「世の中、ちょっとやぶにらみ」

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「そろそろ畳を・・・」

2022年06月18日 | 季節の移ろい・出来事

               

頭の中ではちゃんと考えているのに、なんだかんだと日々の生活の中でつい忘れてしまったり、おざなりに済ませてしまうこともいっぱいある。
そんな中の一つに畳の表替え、畳の天日干しといった作業がある。口で言うのは簡単だけど、これがなかなかの難敵である。
我が家にも、床の間・仏間をしつらえた8畳の和室がある。普段はお仏前の焼香や仏飯の上げ下ろし程度であまり使わない。

新築10年ばかりは、和室の掘りごたつを活用した一家団らんもあったが、エアコンや温風ヒーターなどの使用が多くなって、掘りごたつもいつしか疎遠に。そうなると、畳を上げて天日に晒して畳床を乾燥させたり風を通す手間を省いてしまう。もっとも、和室の動かせない家具を動かして畳をめくる作業は大変なこととなってしまった。

筑後27年を数えると当然ながら畳も古くなる。なんとかと畳は新しい方がいいなどと、もっともらしいことを言ったのは誰か知らないが、畳と一緒に自分だって古びてしまってるのだからおあいこではある。そんなことはともかく、畳の表替えを見積もってもらうことにした。業者の手許に倣って畳を剥がしてみると、なんとひどいカビがわんさか。こりゃいけん、いいお天気を幸いに先ずは天日干しと風通し。慣れぬ手つきで剥がせる畳6枚を剥がす大汗の作業となった。

ついでに見積もり業者さんに、畳屋家業の現況を訊いてみた。想像したとおり「祖父の代から3代目として受け継いではいるが、今や畳だけじゃ食っていけません。襖や建具にも手を広げていますよ」と。洋風マンションなどで、たまに小さい畳部屋を所望する向きもあるが、単価を叩かれて割りが合わないともこぼしていた。

このうっとうしい梅雨を過ごした頃に手がけることになりそうだ。そのときは、古新聞を貯め込んでおいて、座板のうえにしっかり新聞紙を敷いてから新しい畳を敷くことにしよう。
ちなみに今日剥がした畳の下の新聞は2013年8月のものだった。それほど長い間ほったらかしていたことになる。再びこの手で畳みの表替えをすることもないだろうが、手入れは出来る限りやって行きたい、という意欲はあるのだが・・・。

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