2022年(令和4年)3月14日(月)
よいしょ、よいしょ、よいしょ。犬はなかなか動かない。これが犬の散歩か。
参道の向こう側で毎朝の掃除をしている人がこちらを見ている。
ラブさん、行くよ。これじゃあ1時間かかってしまう。歩こうやあ。
向こう側の人は私の声を聞くのは初めてではないようだ。にっこりしている。昔からいる人だ。
犬は頑固に重大な意味があるかのように頑張っている。犬に無理矢理散歩をさせているわけではない。犬の健康のためだ。走ったりしていない。時間をかけて犬に運動させているつもりだ。動いたが勝ちやで。動ける間は動こう。犬は私の悠長な励ましには積極的に応えようとはしない。
時速1kmで歩いている。もっと遅いかもしれない。犬の所に戻って犬の頭を撫でて励ます。私もきついが犬もそうなのだろう。犬も心臓が悪いのかもしれない。ハアハア言う。心臓病では息が苦しくなったり、咳が出たりするのだ。同病相憐れむとはならず小人は同病相通ぜずである。同病相反す。仕方がない。それだけのものだったのだ。犬には責任はない。飼い主にある。
参道のこちら側と向こう側とでは感じがうんと違う。こちら側はブロック塀で家が囲まれている。向こう側は基本的に生垣である。生垣やブロック塀が流行った時期のためだろう。向こう側の方が先住性が高いのだろうか。また、向こう側の方が清掃が行き届いている。こちら側は行政頼みの傾向がある。
今後も数十年は変わらないだろう。
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