7時5分に犬の散歩に出掛ける。今日は金曜日。
大型の商業施設群の手前で左折し大きな川沿いの道を下るコースを歩く。雲が低く暗い。時々小雨が顔に当たった。西寄りの風が強い。
この辺りで気温が下がると言っても零下になることは殆どない。それ位の寒さならどうにか凌げる。問題は風だ。風にさらされると体感温度が極端に下がる。
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真夜中から未明3時迄の間に何と5回犬を庭に出した。1回目と3回目は糞をした。風が出ていて寒い。階段の手すりの一番下に掛けて置いたハーフコートを羽織る。それでも寒いのでフードで頭部を覆う。
犬は南庭から北庭へ北庭から南庭へと何度も往復した。こちらは犬が糞をした場所を見て処理しなければならないので犬に付いて行かねばならない。犬の体調が安定していないのだろう。それに神経質になっている。これは表裏一体のものかもしれない。
郵便受けの口の蓋が風でコトンコトンという。
玄関に入った犬はその都度、バスタオルで足裏を拭わねばならなかった。
寝ていると犬は私の顔と頭を舐め始めた。顔は特に眼窩を舐めるのが好きなようだった。もうなすがままだ。それにもう眠くなくなってしまった。
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登校中の小中高校生を見る。今日から新しい学期が始まるのだろう。
歩道橋を渡る。ギシギシと風に橋が唸った。川は西風で波を立てて逆流していた。カモが水面で上下に揺れていた。川岸を水がチャップチャップと言わせて遡っていた。
8時10分前に帰着。
昨夕の散歩について
4時に犬の散歩に出掛ける。
少し寒くなったようだ。それで犬は更に元気が増した。それだけこちらは引っ張り回された。
公園、グラウンドを歩いて海岸に向かう。海岸に出ても犬は一切、興味関心がなさそうに浜に下りる所を通り過ぎた。
朝、夕の散歩で時々出会う人が大変ですのと言ってくれた。そうなのだ、端から見ていても私の苦労は推して量れるのだ。だが、それは犬の責任ではない。私がそうしてしまっているのだ。この苦労が私にはそんなに嫌ではないのかも知れない。翻弄されて面白がっているのかも知れない。
知人に犬は叱らねばならないと言われたことがある。確かにそうだろう。この犬を飼い始めた頃には叱ったこともあった。が、段々、私は良し良しという態度になって来た。
この前、滝部と横野から親戚がやって来た時、最初は行儀が良かったのだが、突然、吠え始めた。どうしたんかね、急にと言って注意した。それでも吠えるので掌で犬の頭をぶつ真似をしたら犬は眼を細めて如何にも打たれたかのようなぴくりとした表情になった。頭を叩かれようとされても逃れようとはしなかった。あたかも合意が成立しているかのように。
4時25分に帰着。
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