““ これも復職後の話ですが、実は動物と会話した体験があります。
早朝、官舎の北側にある電柱に多くのカラスがとまって鳴いていました。
もうちょっと寝ていたかったこともあり、私は「うるさいな」と心の中で怒鳴りつけました。すると、まるでその心の声が聞こえたかのように、それまで盛んに「カア、カア、カア」と大合唱だったカラスたちが、ピタッと鳴きやんだのです。
そして静けさが戻る中で、こんな声が聞こえてきました。
「うるさいと言っているぞ」
それも耳ではなく、頭の中に直接入ってくるような声です。
その瞬間、私は眠気が吹き飛びました。
次に頭に浮かんだのは「これがカラスの声かどうか試してみよう」ということでした。そこで私は心の中で「カラスの声がうるさくて眠れない、もう少し眠りたいから別の場所で鳴いてくれないか」といいました。
すると「うるさいそうだ、別の場所に行こう」「そうだ、そうだ」という声が聞こえ、それからカラスは鳴きませんでした。
実はその後、何度か同じようにしてカラスと会話を交わしました。会話と言っても別に世間話をするわけでもなく、例えば「うるさいから遠くに行ってくれ」と念ずれば「わかりました」と返事が来て、鳴き声がピタリとやむという、ちょっと愉快なやりとりです。
ある朝にはカラスが一羽で鳴いていたので「一回だけ鳴いてくれ」と念ずると「カア」、「五回鳴いてくれ」と念ずると「カア、カア、カア、カア、カア」と鳴きました。正直、嬉しさと不気味さが半々の複雑な思いです。
古来、カラスには特殊な能力が備わっていると言われます。
私が自分の体験を通じて感じたのは、人間の心とカラスの心は周波数が同じか、近い性質を帯びているのではということです。
仮に人間の心と霊界が常時交信しているとすれば、特殊な能力を持つカラスは霊界と交信しているのでは、という推測も生まれます。
ひょっとしたらカラスは人間界と霊界の交信を傍受できる存在であり、霊界の情報を人間に「橋渡し(仲介)」する能力があるのかもしれません・・・・ ””
『霊感刑事の告白』 元宮城県警 阿部一男 幻冬舎 2017・12 p54~
同書より、他にも引用が・・・・
https://blog.goo.ne.jp/yoriissouno/e/c2e5416a79071ab82f82bd55f9108447
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