モルモン書でリーハイの子ニーファイは、示現で命の木を見せられた後、次に天使からイエスの母マリアを見せられたわけですが(1ニーファイ11:9-)、これと同じ状況になりましょう、命の木の後にイエスの母となるおとめマリアの紹介というふうに、天使からの示現としてパウロも見てるんでした。続いてマリアはパウロに話しかけてる感じに(『パウロの黙示録』)・・・・
新約偽典(ラテン語、3世紀の文書)に、『パウロの黙示録』が含まれていますが、ナグハマディ文書(グノーシス派のコプト語)にも『パウロ黙示録』があります。これは前者にあたり、45節の最後と46節の初めの部分がそれになりますかぁ。
「.... And he showed me another tree in the midst of Paradise, and saith unto me: This is the tree of life.
46 And as I yet looked upon the tree, I saw a virgin coming from afar off, and two hundred angels before her singing hymns: and I inquired and said: Lord, who is this that cometh in such glory? and he said unto me: This is Mary the virgin, the mother of the Lord. And she came near and saluted me, and said: Hail, Paul, dearly beloved of God and angels and men. For all the saints have besought my son Jesus who is my Lord,....」(Apocrypha: Apocalypse of Paul 1 first version translation by M.R. James)
http://www.interfaith.org/christianity/apocrypha-apocalypse-of-paul-1/
https://en.wikipedia.org/wiki/Apocalypse_of_Paul
http://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=Apocalypse%20of%20Paul
ネットで『パウロの黙示録』は、日本語圏では、なしですかぁぁ・・・
「09 そこでわたしは、その木を見てから御霊に言った。「わたしは、あなたがあらゆるものに勝って貴い木を見せてくださったことが分かります。」
10 すると御霊はわたしに、「何を望むか」と言われた。
11 それでわたしは御霊に、「その木の解き明かしを知ることです」と言った。わたしは人が人に語るように御霊に語った。御霊が人の形をしておられるのを見たからである。にもかかわらず、わたしはその御方が主の御霊であられることを知っていた。そして御霊もわたしに、人が人に語るように語られた。
12 さて、御霊がわたしに「見なさい」と言われた。それで御霊を仰ぎ見るように眺めると、その御姿は見えなかった。すでにわたしの前を去っておられたからである。
13 そこでわたしが眺めると、大きな都のエルサレムをはじめ、そのほかのもろもろの町が見えた。またナザレの町も見えた。そしてわたしはナザレの町に一人のおとめを見たが、それはまことに色が白く美しいおとめであった。
14 そしてわたしは、天が開くのを見た。そして、一人の天使が降って来てわたしの前に立ち、「ニーファイよ、何が見えるか」と言った。
15 それでわたしは言った。「ほかのどんなおとめにも勝って美しく、また麗しいおとめが見えます。」
16 すると天使はわたしに、「神が御自身を低くされることがあなたに分かるか」と言った。
17 それでわたしは、「わたしは、神がその子供たちを愛しておられることは知っていますが、すべてのことの意味を知っているわけではありません」と言った。
18 すると天使は言った。「見よ、あなたが見ているおとめは、肉に関して神の御子の母である。」
19 そしてわたしは、そのおとめが御霊に連れて行かれるのを見た。そのおとめが御霊に連れて行かれてからしばらくして、天使がわたしに「見なさい」と言った。
20 それで眺めると、腕に幼子を抱いたおとめが見えた。
」