「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「八十路の春を迎えて!」

2022年01月24日 | つれづれ噺

                                              

間もなく満80才の誕生日を迎える。
50才は「人世の一休み」。60才は定年退職を控えた還暦「人世転換点」。70才は「古来希なる長寿を祝う」など、それぞれに命名して共に集い旧交を温める中学時代の同期会をブチ挙げてきた。
そして迎えた80才はどうだ。個々に立ち上がるパワーやエネルギーは辛うじて残っているかもしれないが、それを結集して団体行動をとるには、いささか不安が先立つ。しかも、参加常連の絶対数が減った。

そんなことこんなことをあれこれ思うと、80才という大きな壁を感じてしまう。
正直、これまでの「やりゃぁ出来るさなんだって!」という押しの強さが陰を潜める。そこへきて足掛け3年続きで新型コロナ感染脅威が、全てをぶっ潰してくれた。
個人的には、70代の最後に入院して、来たるべき80代は万全な体制でスタートを。と密かに張り切った部分はあったのだが、リハビリの延長その他で、全てうまくは行かなかったが、気持ちだけは、なんとか壁を乗り越えて、ホンのちっぽけな八十路人世の心構えを書いてみた。

「八十路の春に向かって」
 間もなく満80歳の誕生日を迎える。率直な気持ちを自分自身に問うてみる。「年を取ったんだね-」という思いは確かにある。しかし「まだまだこれから」という思いも決して負けてはいない。というのも、まだまだやりたい活動がある。
 我が地区には、社会福祉協議会や自治会、学校と地域住民が協働する青少年育成の取り組みなどいろいろある。お役に立っているかは疑問だが、枯れ木も山のにぎわいを許してもらい、これからもできるだけ参加したい。
 昨年後半には肩の故障で47日間の入院生活を送った。新型コロナウイルス禍で家族も友人も一切面会謝絶。人間関係を絶ち切られる寂しさを味わった。人と人とのつながりが心の栄養素として如何に大切であるか、改めて思い知った。
 リハビリなどで復帰はまだ先になるが、グラウンドゴルフ仲間は手を広げて待っていてくれる。旬の野菜作りに励む友。ITを駆使して仕事に精出す友など仲間は大勢いる。初めて踏み込む八十路の春。楽しみたい。 (2022.24(月) 中国新聞、広掲載掲載)

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2 コメント

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Unknown (kyon)
2022-01-25 10:05:11
そうなんですか・・・
エラそうには言えませんが、80代は太極拳の世界でも中々に微妙な年代だろうと師匠が言っておられたのを思い出します。
体力的なものや健康度の変わり目のような感じを受けるとおっしゃってた。元気な方はお元気を維持されますが、急に健康ダメージが起こる方もいるのだとか・・・案外、現代の健康寿命を考えると、昔は還暦が一つの節目的でしたが、現代ではこの80代が還暦に匹敵するのかなぁ・・・なんて思ったりして・・・ワタシ的には元気で動けるのは70代までだろうと自分を見ています。その先もあるなら丸儲けかなぁ~なんて(苦笑)

でも、yattaro-様のチャレンジ精神や気力の充実は素晴らしいと感じています。尊敬に値します。
見習わねばなぁ~とあらためて感じます(^_^;)
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変わり目を少しきにして (yattaro-)
2022-01-25 17:36:41
本人はそれほど深刻でもないのですが、一つの大台に踏み込んだことには間違いありません。
その分、行動も言動も少し慎重に、周囲への目配りも出てくるかも知れません。
ただまあ、70代のこれまでの生活と、80代がいきなり変わるわけではないので、気持ちの上では、何も変わらない、という気持ちで臨もうかと。
本音は、枯れ木も山のにぎわいですよ(笑)
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