「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「本場モンの味わい」

2022年06月17日 | つれづれ噺

              

志望大学はと尋ねたら、迷うことな「琉球大学」と答えていた義理の姪、つまりカミさんの兄貴の長女。
その即答の通り高校卒業と同時に沖縄琉球大学に進学した。6年間を経て沖縄本島の農業研究所へ入所した。
かんきつ類のバイオ研究を通して「タンカン」の開発に取り組んでいる、という手紙と共にタンカンの味見と感想を求められたことが何度かあった。あれは何年前のことだったろうか。

タンカンが沖縄産のミカンとして市場評価を受けてメジャーになったころには、マンゴーの改良を手掛けていた。
もちろん一種類だけの開発ではなく、他の植物や野菜などと同時進行で研究開発に明け暮れる生活であったようだ。
こんな仕事がしたくて琉球大学、沖縄生活なのだから、とても楽しく生き生きとした様子が、開発途中のマンゴーと一緒に届けられた時期もあった。

そしてここ数年はパイナップルの品種改良に精を出しているという。サイズ的にはハワイや南洋諸島産よりやや小ぶりである。これは輸送コストへの貢献も含めて研究の対象になっているようだ。それに、パイナップルの皮を薄くする、つまり実の厚さを増すという目標にはまだまだ研究の余地があるみたい。そういった一連の中で、パイナップルのあの固い芯の部分が徐々に柔らかくなり、簡単に噛み砕けるようになってきている。同時に酸っぱかったお味の方も随分と甘くなってきた。固くて酸っぱい芯の部分が、柔らかく甘くなっている。ということはやがて、皮さえむけば中の実は全て食べられる時代が近いということか。

本場から届く本場モンのパイナップル。しかも手塩にかけて研究改良が進められている新しい味。いつでも何度でもお味見はしてあげるからね。


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