「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「反省の1日 !」

2023年07月04日 | つれづれ噺

                   

事情を説明するだけで何の抵抗も見せない窓口担当者を相手に、少し声を大きくして理詰めの詰問で午後の半日を費やした。普段より1時間も遅くなった夕食の味も、分別を忘れた自らの不甲斐ない態度に美味しさまで薄れてしまった。
バッカみたいと反省しても後の祭り。ただただイヤーな気分だけが残る。『短気は損気』改めて飲み込みたい。

70代半ばを超えたつれあいが、近ごろ骨盤から足にかけて鈍痛があるという。どこかに不調があっても不思議はないお年頃、兎に角病院へ。
それも評判のいい整形外科を選んだ。午後の一番乗りを狙って、14時診察開始の15分前には受け付けで名前を書いた、その時点では3人目であった。14時の診察開始ほどなく問診票を提出するとすぐに「X線写真を撮りましょう」と。撮り終わったのは14時40分。これは有難い、意外に早く診察してもらえるぞ。などと思ったのがこの身の浅はかさの発端。

待てど暮らせどお呼びがない。16時半・17時半になっても音も沙汰もない。その間、後からやってきた人が次々診察室に呼び込まれる。
「当院は〇〇の治療を行うためお待ちいただくことがあります。但し、診察の状況についての質問があれば遠慮なく申し出てください」と壁に張り出してある通り、「X線検査から3時間以上待っている、いつになったら診察してくれるの?」「この病院は順番制ではないのか?」と、ついついいきり立ってしまった。

午後の診察受け付けは午前8時15分に始毬、午後の診察希望者が勝手に名前を記入することになっていて、午後から来院した人はその人たちの後の順になります。との説明。「じゃぁ今日午後の診察を受けるためには朝早く一旦病院に名前を書きに来ないといけないのか、そんなバカな話があるのなら、病院HPにその旨をちゃんと書きなさいよ」「それと最近の病院はほとんど予約制になっている、ここも予約制にしなさいよ」。腹立ちまぎれについ余計なことを。それでも「もうしばらくお待ちください」などとやんわりたしなめられて、診察室に呼ばれたのが18時10分。診察時間は約15分。

触診とX線画像による詳細な診断の結果、大きな手術には至っていない、痛み止めと胃薬服用で経過観察という診断結果。
やれやれよかった、大いに安堵したとたんに、弱い者いじめをした受付担当者に対して反省の念が湧く。安堵と反省が混じるあまりよくない一日であった。それにしても「腰が痛くて座っているのが辛い」という患者を、延々5時間待たせるというのもどうだろうね~。評判がよくて名医なのかもしれないけど待たされるのを嫌う人はその病院は避けなければならんのかね~。最初の受付は電話による交渉で、初診の予約時間を設定するなどの方策はあるような気がするが。所詮、お医者は患者を待たせるのを当たり前のことと考えている節はある。
こちらも、待つのが嫌なら病院を変わるべきか。さてどっち??

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「あれから3年」

2023年07月03日 | ニュース・世相

             
                     7/3 16時現在の雨雲 

2020年7月の熊本豪雨、九州5県合わせて81人にのぼる死者・行方不明者の追悼式が営まれた。
あれから3年、今年の7月もあの時とほぼ同じ規模の猛烈な豪雨が、山口県・九州・四国を中心に襲った。
3年前に耳に焼き付くほど何度も地名を耳にした熊本県上益城郡益城町。今年も再びその町の名前を何度も耳にしている。3年前ほどの大惨事に至らなければいいがと祈っている。

そんな益城町に、2023年7月3日 1時25分に2回目 「気象警報」発令。
次いで 7時20分には避難場所開設 「避難指示」発令。
そして 9時40分には「土砂災害警戒情報」発令。
さらに 12時15分には「記録的短時間大雨情報」発令。このように次から次に発令される気象警報。

まだ記憶に新しい3年前の体験を踏まえてはいても、どんな思いで受け入れ、避難準備に取り掛かっただろうか。
これほどの厳しい局面に立たされていない者にとっては「さぞかし」と想像の域を出ないが、如何ばかりであったろうか。
兎に角命を守る行動、自分の身も家族の身も安全な場所への移動など、計り知れない努力をされたことだと思う。

16時現在の雨雲を見てもまだまだ予断を許さない危険な状況。少しでも早い時間に雲が動いて、災害をもたらす最悪の状況から脱して欲しいと祈るばかりである。
1年に1度や2度は必ずと言っていいほど、大雨・大風が通り抜ける地形が存在する。そのたびに生活インフラや交通インフラが脅かされる。復旧に莫大な時間と資金を要する。お気の毒に思うことしきりであるが、自然の猛威に抗えない人間の弱さを目の当たりにする。
その一方で、時間はかかっても必ずや復興を遂げ、不便を我慢して乗り越えた人たちのご苦労に応える姿はある、と信じたい。

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「線状降水帯」

2023年07月01日 | 季節の移ろい・出来事

                
                  河原を埋め尽くした濁流が、錦帯橋の橋げたに迫る勢いで  7/1 17時30分

全国ネットテレビのテロップに、九州方面と山口県がひっきりなしに流されるほどの大雨が降った。
この耳にも一晩中雨音が途切れなかったのはいつ以来であろうか。カミナリさんも一晩中ピカッ!ゴロゴロ!久しぶりの感覚であり、それほどの不気味さを覚える大量の雨であった。

九州一帯から山口県中央部を南北に走る線状降水帯。我が住む町はその直下をわずかに外れた瀬戸内海沿岸。洪水や氾濫、土砂災害の直接被害は免れた。
心配された錦帯橋下の濁流も、観光バスなどの駐車場に使われる河原は完全に埋め尽くされたが、錦帯橋橋げたまでは届かない水量で一安心。
その錦帯橋川下にある米軍基地の三角州を挟むように流れる2本の川。1本は市の中心部を流れていて、今1本は岩国市のベッドタウン的な住宅街を流れている。どちらが氾濫しても大変なことになる。どちらも、危険水位には達したが、大事に至らなくて助かった。

                

こういった災害が予想されるときのスマホは実に有難いものである。警報や注意報、降雨量やダム情報、避難準備などの情報が鳴りっぱなし。事前の準備・心の準備と言う点では大いなる味方である。しかも、遠い親戚やお友だちから気遣いのラインや電話が入る。こちらも心強い。
中には、錦帯橋鵜飼い用の屋形船が流されなかった? などのご心配も頂く。そいえば夏の間、錦帯橋上流側では夏の風物詩鵜飼いが催されている。
再開も間もなくであろうが、たとえ再開されても今年ばかりは鵜飼いなどの気分にはなれない。山口県下でも塗炭の苦しみを味わっておられる被災者も多いことだ。先ずはそういった被災者の復旧を願うのが一番である。

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