ん? エライアスって??
新約聖書での、固有名詞エリヤは、欽定訳ではEliasで、これを訳せば、普通は、イライアスが一番多いでしょうか。モルモンではエライアスとしてますかぁ。また、旧約欽定訳ではエリヤはElijah、エライジャという訳ですかぁぁ。欽定訳でのこの違いは、ヘブル語からだとElijah、ギリシア語に基づけばEliasということらしい。(或いは、ヘブル語のエリヤをラテン語訳を通すとそうなるんだとか)
また、一般的にキリスト教圏では、欽定訳新約のイライアス/エライアスには、旧約の予言者エリヤのことであって、それ以外の意味を付与しませんが、末日聖徒では、先駆ける者 または 回復する者 といったふうに特別の使命を与えられた人物への称号としても用いられてるという教えがありますかぁぁ。元々は、ジョセフの教えに基づいてますかぁぁ。 エライアス
で、その謎?なんですが、まずは、山上の変貌と呼ばれる場面に注目です。
「9:4 すると、エリヤがモーセと共に彼らに現れて、イエスと語り合っていた。」(マルコ伝)
「03 また、エライアスがモーセとともに、言い換えれば、バプテスマのヨハネとモーセが彼らに現れ、彼らはイエスと語り合っていた。 」(同 ジョセフ・スミス訳)
このジョセフ・スミス訳マルコ伝9:3について、そのまま字義通り解釈するのではなく、現在、教会で教えられるのは以下の通り。 「ジョセフ・スミス訳の聖書は,ヘロデが殺したバプテスマのヨハネもその山に現れたことを述べています(『聖句ガイド』内「聖書のジョセフ・スミス訳(抜粋)」ジョセフ・スミス訳マルコ9:3〕)。聖書辞典〔英文〕では,「ジョセフ・スミス訳のマルコ9:3で,変貌の山のエリヤはバプテスマのヨハネであると暗示しているのではなく,預言者エリヤの他にバプテスマのヨハネがいた」と記しています(Bible Dictionary, “Elias”)。」
【聖書辞典・英文というのは、教会発行の英文聖書(末日聖典合本)に付属のもので、日本語での聖句ガイドにあたりますかぁぁ。】
この“エライアスがモーセとともに、言い換えれば、バプテスマのヨハネとモーセが”の文言から、'エリヤの他にバプテスマのヨハネがいた’と導出する解釈は、飛躍があるというものでは?? ' 言い換えれば 'という語句には同等の物事を並列させる作用はあっても、何か新しい第三の意味合いを付加するとの主張はどうなのかぁぁ?? そんなんあり得へん! ごり押しというものやん! 等とまぁ、そのように追求してみるとどうなるか・・・・このエライアスはエリヤではなく称号を指し示し、その特別の称号を持った人物とは、バプテスマのヨハネであるとの解釈では、どうしてまずいのか??
エライアスがバプテスマのヨハネの例では、もう一件。
「19 さて、ユダヤ人たちが、エルサレムから祭司たちやレビ人たちをヨハネのもとに遣わして、「あなたはどなたなのですか」と問わせたが、そのときヨハネが立てた証はこうであった。
20 すなわち、彼は告白して、自分がエライアスであることを否まず、「わたしはキリストではない」と告白して言った。
21 そこで、彼らは問うて言った。「どうしてあなたはエライアスなのですか。」彼は「わたしは万事を元どおりにするエライアスではない」と言った。すると彼らは問うて言った。「では、あの預言者ですか。」彼は「いいえ」と答えた。
22 そこで、彼らは言った。「あなたはどなたですか。わたしを遣わした人々に答えを持って行けるようにしていただきたい。あなたは自分を何だと言われるのですか。」
23 彼は言った。「わたしは、預言者イザヤが言っているように、『主の道をまっすぐにせよと荒れ野で叫ぶものの声』である。」
24 遣わされた者たちはパリサイ人であった。
」 (ジョセフ・スミス訳ヨハネ伝)
この訳では、称号の意味でのエライアスであることを肯定していて、但し、回復する者として(万事を元どおりにする)ではなく、先駆ける者としての使命を帯びているエライアスですよとバプテスマのヨハネは語っていたということになりますかぁぁ。
何か、予言者ジョセフの言葉を額面通り受け取れなくなった事情??はてまたジョセフの誤りだったのか??
エライアス バプテスマのヨハネ https://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9%20%E2%80%9D%E3%83%90%E3%83%97%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%81%AE%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%8D%E2%80%9D
で、さらに謎を呼んでしまいそうなのが、教義と聖約110章という話なんだよねぇぇ・・・・
おっとっと、前に少々何か書いてたんすね、 教義と聖約110章 (2015-05-23)
いやぁぁ、再度、この解明取り組みにチャレンジするよう出くわしたんでしょうかぁぁ?! たまWEBの能力、英語読解力とかって、うぅぅんん・・・・