「昆虫の世界では変態の過程において一定期間、断食をするのがならわし」
「オタマジャクシがいよいよ蛙に変化しようとする直前には、一定期間の断食をするものである が、(断食により尻尾がなくなって手足が出る)人工的に多量の栄養を引き続いて取らせていると、遂に蛙にはなり得ず、いつまでもオタマジャクシの状態のま ま留まっている」
「穴熊は雪解けと共に長い冬眠の断食を終わり、夏から秋にかけて著しく肥満してくるが、この穴熊を捕らえて晩秋のころより温室で飼育をし、 盛夏時と同様に豊かな食物を与えると、彼らはこれを喜ばずして断食を始め、過剰な栄養を免れようとする。にもかかわらず、強制的に栄養を与え、数年間、継 続すると、彼らは天寿を全うせず、夭折するに至るのである。」
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