広島カープ入団会見 秋山省吾選手
早めの梅雨明け宣言によって、体内時計に微妙な狂いが生じたというか、季節感と実感が合わない気分である。
まだ6月の終わりだよね~と頭の中で計算する日時と、目に入る現実の景色との間にズレがあって、何となく落ち着かない水無月つごもりである。
暑い、実に暑い。何をやってもどこにいても暑い。
苦労して苦労してやっとこさ勝率5割に戻した広島カープ。そこからまたしても天敵ヤクルトを飲み下すどころか、ヤクルトの容器を見ただけで腹下しを起こしてしまい、全く下腹に力の入らない不甲斐ない野球を見せられている。それでなくても寝苦しいのに、まるで歯が立たないカープ野球は眠りをさらに浅くしてしまう。そんなグチグチ愚痴をこぼしていたら、今日はかすかな光明をみせるかもしれない、大きな光明となって欲しい報道があった。
打撃レベルの高いパリーグ西部ライオンズで、年間最多安打新記録を打ち立て、メジャーリーグでも活躍した「安打製造機」と呼ばれた秋山省吾選手が、カープに入団することが決まり、今日、入団会見が行われ正式にカープ入団が発表された。これは心強い助っ人の加入だと喜びたい。
ここ3年のモタモタぶりは、ファンとしては何ともイライラのもとである。
パリーグで培った安打量産の秘術や、MLBでの野球に取り組む真摯な姿を、若鯉跳ねるカープというチームの中で、背中で教えて欲しいものである。