ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

日本維新の会は爆発だ!と国民民主党

2022年03月03日 | 国際・政治

2021年秋の総選挙で躍進

 

日本維新の会は昨年11月の総選挙で、それまでの11議席を大幅に増やして、41議席になった。もっとも2012年の総選挙では54議席を獲得していたので、その間低迷していたというべきかもしれない。

 

毎日TVに出る橋下氏

 

維新の会の創業者の橋下徹氏はせっせとTVに出続けていて、毎日どこかのTVで顔を見る。彼の話を聞いていると、威勢が良いが取り上げる話題に精通しているとはとても思えない。それで論理を振りかざして意見を言うが、しょせん分析が甘い。論理(しかも一般的な論理)で何とかなると思っているのは、弁護士の習性なのか。

 

それで、相手から「それは正論です」と言われることが多いが、これは誉め言葉ではなく、「そんなことは分かっているよ、この素人が! それが出来ないので苦労しているのに何もわかっていない。何も知らんくせに、ガキじゃあるまいし!」と相手は心の中で言っている。

 

組織がガタガタ

 

共同代表だった参院議員の片山氏は、病に倒れ療養中です。また、現在の代表の松井大阪市長は、市長の任期が終われば引退する意思を表明している。そうすると、何とかなるのは共同代表になった馬場元幹事長と副代表の吉村大阪府知事だけになる。吉村大阪府知事も引退とか聞いた気がするが?

 

「アホ!バカ!」の足立衆院議員が政務調査会長とは!

 

私が驚いたのは、国会質問で旧民主党を「アホ!バカ!」と罵倒した足立氏が「日本維新の会国会議員団政務調査会長」という役職にいること。維新の会はどうなっているのやら。よほどの人材不足。ただし、党の「政務調査会長」は別にいて、足立氏の「国会議員団政務調査会長」という役職も不思議。

 

足立氏は維新の会では古手だけど、「アホ!バカ!」と言い出す国会議員は危険なので、「国会議員団政務調査会長」という不可解な役職を作ったように感じる。しかし、こんな不思議な役職は、組織としてどうなの。

 

菅元首相の部屋に押し掛けた

 

先ほどの馬場共同代表は、橋下徹氏を「ヒトラーのようだ」とツイッターに書いた(旧民主党の)菅元首相の部屋に乗り込んだのはようやると思うが、菅元首相から「橋下徹氏と日本維新の会の関係を問われた」のに対し、「関係は無い」と答えたのには呆れてしまった。確かに橋下徹氏は維新の会から離れたと宣言しているので「関係は無い」はずだけど、じゃあ無関係の人がクレームを付けに来たというのも良くわからん話になる。

 

若手は経験不足

 

橋本徹氏を「ヒトラーのようだ」とツイッターに書いた菅元首相を批判したのは、維新の会の若手。橋下徹氏に忖度したのかな? それが、菅元首相と面会する時は、馬場共同代表を引っ張り出すことになるとは? 馬場共同代表は若手の尻拭いをやらされているようなもの。

 

日本維新の会は爆発だ!

 

そのうち爆発すると思う。

ついでに、迷走を始めた国民民主党

 

国民民主党の中では、日本維新の会寄りの人たちと都民ファーストの会寄りの人の間で悶着が起きていると報道されている。国民民主党に関しては一度書いている。

 

2020年09月04日のブログ「こんにゃく『ゆ党』、小遣い稼ぎの野党叩き記事、橋下徹の浅層心理

 

この中の「こんにゃく『ゆ党』」で書いたように、野党の中でも多数を占める政党(現在で言えば立憲民主党)と自民党の間に立つ政党は立ち位置が難しい。そのうち、自民党に入党する人たちも出て来る。こちらはそのうち溶けてしまう。

 

2022年3月3日

 


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