3月22日(水)の朝の散歩について
7時15分に犬の散歩に出掛ける。今日は水曜日。
丘陵の頂越えのコースを歩く。晴れ。
大きな川沿いの道から最初の枝道に折れる。右手の空からヒバリの囀りが聞こえる。見上げると遙か彼方に黒一点となったヒバリが見える。声は真へりにいるように聞こえる。
ウグイスの音を幾度も聞いたが、今年はウグイスが少ないのではないかと感じている。
丘陵の頂を越えた所の田が耕かされて黒い土を見せていた。そして所々に水が溜まっていた。こういう様子を見ると春だなと思う。田を耕し水を張るのは田植えの準備である。その演習のようなものなのだろう。
その近くの地域の集会所の庭にユキヤナギが咲いていた。四方八方に放射状の枝を伸ばし真っ白の小さな花を無数に付けている。
道端を見ればカラスノエンドウが花を付けているのかとよく見るとそれはホトケノザやヒメオドリコソウの花だった。
命豊かな川沿いの畑に立派なソラマメが育っていた。如何にもあんなに太い豆を付けるに十分な体をしている。薄紫色の花を付けている。そのそばにあるのはスイートピーだ。立てられた心棒の竹に蔓をからませて伸びている。こちらも花を付けている。色は白だ。
命豊かな川の川原にキジバトとシギがいた。キジバトは我々に気付くとさっと飛び立ち対岸の木立の中に入っていった。シギはその場でやり過ごすことに一瞬で決めたようで背を低くしじっとしていた。背中の白黒の模様もあって石化したようだ。
8時20分に帰着。
昨夕の散歩について
3時20分に犬の散歩に出掛ける。
北の門から出て参道を西に向かう。最初の十字路の所で若い柴犬を連れた人が立っていた。柴犬はお座りをしている。
最初は何をしているのだろうかと思ったが、その姿勢からすると対面している人がいるようだが黒松並木に隠れて見えない。以前にもこういうシチュエーションがあったことを思い出した。
近付いて行くと黒松の陰に相手の人が見えてきた。
以前、ここでこの状況で会った人だった。犬は先ず柴犬を連れた人に撫でて貰った後、その人の方に向かい撫でて貰った。この犬は高齢者が大好きなようだ。私も高齢者の一人だと思うのだが犬にはあまり好かれていない。そうか、女性の高齢者が好きなのだ。犬にも人間の男女の区別は出来ると思う。
一応、挨拶が終わったのでお礼を言って去る。犬は走る。用が済んだからそこから早く立ち去りたいらしい。気恥ずかしい気持ちが現れたのかも知れない。
公園やグラウンドのサクラの木の芽が脹らんできた。既に先端に黄緑色のものが見える。これは萼なのだろうか。もう間もなくちらほらと咲きそうだ。
公園、グラウンドを通って海岸に向かう。その時、ラブちゃんと言う声がした。もう一度、その声が聞こえた。小倉から来た親戚が追いかけてきたのだ。
そこでリードを小倉から来た親戚に渡す。
階段から浜に下りる。海は少し西風で荒れていたが犬は躊躇することなく浜に下りた。こういう天候の場合、これまで犬は浜を敬遠していたのだが。どういう風の吹き回しか知らないが、犬は浜に下りたがったのだ。
波打ち際近くに形がすべて整ったら、直径40cmに及びそうな大きなヒトデが打ち上げられていた。脚というか腕というか、それを数えたら9本あった。それにしっかりした太さがあった。が、先端まで揃っているのは一つもなかった。色は全体に灰色だ。生きていた時の色は分からない。家に帰って図鑑やネットで調べたがその名前は分からなかった。
その巨大ヒトデの近くに全長7,8cmのクサフグが死んで打ち上げられていた。打ち上げられて死んだのかも知れないが。
浜を北に向かい突堤に至りその先端に向かう。向こう岸の突堤には柴犬を連れた人がいて、その柴犬がこちらに向けて何度も吠えた。我が犬はその声を聞いて向こう側の突堤よりの方を歩いた。勿論、見はしたが吠えるような積極的な反応は示さなかった。
4時に帰着。
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