ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

令和の米騒動と自民党総裁選の候補者

2024年08月29日 | ニュース その2

台風10号

 

子供の頃、伊勢湾台風だったか室戸台風の時だったか、大きい台風が来ると、父親は木製の雨戸が風で外れないように、横木を釘で打ち付けていた。あの頃の台風の方が今より強かったのでは?と思う。

 

昭和も令和も同じ、米騒動

 

最近、スーパーやドラッグストアのコメ売り場に行くと、コメが無い。5Kgの袋も2Kgの袋も無かった。(昨日行くと、限られたブランドの米が数袋あった)

 

昭和の昔(昭和48年)、トイレットペーパーの買占めがあったが、令和の時(2020年)もトイレットペーパーの買占めがあった。昭和の昔(平成5年なので、昭和では無いですが)、コメが不作になり、タイやカリフォルニアからコメを輸入する騒ぎがあったが、令和の今も米不足とは? 昭和と令和でこんなに世相が異なるというテーマのTV番組があるが、そんなことは無い。昭和も令和も同じ。

 

自由民主党総裁選の候補者の印象

 

私は、自由民主党の総裁選にあまり興味はありませんが、立候補者が10人前後と多い割に、「帯に短し、タスキに長し」です。それでメディアを通してみた候補者の印象を書いてみます。自由民主党は長らく与党をやっているので、候補者の今までの実績を重要視するべきです。

 

小泉進次郎氏

高校の生徒会の会長なら務まるだろうけど、総裁の仕事が出来るか~な~? 総裁イコール総理大臣だからね。彼が環境相の時、仕事できたかな? まあ、大きな問題が無い時の環境相だったからな。例えると、森の中の細い木を切るような仕事だったかな。

 

彼が話すと時々物議をかもす。彼の言葉は「ポエム」とか言われるし、突然「セクシー」という言葉が出てくる。彼の話はいつも少しずれている。彼が総理大臣になると、公に頻繁に話すことになるので、いつも物議をかもすことになる。総理大臣をやっていけるのかな?

 

河野太郎氏

外相の時に外相専用の航空機を要求した(今までに要求した外相は彼だけ)。彼は形から入る人だね。外相当時の各国との仕事が、総理大臣の仕事に役立つのかな? それは外相をやった岸田首相も同じだったけど。現在やっているデジタル相の仕事は、刃の欠けたノコギリで木を切る感じかな。

 

記者会見で、「今は有事」と言っていたが、有事? 自民党は有事かもしれないけど、一般的には「日本は外見上穏やか」と思うけど? 彼の感性はどこを向いているのか? 一般人から見ると、彼の感性はズレている。

 

石破茂氏

自民党の中では不人気という人がいるけど、人となりが分からないので何とも言えない。小泉氏や河野氏よりいろいろなポストを経験しているけど、仕事ぶりはどうだったか記憶にない。

 

小林鷹之氏

彼の話を聞いていると、ChatGTPと話しているようで、全く面白くない。(元ジジイ通信のジイさんも同じことを言っていたのには、がっかり) まるで今話題の兵庫県の斎藤知事のようだ。その割に、推薦人が直ぐに20人も集まったとは? 落語家の中には、高座の噺より楽屋のほうが面白い人がいるそうだけど、彼も三遊亭好楽なのかな? 小林鷹之氏は仲間内では面白い話をする?けど、公にする話は言葉尻を取られたくないのか、全く面白くないというか、熱意が感じられない。

 

高市早苗氏

自由民主党の岩盤層には評判が良いらしいけど、私は評価しない。彼女は役人に責任を押し付けて追及を逃げ切った。志が低い。

 

他の人は省略。

 

2024年8月29日

 


もやもやの中国

2024年08月23日 | 国際・政治(中国)

中国に関する情報は少なく、真偽の分からない情報が多々あります。その中で、比較的確からしい情報を引用して今までにもブログを書いています。

 

中国の小役人が大統領を批判して記事になるのか?

 

中国外務省の報道官の会見をNHKや他の報道機関が引用しています。しかし、中国外務省の小役人の発言に信頼性があるのでしょうか? 今までも

 

 「習近平は独裁者」というバイデン大統領の発言を、中国外務省の報道官が批判した。チョロい朝日新聞論説委員は、この報道官の発言を引用してバイデン大統領を批判する記事を書いた。朝日新聞は中国政府の小役人の発言を大統領と同格に扱うようです。

 

 中国外務省の報道官の発言を調べると、処理水について事実を誤認しているというか、理解していないのが分かる。もっとも正確に理解したところで、中国共産党や習近平に逆らえないけど。

 

 昨年夏の北戴河会議で、習近平主席は長老から注意されて逆切れしたという噂を書いています。今年の北戴河会議の噂はまだ出てきていない。

 

 南アフリカ共和国で開催されたBRICS首脳会議の会場に習近平主席が入場する時に、遅れて来た通訳(秘書?)が入場を阻止された珍事を書いています。これ以降、習近平主席は外国に行く回数が少なくなった印象です。

 

中国首脳の動向や政策に関する発言が少ないので、報道機関は中国外務省の報道官の記者会見を引用することが多い。しかし、これはムダとず~と書いていますが、未だに引用している。中国の重要な外交政策は共産党が管轄していると聞いているので、中国外務省の小役人の発言は使い走り程度でしかない。それに、報道官は日頃の不満を記者会見の場で悔し紛れに言うので余計に信頼性が無い。

 

李強首相は習近平主席に反旗を翻したか?

 

最近のネット記事を見ていると、

・習近平主席は、重要ポストに李強首相を外し、側近を任命している

・李強首相は、演説で習近平主席の名前を出さなくなった

・李強首相は習近平主席に反旗を翻した?

という記事が出ている。それに対し、

・そんなことは無い! 反旗を翻したというのは誤解だ!

という記事が出ている。

 

私は後者のような気がする。習近平主席に露骨に反旗を翻したらタダでは済まないのに、外見的にもそこら辺にいるオッサン風な李強首相に、習近平主席に歯向かうような度胸があるように思えない。ただし、重要ポストの李強首相外しは気になる。

 

チグハグの政策 原発処理水

 

これは既に報道されていますが、中国は福島原発処理水の海洋放出に反発して、日本産の海産物の輸入禁止をしています。

 

しかし、中国国民の日本への渡航を禁止するわけでは無く(日本に来れば日本産の物を食べることになる)、中国漁船は日本近海に来て大量に魚を獲って中国に運んでいる。

 

きっと、日本産の海産物の輸入禁止は習近平に指示されたので、下っ端のやることはチグハグ。習近平に注意する人はいないので、日本産の海産物の輸入禁止は長引くでしょう。

 

チグハグの政策 外交

 

中国の景気は下降しているので、世界から人とカネが来て欲しい。しかし、日本は外されている。

 

2024年2月14日の現代ビジネスには、「哀れ!『中国経済は健全にして安定なる発展』と習近平政権に媚びまくったが『ゼロ回答』『軽侮』を喰らった日本財界大訪中団」という記事が出ている。要約すると

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2024年1月23日から26日、経団連の十倉雅和会長、日本商工会義所の小林健会頭を最高顧問とする日本の経済訪中団が4年ぶりに北京を訪問した。訪中団は24日、中国国家発展改革委員会副主任や商務大臣などの中国政府高官、25日には李強首相と会談した。

 

この訪中団は「反スパイ法」運用の「改善」、日本人のビザなし渡航の再開、日本産海産物の禁輸解除を中国側に求めたが「ゼロ回答」だった。

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その後、中国は自国の経済を上向かせるために、諸外国と関係改善するという報道が時々出ているけど、あまり効果が無いというか、中国は本気なのか疑問。 

 

習近平主席以外の中国の人たちは、習近平主席の指図通りに動くけど、自分から考えて動くことは無いのかな? 余計なことをすると、習近平主席から怒られるし、首になるし。

 

2024年8月23日

 


今年は暑いが京都の方が涼しい?

2024年08月20日 | うんちく・小ネタ

茨城沖からの風(北東からの風)が吹かない

 

横浜と京都の夏の違いは、横浜では茨城沖からの風(天気予報では、北東からの風と言っている)が吹くこと。この茨城沖からの風(北東からの風)は寒流の親潮の上を吹いてくるので冷たい風になる。この茨城沖からの風が吹くと急に涼しくなる。そして、プールの水も冷たくなるので、プールの横でぶるぶる震えることになる。

 

今までの横浜の夏は茨城沖からの風(北東からの風)が吹いたけど、今年は一回も吹いてないので、暑いまま。どうしたの?

 

京都の夜は涼しい?

 

私は部屋の温度が29℃以上あるとエアコンをつけて寝るけど、28℃以下なら扇風機で何とかなるし、こちらの方が快適。今年の横浜の夏は7月中旬からず~と、寝る時はエアコンが必須だった。しかし、8月に京都へ行った時、昼間は十分に暑いけど、夜は窓を開けて網戸にして扇風機で寝られる日が2回あった。横浜の家は郊外の新興住宅地で、京都の家は市街地だけど、なぜ? もしかして、京都の夜の方が涼しい? ほんとかな?

 

京都の家は市街地と言っても、10キロメートルも行けば北山の山の中。夜になると、山の方から涼しい風が来るのかな?

 

畑に異変?

 

このブログに書いていますが、近所に畑を借りて趣味で野菜を作っている。

例えば、2024年4月26日の「今年も来る畑泥棒」参照。

 

今年は少し異変が起きている。

 

収穫がダメな野菜は

春の絹さや(さやえんどう) 全然ダメ、ツルは伸びたけど勢いが無く実がつかない

トマト、キュウリ 7月は良かったけど、その後は花が咲かず、早く終わってしまった

インゲン 全然ダメ、ツルは伸びたけど勢いが無く、実がつかない

ピーマン 初めは大きいのが出来たけど、8月になって実が小さい。水不足かも?

 

平年通りの野菜は

ニガウリ(ゴーヤ)

オクラ 

ナス

 

今年は、なぜか豆系が悪かった。絹さや(春)、スナップエンドウ(夏)、インゲン(夏)の実が全然つかなかった。それに比べて、暑いのが好きなニガウリ(ゴーヤ)やオクラはいつも通り。ナスは良く出来ているが、ツヤが悪い。水不足かな。

 

一言付け加えておきますが、野菜の収穫状況は私の育て方が未熟なのが影響しているかもしれないので、あくまで参考情報です。

 

保存は冷蔵庫に

 

昔読んだ本かTVに「夏野菜は冷蔵庫に入れない方が良い」というのがあったと記憶している。しかし、これはウソ。冷蔵庫に入れたほうが長持ちする。

 

2024年8月20日

 


富士山は外人さんにみくびられている?と新幹線の計画運休

2024年08月17日 | うんちく・小ネタ

東海道新幹線の計画運休

 

8月16日は、台風7号が接近するということで、東海道新幹線は東京・名古屋間で終日運休しました。しかし、本当に運休する必要があったんでしょうか?

 

予報では、台風7号は小笠原諸島や伊豆諸島付近を通り、本州に上陸せずに房総半島沖をかすめて東の海上に抜けていくという予想でした。この予報で、どこが東海道新幹線に影響するというのか? 台風が東海道新幹線を横切って行くわけでもなく、台風の左半円は右半円より勢力は弱いと言われているのに? 

 

私が勘ぐりは、リニア新幹線の後押し。リニア新幹線はほとんどがトンネルなので、台風の影響が小さい。現在の東海道新幹線は台風に弱いのでリニアが必要という演出です。

 

軽装の富士登山

 

日本はアメリカ軍(特に沖縄)にみくびられているというのがありますが、ここでは富士山に登山する外人さんたちです。欧米人とは限らず、アジア人もです。

 

服装ではアロハシャツなどの半袖シャツ、欧米人が直ぐに履きたくなる半パン、履物ではスニーカーはまだ良い方でサンダルやパンプスなど。それにキャリーバッグを引っ張っている人がいる。雨具は折り畳み傘というのもあるらしい。傘は風が吹かない場所では使えるけど、風の強い富士山は不適です。

 

富士山は、3776 mとそれほど高くないし、登山道の入り口の五号目までは広い道路なので、それほど大変そうな山に思えないかもしれない。外人さんはSNSで情報を取っていると言われているので、天気の良い日に登山した外人が「楽だったよ」と書いているのかな? 

 

それで、外国の高山の事情をネットで調べてみました。

 

アメリカの様子

 

アメリカの最高峰は、アラスカ州にある6190mの「デナリ」、かつて「マッキンリー」と呼ばれた山だけど、この山はきつそうでホイホイと登る山ではない。他に高い山を捜すと、10位まではアラスカなど辺鄙な場所にあって、尖っている。じゃあ、登り易そうなロッキー山脈の最高峰を捜すと、エルバート山(Mt. Elbert)で 標高は4401mと富士山より高い。この山に登頂した日本人がネットに投稿した写真を見ると、エルバート山の山頂付近は、なだらかな丸い山ですが、一面に岩屑が散乱していて足場が悪そう。この山頂付近には、半パン男や上半身裸男が見えます。半パンにスニーカーのヘッドスキンの人、それに赤ちゃん連れの半袖のおかあさんもいる。なるほど、彼・彼女らはこういう感じで富士山を見ているんだ。

 

この様子を見ると、アメリカ人は半パン、半袖、スニーカーで富士山に登るのも納得できる。(納得しちゃダメか!)

 

東南アジアの最高峰の様子

 

東南アジアの最高峰は、ボルネオ島にあるマレーシアのキナバル山で4095 mと富士山より高い。登頂した日本人によると、ロープワーク等の特別な技術は必要ないそうです。こちらの写真には、変な格好の登山者はいませんでした。

 

中国の様子

 

中国の最高峰はエヴェレストだけど、中国国民がホイホイと行く山ではない。そこで、名前を思いついた各省の最高峰を調べると以下の通り。

 

湖南省 最高峰は「衡山(こうざん)」で1300m

湖北省 大巴山脈の主峰「神農架」の神農頂が3105m。華中の最高峰。

浙江省 黄茅尖で1929m

安徽省 黄山の蓮花峰で1884m。岩山だけど、階段の付いた登山道がある。

福建省 武夷山脈の黄崗(おうこう)山で2158m。

江蘇省 雲台山(うんたいさん)で621m

江西省 白鶴峰で1918m

河北省 小五台山で2,882m

河南省 老鴉岔で2414m

旧満州 長白山(北朝鮮名は白頭山)の2744m。2200mまで車で行けるようです。

貴州省 鳳凰山で2,572 m。車で登れるようです。

雲南省 梅里雪山の主峰のカワカブ峰で 6740m

広西チワン族自治区 秦王老山の2062m

 

中国の高山は、内陸部を除くと2000mから3000m級です。ネットの写真を見ると、階段などが作られて、歩きやすくなっているようで、普段着で登っている写真が多い。中国人はこのような感覚で富士山に来るのでしょうか?

 

台湾の最高峰の様子

 

台湾の最高峰は玉山(日本時代の名前は新高山)3952mで富士山より高い。現在は、富士山より厳しい入山規制がある。登山道は整備されているということですが、写真で見ると先が尖った岩山なので、それなりの装備が必要と思える。

 

ヨーロッパの場合

 

ヨーロッパは、マッターホルン(4478m)とか、モンブラン(4810m)、ユングフラウ(4158m)など高い険しい山があるけど、一部の山は登山電車で頂上近くまで行けるところもある。富士山に登山電車は無いけどね。

 

結局どうなんだ?

 

アメリカ人は、富士山より高いアメリカの山でも、軽装で登っていますね。富士山だけでは無さそう。中国は西部を別にして、東部地域の山は登山道が整備されて、登り易いようです。アメリカ人や中国人は、富士山を登り易い山と見ているかもしれない。アメリカや中国の人は富士山を軽視していますね。多分。

 

富士山は、鋭い岩峰がそびえる山では無いので、軽く見られるのでしょうね。ただし、これらの登山者は、富士山が天気の急変しやすい独立峰ということを忘れている。

 

最後に言っておきますが、私は富士山の五合目までしか行ったことがありません。頂上付近をアリが登っているような状況を見ると、とても頂上まで行く気がしません。それに、北岳に登る途中で高山病のような症状が出たことがあるので。

 

2024年8月17日

 


機関車の脱線、保守車両の衝突、基本中の基本がなっていない

2024年08月14日 | 鉄道・リニア新幹線・航空機

貨物列車の脱線は機関車の車軸が折れていた

 

7月24日に、JR山陽線新山口駅構内で福岡貨物ターミナルから東京貨物ターミナルへ向かっていた24両編成の貨物列車の先頭の機関車が、発車直後に脱線した事故があった。電気機関車はEF210形の341号機。(東京新聞、テレビ西日本から引用)

 

EF210形は貨物用電気機関車の主力機種で、車体横に「桃太郎」と描かれているので直ぐにわかる。(全車両に描かれているかは不明)国の運輸安全委員会の調査で、機関車の一番前の車軸(両側の車輪を取り付けている軸)が折れていたことが分かった。調査員は詳しく話していないが、その発言から推測すると、車軸と車輪の接合部が破損していた?

 

デフォルメして描いています。車軸は黒い部分。

 

事故のあった日のTVでは、貨物列車の出発直後だったので、ポイントの切り替えミスが原因かも?(私もありうると思っていた)と言っていたが、機関車の車軸が折れたとはありえない! もっとも、脱線して折れたのか、折れたので脱線したのか、不明だけど、そもそも車軸が折れるなんてありえない。

 

脱線の不審な理由

  • 発車直後なので、それほど速度が出ていない
  • 341号機は数年前に製作された比較的新しい機関車
  • 車軸は脱線くらいで折れない
  • 脱線以前に、車軸が折れていたなんて、さらにありえない

 

運輸安全委員会は341号機と同時期に製造された機関車も調べるとしているが、その結果は未だ報道されていない。また、ポイントが正常に動作していたのかも報道されていない。

 

しかし、車軸が折れるなんて今までの大きな事故でも聞いたことが無い。酷い話なのは日本の劣化かな?

 

新幹線の保守車両同士の衝突

 

7月22日の深夜、東海道新幹線の豊橋駅と三河安城駅の間の上り線で、保守用の車両が走行中に、停車していた別の保守用車両に衝突し2台とも脱線しました。JR東海は、衝突した車両の運転士がブレーキ操作をしたものの何らかの原因で利かず減速できなかったと説明している。(日テレから引用)

 

保守用の車両のブレーキが利かず減速できなかった? 

 

停車していたのはマルチプルタイタンパー(枕木の下の砕石を突き固める車両)で、これに6両の砕石運搬散布車を牽引していたモーターカー(小さい機関車)が衝突した。したがって、ブレーキが利かなかったのはこのモーターカー+砕石運搬散布車です。

 

このモーターカー+砕石運搬散布車のブレーキは2系統無かったのかな? 自動車でも2系統あるように、鉄道車両にも2系統あるはずだけど? 2系統目のブレーキは効きが弱くて、減速したけど止められなかったのかな? (あるメディアには、非常ブレーキをかけたけど止まらなかったという記事が出ていた)

 

上記の文を書いた後に、予想よりも早く8月5日にJR東海が原因を発表しました。その発表と他の情報から、おおよその状況を書きます。

 

ブレーキが効かずに衝突した保守車両は、砕石運搬散布車6両の前後にモーターカーを2両と1両連結した計9両編成でした。モーターカー3両のブレーキは異常が無かった。砕石運搬散布車3両は破損が酷くてブレーキの作動を確認できなかったが、破損していない3両を確認したところ、ブレーキをかける制輪子が摩耗し、ブレーキ力が大きく低下していた。このことからすると、破損が酷い3両の制輪子も摩耗していた可能性がある。

 

この事故の最大の問題は、作業前にブレーキ力の確認をしなかったこと。作業前にブレーキ力の確認をするのは基本中の基本であるが、今回はそれを省いていた。一部の報道では、ブレーキの確認がメーカーの作業指針と異なるからと書いた記事もあるが、本当にそうなのかな? 私が思う一番の問題は、作業前にブレーキの効きを確認しなかったこと。プロとしてはありえない。

 

基本中の基本がなっていない

 

車軸が折れていたり、ブレーキの効きを確認しなかったり、基本中の基本がなっていないね。ありえないチョンボです。

 

2024年8月14日