開き,今持っている知識に知性を増し加える
ことにおいて,なおいっそう大きな力を持つ。……
いわゆるもう一人の慰め主は,多くの関心を集める主題
であるが,現代においてこれを正しく理解している人は,
ほとんどいないであろう。キリストを信じ,自分の罪を悔
い改め,罪の赦しのためのバプテスマを受けて,〔按手に
よって〕最初の慰め主である聖霊を受けたならば,次に神
の前にへりくだり,飢え渇くように義を求め,神の言葉一
言一言によって生活しなさい。そうすればやがて主が,
『息子よ,あなたは昇栄するだろう』と告げてくださるで
あろう。主は徹底的に人を試して,どんな苦難に遭っても
主に仕える決心が揺るがないことを知ると,その人に召し
と選びが確かなものになったことを告げられる。そうする
とヨハネ1 4:1 2-2 7の聖ヨハネの証にあるように,その人
は,主が聖徒に約束された別の慰め主を受ける特権を得る。
1 6-1 8,2 1,2 3節に注目しよう。……
さて,この別の慰め主とはどなたであろうか。それは主
イエス・キリスト御自身にほかならない。これが全体の総
括となるものである。この最後の慰め主を受ける人は,イ
エス・キリスト御自身の訪れもしくは顕現を受ける。さら
には御父の顕現をも受けるであろう。そして御父と御子の
臨在のもとに天の示現は開かれ,主が顔と顔を合わせてそ
の人にお教えになる。したがってその人は,神の王国の奥
義に関して完全な知識を受けることができるのである。古
代の聖徒たちが栄光あふれる示現を受けたときの状態は,
そのような状態であった。イザヤやエゼキエル,パトモス
島でのヨハネ,3つの天界における聖パウロ,それに長子の
教会と総集いと交わりを持ったすべての聖徒たちがそうで
ある。」(Teachings of the Prophet Joseph Smith,(“予言者ジョセフ・スミスの教え”未邦訳)1 4 9-1 5 1)
“ヨハネ1 4:1 5-2 6;1 6:7-1 4。第一の慰め主は聖霊で
ある。聖霊は慰めと平安をもたらし,また教えと証を与え,主の
教えを心に留められるように助け,罪人を叱責される。第二の慰
め主はイエス・キリストである。キリストは御自分を愛し,仕え
る人々に,いつの日かその御姿を示される。(25-30分)
生徒たちに以下の質問をする。「皆さんが子供時代に経験した
いちばん恐いことはどんなことですか。」何人かの生徒に彼らの
体験を話してもらい,次の質問をする。「その体験の後で,心に
慰めや平安を感じることがありませんでしたか。」
生徒たちにヨハネ1 4:1 5-2 6を読ませ,救い主が弟子たちに与
えられた慰めの約束を確認させる。以下の質問をする。
弟子たちに慰めが必要だったのはなぜでしょうか。
わたしたちには,聖霊のように慰めを与えてくれる特別な存
在を必要とするときがあります。それはどのようなときでし
ょうか。
聖霊を受けることができるのは,どのような人でしょうか。
聖霊は第一の慰め主と呼ばれる場合があることを説明する。生
徒たちにヨハネ14:18-21,23を読ませる。
この聖句によると,第二の慰め主と呼ばれるのはどなたでし
ょうか。(キリスト)
第二の慰め主の約束はだれに授けられるのでしょうか。(主の
戒めを守り,主を愛する人々。21,23節参照)
教義と聖約9 3:1を読み,第二の慰め主の祝福はすべての聖徒に
約束されているが,実際にそれを受けるには,あらゆる努力をして,
自分が忠実であることを証明しなければならないことを説明す
る。以下の二つの引用文を用いて,二人の慰め主について教える。
ブルース・R・マッコンキー長老は,ヨハネ1 4:1 5-2 6に関連
して,次のように述べている。
預言者ジョセフ・スミスは二人の慰め主について次のように述
べている。
わたしたちは第二の慰め主に対して自らを備えなければならな
いが,キリストは「神自身の時,神自身の方法で,神自身の思い
に従って」(教義と聖約8 8:6 8)御自身を現される,ということ
を生徒たちに指摘する。わたしたちは第一の慰め主を受け,心に
留めることを重視しなければいけない。それはわたしたち一人一
人が,今できることだからである。
生徒たちにヨハネ1 4:2 6とヨハネ1 6:7-1 4を読ませ,聖霊の
賜物を通してどのような助けが得られるかを確かめさせる。それ
らを黒板に書き上げ,その内容について話し合う。
次の質問をする。「わたしたちは幸福と永遠の命を求める旅に
おいて,いつも孤独で,頼るものがないという気持ちでいなけれ
ばならないのでしょうか。」聖霊がもたらす平安,喜び,慰めに
ついて証する。
ヨハネ1 5:1-8。救い主は真のぶどうの木であり,わたした
ちはその枝である。わたしたちは救い主から養いを受け,救い主
がおられなければ何もすることができない。(15-20分)
電気器具と植物を用意する。プラグをコンセントに入れない状態
「この二人の慰め主についての説教は,神の子の教えの
クライマックスとなるものである。主の言葉として記録さ
れているものの中で,これほど完全に永遠の幕を取り去り,
忠実な人々に神の栄光の示現を与えてくれるものはない。
従順から生じる愛を土台として,イエスは聖徒たちに,今
この地上で聖徒たちが以下のものを得ることができると約
束しておられる。
(1)伴侶である聖霊とその賜物。聖き御霊より与えられ
る慰めと平安。人が後に神々や天使たちとともに働くに必
要な啓示と聖めの力。
(2)第二の慰め主すなわち主イエス・キリスト御自身,
復活し完全な状態にある御方で,高き御座で御父とともに
生活しておられる御方からの直接の訪れ。
(3)……父なる神が直接人間のもとを訪れ,人間をみも
とにお呼びになり,王国の隠れた奥義を啓示してくださる
こと。」(Doctrinal New Testament Commentary,第1巻,
7 3 5)
わたしたちは第二の慰め主に対して自らを備えなければならな
いが,キリストは「神自身の時,神自身の方法で,神自身の思い
に従って」(教義と聖約8 8:6 8)御自身を現される,ということ
を生徒たちに指摘する。わたしたちは第一の慰め主を受け,心に
留めることを重視しなければいけない。それはわたしたち一人一
人が,今できることだからである。
生徒たちにヨハネ1 4:2 6とヨハネ1 6:7-1 4を読ませ,聖霊の
賜物を通してどのような助けが得られるかを確かめさせる。それ
らを黒板に書き上げ,その内容について話し合う。
次の質問をする。「わたしたちは幸福と永遠の命を求める旅に
おいて,いつも孤独で,頼るものがないという気持ちでいなけれ
ばならないのでしょうか。」聖霊がもたらす平安,喜び,慰めに
ついて証する。
”
p128、セミナリー教師用ガイド
http://ldschurch.jp/bc/content/Japan/gospel-library/manuals/seminary/sinnyaku.pdf
“(24-4)ヨハネ14:16-24二人の慰め主とはだれと 《テキストでは、16ではなく18節に、ミスプリント》
だれか
「この二人の慰め主についての説教は,神の御子の教え
のクライマックスとなるものである。主の言葉として記録
されているものの中で,これほど完全に永遠の幕を取り去
り,忠実な人々に神の栄光の示現を与えてくれるものはな
い。従順から生じる愛を土台として,イエスは聖徒たちに,
今この地上で聖徒たちが以下のものを得ることができると
約束しておられる。
(1)伴侶である聖霊とその賜物。聖き御霊より与えられ
る慰めと平安。人が後に神々や天使たちとともに働くに必
要な啓示と聖めの力。
(2)第二の慰め主すなわち主イエス・キリスト御自身,
復活し完全な状態にある御方で,高い住まいで御父ととも
に生活している御方からの直接の訪れ。
(3)ピリポが指摘しているように,父なる神が直接人間
のもとを訪れ,人間をみもとにお呼びになり,王国の隠れ
た奥義を示してくださること」(マッコンキー,Doctrinal
NewTestamentCommenta〃「新約聖書教義注解」l:735)
”
p188、インスティチュート生徒用テキスト
http://ldschurch.jp/bc/content/Japan/gospel-library/manuals/institute/Life_and_Teachings_of_Jesus_and_His_Apostles.pdf
“進歩の階段の絵を書く。次いで,御二方の慰め主につい
て説明する。(「教え」pp.149-50参照)
”
p54、インスティチュート教師用ガイド
http://ldschurch.jp/bc/content/Japan/gospel-library/manuals/institute/Life_and_Teachings_of_Jesus_and_His_Apostles_Instructors_Guide.pdf
‘Teachings of the Prophet Joseph Smith'「予言者ジョセフ・スミスの教え」ジョセフ・フィールディング・スミス編。邦訳なし。
マッコンキー,DoctrinalNewTestamentCommenta〃「新約聖書教義注解」、邦訳なし。